雑貨屋ウィークリー1351号

雑貨屋のひとり言「緊急通報」

土曜日、夜中の2時過ぎインターホンの呼び出し音で目が覚めて応答すると、それは防災センターからでした。マンションの一室のトイレから緊急信号が発報されているという報告でした。すぐに現場に駆けつけました。ドアの新聞受けのところで耳を澄まして中の様子を伺うとトイレの中からドアをたたく音が聞こえていました。トイレから出ようとしたときノブが回らず出られなくなったんだろうと思いました。玄関ドアは施錠されているのでどうしようもなく、消防署に連絡して来てもらうことにしました。すぐに数人の消防署の人と警察官が駆け付けてくれました。高所でしたが端の部屋だったので消防士が柵を乗り越えてベランダに入ることができ、一つだけ施錠がされていない窓から部屋の中に入ってもらいました。トイレのドアノブの金具が壊れてノブが回らなくなりドアが開かない状態になっていました。数年前に私自身が経験したのと同じでした。昼間は娘さんがおられるのですが、夜は一人で暮らされています。施工して20年以上経っているので可動部の金具が壊れて起こったようです。これだけで済んでなりよりでしたが、これからも発生する可能性があるので住人に注意喚起をしたいと思います。ほかのマンションでも同じようなことが起こっているという情報もあります。住人の生活環境や緊急時の関係者への連絡等を把握しておく必要性を強く感じました。《R.O.》

川柳(東京・成近)

(川 柳)

平和ボケ衝くプーチンの大博打

聞く耳は持たずその手に武器を持ち

独裁の強気孤独の影は伏せ

¥という紙鉄砲で加勢する

立ち尽くし無力を嘆く不戦の碑

( ニュースひとりよがり)

「円安加速」

いびつになってきた —円

「新次郎氏県連会長に」

ぶっ潰すなよ-小泉元首相

「日本ハム開幕5連敗」

勝率より視聴率 —ビッグボス

河合成近

龍翁余話(724)「4月からの改正・個人情報保護法の施行に思う」

近年、やたらに『個人情報保護法』と言う言葉を耳にする。情報化の急速な発展によって個人の権利利益の侵害の危険性が高まったこと、また国際的な法制定の動向などを受けて、我が国でも『個人情報保護に関する法律』(保護法)が2003年(平成15年)5月に公布、2005年(平成17年)4月に全面施行された。以後『個人情報保護法』は、国際事情や情報通信技術の進展、国民の個人情報に対する意識の高まりや技術革新を踏まえた個人情報の保護と利活用のバランス、越境データの流通の増大に伴う新たなリスクへの対応などから、3年ごとに見直しを行なうことになっており、2020年(令和2年)に改正された『改正・個人情報保護法』は今年4月1日から施行されることになった。本稿では「個人情報とは何か」「個人情報の基本理念とは何か」そして「改正・個人情報保護法違反の罰則規定強化」について考えることにする。その前にいきなり本論から外れるが・・・

広告業界や販売促進業務でよく使われる言葉に「ヒューマン・インタレスト・アプローチ」と言うのがある。「人間が一番強く興味関心を示す対象物は何か、それは“人間に対して”である」という観点からこの言葉が生まれた。このように、人間は(自分のことが一番に気掛かりだが)「他の人間のことも気になってしようがない」生き物だ。翁は学者ではないから専門的表現は出来ないが体験的自己流分析で言うと『他の人間のことが気になる』には「情愛感度」と「対人比較」の2種類がある。「親子・兄弟姉妹の情愛」の肉親愛や「恋愛」「友愛」「師弟愛」、もしかして「戦争や自然災害、事件・事故などによる犠牲者への人間的憐憫の情」も「情愛感度」と言うのかも知れない。もう1つ『他人のことが気になる』のは、単なる野次馬根性もあるが、どちらかと言うと“自分との比較”(「対人比較」)が心理の根底にある場合が多い。具体的には「他者からの評価に敏感」「嫌われることを怖れる」「プライドが高い」人の悪口を言うことに快感を覚える」これらは裏返せば「自意識過剰」と言うことになるが、逆に「劣等感が強い」と言う側面もある。余談だが翁が映像制作の現役の頃、(制作途中は)「俺は一流のドキュメンタリー映像作家だ」と自分を鼓舞し(奮い立たせ)、映像1コマ(映画は1秒に24コマ、テレビは特殊加工がない限り1秒に30コマ)に極度の緊張と演出神経を注入してやっと完成させたのに放送時は(視聴者の目が怖くて)ハラハラ、と言うか、「ああ、あのシーンはこうすればよかった」の後悔の渦が巻き起こり、「俺の腕(演出力)はこの程度か」と落胆と劣等感に襲われる。そして「よ~し、次こそは」・・・思えば、過信と劣等感の繰り返しだった。以上のように人間は社会生活を営む上で(人生の多くの場面で)さまざまな葛藤や他者との比較を行なっていることは、人種、性別、年齢を超えて普遍的に確認されている経験的事実である。そこに目をつけた広告戦略・販促戦略の1つが「ヒューマン・インタレスト・アプローチ」である。

