雑貨屋ウィークリー1370号

雑貨屋のひとり言「夢の実現はモールス信号から」

若い頃、世界のハム仲間と英語で会話をしたいという夢を持ち、国際バンド(周波数)が使える第二級アマチュア無線技士のライセンスを取得しました。(無線工学、電波法規のほかにモールス信号の受信送信のテストがあります。)アマチュア無線局を開局して外国の局との交信にチャレンジしましたが、貧弱な設備と英語力ですぐに壁にぶち当たりました。この弱点をカバーできるモールス信号でチャレンジしてみようと思いました。モールス信号は長短が3対1の音の長さで構成された信号を送受信する通信方式です。26文字のアルファベットと10の数字そしていくつかの符号を覚えるだけで通信ができます。この通信方法はノイズに埋もれそうな弱い信号でも聞き取れることです。つまり自分の貧弱な電波でも遠くの国に届き通信が可能になるわけです。モールス信号の難しさはその信号を受信しながら頭の中で文字変換→翻訳し、今度は自分が相手に伝えたい言葉を英語にしてそれをモールス信号で送信することです。こんな面倒くさいことを海外の人と通信したい私のようなハムはやっていたわけです。(今でもハムはやっていると思います。)写真は私が使っていたモールスコードを打つためのキーです。アメリカのハム用雑誌の広告で見つけ買いました。無線機につないでパッドを親指で左にタッチすると短点、人差し指で右にタッチすると長点が打てます。これ自体で1.3kgの重量がありどっしりしていて安定して使うことができます。ちなみにモールス通信は現在、アマチュア無線以外では使われていないと思います。《R.O.》

川柳(東京・成近)

(川 柳)

一筋の道を愚直な汗が行く

一城の主ローンに攻められる

窓の月おまえも一人ぼっいかい

昭和一桁やはりもったいないが出る

黙祷の一分こんなにも重い

( ニュースひとりよがり)

「内閣改造」

どっこい生きている ―統一教会

「河野太郎デジタル相」

再難 ―ハンコ屋

「口先景気」

ーボーナスが去年の10倍だって?

ー去年がゼロでした

河合成近

龍翁余話(742)「第2次岸田改造内閣~期待したい閣僚」

第2次岸田改造内閣が発足した。19閣僚のうち5ポストを留任、14ポストを入れ替えて刷新を図りながらも、その中の5人はいずれも閣僚経験者、だから翁も留任組5人と閣僚経験者5人に関しては多少なり知っているが、当然のことながら新人9人については全くと言っていいほど情報を持っていない。幾つかのマスメディアは「即戦力と実務を重視する布陣」と評価しており、首相も10日の記者会見で「有事に対応する政策断行内閣だ」と胸を張った。確かに5人の残留組、5人の閣僚経験者を配したことは“派閥バランス”もあるが“内容重視”の人事である、とも言える。要は、果たして本当に即戦力をもって政策を断行出来る内閣であるかどうかだ。そのことをしっかりと見届ける必要がある。

岸田首相は政策の重点課題として①「防衛力強化」②「経済安全保障」③「感染症対策」④「新しい資本主義」⑤「子ども政策」を挙げた。これらについて翁はおおむね賛同する。「防衛力強化」では、翁は内心、小野寺五典(元防衛大臣)の再登場を希望していたのだが浜田靖一に決まった。浜田も悪くはない。父親のハマコーこと浜田幸一(元衆議院議員)のような”暴れん坊“ではなく、どちらかと言うと地味な男だが、過去に防衛政務次官、防衛庁副長官、そして麻生内閣の時に防衛大臣を務めた”防衛族“の雄であり「憲法改正・集団的自衛権行使に賛成」「首相の靖国神社参拝を薦めよう」などの考え方も翁と共通している。もう1人、国土防衛問題に積極的な発信を行なっているのが経済安全保障大臣に決まった高市早苗だ。翁はかねてより高市の(歯に衣着せぬ)発言に好感を持っている。もともと彼女は経済学の専門家でもあるので経済安全保障大臣は適任であろうが(今まで同様)“国土安全保障(防衛問題)”に関する言動にも期待したい。そして未だ衰えない、と言うより、ますます深刻化する“コロナ禍”で、更なる「感染症対策」が求められる中、加藤勝信(厚生労働大臣)と西村康稔(経済再生担当大臣)の再登場も心強い。加藤は第4次安倍内閣の時、厚生労働大臣、菅内閣の時は官房長官、西村は第4次安倍内閣と菅内閣で経済再生担当大臣のほか新型コロナウイルス感染症対策担当大臣を兼務、2人ともほとんど毎日のように(テレビに)顔出ししていたので馴染み深いし(コロナ対策に関しては)信頼感もある。岸田首相の“コロナ対策強化”の強い意志の表れだろう。河野太郎はデジタル大臣(翁はその内容はよく知らない)だが、ネームバリューは抜群。菅内閣ではワクチン接種推進担当大臣を務めワクチン接種推進に尽力したが、翁の彼に対する印象と期待は、やはり外務大臣(第3次・第4次安倍内閣)と防衛大臣(第4次安倍内閣)のキャリアである。岸田首相は、河野の“防衛・外交能力”も買って閣僚に登用したのではあるまいか。余談だが、これまでの防衛大臣として翁が特筆したい人物は石破 茂、浜田靖一、小野寺五典、中谷 元、それに河野太郎の5人だけである。

