雑貨屋ウィークリー1389号

雑貨屋のひとり言「年末のご挨拶」

今年はロシアによるウクライナ侵攻や北朝鮮によるミサイルなどいやなニュースを聞かされてうんざりしている一年でした。選挙応援演説中に安倍元首相が暗殺されるというショッキングなニュースもありました。新型コロナ感染者も相変わらず高い数字で推移していますし、インフルエンザの流行も気になります。そんな中で世界中を沸かせたワールドサッカーは唯一世界中で共有できた楽しい話題でしたね。2022年はみなさんにとってどんな一年だったでしょうか?

毎日同じような繰り返しの生活でも好奇心を持って物事を観察してみると面白いことに気づきます。そして行動してみるともっと面白いことがわかってきます。

いくつになってもワクワクすることをやって楽しむことが元気の源だと思っています。ワクワクすることだけやっていこうと思います。どうせやるならワクワク変換してやりましょう。

例えば弱音を吐くの”吐”はマイナスのイメージですが”吐”から-を取ると”叶”になりプラスのイメージに変わる...といった具合にです。

河合さん、龍翁さん、茶子さん、さくらさんの旺盛な好奇心、研究心にいつも感心させられています。お陰様で雑貨屋ウィークリーの発行も続けられています。ありがたいことです。感謝です。読者のみなさん、雑貨屋をお読みいただきありがとうございます。雑貨屋にご意見、ご要望などがありましたらコメントをいただければ嬉しいです。記事投稿も大歓迎です。来年もどうぞよろしくお願いします。みなさん幸せに歳をとってください。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

茶柱が斜めに浮いた今日の運

お祓いで出てく貧乏神じゃない

節くれた指で祈りの千羽鶴

拾う神あって明日の陽をもらう

戦災天災生き抜いた運がある

(ニュースひとりよがり)

「予算案114兆3千億円」

イイヨサン ―ブラックジョーク

「3000億円増」

盛り上がった ― 五輪費用  

「 マスク氏辞めろが57%」

支持率30%台でも大丈夫です ―岸田首相

河合成近   

龍翁余話(761)「冬の光熱費を抑えよう」

今号に『今年も感謝の、この1年』を書こうと準備していたのだが、このほど政府が発表した『高くなりがちな冬の光熱費を抑えましょう』が気になって、急遽、このテーマに切り替えた。この時期、翁の“この1年の感謝の気持ち”は例年同じだが、夜長で寒冷のこの季節、暖房や照明をつける時間が長く、電気やガスなどのエネルギー消費量が(夏に比べて)大きくなり、とりわけ今年は光熱費が高くなってきたように思えるので、翁自身の“省エネの意識“を高めるため(このテーマを)取り上げることにした。

昔から「一人口は食えぬが、二人口は食える」(生活するには、独り暮らしより二人の生活の方が経済的には得策である)と言われている。“経済的には”その通りかも知れないが、翁はその諺に逆らって「一人口は静かだが、二人口は煩い(煩わしい)」とほざいていた。しかし、老年になって「二人口は煩いかも知れないが(折り合えば)二人口のほうが楽しいかも知れない」と思うことがある。そして高い光熱費の請求書が来た時、「これ、一人でも二人でも、ほとんど同じだな」と(当たり前のことなのに)“二人口なら食える”を納得する。では、政府広報を参考に「我が家の節電対策」を見つめ直してみることにしよう。

まず<リビング>では――我が家のエアコンを含む暖房の電力使用量は(11月、12月の請求書では)電力使用全体の30%強を占めているように思える。なるべくならガスヒーターやエアコンの使用時間を短縮しようと思うのだが、寒がり屋の翁、朝5時頃起床と同時に、まずガスヒーターとパソコンをONにし、コーヒーメーカーのスイッチを入れ、朝の支度を済ませた頃(約15分後)23度に設定しているエアコンをつけ、ガスヒーターをOFFにする。その時点で部屋はすでに20度くらいに上がっている。それからゆっくりコーヒーを飲みながらパソコンに向かい、メールチェックのあと約1時間半かけて数社の新聞(オンライン・ニュース)を読み、7時からテレビをつける。これが翁の朝のルーティーン(決まり手順)である。

