雑貨屋ウィークリー1321号

雑貨屋のひとり言「ワクワクに変換する」

今日、70歳になりました。目は飛蚊症と白内障、口の中は扁平苔癬、糖尿病指標のHbA1cは正常値より少し高めですが、生活に影響することはありません。ヨガのおかげで肩も凝りませんし、足、膝、腰にも支障がなく軽快に歩けています。健康に過ごせていることに感謝しています。

いつでも楽しそうな顔をして過ごしたいと思っています。本当はあまり楽しくなくてもそういう顔で過ごそうと心がけています。毎日を楽しく生きるコツは何かワクワクすることを見つけ、それを試してみることだと思います。こんなことがしたい、やってみたいことが見つかったらまずやってみることです。もし見つからなくても何かを見たとき、知ったときに自分ならどう使う、どうやるだろうと考えてみるだけで楽しくなってきます。そのうちこれは面白そうと思うことが現れたらそれがワクワクの始まりです。どんな小さなことでもワクワクに変換してしまう能力を磨くことかもしれません。先日、YouTubeで足ツボ(手のツボ)マッサージを見つけ、ツボを押してHbA1cが下げられるのならやってみようと始めたところです。これで下がるならこんないいことはありません。次の検診が待ち遠しいです。《R.O.》

川柳(東京・成近)

 ( 川  柳 )

ローン完済大の字になる古畳

履歴書の余白に夢がしがみつく

さあチャンス代役というジャンプ台

後期でもやる気余熱と言わせない

荒れた手が掴んだ幸せの尻尾

(ニュースひとりよがり)

「9月になって」

あつくなるぞ ―自民総裁選

「党役員刷新」

えっ総裁を ―幹事長

「最初で最後」

菅劇場 ―首相

河合成近

龍翁余話(694)「9月9日は救急の日」

9月9日は『救急の日』。日本人が好きな語呂合わせである。そしてこの『救急の日』を挟む日曜日から土曜日までは救急医療週間』(今年は9月5日から11日まで)。文字通り「救急医療及び救急搬送に関する国民の正しい理解と認識を深めて貰う」ことを目的に1982年(昭和57年)に制定された。この期間、全国各地で消防庁・都道府県・市町村・全国消防長会・日本医師会・日本救急医学会・その他の関係機関によって各種行事が開催される。

それにしても今年7月~8月の東京都の救急搬送及び救急医療現場は異例を超えて“非常事態”が続いた。東京消防庁の発表によると「コロナ感染重症患者の急増で病床は満杯、熱中症やその他の救急患者の入院を受け入れたくてもキャパシティ(収容能力)が全く無くなり、現場の医療従事者たちも歯がゆい(悔しい)思いをしている」とのこと。去る8月10日の東京消防庁から「本部機動救急、非常用救急を含め、本日は都内全ての救急車(東京消防庁管内の救急車保有台数約240台)が出払ってしまい“救急要請”、“緊急入院要請”に対応出来ない“非常事態”となっている」とのメッセージが発せられた。

たとえ救急車に乗せて貰っても救急患者を受け入れる医療機関が直ぐには決まらないから、いわゆる“たらい回し”の搬送困難が起きる。総務省消防庁によると、8月9日から15日(お盆が重なっての)1週間で“搬送困難”件数が全国で3,361件もあったとのこと。中には東京や埼玉で200以上の病院に断られ、救急搬送の待ち時間が10時間を超えるケースもあったとか。その時の救急隊員の心情、いかばかりだったか。そして、その”搬送困難“に遭遇した救急患者たちは、どうなったのだろうか、無事を祈るしかない。

その後もコロナ感染拡大が止まらないまま救急車出動はキリキリ舞い、医療現場も更に追い詰められているのが実情だそうだ。ある病院の訴えをSNSで読んだ「当院もコロナ用ベッドが満床、更に受け入れた患者の転院搬送が出来ず、複数のコロナ患者を(やむなく)初療室奥の陰性テントで管理している有り様。これ以上コロナ患者を受け入れると感染管理上の動線が確保出来ず、通常の患者受け入れ要請も断らざるを得なくなる。本当にもうギリギリの状態。でも我々医療従事者は、1人でも多くの命を救うために限界を超えて頑張り続けている」――

