雑貨屋ウィークリー1298号

雑貨屋のひとり言

国内女子プロゴルフの下部にあたるステップ・アップ・ツアー(ラシンクニンジニアRKB レディースゴルフ )2021年の初戦が3/23、3/24に行われました。ケーブルテレビで中継されていたので観ていました。
1日目が終わってトップグループにいた選手は優勝経験のない人たちばかりでした。その中にプロ22年目の佐藤靖子がいました。佐藤靖子は出産、子育てを終え、フォームを改造しての再チャレンジでした。難しいコースでスコアが伸びない中、リーダーから1〜2打差の位置で後半までキープしていた佐藤靖子は最後の最後でトップに追いつきプレーオフになりました。18番パー5をバーディとして見事に優勝を決めました。プロ22年目での初優勝でした。自分より20歳も若い選手が大勢いる女子プロ界で諦めず、夢をかなえた佐藤靖子さんのチャレンジ精神に感動しました。解説者の諸見里しのぶ(かつての賞金女王)も涙を流して祝福していたのが印象的でした。これからも頑張って、みんなに勇気と希望を与えてほしいと思います。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川  柳 )

紺背広母に眩しい子の育ち

一票に十八歳が胸を張り

小河童の太志が海に憧れる

卒業を格差社会が待ちうける

俺の壁ヤングの足がひょいと越え

(ニュースひとりよがり)

「お預け」
花見酒も −ポチ

「下げ止まり」
勝負はこれから −内閣支持率、コロナ感染率

「知事選100万票差で敗退」
緊急事態宣言発出 −千葉県自民党

河合成近

龍翁余話(671)「尖閣の守り、更に強化」

今年1月31日配信の『龍翁余話』(671)「中国公船の武器使用に日本はどう対処するか」で多くの読者の反応を頂戴した。翁「インド太平洋制覇を夢見る習近平の飽くなき覇権主義は、遂に軍事力をもって他国の領土・領海を脅かそうとしている。(中略)日本にとって、まずは尖閣諸島が更なる脅威にさらされることになる。断じて許せない!日本は、この習近平の狡猾・陰湿な企み(公船の武器使用)にどう対処すればいいか?」の問題を提起、その自答として「日本固有の領土である尖閣諸島を中国は歴史捏造と武力によって尖閣諸島を我が物にしようとしていることを世界に発信すると同時に尖閣諸島の中心・魚釣島に、日本国領土を明記した標柱ほか灯台・測候施設・救難施設などを建設して日本が実効支配をしている実態を世界に知らしめること。併せて(国際法で定められた自衛のための専守防衛を原則とする)法改正(武器使用可能範疇の拡大)、海上保安庁は戦闘ヘリ3機搭載可能な大型巡視船の増建、 海上保安官の増員が急務、加えて尖閣諸島での自衛隊員の常駐、更には定期的日米合同の島嶼防衛作戦演習を提言したい」と述べ「今、戦うべき敵はコロナだけに非ず、卑劣な中国の陰謀に果敢に対処せよ」と結んだ――嬉しいではないか、翁如き一介の野人が領土・領海・領空の防衛に関して老頭を悩ませるまでもなく、日本政府は(安倍政権時代から)防衛省・海上保安庁共に中国の野望にいかに対処するかの対策(戦略)を推し進めていたのだ。その具体策の1部が、この3月になって明らかにされた。

自民党有志(日本の尊厳と国益を守る会)が「中国公船の“武器使用”(海警法改正)は“懸念”や“遺憾”のレベルではない。明白な国際法違反であることを国際世論に訴え、更なる尖閣防衛の強化を図るとともに島嶼戦を想定した日米合同演習を尖閣諸島で行なうべきだ」との声明を出した。「更なる尖閣防衛の強化」の例として、自衛隊では離島における有事の際に卓越した能力を発揮する「電子戦部隊の配備構想」を明らかにした。これは、従来の陸海空の領域にまたがる“ウサデン”(宇宙・サイバー・電磁波)と言う“新たな活動部隊“のことで、万一、有事勃発に時は日米合同でこれに対処するのだが、戦闘の前線に立つ「電子戦部隊」の役割は実に重大で、部隊ごとにさまざまな周波数に対応出来る装置を持ち、敵国の使用周波数を収集、データ化、レーダーサイトなど他の情報部隊と連携して相手の動向を把握、実戦では敵国と同じ周波数や電磁波を発射して(相手の)電磁波信源を特定しミサイルなどの迎撃を容易にする、と言うIT(情報技術)精鋭部隊だ。

岸防衛相は3月19日の夜、某テレビ番組に出演し「オースティン米国防長官との会談で、尖閣諸島防衛を想定した日米合同訓練を実施する考え」を明らかにした。航空自衛隊はすでに3月15日、那覇市北西の東シナ海で戦闘機による日米共同の防空戦闘訓練を実施した。海警局の船が尖閣諸島周辺の領海への侵入を繰り返す中国に対し、日米が連携して牽制する狙いがあるのは当然だ。更に海上自衛隊も“最新イージス艦(はぐろ)を就役させた。弾道ミサイル防衛能力を備えた8隻目のイージス艦である。なお、岸防衛相は(番組の中で)“台湾有事”の際に日本がどのような形で関与出来るかを研究しているが“法人保護”を目的とする何らかの行動をとるのは当然だ」とも述べた。

