雑貨屋ウィークリー1390号

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。雑貨屋の創刊から1390週目の発行がおめでたい元旦になりました。今年も52回、雑貨屋を発行していきますので、河合さん、龍翁さん、茶子さん、そして原稿を書けるようになりましたらさくらさんもよろしくお願いします。読者の皆さんももし何か投稿してやろうと思ったら是非、トライしてみてください、大歓迎です。

昨年末は五十肩と原因のわからない蕁麻疹に悩まされましたが、これらをぶっ飛ばす面白いことワクワクすることを見つけて楽しみたいと思います。とにかく面白そうなやりたいことがあったらすぐにやろうと思います。面白い情報をシェアできるように遊び心を磨きたいと思います。そうできるように健康には気を付けたいと思います。《R.O.》

雑貨屋のひとり言「一日に二回も自転車事故を目撃しました」

昨年12月24日に珍しいことを経験をしました。それは一日に2回の自転車事故を目撃したことです。

一件目は歩行者と自転車の事故です。飲食店に行向かって歩いていたら、交差点の一角で人が集まっていました。良く見ると高齢の歩行者が倒れていて頭から血を流していました。詳しい状況はわからないのですが自転車とぶつかって転倒したようでした。しばらくしたら救急車が来たのでいっしょにいた人が呼んだのだと思います。

二件目も交差点で起こった事故です。自転車に乗った高齢者が交差点を走っていると、反対から来た自動車とすれ違ったタイミングで自転車がバランスを崩して自転車ごと倒れました。ゆっくり来ていた車の側面に倒れ、車に頭部をぶつけたようでした。運転者はすぐにクルマを道路横に停車し、転倒した人を起こしていました。自動車の車体側面が凹んでいました。

これら二つのケースはどこでも起きるような事故ですが、一つ目のケースはけが人が出ています。二つ目のケースでは自転車に乗っていた高齢者の方の状態がわかりませんが、ヘルメットをしていなかったので頭をぶつけていたら医者に診てもらう必要があったのかもしれません。自動車の側面はへこんでしましたから、あのあとどう処理したのか気になります。私たちがみた限り自動車側が悪いことをしたという感じではありません。むしろ自転車が倒れてきて車体にぶつかり頭をぶつけ、車体側面が凹んでしまっていたので気の毒に思いました。これを見ていて思ったのは、自転車に乗っている人の保険はちゃんとかかっていたのだろうかということです。

街ではスマホを見ながら歩道を自転車で走っている人やマナーの悪い運転をする人を見かけます。もし人とぶつかって怪我を負わせてしまうようなことが起こったらどう対処するか心の準備などあるとは思えません。誰にでも起こりうる自転車事故ですが、自分だけは大丈夫と思って保険などかけていない人も多いのではないでしょうか。一番迷惑なのは歩行者なので警察や、行政は自転車の保険を強く呼びかけてほしいと思います。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

カラでよし歳なりでよし元気なら

この道をどこまで 行けるところまで

一年の無事がダルマに目を入れる

まだ夢が歳8掛けにして数え

ゆく年くる年平和を願うペンライト

(ニュースひとりよがり)

「大掃除」

週刊文春がやってくれている ―岸田内閣

「重い任命責任」

軽い口 ―岸田首相

「電気料金高騰」

0円はもっとつらい ―ウクライナ国民

河合成近

龍翁余話(762)「卯年」

謹賀新年――

2023年は『卯年』正確には『癸(みずのと)卯(う)』年。辞書によると『癸』とは「植物の内部に出来た種子が大きくなった状態」を言うそうだが、本欄では(一般的表現の)(『卯年』と呼ぶことにする。

子どもの頃、誰彼から「お月様の中で兎たちが餅つきをしている」と聞かされていた。月の影の模様が兎に見えることから(アジア各地で)「お月様には兎がいる」と言い伝えられていたそうだ。兎の横の影は、餅つきの臼に見える。だから「お月様の中で兎たちが餅つきを」と言うことになったのだろう。

「兎とお月様」の逸話は幾つかある。調べているうちに、ある仏教伝説を見つけた。【昔むかし、インドに猿と狐と兎が仲良く暮らしていた。ある日、3匹は、やつれて倒れている老人に出逢った。3匹はその老人を助けるために動き出した。猿は木の実や果物を集め、狐は川から魚を獲って来た。ところが兎は、いろいろ走り回ったが何も得られなかった。そこで兎は猿と狐に頼んで火を焚いて貰い、老人に言った。「私は何も持ってくることが出来なかった。せめて私の肉を召し上がって下さい」と言い残し火の中へ飛び込んだ。倒れていた老人は、実は帝釈天(仏法の守護神=個人・家族・地域社会・国家などの災いを防ぎ、積極的に幸せをもたらす神)であった。兎の捨て身の善行に感動した帝釈天は、兎を月に昇らせ、慈愛に満ちた兎を顕彰するため、永遠に月にとどめさせた・・・】