ところで、岸田首相の政策重点課題の中で、今1つ分かりにくいのが「新しい資本主義」である。小泉政権以降の規制緩和や構造改革によって社会の格差や分断が深まったと言う問題意識に基づき「成長と分配の好循環を目指す」と言うものらしい。その基本概念は同感だが、具体的な”筋道“(戦略)が見えない。翁の専門外の話なので断定的なことは言えないが、時々インターネットで「ニューズウイーク日本版」(ニューヨークに本社)を読んでいると”資本主義の問題点“を指摘する記事を目にすることがある。特にアメリカでは「会社は株主のものであり、経営者は利益を追求して株主に配当を多く出すのが”正義“である」との思想が長年続いた。しかし、近年、世界的に格差や環境問題が深刻化する中で、その”正義“が本当に正しいのか、疑問の声が上がって来ているとか。株主への還元を重視するあまり、労働者の賃金は安いままだったり、環境への配慮を怠ったり・・・そうではなく「経済成長と労働者への適正分配を可能とする”経済再生“を図る」のが「新しい資本主義」の本質であるなら、翁は大賛成である。「子ども政策」も重要課題ではあるが、この担当(内閣府特命担当大臣=少子化対策・男女共同参画)には閣僚の中では最年少(41歳)の小倉將信が就任した。勿論、翁は彼のことはよく知らないが、聞くところによると国会議員定数削減、一院制(参議院不要)、外国人参政権反対論者であるそうだから、それも翁の思想と共通しているので(それだけで)”小倉に期待しよう“と言う気になった。

さて――安倍元首相が凶弾に倒れて以来、政治家と旧統一教会との癒着問題が表面化して来た。本来、政治家は(与野党問わず、また本人の思想とは関係なく)ただ票田欲しさに宗教団体との結びつきが濃い歴史がある。健全な宗教団体となら(ある程度の付き合いは)

認められようが社会的問題を起こした(あるいは、いかがわしい)団体との関係は避けなければならないことは言うまでもない。岸田首相も「自ら点検し厳正に見直して貰いたい」と述べている。これを機に(信教の自由に抵触しない範囲で)政治(家)と宗教団体との関係を根本から議論すべきだろう――が、世間(マスメディア)もいつまでも執拗にこの問題を追いかけるのではなく“改造内閣の仕事始め”に目を向けたらどうだろう。

日本は今、急激に進む物価高、ウクライナ戦争で長期化するロシアと(日本を含む)西側諸国との対立、中国の執拗な尖閣諸島への脅迫、北朝鮮問題、そして長期化・拡大化する“コロナ禍”など、数々の“国難”を抱えている。加えて最近の台湾周辺における中国の軍事演習は東アジアの平和と安定を大きく揺るがせている。こともあろうに中国は日本の排他的経済水域(EEZ)内に5発もミサイルを撃ち込んだ。これに対する日本側の抗議に対し中国野郎は「日本にとやかく言う資格はない」とぬかしやがる。「無礼なチャンコロ(支那人)政府め!」と怒り心頭の翁だが、政界きっての親中派の林外相よ「遺憾に思う」だけでいいのか?一刻も早く国家安全保障会議(NSC)を開いて対応すべきだ。そこで翁、改造内閣に対し政策の優先順位を言うなら①防衛②経済再生③コロナ対策。故に翁、新閣僚の中で特に(前述の)浜田靖一、高市早苗、河野太郎、加藤勝信、西村康稔の5人への期待が大きいのである・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「山の日に思う」