さて『個人情報保護法』とは――それを考えるに当たって(冒頭に述べたように)まず「個人情報って何だろう」と言う素朴な疑問にぶち当たる。簡単に言うと「生存する個人の氏名・年齢・生年月日・性別に加え、血統・家族構成・経歴・思想・仕事や経済事情など、その個人の周辺情報(プロフィール)までが「個人情報」と言うことになろう。したがって『個人情報保護法』の基本をひと言で言うと「個人が必要最小限度以上を公(おおやけ)にしたくない情報を保護するのが目的である(個人の権利利益の保護)」。故に翁、「個人情報」=(イコール)「人権」である、と断言する。しかし、現実的には、芸能人や政治家、作家などの著名人は、ある程度(その個人であるとの人格を損ねない範囲)の「個人情報」漏洩は仕方ないし、翁のような(『龍翁余話』執筆を通して)自らを曝け出す人間は“自己保護責任”であり法律の外である。

では「個人情報保護法違反」と疑わしき事例にはどんなものがあるだろうか?個人情報をはじめとした”情報漏洩“が起きる要因はさまざま。昨今では外部標的型攻撃の危険性が高まっているが、一方で(企業など)組織内の”内部漏洩事故(事件)“も後を絶たない。

これはもう組織自体のヒューマン・エラー(管理ミス・誤操作・紛失・置き忘れ)、すなわちコンプライアンス(法令順守)精神の欠落でしかないのだから“内部防止策”を徹底するしかないのだが、翁が腹立たしいのは(意図的か面白半分かわからないが)“個人が個人を貶める”愚かな行為だ。小さくは“井戸端の個人攻撃”、大きくはインターネットを悪用した“他人への誹謗・中傷・無責任な噂・特定個人のプライバシーに関する情報の無断掲示・差別的書き込み・・・前述の「ヒューマン・インタレスト・アプローチ」の歪められた醜い”個人のアラ探し“。これは間違いなく人権侵害であり、絶対に許してはならない。

そこで、『個人情報保護法』違反への罰則強化だが――例えばSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)などインターネットを悪用して個人情報データベース等の不正流用をした個人・業者に対し「6か月以下の懲役、または30万円以下の罰金」から「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」に改定された。これで“強化した”と言えるのだろうか?SNSや週刊誌などで(いわれのない)誹謗・中傷を受けた被害者の心理的影響(痛み・苦悩)だけでなく、その人の人生そのものを狂わせる“言葉・文章の暴力”に対して、この程度の罰則でいいのだろうか?翁は言いたい「SNSや週刊誌など、個人情報を不正に流用した媒体(業者)及び悪用した個人に対して10年以下の懲役、または1億円以下の罰金」に加え、(SNSに関しては)業者の10年間の営業停止、及び悪用した個人には10年間のSNS登録不許可、これでも被害者の無念を思うと軽過ぎるくらいだ。確かに憲法第21条で「表現の自由」は認められているが「プライバシーの権利」「肖像権」、「環境権」など他人の権利(人権)を侵害してまで「表現の自由」が認められているのではない。ほかにも「ヘイトスピーチ」(人種・出身国・民族・宗教・性的指向・性別・身体障害などで相手を攻撃・侮辱すること)その他の「名誉棄損」問題は、これからも多角的・客観的に議論しなければならない“社会的テーマ”であろう・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究 「旅先から」

先週3月28日月曜の早朝から久しぶりにジャパンレイルパスを使って旅をしています。今回の旅の目的は日本のお宝探しです。1週間の旅のうち最初の月曜日と火曜日は倉敷と瀬戸内の海が見える笠岡で情報収集でした。これはLAでお世話になった方からの依頼でしたがちょうど私の旅の通過地点でしたので立ち寄る事が出来ました。

用事を済ませて火曜日その日のうちに福山から新幹線で鹿児島中央駅に夕方到着しました。そして、いよいよ3月30日水曜日、朝5時51分発の霧島2号に乗って、My旅がスタートしました。最初に訪れたのは霧島にあるお酢の会社。誰にでも解放している情報館とそこの施設にあるレストランでランチを取る事が目的でした。

