雑貨屋ウィークリー1331号

雑貨屋のひとり言「訃報」

ロスアンゼルスで2006年まで日本語報道番組JATVを制作・放映し、最近はロスアンゼルスのシニア団体「ちゃらんぽらんの会」の会報「かわら版」に寄稿していた東京在住の北岡和義さんが、10月19日になくなりました。79歳、肝臓ガンでした。

今年初め、北岡さんからホームページをリニューアルしたいのでヘルプして欲しいと電話で依頼がありました。ちょうど雑貨屋ウィークリーのホームページをリニューアルしたいと思案していたタイミングだったので、すぐに取り掛かりました。WordPressを使ったリニューアルページが意外とスムースにできたので、北岡さんのホームページリニューアルを手伝いました。LINEやZoomのビデオ電話を利用して何度もやりとりし、ブラウザのアカウントの申し込みからWordpressの設定までお手伝いしてなんとかホームページを立ち上げることができました。それ以降も北岡さんが設定をいじってしまっておかしくなったと電話が良くありました。3ヶ月前にもまだわからないところがあるから教えてほしいと連絡がありました。最近は電話がないのでどうしてるのかと思っていたところに、カリフォルニアクラブのメンバーの方から北岡さんの訃報を知らされ、大きなショックを受けました。とても残念な思いです。北岡和義さんのご冥福をお祈りします。《R.O.》

川柳(東京・成近)

(川柳)

タダ酒やとくとく自慢話する

酒弾む三文判で済む話

酌み交わす酒が垣根を取り払い

黒を白にして饒舌に酔っている

好きな酒カルテの指図など受けぬ

(ニュースひとりよがり)

「居酒屋二割減」

オタクも大変だね - 立憲民主党

「記者会見」

明るいのがシンジョウです - ビッグボス

「天寿全う」

色即是空 - 瀬戸内寂聴

河合成近

龍翁余話(704)「高齢者の転倒の原因と予防」

翁、近年、老化現象(身体機能の低下)の1つと思うが、部屋の中のちょっとした凹凸に足を取られ転びそうになったり、何でもない(平坦な)道を歩いている時や駅などの階段を降りる時に足のふらつきでヒヤッとしたり、アップダウンの多いゴルフ場でも(充分に注意しているつもりでも)つんのめりそうになることが時々ある。足が上がっていないのか、歩き方(歩く姿勢)が悪いのか――「老人の転倒は、更に老化を進行させる」と言われている。若い人でも転べばケガをする危険性があるが、高齢者の場合は、骨がもろくなっていることから(若い人に比べ)大きなケガになり易い。しかも若い人ほど回復が早くないので、ケガの治りを待っている間、運動を控えていると筋肉が衰えたり関節の動きが悪くなったりして(ケガが治った後でも)今までやれたことが出来なくなることもある。そうなると体力の衰えと同時に精神的にも落ち込み、次第に“やる気”を無くし、体を動かすことが億劫になって、やがて“寝たきり“や”認知症“の発症などを招く危険性があると言う。そこで今号は『高齢者の転倒の原因と予防』についていろいろ調べ考えてみる。

人間がケガをしたり病気になったりする原因は、だいたい「内的要因」と「外的要因」がある。『高齢者の転倒の原因』もそうだ。「内的要因」としては(一般的には人は)加齢によって筋力、バランス機能、注意力、視力などさまざまな機能が低下してくる。更に高齢者は食が細くなり(翁のように)好き嫌いが激しく偏食しがちになる人は栄養のバランスが悪く、また薬を数種類、多量に服用する高齢者は(副作用によって)目まいやふらつきが起きて、転び易くなるとのこと。「外的要因」としては、段差、手すり、床の滑り、部屋の明るさなど生活環境に起因するケースが多いそうだ。翁がつまずきかける時は「あ~、足が上がっていないのだ」を実感する。また、翁は視力が衰えているのに、部屋の中ではメガネは着用しないので、それも“つんのめりリスク”を高めているのかも知れない。それらを考えると『高齢者の転倒予防』には(上記)「内的要因」と「外的要因」の両面での“予防策”が必要となる。

「内的要因」の1つである“身体機能の低下“は、バランス機能や筋力を鍛える運動によって、ある程度防ぐことが出来る。但し、筋力だけとか、特定の箇所を鍛える運動だけを行なうのではなく、手・足・腕・首・腰・背・腿など出来るだけ複合的な運動、いわゆる“ストレッチ”が望ましいとされている。翁の手元に『ストレッチ体操』と言う本があって、かなり詳しく書かれているが、ここではポイントだけを紹介しよう。

