雑貨屋ウィークリー1458号

雑貨屋のひとり言「脳に刺激を」

高齢になって来ると、体力の低下は仕方ないと思いますが、同時に脳の老化もはじまります。脳の老化が進行すると認知症を発症させてしまいます。認知症で介護される側になるのはなんとしても避けたいと思います。脳の老化を防ぐには積極的に何かにチャレンジする、幅広い人と会話して楽しむようにすれば脳の老化防止に有効だそうです。私は、幸いにも人との交流という点では恵まれていて雑貨屋で仲間の皆さんと情報を共有したり、マンションでのボランティア活動を通じていろんな方と交流し問題・課題に取り組めています。最近はじめた卓球は運動として自分のチャレンジとして楽しめていることや知り合ったメンバーとの気さくな会話も楽しめています。そしてなにより自分が健康で日々楽しく過ごせていることに幸せを感じています。これらの行動や思いが脳を刺激し脳の老化防止に大いに役立っていると思います。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

戦災に震災テレビ怖く見る

キャタビラに潰されそうな平和論

ミサイルで息巻く北の金メッキ

地球儀を手に独裁の赤絵具

戦場にいるのは僕という他人

(ニュースひとりよがり)

「3補選」     

江戸と長崎の仇を島根で ―自民党

「暑さ対策で朝夕二部制」

熱戦は続けます ―夏の高校野球 

「引退宣言を撤回」

♪いつまでも夢を ―橋幸夫

河合成近

龍翁余話(830)「ふくらはぎは第2の心臓」

翁、普段は5時起床、直ぐにパソコンに電源を入れ、コーヒーを沸かし、洗面を済ませた後、コーヒーを飲みながら、まず、メールをチェック、その後、約1時間半かけて数紙の「新聞」に目を通すのが習慣である。ご存知のように「新聞」を開くには、まず、Microsoft EdgeをクリックするとMicrosoft Startが出る(Yahoo設定の場合はYahoo画面が出る)。その画面の「Webを検索」の枠に「新聞」と打ち込めば全国紙と1部の地方紙を読むことが出来るのだが、「新聞」を引っ張り出す前に、Microsoft Start画面(またはYahoo画面)に興味を惹くタイトル(見出し)が目に止まることがある。今号の『ふくらはぎは第2の心臓』(4月8日)もその例だ。この記事はヨガインストラクターの竹内結子さんと言う方がお書きになった文章である。

本来“書き屋”は、他人が書いた文章を無断で“借用(転載)”することは許されないし、翁は習性として(歴史書や文献を除き)他人の文章を借用することは好まないが、その内容が余程重要で公共性がある場合は、出典(その文章、記事、または語句の情報源)を明らかにして引用することは、良しとしている。但し、著作権を主張・明記している文章・記事等は借用(転載)することは出来ない。今号、竹内結子さんの『ふくらはぎは第2の心臓』の記事には著作権の有無は明記されていないので参考にさせていただくことにした。(なお女優に同姓同名の“竹内結子”(2020年9月に没)がいたが、別人である)

翁が何故、『ふくらはぎは第2の心臓』に魅かれたか――実は翁、近年、老化による体力の衰え、とりわけ「あしの衰え」が気になり出した。「あし」には「足(足首から下の部分)」と「脚(太もも付け根の関節から下全体)」があるが、ここでは「脚」を言う。そこで「脚の衰え」であるが、具体的には歩く際、「脚の運びが重くなったり、歩く速度が落ちた」、おまけに、2月初めのゴルフの時、乗用カートに乗らないで(年齢を考えずに)約2万歩を歩き通した。その夜から左右両膝に激痛が走り、近くの整形外科クリニックで受診した。レントゲン写真によると(ドクターいわく)「龍翁さんは幸いに変形性膝関節症ではないが今回の膝痛は歩き過ぎによる膝関節炎(筋肉の痛み)です。普段は1回の歩きは6000歩~7000歩くらいがいいでしょう。でも、現在の膝痛が完治するまでは“軽い散歩”に留めておきましょう。膝の痛みの原因としては体重・加齢・筋力の低下があります。一般的には肥満は膝関節の大敵、また加齢によって軟骨など関節内の組織が衰え膝への負担が増加します。要は“筋力強化”を考えるべきです」――このアドバイスがあって、竹内さんの『ふくらはぎは第2の心臓』(『ふくらはぎ筋力アップ・エクササイズ』)に注目した次第――

