雑貨屋ウィークリー1371号

雑貨屋のひとり言「無責任時代」

なんでそんな阿呆なことをするんだろうとあきれてしまう愚かな行為が毎日のように耳に入ってきます。世の中こんなに狂ったやつがいるのかと思うと日本は大丈夫か?いや地球は大丈夫かと心配します。

小さな我が子を車の中に残してパチンコをしに行くバカ親・・
人身事故を起こして飲酒運転がばれるのを恐れその場から逃げて時間が経ってから現れ、酔っていて記憶にないという超クズ人間・・
市民のために一所懸命やってるように見せてるがその裏では税金を盗み取る詐欺をやっていた市議会議員・・
未成年の女性とお酒を飲んでいるところをスクープされちゃんと釈明もせずに公職に居続け高い給料をもらっているずるい国会議員・・
市民の個人情報を許可なく持ち出し、帰宅途中に泥酔するまで酒を飲んで路上で寝てしまい個人情報の入った鞄を失くす超間抜けな警部・・
国を自分のものだと勘違いして世界に迷惑をかけまくってるどこかの国のトップたちの愚行・・

・・・とりあげたらキリがありません。これらの呆れた無責任な行動はいったいどこから生まれるのでしょうか?

昔、クレイジーキャッツ植木等の「無責任一代男」という歌がありました。歌ってた本人はいたって真面目に歌っていたと思います。今は真面目な顔して信じられない無責任なことをする本当の無責任時代になってしまったと思います。無責任でズルい行動をとる人たちには本当に腹が立ちます。《R.O.》

川柳(東京・成近)

(川 柳)

一匹と二人になった子の巣立ち

生涯現役一つ覚えの職に生き

職歴は一つ苦笑の座り胼胝

趣味一つ持ち身の程に合う暮らし

一病と平均寿命越えました

( ニュースひとりよがり)

「行動制限なき…」

ザポリージャ原発が怖い ―コロナ

「危寿 ―地球

「服の特徴」

袖の下が広いです ―AOKI 

河合成近

龍翁余話(743)「横浜・鶴見の沖縄タウン」

お盆明けの某猛暑日、『横浜・鶴見の沖縄タウン』へ行った。何故いま『沖縄タウン』か。実は翁、沖縄とは“沖縄返還”からこの50年の間に「沖縄復帰記念式典の記録制作」「初代沖縄県知事・屋良朝苗氏インタビュー」「政府広報・沖縄海洋博事前取材」「テレビ番組製作のための数回に亘る沖縄取材」などで沖縄の多くの友人たちにお世話になり、いまも交流が続いている、など深い関係があるにもかかわらず、これまでに一度も『横浜・鶴見の沖縄タウン』に行ったことが無かった。そこで、この“コロナ禍”や猛暑日の最中なのに何故、出かけたか――9月末に終わるNHKの朝ドラ『ちむどんどん』に背中を押された訳だが、『沖縄タウン』と言うから那覇市の“国際通り”やコザ(沖縄市)の“上地地区”を想像していたのだが、JR鶴見線「弁天橋」を降りて約500m先の「汐入公園」を抜け、更に約500m先の「仲通り」に出たが、閑散としていて、“どこに沖縄タウンがある?”とウロウロしていたら、1人の青年が「タウンとは街並みのことではなく、沖縄に縁のある人が沢山住んでいる町、と言う意味です」と教えてくれ、「横浜鶴見沖縄県人会」と「おきなわ物産センター」が同居する小さな建物まで連れて行ってくれた(写真左)。その青年、地元の人(沖縄県関係者)かと思ったら「東京から所用で来た」人だった。親切に感謝!

話は前後するが――今春4月に始まり9月30日に終了予定の朝ドラ『ちむどんどん』は、「ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロインと、支え合う家族の愛と笑いと涙を描いた沖縄本土復帰50年記念ドラマ」と謳っていたので、翁はかなり期待していたのだが、何もかも期待外れ、こんな愚作、視たくもない(なら視るな)、だが、そのうち“沖縄戦の悲劇・アメリカ占領下の沖縄人の暮らし(苦しみ)・本土復帰後の沖縄県民の心情・ヒロインの夢に向かってのひたむきな姿、それを支える家族や周辺の(沖縄人らしい)人情溢れる触れ合い、などの展開を期待していたのだが、来る日も来る日も目を覆いたくなるような構成(シナリオ)と(ベテラン俳優たちを除く)若手役者の未熟な演技に、腹が立つ、より、呆れてしまう愚作に、イラつく数カ月を過ごした。これは、言うまでもなく翁の勝手な批判だが、”不評“の評価は視聴率にも表れる。直近では2020年後期「おちょやん」17.4%、2021年前期「おかえりモネ」17.4%、2021年後期「カムカムエヴリバディ」17.1%などはまだいい方、この「ちむどんどん」は(7月末までの平均)15.6%・・・20%台を狙う朝ドラにしては、これはもう惨敗。理由は(翁の主観では)脚本・演出の拙さで中途半端な物語構成、主人公・暢子の薄っぺらでノー天気の鈍感ぶり、暢子以上にドラマの足を引っ張っているのが兄・賢秀の軽薄(おっちょこちょい)、頭の悪さぶり。そして子供に甘すぎる(叱ることが出来なくて子供の言いなりになっている)ダメ母親・優子・・・これら役を演じさせられる役者たちが気の毒。つまり、脚本・演出の未熟さがこのような“悪評”を買っているのだ。翁の友人(沖縄県人)は言う「このドラマを作っている人たちは本当の沖縄の歴史・風土・人間を知らないのでしょう」。多少なり沖縄を知っている翁もそう思う。しかし、どのドラマでも同じだがベテラン俳優たちの確かな脇役ぶりで救われるケースが多い。仲間由紀恵・大森南朋・原田美枝子・高島政伸・山中 崇・中原文雄・片岡鶴太郎・鈴木保奈美らの出番のシーンでホッとするのは翁だけだろうか――

