雑貨屋ウィークリー1336号

雑貨屋のひとり言「カムカムエブリバディ」

ラジオ英会話が出てくるNHK連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」を楽しく観ています。私が英語に接したのは小学6年生の時です。親戚の人にラジオで英語の勉強ができることを教えてもらい、ラジオ基礎英語を聴いたのが最初でした。中学生になって英語の先生の発音がラジオで聴いていたのと大きく違っていたのを覚えています。こんな先生が教えているのでは英語が通じないのではないかと思っていました。ラジオ英会話の放送を聴くきっかけになったのは会社員になって海外に行くチャンスがあるなら行ってみたいと思ったからでした。朝早く起きてカセットテープに録音してそれをアイワのカセットボーイで通勤時に聴いていました。45年前のことですから周りからミーハーだと思われていたと思います。それで英会話ができるようになったわけではありませんが、本当に海外駐在員になるチャンスが巡ってきたのですから世の中、何が起こるかわかりません。《R.O.》

川柳(東京・成近)

(川 柳)

本棚で百科辞典が欠伸する

新語辞書手に新聞を追っている

覇気いつか消え本棚の資本諭

同じ主婦ながら隣りは直木賞

一冊の手帳疑獄の震源地

(ニュースひとりよがり)

「公邸に引っ越し」

荷が重い - 岸田首相

「H2Oと統合」

オーケーとの関係は水に流した - 関西スーパー

「家飲み」

ぜひ牛乳も - 農水省

(余剰牛乳大量廃棄の懸念)

河合成近

龍翁余話(709)「激増する高齢者の運転事故」

高齢者の運転事故が増えている。それも人身事故が伴う悲惨な事故が多い。今から4年前の2017年11月に翁は愛車を手放した。その時はやたら寂しくて不便で、街でカッコいい車を見かけたり、テレビで車のCMを視ると“あんな車、欲しいな、愛車を手放したのはちょっと早過ぎたかな”と少なからず“未練”が尾を引いたものだが、高齢者の運転事故のニュースを聞くたびに「これは他人事ではない、あのまま運転を続けていたら、もしかして俺も“悲哀の人生行路”に堕ちて行ったかも知れない」そんな想像をすると“さらば愛車よ”によって少なくとも自分が犯罪者にならない“安心の人生終焉”を迎えられそうで、4年前の“決断は正しかった”と胸を撫で下ろす昨今である。

実は、翁が愛車を手放した動機の1つに、翁の先輩で親友・J氏の“ブレーキとアクセルの踏み間違い事故”がある。ご夫婦で買い物を済ませ駐車場を出る時、料金を支払うために車を停止させようとした瞬間、車は急発進、ゲート・バー(停止棒)を突き破って、前の自動車道を勢いよく突き抜け(その時、他の自動車の通行が無かったからよかったものの)正面の石塀に激突、石塀も車も大破、同乗していた奥さんは全治3ヶ月、本人もその後、1年ほどリハビリを余儀なくされたほどの重傷を負った。翁が愛車を手放した2017年秋の半年前(春)のことである。「ブレーキペダルを踏んだつもりがアクセルペダルを踏んでしまった。ちょっとした“ウッカリと慌て”が、こんな事故を起こしてしまった。他人を巻き添えにしなかったことは幸いだったが、この年齢になってカミさん(奥さん)に迷惑をかけた(不幸を背負わせた)ことは、何としても申し訳ない」――そして、翁が愛車を手放したことについて「寂しいでしょうが英断!龍さんには、私の二の舞はさせたくない」。これが、彼が亡くなるまでの口癖だった。(この事故が直接原因だったかどうか不明だが、2020年秋に永眠。(翁とは50年に及ぶ親交だった。寂しい限りだ。)

さて、「高齢者の運転事故は増え続けている」――警察庁の資料から事故例を拾ってみる。【病院へ行くのに(過疎地のため)いつも自家用車を運転。その日(事故を起こした当日)妻を乗せて片道2車線の走行車線(左側)から追い抜き車線(右側)に車線変更をした時、後ろから来た軽トラックに追突され、ガードレールに激突して運転者(83歳)は即死、同乗の妻(78歳)は重傷を負ったが一命は取りとめた】(兵庫県)。【自家用車で早朝、ゴルフに行く時、(スピードの出し過ぎで)国道でカーブを曲がり切れずセンターラインから飛び出し対向車と正面衝突、本人(76歳)は軽症だったが相手側の運転者(43歳)は大ケガ、彼の妻(38歳)は死亡、子供(12歳)は半身不随の重症】(奈良県)。【友人宅へ遊びに行く途中、高速道路を逆走、正常に走って来た車が奇跡的によけてくれたものの逆走車は10km先で中央分離帯に激突、軽傷を負った。通報で駆け付けた警官に彼は(逆走を認めず)“何故、事故が起きたか、覚えがない”の一点張り。その後の調べで“認知症”と診断された】(香川県)【40歳の男性がお盆休みに5歳の息子を乗せて親戚を訪ねる途中、前から逆走して来た軽トラックを咄嗟に回避したものの、スピンしてガードレールに激突、車は大破し父子は軽症だったが、肝心の軽トラックはそのまま走り去り、警察は目撃者などの情報で3日後に75歳の運転者を逮捕、この高齢者は認知症と診断され免許を取り消された。当然、損害賠償問題が発生した(群馬県)。(ほか多数あるがスペースの関係で省略)。