外出しない日は“寝まき起きまき”(着替えない)で、厚手のカーディガンをはおり厚手のソックスをはき(よほど寒い日は首巻をして)1日、パソコン・テレビ・時々音楽・時々読書・時々昼寝などで過ごす。幸いに翁の部屋(10階)は陽当たりがよいので(晴天の日は)10時ごろにはエアコンを消す。これが翁のリビングにおける節電対策の1つ。いや、もう1つある。乾燥肌の翁、就寝時、電気毛布が使えないので昔から“湯たんぽ党”。夜6時頃ベッドに“湯たんぽ”を入れておき、朝起きてからその“湯たんぽ”を(翁がソファに寝転んでテレビを視る時に用いる)毛布にくるんでおけば、何と昼頃まで(ソファの足元の“湯たんぽ”は)暖かい。これも節電に大いに貢献していることになる。エアコンの再開は(厳寒の日は)夕方4時頃、早寝の翁、9時の就寝時前にエアコンのスイッチを切る。なお、エアコンのフィルターは、月に1,2度掃除をしている。政府広報では「サーキュレーターを使い、暖まった空気を循環させる」とか「断熱マットを使おう」などと言っているが、翁はそこまでやる必要は感じていない。また、“コロナ換気”で時々、窓を開けるが(翁の部屋には石油ストーブは無いので)、窓を開ける時間はせいぜい2~3分、それでもリビングの温度は急降下することはないので助かる。テレビは視たい番組だけ視たあとは直ぐにOFF。

<キッチンでは>――翁は料理をしない(出来ない)ので、ガスコンロは閉栓、炊飯器もない。したがってキッチンでの電気使用は冷蔵庫・電子レンジ・コーヒーメーカー・湯沸し器・ジューサーくらい。政府広報では「冷蔵庫は冷やし過ぎないように」「熱い物は冷ましてから入れよう」「冷蔵庫内は詰め込まないように」「開閉回数、時間を少なくする」などと言っているが、翁はそれらの加減が分からないので無視。<風呂・トイレ・洗面所では>――まず風呂だが、翁は1年のうちお湯につかるのはほんの2.3回、いわば“シャワー党”である。(政府広報は)「シャワーを流しっぱなしにしない」と言っているが、いちいち止めるのは面倒なので湯は出しっぱなし。これは少し考え直さなければ。浴室の電気は(シャワーが終われば)直ぐに消すがマンションの風呂場は湯気(水蒸気)の逃げ場がないので2時間ほど換気扇を回しておく。これは案外、電気を食っているかも知れない。トイレは暖房付きウオッシュレット(TOTOの商品名)で、設置の際、業者から「便座の蓋は必ず閉めておくように」言われていたので、それは守っている。洗面所は(翁は)ドライヤーは使わないし髭剃りも電池仕様なので電気を使うのは照明灯と厳寒の日の古い小型の電気ヒーターだけ。ヒーターはかなり電気を食うらしい。あとは各部屋の照明だが、翁が頻繁に使うのは書斎での天上照明、パソコンと周辺機器・WIFIルーター(無線LAN親機=365日電源を入れっぱなし)。この部屋はかなりの電力消費エリアだ。

こうして「我が家の節電対策」を見つめ直してみると、まだまだ“こまめな電気使用方法”があるように思える。“個人個人の節電“が、”国家の省エネ“に繋がる意識をもっと持たなければならないことも痛感する。大手企業も町工場も”節電対策“を行なっていると聞く。しかし、翁は声を大にして吼えたい「緊急事態発生時以外のテレビの深夜放送を止めよ」――普段の深夜放送は”芸の無い芸能人“の遊び場、それにコマーシャルだらけ。かつてテレビ業界にお世話になった翁ではあるが、現在の深夜放送の在り方には苦言を呈したい。テレビ局よ、スポンサー(企業)よ。もっと”国家的省エネ対策“に協力しようではないか。(同時に、国民の文化レベルを下げる低俗番組を止めよ、と言いたい。)

さて、今号は本年最後のエッセイであり、冒頭に述べたように『今年も感謝の、この1年』を書きたかった。『冬の光熱費を抑える』ことも大切だが、やはり“1年の感謝の念”を各位にお伝えして締めくくりとしたい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「食料危機」