さて、それでも「テレビの影響は大きい。朝ドラのおかげで“仲通り”への来客が増えました」と話すのは横浜鶴見沖縄県人会副会長の仲西幸四郎さん。以下、仲西さんにうかがった『沖縄タウン』の歴史概要――明治30年頃、沖縄から国内外へ渡る移民が現れ始めた。

横浜・鶴見には、大正初期から昭和にかけて埋め立て工事が進み、沖縄からも出稼ぎ労働者が増え定住するようになった。特に高度成長期の1960年(昭和35年)頃、沖縄から多くの移住者がやって来た。当初、沖縄人に対する差別は激しかった。食堂では「沖縄人お断り」の貼り紙、進学も就職も家を借りるのも難しく、自分で商売を始めようとしても金融機関はお金を貸してくれない。そんな時期、沖縄人は“模合(もあい)”と言う小口融資組織(本土の頼母子講や無尽講に似ている相互扶助システム)をつくり助け合った。だから沖縄出身者は必然的に鶴見に集まるようになった。つまり、皆が寄り添わないと生きて行けなかったのだ。「今も結束は固いですよ」と仲西さん。とは言っても横浜鶴見沖縄県人会の会員数は年々減少し、会員の老齢化も進んで現在は750世帯。かつて鶴見区には約4万人の沖縄人が住んでいたが、現在は約2万人だそうだ(ここ仲通り一帯には約1500人が居住しているとのこと)。「県人会では最近、青年部を立ち上げました。若い人たちの力で“横浜鶴見沖縄県人会”を盛り上げ、ウチナーンチュ(沖縄人)の血脈と伝統文化を繋いで行って貰いたいと期待しています」(仲西さん談)――

“沖縄タウン”と形容するような街並みではなかったが、仲町商店街を歩いていると、何軒かの“沖縄料理の店”が目に止まる。「ゴーヤチャンプルー」「タコライス」「ソーキそば」「ニンジンシリシリ」「ラフテー」などの有名看板メニュー写真が食欲をそそる。ちょうどランチタイムだったので、とある小さな店に入り「石垣島の名物・八重山そば」(冷やしそば)を注文した。そば、と言ってもうどんに近い太麺だ。スープは少し甘みがあり、かまぼこ、小片の豚肉にネギ、と言うシンプルな盛り付けだが、結構、美味かった。食べながら思った「石垣市は尖閣諸島を行政支配している(地名は、石垣市登野城尖閣)石垣市の皆さんに感謝」である。そして更に思った「4月からイラつきっぱなしの愚作(朝ドラ)、せめて9月のエンディングあたりで、翁を『ちむどんどん』(ワクワクするような楽しい気分)にしてくれる締めくくりであって貰いたい」・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「日本の着物」

米国から日本に戻ってきた友人で着物の着付け教室に通っていた人がいる。先月、神楽坂にある和食屋の店で久しぶりに会ってランチをした時に涼し気な着物姿で表れた。その友人の着物仲間の方に誘われて先月、丸紅ギャラリーで行われた丸紅コレクションの着物を見に行った。タイトルは “美”の追求と継承。着物を着てくれば入場料500円が無料になる。着物文化を継承するために、こういった試みはいい企画だと思う。着物の着方は動画を見ながら覚えたというTさんは、もちろん着物でいらっしゃった。2人ともスラリとした美人で着物を素敵に着こなしていて良く似合っていた。丸紅ギャラリーであたりを見渡すとやはり着物で来館している人が多くその人達の着物を見るのも楽しかった。今回、丸紅ギャラリーでは江戸時代から明治、大正、戦前の昭和、戦後に至るまでの着物が44点展示されていた。そして着物コレクションの中でも古い染織品を中心に紹介されていた。