12月に入ってなお高齢ドライバーの運転事故は多い。【白い乗用車を運転する80歳の男性が一般道路を猛スピードで走り、路上に止まっていた軽ワゴン車に激突、前を走っていたスクールバスのほか5台が絡む事故を起こす】(東京・江東区)。【登校中の小学生5人が後ろから来た軽乗用車にはねられ骨折などの重軽傷を負った。軽乗用車はそのまま逃走したが目撃者の証言でその夜、81歳の男が逮捕された】(静岡・菊川市)。【散歩中の保育園児の列に乗用車が突っ込み、園児10人が病院に搬送された。事故を起こしたのは74歳の男性で、調べで“頭痛持ち”】(愛知・東浦町)ほか「師走の高齢者運転事故は今日もまた」・・・

とにかく『高齢者の運転事故』は増え続けている。2020年度の70歳以上の人口は約2,300万人、その半数以上(約1,200万人)が運転免許保有者。翁のように免許証は持っているが車を持たない(運転しない)ペーパードライバーもいるが、長年運転している人は「自分は用心深いし、ベテランだから大丈夫」と過信して車から離れられない高齢者も少なくないだろう。特に公共交通機関の少ない地方ほど車は必要だから、高齢者の運転率は高い。本来、車好きの翁、もし“コロナ禍”が収束して故郷に帰省出来る時が来れば、あるいは観光地に旅行する機会があれば運転したくなるかも知れない。何故なら「注意力・集中力が低下している」ことも「瞬間的な判断力が鈍っている」ことも考えないで「俺の心身は健康だし、運転技術には自信があるから」と過去の経験にとらわれての“過信”が頭をもたげるだろうから――事故を起こす高齢ドライバーの多くが、そうであるのかも知れない。要するに加齢に伴い、視力・聴力・認知判断力・反射神経(反射行動)の衰えが間違いなく起きていることを自覚すべきであろう。

警察庁では「高齢ドライバーに多い3つの事故パターン」を挙げている。それは①出会いがしらの事故」(全体の30%)、「右折中の事故」(17%)、「左折中の事故」(9%)・・・そして「(高齢者に限ったことではないが)見通しが悪い箇所は徐行、一時停止交差点はしっかり停止、右折の場合、右折専用信号がない交差点では、対向車の速度と距離測定を見誤らない、左折は後方車の確認を」と呼び掛けている――運転しなくなった翁は歩行中、車への注意を怠らない。例えば交差点で信号待ちをする時は道路から離れて立つ。細い道を歩く時に車がやって来たら立ち止まって車を通過させる、など・・・同じように多くの歩行者は車に神経を使っている。翁、運転していた時代、そんな歩行者心理を考慮して運転していただろうか?今頃反省するのも可笑しいが・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「しばらくお別れ」

毎年このシーズンになると私の参加しているサンペドロハイキングのグループは家々のクリスマスデコレーションを楽しみながらハイキングをしてボランティアリーダーを務めるリビーさんの家に招かれる。毎年、彼の奥さんは、このハイキンググループの人達に手作りの料理やこの時期に飲む暖かいアップルサイダーやクッキーを用意して、もてなしてくれる。本来は21日がクリスマスパーティーのイベントだったのだけれど私が日本に行くというので1週間、前倒して開いてくれたのだ。

このリーダーの人は以前、この雑貨屋にも紹介したイタリア系アメリカ人のサルサ大好きパーティー大好きの元気溢れる91歳の人だ。最初、このグループに参加した時、このリビーさんから “君は日本人か?”と聞かれた。昔、このサンペドロのターミナルアイランドに住んでいた日本人から余程、親切にされたのか私が日本人だと言うだけで親切にしてくれる。6歳の子供の頃から見てきた日本人の印象が、とても良かったのだろう。本当にいつもながら日本の先人達には感謝だ。この14日のクリスマスパーティーは雨が降った後の寒い風の日だったにも関わらず35人ぐらいは集まっただろうか、、、冷たい澄んだ空気のせいで月や星の輝きは艶々輝いていた。

