雑貨屋ウィークリー1379号

雑貨屋のひとり言「メモ魔になろう」

あとでやろうと思っても別のことをしているうちに、やるべきことを忘れてしまうことがあります。思いついた時にすぐにやるのがベストなのですがそうはいかないこともあります。買い物ついでにパンを買おうと思っていてパン屋の前を通る時、すぐにパンを買えば済みますが、持ち歩いて買い物したくないので後で買うことにしようとします。そして他のお店で買い物を終えるとパンのことはすっかり忘れて家に帰ってしまうことがあります。そして家についてからパンを買い忘れたことに気づきます。これは私たちも良くやることですが、後でやろうとして他のことをすると忘れてしまう典型的なケースです。買い物ならまだいいですが、期限付きの手続きや申請など遅れるとまずいものもあります。歩いているときに面白いアイデアを思いついても、いつの間にか忘れてしまうことがあります。あとで思い出そうとしてもなかなか思い出せないと気持ちの悪いものです。おすすめは思いついたらすぐにメモすることでしょう。歩いている途中でメモがない場合はスマホで自分のメールにメモを送るという手もあります。家の中には常にペンとメモ用紙を置いてあり、メモをとる、メモを見る習慣をつけるようにしています。《R.O.》

川柳(東京・成近)

(川柳)

超ミニにお地蔵さんも目が泳ぎ

バンジージャンプ女度胸をぶらさげる

賞味期限一笑に付し熟女です

ノンフィクションですと女房の怖いペン

三ツ星をあげたい妻の台所

(ニュースひとりよがり)

「過去最高の黒字決算」

クロクロ ―ユニクロ

「統一教会」

♪義理と世論を秤にかけりゃ ―関係議員

「共闘の心配」

野党よりコロナ・インフル ―政府

河合成近

龍翁余話(751)「インフルエンザ流行期」

65歳以上の高齢者のお宅には、居住する市区町村(保健所)から「高齢者インフルエンザ定期予防接種」の案内状が届いていると思うが、先日、翁の宅にもそれが届いた。「ああ、もうその時期か、1年経つのは早い」の感慨ひとしお。案内文には「令和4年度は新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行が懸念される・・・」とある。

翁は、これまでにたびたび本欄で「翁は“コロナ禍”の以前からインフルエンザ・エイズ・梅毒などの感染症が怖いので常にうがい・手指洗い・身の周りの消毒のほか、電車や映画館など“密”になる場所に出かける時は必ずマスク着用を心掛けているので、今まで一度も感染症類に罹ったことは無い」と自慢していた。それは翁が若い時から“三悪(麻薬・売春・性病)追放”のキャンペーン映像を制作し、これらがいかに社会に害をもたらすか、我が身を滅ぼすか、の恐怖を知っているから(臆病な翁)自然と衛生面では神経質になって行ったのだろう。したがって、翁は“普段の心掛け”ばかりではなく“予防注射”類も積極的に受けている。幸いにも翁がインフルエンザに罹らなかったのは、やはり(毎年、今の時期に受けている)『インフルエンザ予防接種』のお陰もあろうと思う。

「2019年の暮れに中国・武漢で発生した新型コロナウイルス感染症(翁はこれを“チャイナ・ウイルス”と呼んでいる)は2020年1月から22年10月15日までの累計で世界では感染者数は約6億2,500万人、死者数は約657万人、日本国内は(累計で)感染者数21,727.933人、死者数45,823人。この“パンデミック(伝染病の世界的大流行)”のせいで、インフルエンザの恐怖がすっ飛んでしまった感があるが「今年(2022年)から来年(2023年)にかけてインフルエンザの流行模様が油断出来ない状況にある」と医療関係者は懸念を表明している。「“コロナ禍”以来、新型コロナウイルス感染拡大予防対策がインフルエンザ予防にも効果的であった」とする見方がある一方、専門家筋では「コロナ予防対策の徹底でインフルエンザは減少したが、その分、抵抗力が落ちていることも否めない。今年はコロナとインフルエンザの”ツインデミック“(同時流行)の恐れがある」と警鐘を鳴らしている。