「ふくらはぎ」(専門的には「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」)は「歩く・走る・ジャンプする」などをサポートする筋肉であることはご承知の通り。「ふくらはぎ」の筋肉が収縮することで血液を心臓へ戻す力が働き下半身の静脈血を心臓に送るポンプのような作用があるため「ふくらはぎ」は全身の血流にも大きな影響を与える。つまり我々は「血流の促進」「地面を蹴る力」「代謝向上」「足首捻挫予防」「こむら返り予防」などのために普段から「ふくらはぎを鍛える」必要がある、と言う訳だが、特に翁は近年、夜中に「こむら返り」が頻発して“悲鳴”をあげることたびたび。そして(前述の)「膝痛」。そこで竹内さんが提唱する『ふくらはぎ筋力アップ・エクササイズ』を早速、実行することにした。

① 「踵・つま先上げ」――両膝をついて片足を前に出し、踵を上げたり下げたりする。同じ姿勢で、つま先も上げ下ろしする。②「負荷を加えて踵・つま先上げ」――両膝をついて片足を前に出し、両手を膝に乗せて踵を挙げたりさげたりする。踵を上げる時、両手で押し、負荷をかけるのがポイント。同じ姿勢で、つま先も上げ下ろしする。③「片足カーフレイズ」(カーフレイズとは、ウエイトをかけた状態で足首を屈伸させ、つま先たちになることを繰り返すことで、主に筋力・筋量を増加させるトレーニング)――壁の前に立ち、両手か片手を壁に添えて片足になり踵の上げ下ろしを繰り返す。バランスが安定しない場合は椅子などにつかまってもよい。また片足が難しい場合は両足で行なってもよい。以上の3つをそれぞれ最初は5~6回、次第に回数を増やし、出来れば10回ずつ繰り返すことが望ましい・・・

翁は現在、右膝の痛みは治まったが左膝の痛みが残っているので①の「踵・つま先上げ」と②の「負荷を加えて踵・つま先上げ」は出来ないが、③の「片足カーフレイズ」は毎日(時間は不定期)5~6回ずつ実行している。それに加え、先日ゴルフ仲間から教えて貰った運動――椅子に両手をついて脚を伸ばし床に踵を付けたまま(べた足=偏平足のまま)左右交互に負荷をかける。これは「ふくらはぎ」にかなりの刺激を与え、ちょっと痛いが、そのエクササイズのせいだろうか、幸いにも最近「こむら返り」を起こしていない。

ある文献から――人体の血液の70%が下半身に集まっており、脚に鬱滞(うったい=何かでふさがり滞ること)が起きると全身を循環する血液が低下して心臓や他の重要な器官に充分な酸素や栄養素が行き届かなくなる。「ふくらはぎ」の筋肉をほぐすことによって脚の鬱積が解消されれば下半身のポンプの作用が活性化し血流を促す――更に高血圧症の翁にとって耳の痛い話――高血圧を抑える薬を服用していても、それは血圧を下げるだけで(心臓の血流不足と言う根本原因を改善させない限り)治ったのではない。そこで「ふくらはぎマッサージ」が重要になる。高血圧の人の「ふくらはぎ」は全体的に硬く締まっていて、まるで鰹節のような感触。翁の「ふくらはぎ」は、鰹節ではなく、フグ形態。これを揉みほぐすことで血流を促進させることが出来る――つまり、翁は今後、竹内さん提唱の「踵・つま先運動」、ゴルフ仲間推薦の「べた足床付け運動」そして「ふくらはぎマッサージ」の3つに励むことになる。老体をいたわりつ・・・っと。そこで結ぶか『龍翁余話』。

特別寄稿 ー 井出半句「Welcome to Los Angeles!(第八話)」

平和な国の警察

さて、警察署で国際運転免許申請中に目の前で何が起きたかわからないでいると、駐車場まで誰かを追いかけて行った女性警官は戻ってくるなり「行ってしまいました。申し訳ございません。さっきの人に井出さんのパスポートを渡してしまいました。今から回収してお宅にお届けします」とのこと。どうやら私の出来立てのパスポートは警察署の不手際で他人に渡されてしまったようだ。

俺はどこまでついていないんだ。盗まれて、再発行されたと思ったら他人に渡されてしまったとは。もし戻ってこなかったら再々発行?どうしてくれるんだよ・・・・ったく、と心の中でつぶやく。そして、待てよ、こんな事が以前にもあった気がするなあ・・・と記憶をたどってみた。

そうだ、前回の国際免許証を申請した時だ。「国際免許証が出来ましたので取りに来て下さい」との連絡を受け警察署の窓口に行った。すると「御免なさい。さっきまでここにあったんですが間違って免許センターの通い箱に入れて戻してしまいました。後でお宅にお届けします」となったことがあったのだ。そして後日、女性警官が届けてくれたのだが、パトカーを見たマンションの住民に「何事?」といぶかられた事があった。従ってこれが2回目である。二度あることは三度あるかも。