「椅子に座って両方の足首を大きく回したり伸ばしたりする」(1日複数回)、「椅子の背もたれや手すりなどを持ち、その場で交互に足踏みをする」(約30回)、「スクワット――足を肩幅に開いて真っ直ぐに立ち、腰に手を当てて10㎝ほど腰を落とす」(約30回)、「前方ランジ――前方に出した足を集中的に鍛える」(左右数回繰り返す)、「サイドランジ――腰に手を当て、足を大きく開いて、片方の足に体重をかけ膝を曲げる」(左右数回繰り返す)、「四股踏み――力士の四股踏みと同じ」(これは簡単だし効果は高い。左右数回繰り返す)、「かかと上げ――両手を肩の高さで胸の前に組み、一度、スクワットの姿勢で腰を落とし、それから背筋を伸ばし、かかとを上げる」(数回繰り返す)・・・こんな風に書いている翁ではあるが、正直、自発的実行はなかなか難しい。だが、どうせ“ヒマ人”だから(転倒の怖さを再認識して)マイペースで毎日少しずつ継続的に行ないたいと思っている。なお『高齢者の転倒』には「内的要因」のほかにもう1つ(前述のように)「外的要因」(段差、手すり、床の滑り、部屋の明るさなど生活環境に起因するケース)があるが、これは翁の場合、動き回る場所(特に床)になるべく物を置かないようにしているだけ。

ところで近年、翁が実行しているのは”散歩“だ。なるべく歩きは早めに、しかも(少し胸を張って)前方を見つめ背筋を伸ばし、踵(かかと)から地面に着くような歩き方を心掛けている。勿論、随時の休憩と水分補給は忘れない。1回の歩きは男性の場合7~8千歩が理想だと聞くが、翁は(ゴルフコースでは1万5千歩以上歩くが)普段は、せいぜい1回に5~6千歩。“コロナ禍”の中では買い物を兼ねて週に2回だったが、最近、コロナ感染者数が減って来たので今後は週3回でも、と考えている。散歩の途中、よく“杖老人”を見かける。特に夫婦連れは微笑ましい。翁も12年前、大手術の後、1ヵ月ほど“杖歩き”を経験した。散歩はけっこう楽しかったが買い物は辛かった。買い物、と言えば、最近、時々“ショッピングカート”を利用している男性高齢者を見かける。ある日、買い物をレジ袋に収めるテーブルで隣り合わせになった“カート老人”にカートを見せて貰った。折りたたみ式、階段昇降、360度回転、防水加工、数か所にポケット、そしてキャスター付き・・・「初めはちょっと抵抗がありましたが慣れれば楽ちん、チョイ買い物、チョイ旅行などには、もう手放せません」とは“カート老人”の言。翁も“チョイ”気持ちが動いた。

『高齢者の転倒』は、どんなにストレッチをしようが、どんなに気を付けていようが“転ぶ時は転ぶ”。その時のダメージをいかに少なく(低く)するかが問題だ。そこで「高齢者の転倒予防、または転倒によるダメージを軽くする道具はないものか」と資料を漁っていたら“高齢者の転倒防止グッズ”を見つけた。ちょっと宣伝臭くなるが、一応、グッズ名だけ羅列しておこう――「浴室・トイレの手すり」「折りたたみ式シャワー・ベンチ」「転倒予防ソックス」「転倒予防シューズ」「後頸骨筋(こうけいこつきん)保護用具」「足首サポーター」「バランス・マット」「立ち上がりマット」・・・まだ、ほかにもいろいろあるだろうし、すでに採用(使用)しているお宅もあると思うが、今のところ翁は幸いに、道具に頼るようなレベルではない(と、自己診断している)ので“自分知識”に留めておこう。

ともあれ「高齢者の転倒は怖い」――原因をよく理解し、予防に務めなければならない。自分のためにもファミリーのためにも・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「今、米国で起きている事と日本で起きている事」

以前、この雑貨屋で活躍されていた河合氏が書かれたエッセイに日本では仕事が無いという事を書かれていて驚いた事がある。河合氏は本当にそうなのかと日本を訪れた時にハローワークに行って登録したそうだ。そして、それが本当だったので驚いたと、、、、何年前の事だったか正確には覚えていないけれどリーマンショック前後だっただろうか、、、。

実は、河合さんに刺激されて私も実際に日本に行った時にハローワークを冷やかし半分に訪れてみた。もちろん、当時はフルタイムの現役で米国にある日系企業で働いていたので働けない身分ではあったのだけれど河合氏の言う事が本当なのか私も確かめたかったのだ。私が行ったのは澁谷にあるハローワーク。平日の昼間、そこは30代前後の若者で溢れかえっていて、その光景に驚いてしまった。どの人の顔も真剣で真面目で賢そうな顔をしていた。どこかの国から来て何故か生活保護を簡単に貰えて、のうのうと生きている連中とは違う。あの時私が見た光景とそのインパクトは強烈だった。