翌日3月31日木曜日は、都城にある鍛冶屋さんで包丁の購入とその職人さんに会う為に九州に行ったのです。それが今回の1番の私の目的でした。そして今日4月1日金曜日は延岡からバスで高千穂経由で博多までの移動でした。そして博多のバスターミナルから新幹線で新神戸そして東京へと夜に帰ってきました。一旦自宅に戻って明日4月2日土曜日の早朝は、また東京駅から出雲です。東京に戻るのは4月3日の日曜日の夕方になるでしょうか、、、、と言う訳で今はまだ旅の途中です。

来週から今回の旅の様子をご報告しようと思います。

車窓から眺める景色は、春爛漫。ちょうど満開の桜と菜の花のコントラストも綺麗でした。で自然に癒され旅の途中で出会った温かい人達にも癒され1週間の旅も今週の日曜日で終わります。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ 小倉昌浩 ”和 Modern Vol.1″

デジタルアンプを導入するとき、モノラルアンプでスピーカーを駆動すると音質の変化を期待できるという情報があったので、まず試しに1台のステレオアンプでやってみることにしました。これでもかなり感動ものでしたが、やはり2台のアンプで試したくなりました。同じアンプをもう1台追加するだけで実現できたのですが、ネットで調査、検討をした結果、BTL接続で設計されたモノラルアンプを2台導入することに決めました。BTL接続することによって理論的に4倍の出力を取り出せること(ハイパワー化の実現)が魅力だったからです。このBTLアンプにはアナログの音量調節がないので、ZEN DACをコントローラーとしてアンプにつなぎスピーカーを鳴らしました。期待していた通りの音でした。アンプをモノラル化することでセパレーションがよくなり音の定位がはっきりしました。ボーカルの楽曲を聴くとボーカルが真ん中に聴こえます。そして音全体がスッキリするようになりました。ハイパワーですが発熱もほとんどなく、回路のグラウンドに出力の信号電流が流れないことで歪が低減され、電源も安定化するなどいいことずくめです。当分の間はこのシステムで楽しむことになると思います。《R.O.》

YouTubeでたくさんのジャズやフュージョンが公開されています。コンセールパインという会社が提供してくれています。コンセールパインは、30年に渡り、飲食店やコンビニ、銀行、ホテルといったあらゆる空間や、テレビ番組のBGMを作り続けている会社で、高品質な音源を使用し、多種多様なBGM集をYouTubeにて公開しています。

提供されている中にちょっと珍しいフュージョンのアルバムがありました。篠笛や尺八といった「和楽器」を中心としたモダンな雰囲気漂う「和風フュージョン」です。《R.O.》

小倉昌浩 ”和 Modern Vol.1″

01-Fu-Ga
02-Fu-Ga (LessMelody Mix)
03-Fu-Ga (LessRhythm Mix)
04-Houki-Boshi
05-Houki-Boshi (LessMelody Mix)
06-Houki-Boshi (LessRhythm Mix)
07-Houki-Boshi (LessRhythm Mix)
08-Houki-Boshi (Only 笛 Mix)
09-Elephant Shake
10-Elephant Shake (LessMelody Mix)
11-Elephant Shake (LessRhythm Mix)
12-Yu-Yake
13-Yu-Yake (LessMelody Mix)
14-Yu-Yake (LessRhythm Mix)
15-Yu-Yake (Slow Tempo Mix)
16-Yu-Yake (Slow Tempo lyAcousticGuitar Mix)
17-Yu-Yake (Slow Tempo Only 笛 Mix)
18-Rosetta Stone
19-Rosetta Stone (LessMelody Mix)
20-Rosetta Stone (OtherConfigurations Mix)
21-Wabi-Sabi
22-Wabi-Sabi (LessSynthesizer Mix)
23-Wabi-Sabi (Synthesizer Mix)
24-Spirit of Samuai
25-Spirit of Samurai (Only 笛 Mix)
26-Yomi

編集後記「小旅行」

水曜日、有馬温泉に行きました。出発の前日ワイフの喉の調子が良くなく微熱があってヒヤッとしましたが、喉の炎症のせいだったようで当日は平熱に戻りました。有馬温泉は大阪からバスで1時間くらいで行けるので気軽です。バスの車窓から見える桜を楽しみながら旅行気分を味わいました。有馬温泉に着いてすぐに2015年10月に写したときと同じ場所で二人の孫に同じポーズをしてもらい撮りました。2015年に訪れた時と様子が大きく違うのは中国人を含む外国人をほとんど見なかったということです。今はほとんど日本人だけなので昔に戻ったようです。有馬は少し気温が低いせいか桜の花はこれからという感じでした。私は5歳の孫と貸し切り状態の温泉を楽しみました。木曜日は大阪に戻り大阪城公園の水上バスに乗り、桜を楽しみました。土曜日、弁当の売り場に行くと花見用の弁当が売られていました。これを持って近くの公園にでも出かけるんでしょうね。《R.O.》

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