灼熱の東京をしばし離れ山の緑が見たくなって長野の八ヶ岳方面に出かけたのは先月の事。人が密集している都会を離れて田舎に行くと気分がすっきりしてくる。遠くに連なる八ヶ岳、その中腹にモクモク白い夏雲がたなびき青い空に映える。あ~やっぱり山はいいな~と心が弾む。久々の山を見て高原の空気を吸って一層元気になった。山女の私にとっては自然がビタミン剤なのだ。新緑の緑を見ていると心地よくリラックス出来、目までスッキリ洗われていくような気分になる。

ところが、良く見るとその遠くの山の一部が削られているような所が何か所かあって何だか嫌な予感がした。田畑の脇の道路を車で走っていく途中、畑の中にいくつか太陽光発電(ソーラーパネル)が敷き詰められているのを見た。つい先日、どこかの記事で40年あまりミカン農家をやっている人の話が出ていた。近くにソーラー発電の事業を始めた会社が出来てからミカンが育たなくなったと。詳しい因果関係は自分ではわからないけれど40年ミカン農家をやっていて今までこんな事はなかったので考えられるのはソーラーパネルの反射光か電磁波の影響なのかもしれないと途方に暮れていた。

その記事を読んで15年ぐらい前に行った東京エコフェスティバルのスタッフの人の言葉を思い出した。自分の家の屋根に取り付けたソーラーパネルは全然元がとれないうちに耐応年数が来てしまうとぼやいていた。自宅に取り付けるにしてもペースメーカーをしている人がいる場合の影響、耳鳴りや頭痛を発症する人もいるらしい。反射光が眩しくて近所の人とトラブルになったり曇りや雨の日は使えなかったり、パワーコンディションの音がうるさかったりと問題が多いらしい。何かで発火した場合は消火が難しいし大雨の時の漏電の危険もある。産業廃棄物の処分場に埋め立てられると鉛やセレン、有害物質が出るそうで水質汚染の問題もあり解決の糸口が、まだ見つからないのだそうだ。その太陽光パネルの殆どが隣の赤い国製造というのだから益々危険だ。国の大事なエネルギーを他国に頼りすぎると国際紛争が起きた時にどのような事が起きるかは日本が散々経験してきたのに、、、、学ばないどころか今も利権まみれの政治家、経済界の人、不動産、法律家、弁護士など売国連中がその中で幅を利かせている。海の中のメタンハイドレートや地熱エネルギーなど未来の日本が独立出来る為の開発費、研究費を出したくない、またはわからない人が政治を取り仕切って権限を持っているから困る。

熱海でも不適切な場所で山に不法投棄し法律を無視し市の忠告も聞かず無理やり太陽光パネルを設置した為に土砂崩れが起き、たくさんの人が犠牲になった。ちょうどこの人災が起きる前年度に私は熱海を訪れている。一時、熱海市が破産しかかっていた頃、若者が頑張ってシャッターが降りて閉められた商店街を復活させているという話を聞いてどんな取り組みをしているのか興味を持って行ってみた。町の銀座通りのようなアーケイドには、おしゃれなカフェやサバを主にしたバーガーレストラン、雑貨屋さんなどユニークな店がオープンしていて、ようやく活気付いてきていたのだ。Uターン現象や東京や他県から移住してきた若い人、新しい人達の試みが地元の人にも受け入れられてきていたのだ。そのお陰で観光客も賑わい始めた頃だったらしい。

一旦は廃れた街が再生していく事は嬉しい事だけれど同時に、ここにも赤い国の資本がかなり入ってきているな~と感じていた。だから太陽光パネルの人災が起き、どこの製造で誰が関わっているのかを新聞で見た時は、やっぱり、、、と思って残念で仕方が無かった。