私が日本から渡米する1994年直前ぐらいまでは、仕事が無いなどという事はあまり聞いた記憶が無い。米国に来る前のちょい稼ぎのアルバイトだって今の倍の時給はもらっていた。仕事も東京なら、たくさんあったと思う。その以前から安い労働力を求めて日本の企業や工場はどんどん海外に行き、地方にあった工場や町は廃れていき代わりに外国人や不法移民が日本にどっとやってきた。日本の国籍が欲しいために手っ取り早く外国人との婚活を推し進める怪しい組織も増えた。表は日本人、裏では外国人が仕切る不動産業業者や外国人による観光ビジネス、外国人オーナーによる土産物屋やホテル旅館も増え肝心の日本の国にはお金が落ちてこない。おまけに外国人の犯罪が増え街は汚され日本の文化施設やお寺には落書きや放火、仏像の窃盗など今までに無い事が起きた。

もちろん、真面目に一生懸命働き他所の国に来て国に仕送りする人がいるのも承知しているので同じ目線で見るつもりは無いけれど実際に何が起こっているかは事実を見ていかなければならないと思う。残念ながら日本も米国も主流メディアは全く伝えないので沖縄から、また我那覇真子さんが渡米し米国の国境地帯で独自取材されている。米国で起きている事と日本で起きている事の類似性に危機感を感じている人は増えてきている。数日前に見た我那覇真子さんの動画はテキサスとメキシコの国境で不法移民をキャッチ&リリースしているボーダーパトロールの映像だった。とりあえず不法移民を捕まえて連行すると彼ら彼女たちは難民申請する。そうすると釈放。その後、行方不明。世界の危険な国からメキシコ経由で入ってきている人もいる。ヘロイン生産#1のアフガンからも来ているかもしれない。最近は麻薬の密輸も今までに無いほど米国では増えているらしい。子供連れだと入国しやすいとの事で同じ子供をレンタルあるいはさらってきた子供を連れて入国してくる人もいるらしい。いろいろなビジネスがあるものだ。

そして今の米国政府はそういった不法移民への赦免、救済金を支出しようとする法案を通そうと躍起になっている。そして今米国にある製造業者に高い税金を払わせ、それが嫌なら他の国に工場を移転させるようなマルクスイデオロギー信奉者のような事を政策に入れている。国内を弱体化させ多様性のビザを発行させ彼らたちに選挙権を与え何をしようとしているのだろうか、、、、

今朝、東京武蔵野市で市長が外国人参政権を与える事を推し進めようとしていて、これでは中国人の街になってしまうと発信している人が何人もいて驚いた。何しろ外国人留学生、技能実習生も含め日本に3か月滞在すれば健康保険も選挙権ももらえるなんてすごい。そんな政策が通れば日本で3例目だそうだ。すでに、通ってしまった2例目は、どこの県のどの市なのだろうか気になる。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ  “IN CONCERT!” 東京銘曲堂

Autumnというワードで検索していたらIN CONCERT!というアルバムを見つけました。国内で活躍している3名の名プレーヤー(テナーサックス・フルートの川嶋哲郎、ギターの岡安芳明、ベースの上村信)が東京銘曲堂というユニットを結成して10年になるのを記念したコンサートの録音アルバムです。3人のとても味のある演奏で聴き入ってしまいます。実況録音盤ですが素晴らしいコンサートだったことがわかります。《R.O.》

“IN CONCERT!” 東京銘曲堂

01-PERDIDO
02-ON A SLOW BOAT TO CHINA
03-SHINY STOCKING
04-AUTUMN LEAVES
05-COUSIN MARY
06-SPRING IS HERE
07-WHAT AM I HERE FOR?
08-YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC
09-THE SHADOW OF YOUR SMILE

編集後記 「プロ野球日本シリーズ」

26年ぶりに地元のチームオリックスの日本シリーズ進出が決まりました。今年は昨年最下位同士の大変珍しい日本シリーズですが、両チームとも後半に勢いをつけてきたので面白いゲームになると期待しています。
ヨーロッパでコロナ感染者数が過去最高になっています。日本は感染者が激減してきて閉塞感も緩和されてきていますが、油断したらまた増加することになるかもしれません。日本とヨーロッパの大きな違いは、いい意味で日本人は臆病になっているので感染者が減ってきてもマスクをして、手の消毒なども徹底しているなど一人一人の意識がかなり高いのが幸いしているような気がします。《R.O.》

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