江戸時代から歌い継がれている”わらべ歌“(文部省唱歌)に『うさぎ』がある。♪うさぎ うさぎ 何見て跳ねる 十五夜お月様 見て跳ねる♪――翁は学生の頃『うさぎ』の歌詞の解釈でこんなことを言った覚えがある。「十五夜は満月の夜のこと。満月は明るく美しい。お月様の中の兎がよく見えるので、地上の兎たちは”自分たちのご先祖様があそこ(お月様)にいて自分たちを見守ってくれている。満月の夜は、みんなでウサギ・ダンスをして祖霊(先祖の霊)を慰めようではないか“と言うことで飛び跳ねるのだ」。何の根拠もなく単なるフィクション(作話)に過ぎないが、翁、今でもそう思って十五夜には“お月様の兎の餅つき”を眺めている。

翁が幼少の頃、我が家で(6歳年上の)動物好きの兄が兎を飼っていた。おぼろげな記憶だが、寒い時期は(兄の手作りの)小さな兎小屋の中に麦わらの上から毛布を敷いて温め、夜は(その兎小屋を)自分の部屋の端っこに置いて大事に育てていた。その兎を見ようと兎小屋(兄の部屋)に近づくと、兄から「兎は気の小さな臆病者だから、大きな声を出したり音を立てて驚かせてはいけない。触ってもいけない。そっと静かに観るだけだぞ」と注意された。でも翁(龍坊)、真っ白な、綺麗な兎に触りたくて仕方がない。ある日、兄の留守中、小屋の中の兎の背中をそっと触ってみた。兎は驚いた様子もなく、顔の横にあるクリッとした目を龍坊に向けた。それがとても愛らしく、そっと抱き上げた。兎はおとなしく龍坊の腕の中にうずくまった。その時の兎の温かな感触は今でも忘れられない。後年になって知ったことだが、兎は(平均的に)人に慣れやすく、穏やかで甘えん坊な性格。頭が良く、環境適応能力も高いので、ペットとして飼う“兎愛好家”も多いとのこと。名前を付けてやり、その名を覚えさせて呼ぶと、ピョコピョコと走って来て飼い主にすり寄ったりする兎もいるそうだ。そうなると、もう可愛さ倍増。犬や猫と比べ飼育費もそんなに高くはないだろうから『兎年』は“ペット兎ブームの年”になるかも知れない。

ところで『卯年』はどんな年だろうか――冒頭に述べたように「癸卯の年は植物の内部に出来た種子が大きくなった状態」、つまり「春近く、蕾(つぼみ)が開花する直前」と言う意味があるそうだ。株式相場では「兎には跳ねる特徴があるので、景気が上向きに跳ね、回復が期待出来る縁起の良い年」と言われているとか。ほかにも(兎は優しいから)「家内平穏」とか「対人関係がよくなる」また、(兎は飛び跳ねるから)「飛躍・挑戦の意味がある」と言う説もある。

「景気上向き・飛躍・挑戦」は勿論望まれることだが、12年前(2011年)を振り返るに忘れてならないのが3月11日の「東日本大震災・原発事故」だ。被災地は勿論のこと、日本中が悲嘆の渦に巻き込まれた。「呪われた兎年」と言った評論家もいた。何でも“干支”のせいにするのはどうかと思うが、当時は、そう思う人が少なくなかったようだ。しかし、

『兎』は跳ねた。好景気を招いた。「歴史的円高」(1ドル75円32銭)があり消費者の立場から言うと、いろいろな面で、かなりのメリットが実感出来た。更に“飛躍・挑戦”では(これも歴史的快挙と言える)「なでしこジャパンのサッカーW杯優勝」があった。日本中が歓喜した。「呪われた兎年」と言った評論家も、この時ばかりは「もの静かで行儀がよく、上品で繊細な兎も、時として果敢に跳躍し、幸運を招く。なでしこジャパンに“幸運の兎が乗り移った」と言った。翁は「評論家とは都合のいいことばかりを言う”勝手人間“と思っているが、その時は翁も少しは”勝手論評“に同意したものだ。

それにしても『なでしこ』の花言葉と『兎』の性格は実によく似ている、と翁、“勝手”に解釈している。『なでしこ』の花言葉は「純粋な愛」「無邪気」「優しさ」「大胆」「勇敢」。