それもこれも、元は、と言えば“コロナ感染拡大”だ。そこで(今更ではあるが)“コロナ禍”の実情を見つめ直してみよう。厚労省はこのほど「新型コロナウイルス感染症の直近(8月18日現在)の感染状況」を発表したが、毎日コロコロ変化(増加)する感染者数・重症者数・死者数を見ていると、2週間前のデータがもはや古く思える。厚労省資料には、こう書いている「全国の新規感染者数は報告日別では過去最大の水準を更新し続け、感染拡大の歯止めがかからず、全国的にほぼ全ての地域で新規感染者が拡大、それに伴い重症者数も急増、入院等調整中の人数も急速に増え続けている。そのことによって首都圏を中心に公衆衛生体制・医療提供体制が極めて厳しくなっており、災害時の異常事態の局面が継続している」――東京都及び近県の急激なコロナ感染拡大が多少なりとも「東京2020五輪」が影響しているのでは?との議論も噴出したが、その因果関係について小池都知事は「テレビ観戦によりステイホームが進んだので影響はない」と言い、菅首相は「人流は減っているので影響はない」(菅さんよ、それ、思い違いだよ)またIOCマーク・アダムス広報部長は「感染拡大に五輪は責任無し」・・・今のところ、エビデンス(学術的根拠)が明らかにされていないので軽々に言えないが、翁の感覚では「テレビで視る限り人流は増えており、外国選手団来日の際の空港チェックの甘さ、外国人選手たちの“規則違反行動”などを考えると「感染拡大は五輪とは無関係とは言い難い」と言うのが翁の率直な感想だ。でもまあ「東京2020五輪」が大過なく終わったことだし、パラリンピックも日本選手たちが大いに活躍してくれたので“五輪と感染拡大の因果関係”は追求しないでおこう。

ところで「新型コロナウイルス」は中国・武漢で発生した「チャイナ・ウイルス」が元凶であるが、いつの間にか「新型コロナウイルス」の“懸念される変異株”が流行し出した。主な変異株はイギリス型の「アルファ株」、南アフリカ型の「ベータ株」、ブラジル型の「ガンマ株」、インド型の「デルタ株」、コロンビア型の「ミュー株」など。これら“変異株の懸念”とは①感染しやすい②重症化しやすい③免疫やワクチン効果を低下させる(いずれも可能性)。医療機関は限界ギリギリ。中等症や重症患者の入院調整対応が厳しくなるばかりでなく一般療養の制限や救急での搬送がますます困難となる。このままでは救える命が救えなくなる危機的状況に陥る(いや、すでに危機的状況だと言われている)。

9月3日現在の国内感染者はこれまでに(空港検疫を含め)累計154万6,318人だそうだ。そのうち死者1万6,282人。東京都の感染者数累計354,742人、宿泊療養者2,126人、自宅療養者17,603人、入院療養等調整中6,254人、死者2,535人。死者の中には自宅療養中の患者が多く含まれているのではないだろうか?自宅療養中、急変で救急車を呼んでも(前述のように)日や時間帯によって救急車の到着が遅れたり、入院先が見つからず数時間も“たらい回し”にされ、生命が危険にさらされるケースも少なくないだろう。1人暮らしの自宅療養者の安全・安心を看守るシステムはどうなっているのだろうか?

救急車が円滑に稼働し医療機関が正常に機能するようになるには、1日も早く現下の感染拡大を抑え込むことが肝要だが、国民の1部には“緊急事態宣言慣れ”、“コロナへの恐怖心の薄れ”、つまり“気の緩み”が生じて“自己防衛対策の手抜き”が“感染拡大助長”を引き起こしている現実がある。『救急の日』『救急医療週間』に際し「各自の自制が救急医療現場を救う」を再認識しようではないか・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究 「空気」

昨日の金曜日は外出中で午後4時近くにバスの中のテロップを見るまで菅氏が出馬を断念したと言う事は知らなかった。家に戻ってネットを見るとすでにLAの友人たちから、このニュースに関してメールが入っていた。私より早くこのニュースを知って,すでにいろいろ意見が書かれてあった。世間では菅氏に関して”陰気臭い”とか”華が無い”とか”目が死んでる”とか外見の事まで痛烈な批判も多く気の毒な気持ちもある。もちろん、オリンピックや中華ウィルス(医療関係で働く友人はいつも、コロナとは呼ばず、こう書いてくる)で激務であったと思う。ただ、菅氏の政策、行動には賛成出来るものは無かったし、このまま続投されたら野党や反日国家は喜ぶだろうと思っていた。二階氏もやっと去ってくれた。