近江の麻布も有名で古くは室町時代から生産されていたのだとか、、、、その麻布に染め上げられた風合いやデザインは緻密で且つ美しかった。最近、日本の気候、生活や暮らしにあった麻や木綿、絹などの優しい天然素材が心身共に心地良いのだという事をしみじみ感じるようになった。

今年は花火大会や七夕まつり、もしくは鄙びた温泉街に浴衣でも着て出かけたいと思っていた。夜店で久しぶりに綿菓子でも買ってそぞろ歩きで夕涼み、、、なんて想像していたけれどTVのコロナ騒ぎと異常な酷暑で残念ながら今年の夏も、その望みが遠のいてしまった。

数年前、コロナ騒ぎの起きる前に日帰りで訪れた京都では着物姿の若い女性をたくさん見かけた。ところが殆どの観光客が中国から来た観光客だったという事を私は知らなかった。そして後日、友人からその着物をレンタルしているお店のオーナーは中国人が多いのだという事を聞いた。お土産屋さんや旅館、ホテル、旅行会社、タクシー会社、レストランのオーナーも日本を足場に商売をしている中国人が多いのだそうだ。当然、日本の国にはお金が落ちないようになっているのだとか、、、、おまけにそこで働く中国人留学生が稼いだお金は無税。変な話だ。日本人には厳しくお隣の国は特別待遇がいろいろあって私達日本人には知られていないらしい。

数日前に中国の蘇州で若い浴衣を着た中国人女性が日本の伝統文化である着物を着て歩いていただけで連行され5時間も身柄を拘束され着物は没収されたというニュースが流れた。前にも湖北省の大学で中国人の男性2名が着物を着て花見をしていた時に警察に殴られたというニュースも聞いた。敵国日本の着物など着るなというわけだ。昔、米国カリフォルニアにある大学の日本語クラスで日本の着物文化を伝えるためイベントを企画した人のお手伝いをした事がある。皆、とても興味を持って喜んでくれたのを思い出す。どうも日本の近隣国だけは日本の文化を目の敵にしているようだ。丸紅ギャラリーの着物を見終わって同じフロアにある店に入った。そこで特別メニューの飲み物に目がいった。ちょうど丸紅ギャラリーのイベントに合わせて作った飲み物のようで“染め”という名前が付けられた炭酸飲料があったので注文した。深い紫色は染めものの色相のようで、なかなか粋な計らいだと思った。窓からは皇居の緑が見下ろせて東京なのに静かで落ち着ける。この近くに来る機会があれば、また、ここに寄ってみたくなるような雰囲気のある店だった。いつか私も着物を着てここを訪れる日が来れたらいいなと、、、、、。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Carmen Cuesta Loeb “Dreams”

先週ご紹介したChuck Loebのアルバムを何枚か聴いていたらおすすめのアルバムが出てきました。それらを聴いているとしっとりと落ち着いた曲がありました。耳にすっと入ってくるあまい歌声でとても気に入りました。その中でも”Dreams”というアルバムが好きです。ずっと聴いていられるアルバムです。歌っているのはCarmen Cuesta-LoebでChuck Loebの奥様でした。Carmen Cuestaはスペインのマドリード生まれでChuck Loebがコンサートでスパインを訪れたときに出会い結婚しました。《R.O.》

Carmen Cuesta Loeb “Dreams”

01. Dreams(Carmen Cuesta)
02. Invitation(Bronislaw Kaper / Paul Francis Webster)
03. Vuelvo A Ti(Carmen Cuesta)
04. No Te Olvidare(Carmen Cuesta)
05. Blue Kiss (Carmen Cuesta / Chuck Loeb)
06. Corcovado(Antônio Carlos Jobim)
07. Estrana(Carmen Cuesta)
08. The Shadow of Your Smile(Johnny Mandel / Paul Francis Webster)
09. Something(George Harrison)
10.Until(Carmen Cuesta)
11.The Garden(Carmen Cuesta)
12.My Romanc(Lorenz Hart / Richard Rodgers)
Produce:Carmen Cuesta & Chuck Loeb

編集後記「ズボラ筋を鍛える」

毎日の運動としてヨガと夕食後の散歩を行っています。散歩は歩きながら自分の足の調子や体のバランスを確認できたりするのでとてもいいと思います。そして歩きながら目に飛び込んでくる人の動きや景色を楽しむことができて気分転換にもなります。これはこれで何かの役に立っていると思うのでこれからも続けていきたいと思っています。ただもう少し筋肉を鍛えたほうがいいかなと思ってきました。そこでヨガにプラスアルファで、日ごろあまり使われない筋肉(ズボラ筋)を使うことにしました。首、肩から足の先まで全身の筋肉を対象に少しだけ鍛えることでフットワークを軽くしたいと思います。もちろん無理をせず楽しみながらやろうと考えています。なにか変化が出てきたら紹介したいと思います。《R.O.》

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