『兎』の性格も「優しさ」「無邪気」「もの静か」(時には)「大胆」「挑戦」。さて、2023年の『卯年』がどんな年か――いやいや“干支縁起”に頼るのではなく、「自分は2023年をどんな年にしたいか」を考え“1年の計”を立てたい。まずは「健康」そして「優しさ」、(無理をしない)「挑戦」意欲も失わずに・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「干し柿」

クリスマスが過ぎると一挙に師走という感じでマーケットには賑やかにお正月の食材が所狭しと並び、お掃除用具の棚も商品が品薄になりはじめる。

そろそろ、年末の大掃除をしようと思っていたら郵便局から小包が届いた。それはLAの友人家族から届いた手作りの干し柿だった。

大きな大木の柿の木で充分日差しを浴びて熟した柿の美味しさといったらこの上なく美味しい。柿の木は徐々に部分的に熟れていくので食べ頃を見定めて色を観察しながら少しずつ食べていくのが面白い。

それに同じ木なのに日の当たり具合のせいか微妙に味が一つ一つ違う。

私が好きな食べ頃の柿は葉が橙色に変わりいよいよ葉が散り始める少し前の頃の柿の実が極旨で好きだ。甘いけれど果肉が柔らかすぎない食感がある事も大事だ。

芳醇な天然の甘さは滋養成分がたっぷり入っていて風邪や病気で体が弱っている時には薬になるのではと思うほど味わい深い。

今年はそんな美味しい柿を食べる事が出来ないので店頭でいろいろな産地のいろいろな種類の柿をトライしてみたけれど、あの直接柿の木からもいで食べた柿の味ほど満足出来るものには出会えなかった。

戦前、戦後間もない頃は日本から植物の種や苗を持っていくのにさほど制限が無かった頃、多くの日本人の人達が日本の果物や野菜の種を持って行ったのだろうと思う。米国日系人の庭先には、そんな日本で生まれた植物が今も点在している。

そういう庭が今後も大事に受け継がれていってほしいと願う、、、

柿を送ってくださった家の人は今年ご近所の子供達にも声をかけて皆で柿を収穫して干し柿を作って皆で分け合ったのだとか、、、何だかその風景が目に浮かぶ。

LAから届いた干し柿を頂きながら、その素朴な天然の味を味わった。

日本の風物詩や原風景の中には、いつも柿が存在していた。冬に向かう景色の中で家の軒先に吊るされている柿を見かけると明かりが灯されているような温かさを感じる。田舎に行ったらあちこち見向きもされない柿の木を見かける。

これからの時代、保存食としても日本の伝統食作りを今一度見直す事が大事かもしれない。

昨年は五黄の虎、本当にいろいろな災いや争いが絶えなかった。2023年は卯年、日本の飛躍と向上を願いつつ、、、、

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Karen Souza “Language Of Love”

口の中は扁平苔癬、五十肩、原因がよくわからない蕁麻疹が続いていて、ちょっと気落ち気味の私にささやきかけるような歌声が心地いいのでKaren Souzaのアルバムを聴いています。彼女の歌声を何度も聴いているとクセになります。

ヨドバシカメラのオーディオコーナーで高級ヘッドフォーンやイヤフォーンの音と私が所有しているものとどのくらい音が違うのか聴き比べてみたいと思っています。どの曲で比べるかを検討しています。《R.O.》

Karen Souza “Language Of Love”

01-This Masquerade
02-Everybody Knows————————————————————-
03-Love`s Not Fair
04-Language Of Love
05-Less Is More
06-Someone Brought Me Wine
07-There You Are (Second Chance)
08-Rhythm And Blues
09-It’s Gonna Happen Tonight
10-It Will All Work Out
11-Autumn Leaves / Dance Me Till The End Of Love
12-Waiting For A Train

編集後記「Windows 11」

皆さんのPCは機嫌よく動いていますでしょうか。PCもハードディスクやディスプレーの寿命があるので、いつもと違う変な現象(異音、ノイズ、電源が入りにくい、画面のちらつくなど)が出てきたらそろそろ寿命だと疑って新しいものと取り換える準備をした方がいいと思います。特にハードディスクは壊れると大事なデータが失われるので注意が必要です。大事なデータは外付けのハードディスク(SSDまたはHDD)にバックアップを取っておくことをお勧めします。

以前から使ってみたかったWindows11をインストールしました。Windows10との違いは期待したほどではなく見栄えが良くなった程度です。スマホやiPadでPCとほぼ同じことができてしまうのですが、使い勝手の面でPCの方が優れていると思います。でもPCでやることはシンプルで今は次の4つのことに使っています。①ジャズを聴く②雑貨屋を編集・発行③マインドマップ、議事録、プレゼン資料の作成。④YouTubeで情報収集《R.O.》

コメント