リビーさんの家にたどり着くとミセスが笑顔で迎えてくれた。カウンターには、ずらりとウィスキーやラムやワインなど、たくさんの種類のアルコールが並べられていた。今回はシナモンが効いたホットアップルサイダーにウィスキーを入れて飲んだら体が温まり、とても美味しかった。そしていつものホームメイドのクッキー。私はアメリカのクッキーは苦手だけれどここのミセスが作るイタリアンスタイルのあまり甘くないフワフワしたクッキーは美味しいので好きだ。ジャンボシュリンプのフリッターも定番で人気がある。この日は流石に寒いので家の中だけだと思ったら恒例のパティオでのダンスパーティーが始まりダンス好きのリビーさんを囲んで1/3ぐらいの人はガンガン外で踊っていた。皆元気だ。そして友人のサプライズ。突然クリスマスソングを皆で歌おうと歌詞を事前に刷って皆に配りハーモニカーの演奏でミセスに感謝の気持ちを捧げた。私はミセスの後ろにいたのでわからなかったけれどミセスの目からは涙がこぼれたと後から聞いた。

リビーさんが大好きなボートを手放してからミセスがいつも自分の家を提供して私達を暖かく迎え入れてくれている事への私達の感謝の気持ちが伝わったのだろう。そして2曲目にしばらくこのグループとお別れする私にもMarty Robbins Lyricsの“Red River Valley‘という歌を友人は用意していてくれたのだ。一部の人にしか日本に行く事を伝えていなかったので、これにはサプライズだった。

しばらく、お別れのサンペドロのハイキングとそのメンバーの人達。いつか、このグループの人達に日本の四季折々の美しいトレイルをガイド出来る日が訪れますように、、、、

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Oscar Peterson & Bill Evans Trio “The Art of the Piano Vol.1”

もうすぐクリスマスです。こんな時期に静かにゆったりと聴いてみたいジャズを集めたアルバムがあります。クリスマスソングではありませんがBill EvansとOscar Petersonのピアノで楽しむアルバムです。変なことが起こる世の中ですが、きれいな素晴らしい音楽で心を洗い、素直な気持ちで物事を考え行動したいものです。《R.O.》

Oscar Peterson & Bill Evans Trio “The Art of the Piano Vol.1″

01-My Foolish Heart 
  Bill Evans Trio, Bill Evans, Scott LaFaro & Paul Motian       
02-Waltz for Debby
  Bill Evans Trio, Bill Evans, Scott LaFaro & Paul Motian        
03-Detour Ahead       
  Bill Evans Trio, Bill Evans, Scott LaFaro & Paul Motian        
04-My Romance      
  Bill Evans Trio, Bill Evans, Scott LaFaro & Paul Motian        
05-Some Other Time (From “On the Town”)      
    Bill Evans Trio, Bill Evans, Scott LaFaro & Paul Motian        
06-Milestones        
  Bill Evans Trio, Bill Evans, Scott LaFaro & Paul Motian        
07-Waltz for Debbie        
   Oscar Peterson, Ray Brown, Ed Thigpen        
08-Tangerine       
   Oscar Peterson, Ray Brown, Ed Thigpen        
09-Gravy Waltz        
 Oscar Peterson, Ray Brown, Ed Thigpen        
10-This Could Be the Start of Something Big  
  Oscar Peterson, Ray Brown, Ed Thigpen        
11-Baubles, Bangles and Beads (From “Kismet”)        
  Oscar Peterson, Ray Brown, Ed Thigpen        
12-Six and Four       
  Oscar Peterson, Ray Brown, Ed Thigpen        
13-I’m a Fool to Want You  
 Oscar Peterson, Ray Brown, Ed Thigpen        
14-Yours Is My Heart Alone (From “The Land of Smiles”)      
   Oscar Peterson, Ray Brown, Ed Thigpen

編集後記「4D防風ウォームパンツ」

私はジョガーパンツが好きで夏に薄手のもの(ユニクロ製)、冬に厚手のもの(ライトオン製)をメインに履いています。今年の冬はいつもよりちょっと寒そうなのでこのスタイルで行けるかなと考えていたらとてもいいパンツを見つけました。作業服からキャンプ用品まで幅広く扱っているワークマンが販売しているパンツ「4D防風ウォームパンツSTRETCH」です。薄い生地ですが裏起毛になっており生地と記事の間に防風シートが入っているのでスタイリッシュなのに防風、耐久撥水に優れています。ポケットが8つ(前4、後ろ4)もあり、スマホ、財布、キーもなんでも入り行動しやすくなっています。ストレッチも効いて履き心地の良いパンツです。税込み2900円とコスパ抜群のありがたい価格です。今年の冬はこのパンツで乗り切れそうです。《R.O.》

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