近い将来、食料危機が訪れるのではないかと言われて、すでに数年経過している。先月、オランダの農業従事者や畜産農家の人達が何百台ものトラクターを出動させ政府の方針に反対するデモをやっている動画を見た。原因はオランダの農家がEUの基準とする温室ガスの許容量を超えて環境破壊しているという事で政府が農家を潰そうとしていると言うのだ。

オランダというとチューリップやチーズ、パプリカの生産が盛んで牧歌的な平和なイメージがある。九州と同じくらいの面積なのに米国に続いて世界2番目の農業輸出国だというのも驚きだ。それは国をあげて農業に力を入れ予算をとって研究開発や最新の技術に投資してきたからなのだそうだ。

近代的な農業機械やITを取り入れて農業に励む世代も比較的、若い人達が多い。今回オランダのデモに参加している人達も親の世代の農業を守っている若い人達の姿が多かった。今回、政府の農業潰しに反対デモを起こした時に隣のドイツからもたくさんの農業従事者が参戦に加わったそうで、ドイツも同じような状況なのだそうだ。

畜産や農業は自然を壊すから農地を減らすべきだと言うのが政府の考えなのだそうだ。そのデモに反社会過激グループが加わって警察がそれを止めようと発砲事件まで起き問題になったそうだ。

そのデモの状況を取材していた女性がオランダでは今、科学的に作った培養肉や3Dプリンターで作られた本物そっくりの肉を提供するレストランがあるとかで、そこに行ってその様子を現地リポートしてくれた。

そのレストランは本物の肉も注文出来るレストランだったけれど近くの人に将来、肉が食べられなくなったら、貴方は人工肉を食べますか?と聞いたら自分は絶対そんなものは食べない。食べるのなら昆虫を食べた方がましだと言っていた。

そう言えば最近、日本のどこかの学校で昆虫食を食べさせる所があるという話を聞いた。昔、イナゴの佃煮を食べた事があるけれど好んで食べたいとは思わない。将来の食料危機を見据えての対策なのだろうか、、、

その前に、まだまだ出来る事はたくさんあると思う。

米国でオバマさんが大統領だった時に環境に良くないからと石炭採掘を止めさせた。そしてバイデンさんになってから今度は石油の掘削を止めた。これが原因で物価が上がった。当然それは予測されていた事だ。

今日本は最高にクリーンな石炭を採掘出来る技術があるのだとも聞いた。そういう技術を世界に売って行けばいいのにと思う。

以前、海を守るとか言ってシーシェパードが暴れていて日本の捕鯨を叩きまくった。その裏で黒いお金が流れていて背後に怪しい環境グループが付いていたのがバレた事があった。

環境問題も怪しい組織やグループがたくさんある。ちゃんと調べて判断しないと後で痛い思いをする。一国のリーダーの判断ミスで迷惑を被るのは、いつも一般庶民だ。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Holly Cole Trio “Don’t Smoke in Bed”

7~8年前から、CDレンタルを利用していなかった近所のTSUTAYAに立ち寄るとCDコーナーは大幅に縮小されていて以前あったJAZZコーナーはなくなりJ-POPだけになっていました。Amazon Musicのようなサブスクサービスの台頭で CDをレンタルする人は減ってしまったのですね。

今週も女性ヴォーカルのアルバムを紹介します。Holly Coleの張りのある歌声が高音質で収録されているアルバム”Don’t Smoke in Bed”です。オーディオ視聴用としても適していると思います。《R.O.》

Holly Cole Trio “Don’t Smoke in Bed”

01-I Can See Clearly Now
02-Don’t Let The Teardrops Rust Your Shining Heart
03-Get Out Of Town
04-So And So
05-The Tennessee Waltz
06-Everyday Will Be Like A Holiday
07-Blame It On My Youth
08-Ev’rything I’ve Got
09-Je Ne T’Aime Pas
10-Cry (If You Want To)
11-Que Sera Sera
12-Don’t Smoke In Bed

編集後記「フェイスブック」

フェイスブックからメンバーの誕生日を知らせるメールが来るのでメッセージを送ることがあります。先日2021年に亡くなられた北岡さんの誕生日を知らせるメールが来ていました。SNSを利用されている高齢者がたくさんおられると思いますが、本人が亡くなるとだれかがそれを知らせない限りずっとアカウントが残ることになるのでしょうか?《R.O.》

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