それでも今回は、数時間後にパスポートは回収され、女性の巡査部長が名刺を差し出しながら平身低頭で届けてくれた。今回はパトカーではなく、無地の白い車での来訪だったが、一目でわかる警官の服装ではあったので人目を気にしながら、そそくさと受け取った。

それにしても、 詐欺の取り締まり強化などを推進している警察署で、本人かどうかIDも確認せずにパスポートという重要書類を別人に渡してしまうという失態はこれいかに。我々平民は、警察に謝ることはあっても、警察から謝られることはめったにない。貴重な体験(?)で、優越感のようなものを感じないでもないが、問題の本質は由々しき事態ではないか。日本は比較的平和と言われているが、最近は凶悪事件も多発している。私の個人情報だって漏れてしまったわけだ。郵便局や銀行でさえも、免許証などの提示を求め本人確認をしているではないか。犯罪を取り締まる本家本元の警察がこの有様とは情けない。警察署では犯罪は起きないとでも妄信していたらとんでもない。善人より常に一歩先を行く悪人たちに狙われる盲点になりますよ。

大きな声では言えないが、この失態は犯罪の多い米国で、貴重品を車に置いたままゴルフをして、車上荒らしに盗まれるようなヘマをやらかすことに匹敵しているではないか? つまり、そんなあきれた人間にあきれられるような警察であってはならないと思う。ま、目くそ鼻くそを笑う、ですかね。

そのような目で署内の動きを見ると、ロビーと同じくらい事務所内もごった返していた。分業制でパスポートや書類が入り乱れている。さらに、申請費用や印紙の領収書を見ると、私の名前も書いていないし、通し番号すら書かれていないではないか。これでは人数と納入金の集計ができないし、していないのではと思わざるを得ない。つまり記録に残らなくていいということではないのか?まるでどこかの政党の裏金作りに似てなくもない。はて、我々が払ったお金はどこに行くのか・・・・まさかどんぶりにでも入れておいて必要な時に鷲掴みなのだろうか?

邪推しても仕方ないので思い切って「領収書に名前も番号も書かれないのはどうしてですか?」と聞いてみた。「スーパーでも、買った人の名前は書かないでしょ。それと同じです」との返答。待てよ、スーパーは通し番号もあるし、レジに記録されるし、レシートを示せば返品だって可能だ。

でも、警察署の一係官にシステムを変更する考えも権限もなく、営々とこの不思議な金銭扱いが通例となっているのだろう。担当官に疑問をぶつけても埒は開かない。署長あるいは県の公安委員会会長宛に投書でもして文書で返答を求めるか・・・・などと考えたが、ヘマをした自分にはまだまだ個人的にやるべきことが山積しており、それどころではない。まずは自分の残務が先決だ。

次にやるべきことは、渡航前に成田で加入した保険の補償請求だ。1月は国際電話も多かったのでスマホの電話代は8万円になってしまった。通常月の8倍だ。いくらかでも回収しないと・・・。

第九話につづく

ジャズライフ Louis Van Dijk Trio “Best Master Qualities”

美しくメリハリのあるピアノを聴いてみたいと思い、それらしいキーワードで検索してみました。はじめのアーティストでとても素敵なアルバムに出会うことができました。オランダのピアノトリオLouis Van Dijk Tioの”Best Master Qualities” というアルバムです。”Ballad In Blues”を紹介しようとしていたのですがSpotifyでしか聴くことができなかったので、Amazon Musicで聴くことができるこのアルバムにしました。ピアノの歯切れの良さ、音の豊かさを楽しめる素晴らしいアルバムが見つかって喜んでいます。おすすめの一枚です。《R.O.》

01-Where Ware You  
02-More Than You Know    
03-The Shadow Of Your Smile   
04-Here`s That Rainy Day   
05-Anastasia      
06-The Summer Knows   
07-Chez Regine     
08-Once Upon A Summertime    
09-Liz Anne      
10-The Windmills Of Your Mind    
11-I Will Wait For You     
12-Estate    
13-Black Orpheus   
14-Pavane

ここをクリックするとYouTubeでLouis Van Dijk Trioのジャズが聴けます。

編集後記

ドジャーズの大谷翔平さんが水原一平さんの賭博に関与していないことがはっきりしてほっとしました。大谷さんは心の優しい人なのでもし変に関わっていたらえらいことになるかもしれないと気を揉みましたが、そうでなくて本当に良かったです。しかし自分の口座を3年も見たことがないというのも、呆れてしまいます。これからは奥さんがそういうところまでカバーしてあげて欲しいと思います。大変でしょうけど。《R.O.》

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