少し前も驚くような写真を見た。それは岡山県美作市のメガソーラー発電所の写真だった。初めは山の中の湖が反射しているのかと思ったら不気味なソーラーパネルが鈍い光を放っているものだった。今後、日本の美しい自然の山がこんな醜い姿に変わっていく事を望む日本人はいないと思う。昔からある日本の田園風景や棚田や山が失われていっている。日本は山が70%もあるのだとか、、、、使える土地が無いのかとおもったら、その山が豊かな水や食べ物を育んでくれているわけなのだからこの景観がなくなったら日本ではなくなってしまう。

これはサイレント インベージョン(静かなる侵略―オーストラリアの人が書いた本のタイトル)だ。この現象が世界で同時に起こっている。

今、米国でもそろそろ20年の寿命を迎える大量の破棄できないソーラーパネルが問題になっている。その殆どが赤い国製造のものだという事が、なおさら厄介で危険なのだ。おまけにそれは新疆ウィグル(奴隷にされて強制労働させられている民族)で作られ今、人権問題に厳しい米国では輸入制限がかけられている。

かつて毎年夏に訪れていたヨセミテやセコイア。私の大好きだった395沿いの山々。カリフォルニアも最近は山火事が増えてきている。2019年のオーストラリアの火事も凄かった。原因を調べてみたら気候変動だけでなくキャンプの不始末や放火もあったらしい。太陽光パネルの原因などもあるのかもしれない。

ふと浮かんだ言葉。戦争に敗れた後の日本を “国破れて山河あり“ そう誰かが詠んだ。静かに内側から侵略されていく中で、この日本の山々の風景が壊されていくのは許しがたい。そして、そういう大事な情報を隠してなるべく報道しないようにしているメディアやTVに腹が立つ。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Chuck Loeb ”The Love Song Collection”

オーディオに関する興味は尽きることはありません。でも気になって確かめたいことがあったらすぐに試せるのがうれしいところです。(少しお金がかかりますが)前回は有線イヤフォンの紹介でしたがワイヤレスイヤフォンも気になっていました。-40dbのアクティブノイズキャンセラーと外音取り込みモード、低遅延モードを備えた高級機並みの製品が求めやすい価格であったので、YouTubeの評価などを参考にして検討の上、購入しました。小型軽量でデザインも良く、私好みの低音にパンチがあるバランスの取れた音で楽しめます。開放型ヘッドフォン、有線カナル型イヤフォン、ワイヤレスイヤフォンを使い分けてジャズを楽しみたいと思います。

美しいメロディー、心ウキウキさせてくれる音が素敵でとても気に入っているアルバムがあります。アーティストはギターリストのChuck Loebです。ニューヨーク生まれのChuck Loebはスムースジャズ、フュージョンで活躍して2010年からFourPlayに参加していましたが残念ながら2017年に亡くなっています。彼のアルバムの中でも”The Love Song Collection”が特に気に入って聴いています。何度も聴いていると本当に味のあるいいアルバムだと思います。ほかにもたくさんの魅力的なアルバムがありますのでまた紹介します。《R.O.》

Chuck Loeb ”The Love Song Collection”

1. Water Runs Dry
2. Breathe Again
3. New Life
4. Don’t Let Me Be Lonely Tonight
5. Blue Kiss
6. Stained Glass
7. Spanish Nights
8. Shine On9. Bells
10. Golden Heart

編集後記「血圧測定」

私たち夫婦は朝と夜、自宅で血圧を測っています。数年前は高めの時がありましたが今は正常(110~120)で特に問題はありません。かつて大きな病院に行っていた時は診察前に血圧を自分で測るようになっていたので、何度か測りなおして低い数値を伝えていました。私以外にも何度も何度も測りなおして低い数字が出るまでやっている人を良く見かけました。いまでもそんなことをやっている人がいるのでしょうね。今私が行っているクリニックでは歩いて到着後、あまり時間を開けずに血圧を測るせいなのか自宅での測定値より高めに出ます。だいたい10~15くらい高いようです。血圧を測るところには「数値が高めに出ます」と書いてあります。ほとんどの人が血圧が高めに出るので何かひとこと言うんだろうなあと想像しています。《R.O.》

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