雑貨屋ウィークリー1437号

雑貨屋のひとり言「感動の一年に感謝!」

今年こそ阪神タイガースがセリーグ優勝してオリックスとの関西対決が実現したら、こんな素敵なことはないと思っていました。なんとそれが現実となり、日本シリーズを戦った両チームが、最後の締めくくりに神戸と大阪で同時に優勝パレードを行うという夢のようなイベントが実現しました。11月23日は球団史上に残る記念すべき日となりました。パレードに行けなかったので、テレビ中継を観ることになりました。パレードは神戸三宮と大阪御堂筋にのべで100万人のファンで埋め尽くされました。ファンのみなさんは監督や選手に優勝してくれたことを感謝をし、監督と選手は応援してくれたファンに感謝する、素晴らしいパレードになりました。こんなに人が集まったのに安全に行われ、パレードが終わってもゴミなど落ちていないことにも感心させられます。最後の最後まで感動を与えてくれたことに大感謝です。関係者の皆さん、本当におつかれ生でした。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳  )

校歌祭まだ若い気が肩を組み

友情が敢えて厳しいことを言い

悪友の目が任せろと言ってくれ

再会に時が流したわだかまり

チャンで呼ぶ友一人減り二人 

(ニュースひとりよがり)

「支持率のグラフ」

逆にして貼ってある —首相官邸

「支持率20%台」

そんな首相がいる国が羨ましい —北朝鮮国民

「首相に直言」

聞く力は大丈夫かな —世耕参院幹事長

河合成近

龍翁余話(809)「スピーチが下手な日本のリーダーたち」

ここで言う「日本のリーダーたち」とは、政界(特に閣僚)・経済界(特に企業経営者)を指す――ことあるごとにテレビ画面で視る彼ら(リーダーたち)のスピーチの下手さ加減にうんざりさせられるのは翁だけだろうか?“しゃべる”ことに自信の持てない彼らは、常に“原稿の棒読み”。それも役者の“朗読”なら観客(聴取者)に響くものがあるが、彼らの“棒読み”は、まるで(先生に名指しされて)国語の本を読む小学生の“本読み”と同じか、それ以下。おまけに(原稿を読んでいるのに)読み違えをしたりトチったり――「スピーチの下手なリーダーたち」のスピーチに日本国民は、もうすっかり”耳慣れ“させられて(翁のように)イチャモンをつける人間がいなくなった。「日本のリーダーたちのスピーチの下手さは、今に限ったことではない」と諦めている(あるいは無感覚になっている)のだろうか――

「スピーチが下手」にはいくつか要因があるが、その1つに「今の(今までの)リーダーたちには子どもの頃からの会話力を養う訓練が出来ていなかった」――そう言えば、まだ若い(10歳代、20歳代の)スポーツ選手のインタビューでの応対の上手さに驚くことがある。「こんな子どもが、どうしてこんなにちゃんとした話し方が出来るのだろうか」と感心させられる。それは、彼らが小さい頃から(何らかの形で)コミュニケーションの力を養って来たことによる“伝える心と会話力”を持っていること、更に、今まで訓練して来た(経験して来た)専門技術に対する“自信”を持っているからだ。残念ながら日本のリーダーたち、特に閣僚たちのほとんどが専門的な知識も技術も経験もないまま推されて現在ポストに選ばれた“付け焼刃閣僚”であるからだ。“自信”がないから(間違ったことを言ってマスコミから揚げ足を取られ批判されることを怖れて)スピーチ原稿を他人に作成して貰い、それを“棒読みする”だけ。それ故に国民の心に少しも響くものがない。

首相やその他の大臣、企業・団体の役員のスピーチには(たいてい)本人に代わって原稿を執筆する人(プロ)がいる。実は翁も若い頃、某政治家や某企業経営者に代筆を依頼されてスピーチ原稿や新聞・雑誌掲載の原稿づくりをしたことがある。昔は“ゴーストライター”と言っていたが、今は“スピーチライター”と呼ぶそうだ。”スピーチライター“はあくまでも”黒子役“で表には出ない(だから、以前は”ゴーストライター“と言っていた)のだが、彼らが作る原稿をベースに語るリーダーの発言は、時として世の中に大きな影響をもたらすことがある。翁はその代表例として、アメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディ(暗殺から60年)が発した言葉を挙げる。それは今でも多くの人々の心に残る名演説「国家があなたのために何をするかではなく、あなたが国家のために何が出来るかを考えたまえ」。更に同国第44代大統領バラク・オバマの「Yes, We Can」も記憶に新しい。これらはいずれもスピーチライターが書いた言葉だそうだが、それを発する本人たちは間違いなく(そのセリフを”棒読み“ではなく)自分の言葉として発しているから迫力があり多くの人々の心に響いたのだ(と思う)。もう1つある。それは翁が1980年代と1990年代の2回に亘って訪問した米国アトランタ市にある「キングセンター」でキング牧師の録音の声(1963年8月、ワシントン大行進の際、リンカーン記念堂の前でスピーチした)「I have a Dream」を聴いて身震いするほどの感動を覚えたことだ。この演説は原稿のない即興のスピーチであったことは言うまでもない。