一方、海上保安庁では、海上法執行能力・海洋監視能力・及び海洋調査能力の強化を図るため(本当の狙いは、中国の尖閣諸島侵略に対抗する防衛能力の強化を図る目的で)2016年から大型巡視船・測量船の増強を進めていたが、2019年2月から3月にかけてヘリコプター搭載の大型巡視船「れいめい」、「しゅんこう」、「みやこ」、「つるが」、大型測量船「平洋」の5隻を進水させた。更に今年2月26日、新造ヘリ搭載型巡視船「あかつき」が第10管区(鹿児島港谷山)に入港した。「あかつき」は重量6,500t、全長150m、定員は64人。スーパーピューマ225ヘリコプターを搭載、40mm、20mm機関銃、遠隔放水銃、停船命令表示装置などを装備している。「あかつき」の加入で、6,000t以上の大型巡視船は4隻となり、緊張が続く尖閣諸島周辺海域の警備強化に一段と期待が持たれる。なお、海上保安庁の現在勢力は巡視船艇380隻、航空機(ヘリコプターを含む)85機、測量船14隻、定員1万4,178人、これではあまりに少な過ぎる。2022年は約400人増員する予定だ。

中国海警法(武器使用)をめぐる対応で自民党の国防部会は、海上保安庁法の「外国の軍艦や政府公船に対しては武器を使用してはならない」(武器使用の禁止)についての見直しを求めた。翁も(今年1月31日配信の『龍翁余話』(671)で)海保法の改正を提起した。
しかし、海保は“見直し”を否定した。アホか――日本の学者どもは「特権を有する外国軍艦や政府公船に対しては退去を強制出来ない」と主張するが、これは日本だけの机上論。米国をはじめ多くの国が領海侵犯に対し“武力行使をもって退去させるのは国際法違反ではない”としているではないか。翁が知る限り(敵船と対峙する)現場の巡視船乗組員(保安官)たちの戸惑い、苛立ち、悔しさは計り知れないものがある。であるのに海上保安庁の上層部はその実感を持たない。何故か上部組織は国土交通省だ。はっきり言って国交省は、自衛隊(防衛省)や警察(国家公安委員会=内閣府)のような国土防衛・国家セキュリティの緊張感に乏しい役所。そこで翁は以前から「海上保安庁は警察と同様、内閣府の直轄にし、有事の際の命令系統の一元化を図れ」と提言しているのだが・・・

さて――『尖閣の守り』に関して防衛省や海上保安庁の『更なる強化』は前述の通りだが、翁がもう1つ「尖閣に“日本実効支配”を明らかにする日本国領土を明記した標柱ほか、灯台・測候施設・救難施設などの建設」を提言していることに対し加藤官房長官は「政府にその考えはない」と否定している。そんな中、沖縄県石垣市が尖閣諸島の中心・魚釣島に行政名「沖縄県登野城尖閣」を示す行政標識の設置を進めていると聞く。大拍手だ――ともあれ『尖閣の守り』は(ドンパチありき、ではなく)あくまでも“専守防衛”を基本とする“更なる防衛強化”を期待したい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究 春の花

LAに戻ってから早くも1週間、庭に目をやる暇もないくらい慌ただしい一週間が過ぎた。仕事は4月1日から再スタート。ようやくキャッチアップ出来て庭に目をやるとフリージアの花が終わる季節になっていた。急いで庭に少しだけ残っていたフリージアを摘んでテーブルの上に置いたら、その場の空気がパッと明るく華やいだ。
生きている花を飾るだけで、こんなにも雰囲気がガラッと変わってしまう。その花の存在力と生命力を感じる。特に香りを発散する香しい花はフラワーセラピーにも使われるのだとか、、、
確かに自分の好きな香りを吸い込むとリラックスして体の隅々までその香りが行き渡り血流まで良くなる気分がする。日本では何年振りかに梅の香りや桜の香り沈丁花の香りを楽しんだ。フラワーセラピーに使うのなら、やっぱり私はフリージアを選びたい。時々、花が呼吸しているように強く香りが匂い立つ時がある。フリージアの清楚な甘い香りが漂ってきて昨年の春を思い出した。昨年の春はコロナで始まってコロナで終わった。昨年の春は日本に帰れず、こちらでも花を愛でる余裕などなかったような気がする。日本は今年もお花見のイベントや飲食は無し。静かに個人個人で桜を楽しむようにとの事で咲き始めた桜をLAに戻る前ぎりぎりで少しだけ鑑賞する事が出来た。家にいる時間が長かった人々にとって園芸をやる人も増えたらしい。
後、もう少し、、、何の根拠も無いのだけれど春の明るい日差しの中で今の状況が改善されていく気配を希望的な観測と願いで思うこの頃、、、、。

スパイス研究家  茶子

ジャズライフ

ジャズを聴くたび、どのようにして曲を創るんだろうと考えながら聴いています。紹介するアルバムはとても美しくきれいな音を聴かせてくれます。スイスのアーティストThierry Langのピアノ、Heiri Kanzigのベースの”Moments in Time”は誰でが優しくなれる音を楽しめます。

“Moments in Time” Thierry Lang Trio

Thierry Lang(piano)
Heiri Känzig(bass except 6)
Andi Pupato(per except 6)
Recorded at Hardstudios, Winterthur August 18 & 19, 2015
1-Embrace
2-Mosquito Dance
3-Traces
4-Moby-Dick
5-Bass Song
6-Tender Waltz
7-Open Bonds
8-Moments In Time
9-P.S.

編集後記 「なんばグランド花月に行きました」

先週月曜日、大阪のなんばグランド花月に行きました。初めての花月の観劇だったのでワクワクしました。コロナ対策で間隔を開けての座席指定でしたが、会場はほぼいっぱいでした。観に来ている人は、私たちのような中高年より若い人(それも女性)が多いことに驚きました。テレビでお馴染みの和牛やタカアンドトシなどの漫才で久しぶりに大笑いしました。後半は吉本新喜劇でした。4月5日にテレビで放映されるそうです。たまには生のお笑いを観るのもいいなあと思いました。《R.O.》

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