この淀んだ空気の流れを変えてくれたのは横浜市長選の時に吠えていた港のドンと呼ばれている藤木幸夫氏だと思う。へ~今時、まだこんな人が、昭和の気骨が入った親父さんがいたんだ~とこの人物の事を知って嬉しくなってしまった。この藤木氏の事は今まで全く知らなかったし日本の政治事情にも詳しくない私だけれど、この91歳の藤木氏の発する言葉一つ一つはストレートに私の心に響いてきた。理屈ではない。横浜選挙の応援の時に藤木氏は野党も含め与党の中枢がすでに親中派ばかりで腐っていると言っていた。本来、自民党を押したいところだけれど是々非々で党を超えて政策が大事なんだと。

私も、え~立憲民主党?と思ったけれど自民党が推薦している元国家公安委員長のO氏を見た途端、あ~これでは日本のスパイ防止法を作るのは無理だと思ったし赤い国の背後霊を感じてしまった。(私の偏見) 藤木氏は先代が苦労して築き上げてくれた港に賭博場など出来たら腹を切って死ぬと言っていた。この戦いは負けられないのだと。その言葉を聞いて本気でこの人は死ぬ気だと思った。勝利宣言の時、藤木氏は ” 菅は辞めなきゃ、しょうがないだろう。もし、俺の所に連絡が入ったらすぐに辞めろと言うよ。”と言っていた。その菅氏、一日前までは出馬意欲を見せていたのが突然変わった。これも空気を読んだ側近や周りの議員や民意に押されて事態が動いたのだろうか、、、、

それにしても相変わらずTVやメディアは酷い。当初、総裁選出馬に立候補しているのは菅氏と岸田氏しかいないと断言し(NHK)しばらく高市氏の顔写真も一切出さなかった。他のメディアも似たようなものなので不思議だな~と思っていたら高市氏の政策の一つには電波利権の改革や嘘の情報を流した放送局には罰則もありと発言していた事だ。これは今だに中国共産党の影響を受けているNHKやTV局にとって排除しなくてはならない人物なのだろう。産経新聞の阿比留氏が面白い表現をしていた。菅=仕事人 石破=裏切り者 岸田=地味だが誠実=官僚の言う事を良く聞くつまらない人 高市=国家観No.1 と。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ  “Undercurrent” Bill Evans and Jim Hall

初めてのアルバムを聴くとき、もしかしたら自分史上最高のジャズかもしれないと期待しながら聴きます。ジャズはそんなワクワクがあります。毎週ジャズを探しながら聴く楽しい趣味を持って本当に良かったと思います。Bill EvansとジャズギタリストのJim Hallという個性を持ったアーティストがコラボして創ったとても珍しいアルバムを紹介します。1962年のアルバムですが1966年にも再びこの二人がIntermodurationというアルバムを創ります。

 “Undercurrent” Bill Evans and Jim Hall

01. My Funny Valentine
02. I Hear A Rhapsody
03. Dream Gypsy
04. Romain
05. Skating In Central Park
06. Darn That Dream
07. Stairway To The Stars
08. I’m Getting Sentimental Over You
09. My Funny Valentine – (Alternate Take)
10. Romain – (Alternate Take)

編集後記「ドローンに興味が・・」

少しでも興味があることは調べてみることにしています。その一つ、最近話題になっているドローンについてちょっと調べてみました。ありがたいことに個人が実際に使った時の情報がいっぱい得られます。近くの公園でドローンを飛ばしてそこから地上にいる自分たちの写真や動画を撮ってみるというぐらいなら誰でも簡単にできるようです。数千円から1万円くらいのモノは画像を電送するだけのもので画質が荒くスマホのカメラに比べるとかなり劣るようです。そして風に弱くコントロールが難しそうです。高画質で空撮し安定した操縦を楽しみたいならそれなりのモノを選ぶ必要があるようです。
それからとても重要なことがあります。ドローンは重さによって航空法の規制の対象になってくることです。総重量が200グラム未満ならおもちゃ扱いなので、許可は要らないのですが200グラム以上は無人航空機になるので国土交通省の許可を得る必要があるのです。加えて2022年からルールが変更され100グラム以上か無人航空機となる可能性が出てきそうです。ちょっと楽しむだけならトイザらスや近くの電気店で売っているようなオモチャ程度のもので遊ぶくらいが無難のようです。高画質で空撮をしたいなら飛行距離も長く、優れた撮影性能のものが数万円であります。ただ無人航空機としての許可が必要なのでしっかりとした目的と心づもりが必要です。そこまでしてやりたいとは思わないので今はやめておこうと思います。《R.O.》

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