日本ワクチン学会では『2022年秋~2023年春の日本国内インフルエンザ流行予想』を次のように発表している――「確かに新型コロナウイルス感染拡大予防対策(うがい・手指洗い・身辺消毒・マスク着用・三密回避・ステイホーム・水際対策=海外からの入国規制・国内旅行の自粛要請など)の徹底によって、この2年間でインフルエンザの流行は見られていない。しかしインフルエンザ流行予測の指標となる南半球のオーストラリアですでに流行している現実に鑑み(日本ワクチン学会では)2022年秋から2023年春にかけて“インフルエンザ流行期に入る”予測を立てた。この2年間でインフルエンザが流行しなかったので日本国民の大多数の(インフルエンザ菌に対する)抵抗力が低下していると考えられ、また10月11日からの水際作戦や国内旅行の緩和などの影響で、もし予測通りインフルエンザが流行した場合、感染者数、重篤者数、死者数は増大、更に新型コロナウイルスと同時流行すれば医療負荷(医療機関のひっ迫)の増大も危惧される。したがって早期にインフルエンザのワクチン接種を推進している。インフルエンザワクチンを接種すれば絶対に罹らない、と言うものではないが、発病を出来るだけ予防する、発病後の重症化を防ぐ、死亡率を下げることに関しては一定の効果があることは言うまでもない」――

厚労省も『インフルエンザワクチン接種の効果』については日本ワクチン学会と同じ見解を述べている――「インフルエンザの予防接種(ワクチン)がどのくらい発症予防に有効か、最近の統計法によると成人は1回接種で約50%以上有効、とされている。インフルエンザウイルスは主に鼻粘膜から侵入する。ワクチンによる抗体で侵入そのものを阻止するわけではないが、ウイルスが細胞内に入り、増え始める時にそれを抑える役割を果たすので、50%以上防げると言うことは相当の効果だと言える。最近では迅速診断が発達しているので早期診断が可能であり、ワクチンを接種していれば、肺炎や脳炎などの重症化の予防に役立つので、多くの人にインフルエンザワクチン接種を」――と呼びかけている。

さて、(今更だが)インフルエンザの症状は風邪によく似ている、と言うか、翁は最近まで「風邪とインフルエンザは同じようなもの」と思っていた。だが、どうやら(この両者は)似ているが“別物”らしい。咳・鼻水・鼻づまり・喉の痛み・だるい(倦怠感)などは風邪と同じだが、38度C以上の高熱・頭痛・筋肉痛・関節痛・おう吐・下痢など全身の諸々に著しく症状が出るのがインフルエンザの特徴である、とのこと。そこで勿論「インフルエンザワクチン接種」も大切だが、普段から心掛けたいインフルエンザの予防法はないものだろうか――厚労省の資料によると(コロナウイルス感染予防と同様、うがい・手指洗い・身辺消毒・三密回避・マスク着用のほか)効果的な飲食物として『飲み物』は「紅茶」、「紅茶」には咽喉粘膜の炎症を抑える作用がある(砂糖・レモンはいいがミルク入りは効果が半減するとか)。「緑茶」もいい、「緑茶」の主要成分カテキンはインフルエンザウイルスの細胞への侵入を阻止する働きがあるとのこと。『食べ物』は「良質のたんぱく質食品」

(魚・脂の少ない肉・大豆製品・玉子・乳製品など)。「ビタミンCを多く含む食べ物」(柿・キウイ・柑橘類など)。「ビタミンAを多く含む食べ物」(ウナギ・レバー・玉子・牛乳・緑黄食野菜など)。「発酵食品や食物繊維の多い食べ物」(味噌・納豆・海草・一般野菜など)。

ほかにもあるが、翁の場合は好き嫌いが激しく、更に高血圧症や高コレステロールの持病があるので選択が難しい。いずれにしても翁、近々「インフルエンザのワクチン接種」を受けに行く。同時に“チャイナ・ウイルス”野郎に負けたくないので(W予防の意味で)すでに習慣化している“普段の心掛け”も、ずっと続けて行きたいと思う・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「お米の話①」

最近、家の近くにあるお米屋さんで新潟のコシヒカリを購入した。ちょうど、その日に入荷したばかりの新米をその場で精米してもらい家に帰って、すぐに炊いてみた。炊き上がったお米はピカピカ光っていて、これが銀シャリなのだな~と感心した。一口食べると、お米の甘味が口に広がって”お米ってこんなに美味しかったかな~”と感激した。