ついでに言うが、欧米のリーダーたちのスピーチは何故上手いか、実は欧米のリーダーたちは優秀なスピーチライターのほかに、これまた優秀なスピーチトレーナー(話すことを指導するプロ)を抱えていることだ。演劇人のトレーニングの基礎である「聞く・見る・話す」は「聴き入る・観入る・語りかける」である。欧米のスピーチトレーナーは、この演劇基礎をベースに「国民の声(意見)を充分に<聴き入れよ>」「国民の心情・生活実態・政治や企業に何を期待しているかを見誤ることなくじっくりと<観察せよ>」そして「国民に分かり易く<語りかけよ>」――特に「語りかける」に関しては更なる“演劇的演技”が求められる。具体的に言うと、演技の基礎は1.発声(相手に届く声量)2.表情(喜怒哀楽を表に表す)3.ボディ表現(身振り手振りで表現する)――この3つの中で、日本のリーダーたちは特にボディ表現力に乏しいから“心のこもらない上っ面スピーチ”になってしまうのだ。この“ボディ表現”はコミュニケーション・ツールの重要な要素である。

「スピーチの下手な日本のリーダーたち」の中で、政界では(翁は)岸田首相・西村経済産業大臣。新藤経済再生担当・高市経済安全保障担当・河野デジタル大臣らのスピーチ力はある程度評価しているが、他の閣僚のピーチにはハラハラさせられる。中でも(名指しして申し訳ないが)顔出しの多い松野官房長官の“原稿の棒読み”は(聞いていて)情けない。いや、翁、政治家・松野博一についてはかなり期待している。「憲法第9条改正」「我が国の領土と主権を守る国内法の整備」など翁の思想と重なる部分が多いからだ。しかし“スポークスマン”としての松野はいただけない。安倍派優遇を意識しての(岸田の)起用だろうが、これでは松野のイメージが悪くなる一方で可哀想だ。

(前述)かつて翁がゴーストライターを請け負っていた頃、ついでに翁、彼ら(某政治家や某企業経営者)に「スピーチの仕方6ケ条」を進言した。その6ケ条の1つ「テレビ・スピーチの先は(記者ではなく)国民(視聴者)であること。したがって目線はしっかりとカメラを見据えよ。更なる進言は「欧米の首脳が使っているプロンプター(放送時のアナウンサーや演説などで用いられる原稿表示用機器)を使え」・・・それによって演技基礎の“感情表現”“ボディ表現”が可能となる。ともあれ翁は言いたい「日本のリーダーたちよ、スピーチライターよし、スピーチトレーナーよし、プロンプターもいいが最後は自分の言葉で国民に語りかけよ」・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「早起きは三文の徳」

昔から早起きは得意だけど夜更かしは苦手だった。朝は目覚めも良く寝付きも早い方なのでわりと熟睡出来ているのかもしれない。おまけに時差も無いので今回米国に来てからは益々朝が早くなり4時か5時には起きて朝焼けを見ながら用事をしている。友人もそれに合わせて私ほど早くはないけれど明るくなる頃には起きて用事をする様になった。朝のうちに用事を済ませテキパキ動ける様になると1日の時間が長く有効活用出来る。久しぶりに行った朝市も新鮮なハーブや野菜の香りに気分が良くなった。試食用のフルーツを食べ歩き今回はミントを買った。フレッシュだったのか1週間経っても元気で切った茎から根が伸び始めている。今日は短い米国滞在で最後の土曜日。また日本に戻ったら久しぶりに見た米国の様子をいろいろ、ご報告したいと思います。

スパイス研究家  茶子

ジャズライフ Chris Botti “Vol.1”

Chris Bottiの新しいアルバムがAmazon Musicで公開されました。ジャケットのChris Bottiの顔は少し年齢を重ねて渋くなっています。落ち着いた彼のトランペットはとても魅力的です。《R.O.》

01-Danny Boy 
02-Bewitched, Bothered, Bewildered
03-Two For The Road
04-Paris        
05-Blue In Green        
06-Someday My Prince Will Come        
07-Time On My Hands        
08-My Funny Valentine        
09-Fix You        
10-Old Folks

編集後記「ライセンスフリーの写真」

記事や雑貨屋のアイコンとしてイメージ写真が必要になります。自分が撮影した写真があれば著作権の問題もなく良いのですが、それがないときはネットで探すことになります。雑貨屋はUnsplashというサイトからイメージに合うものをダウンロードして使っています。最近は画像生成Aiでイメージが作れるのでこれも使わせてもらっています。どちらも無料で使えて重宝していますが、他にもイメージに合った写真が無料で使えないか調べてみました。Adobeが提供しているサイトがあり、使ってみたので紹介します。

高品質な写真やイメージを提供してくれているAdobe Stockというサービスがあります。ネットでAdobe Stockと検索するとページが現れるので、画面の上の方にある「その他」から「無料素材」をクリックすると無料の素材を検索できます。適当な単語を入力して検索すると自分が探したいイメージや写真がたくさん出てきます。「ライセンスを取得」のクリックするとGoogle、Yahoo、Appleなどのアカウントのパスワードを求められられるので指示に従い入力すれば無料でダウンロードできます。下記の写真はライセンス取得してダウンロードしたものです。《R.O.》

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