もう、30年ぐらい前の事、食べ物にすごくこだわっている友人がいた。お米は直接農家さんから玄米で購入し精米機で毎日食べるだけのお米をその都度、精米していた。お魚は漁港から定期的に送ってもらい、野菜は有機野菜、卵は放し飼いの鶏の卵を買っていた。働く主婦は忙しい。仕事場と台所と買い物で殆どの時間を使っていた。

友人は”私は、ただ美味しいものが食べたいだけで何も贅沢はしていないのに給料の殆どは全て食べ物で消費され貯金が出来ない”とぼやいていた。旦那様が病弱だった事もあって毎日、旦那様に手作りのお弁当を作るのも食材にこだわる理由だったようだ。

その友人の家で食べたご飯は忘れられない。鉄釜で炊いたご飯のオコゲの部分を揚げてその上にシーフードや野菜を炒めてあんかけにして出してくれた食事はとても美味しかった。煮物や魚料理も美味しかったけれどご飯の美味しさは際立っていた。今回、炊き立てのご飯を食べながら、そんな友人の姿を思い出していた。

ちょうどその頃だったか栃木県に”気の博物館”と言う所があって面白そうなので行ってみた。気功ブームもあって合気道場なども賑わっていたと思う。気を科学で見る実験室や展示室もあってなかなか面白い博物館だった。入口の看板には”氣”という漢字の文字が大きく筆で書かれてあって何だかすごく存在感があった。その時に気という漢字は本来、中に米という文字が書かれているのを知った。

米という文字は十と八と十で構成されていてエネルギーが八方に広がるという意味もあるそうだ。その氣という本来の漢字を米から〆(しめる)エネルギーを閉じ込める漢字に変えたのもGHQが指導したものなのだそうだ。戦後、7000冊以上の日本の歴史や教育書、隣国に関して調査した本を焚書したGHQが漢字まで関与していた事を考えると、それだけ日本の精神的な強さを恐れていたのだろうか、、、

最近、日本の米文化を考えるようになって調べてみるといろいろ興味深い事がわかってきた。また、氣の博物館に行ってみたいと思って検索したら、もうそのミュージアムは閉館になったのか見つからなかった。残念だ。お米について調べるために以前、銀座にあったお米ギャラリーに行ってみようと調べたら、こちらも閉館になっていた。その後、ごはんミュージアムというのが出来たそうだが、そこも2018年でクローズになってしまったようだ。

当時、日本の各地のお米が売っていて其々の地域のおにぎりやお味噌汁なども食べられるレストランが併設されていて人気があった。お米に関する資料やレシピもたくさんあってフリーで提供されていた。あんなに人気があったのに、こちらも残念。戦後、GHQが日本人に推し進めた小麦戦略とは何だったのか、、、日本人が米からアメリカ産の小麦のパンを食べるようになった背景など探ると面白そうだ。

スパイス研究家  茶子

ジャズライフ Michele di Toro Trio “From The Sky”

じっくり聴ける素晴らしいイタリアの天才ピアニストMichele di Toroのアルバム”From The Sky”の紹介です。どう表現したらいいのかわからないのですがクラシックを聴いているような美しい音で独特なジャズを展開しています。《R.O.》

Michele di Toro Trio “From The Sky”

1-From The Sky
2-Gone
3-Wild Soul
4-Dintorni
5-Wild Soul ‘Reprise’
6-Racconto In Breve
7-Tension
8-Introspections
9-Parisian Episode ?
10-Circles11-Ballad

Michele Di Toro(p)
Yori Goloubev(b)
Marco Zanoli(ds)
Klaus Gesing(ss on 4-10,bcl on 1)

編集後記「タバコの吸い殻」

私が子供のころ電車の中で普通にタバコを吸ってる人がいました。社会人になったころ職場でタバコを吸ってる人が大勢いました。あれからどれほどの年月が経ったでしょうか? 今は電車の中も、職場の中でも煙草を吸っている人はいません。でも残念ながら街には吸い殻が落ちています。普通のゴミはほとんど落ちてないので喫煙者が意識せずに捨てていると思います。歩行禁煙禁止の条例があるのに、まだ歩きタバコをしている人を見かけます。喫煙は本人にも、他人にも良いことが全くないのですから早く辞めた方がいいと思います。歩きタバコとポイ捨てがなくなるまであと何年かかるのでしょうか?《R.O.》

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