雑貨屋ウィークリー1432号

雑貨屋のひとり言

秋晴れの土曜日、孫たち(Kちゃん、R君、Y君 )が通う小学校の体育会がありました。気温が上がらずちょっと肌寒かったですが体育会日和でした。小1のR君とY君が同じグループで徒競走を元気に走っている姿、Kちゃんの熱心に練習したダンスなどを楽しく観戦させてもらいました。2年後、5歳のU君が小1になるので、孫4人が全員、出場する体育会を観戦できるのを楽しみにしています。 《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳  )

多病息災平均寿命また延びる

歳のせいですと聴診器に言われ

免許証返し傘寿の万歩計

生前葬やれば酒飲みばかり寄り

保険証の裏に延命拒否のメモ

(ニュースひとりよがり)

「一帯一路」

落とし穴に注意 ―西側諸国

「文化勲章」

“やるまいぞ やるまいぞ”で頂いた ―野村万作

「来客」

熊さんかと思ったら本物の熊だった ―横町のご隠居

河合成近

龍翁余話(804)「10月に多い食中毒」

先週号(803)の『冷凍商品黄金時代』を読んでくれた友人(シニア会のメンバーの1人)Kさんから「冷凍食品中心の龍翁さんは“食中毒”にはかかりませんよね」と言うメールを頂戴した。コロナやインフルエンザに神経を使っている昨今、翁は『食中毒』のことなんかさっぱり忘れていた。「え?今時、食中毒?」――暑さや湿気で食べ物が痛みやすい梅雨時なら分かるが、比較的乾燥して気温も下がる10月に食中毒、と聞かされてもピンとこない。そこで調べてみたら「食中毒は年間を通して発生している。しかも過去の統計によると10月が最も多い。そのことは案外知られていない」(厚労省の資料)とのこと。

何故、秋(10月)に『食中毒』が多いのか更に(厚労省の)資料に目を通してみた。「秋は行楽シーズン。弁当持参でハイキングや(バーベキューなどの)屋外リクレーション、各種祭礼などの機会が多く、その際、食材に付着している細菌が原因で発生する食中毒が少なくない。『食中毒』の原因は細菌・寄生虫・自然毒の3つ。特に秋は夏場に比べ細菌への注意(備え)がおろそかになりがちなので気をつける必要がある」と警告。翁は、そこまでは納得。ところが、その後に記してある「予防三原則」なるものを読んで呆れた。その「三原則」とは「細菌を食べ物に付けない」・「食べ物に付着した細菌を増やさない」・「食べ物や容器に付着した細菌をやっつける」――これぞ、まさに役人や学者特有の曖昧糢糊(あいまいもこ=物事をはっきりさせないでボヤけているさま)、独りよがりのスローガンだ。「細菌を付けるな・増やすな・やっつけろ」と言ったって、翁には“細菌の姿”は見えない。仮に「もしかして、この食べ物や容器に細菌が付着しているかも?」と思っても「誰が好んで細菌を増やすか、(犯罪者以外)そんなバカはいない」。「食べ物や容器に付着した(見えない)細菌を、どうやってやっつける?」市民感覚からすれば、こんな(生活者に全く響かない)抽象的な謳い文句を唱えられたってどうしようもないではないかとイチャモンを付けたくなったが、そのあとの記述にやっと(翁にも納得出来る)具体的な“予防策”が出て来たので、まずは、やれやれ。

<細菌を食べ物に付けないためには>――手洗いは勿論、弁当箱などの容器や調理器具を洗剤でよく洗い、熱湯や漂白剤で消毒して充分に乾燥させる必要がある。食材も流水でよく洗う。しかし肉類は水洗いすると(付着している)細菌が飛び散ってしまう危険性があるので“加熱殺菌”をしよう。<食べ物に付着した細菌を増やさないためには>――食材の水分を切って食べるまでの間の繁殖を防ぐ。煮物は、盛り付けカップで仕切るなど、食材の保存と詰め方を工夫する。水分が出やすい野菜(例えばレタスやサラダ菜)は他の食材と一緒に詰めないで単独の容器に入れる。<細菌をやっつけるためには>――とにかく“加熱“することが一番。肉料理は、中心部が1分間以上75℃を超えるのが目安。卵料理は(卵が)固まるまで加熱、ハムなどの加工食品も念のため加熱することが肝要――以上が「予防三原則」の説明である。これなら誰だって理解出来る。だったら翁にイチャモンをつけられるような(曖昧糢糊の)「予防三原則」のキャッチフレーズなんて最初から不要だと思うが、いかが?(目くじらを立てるほどの問題ではないが、普段、とかく役人や学者の“上っ面表現”に不快感を抱いている翁、つい、吼えたくなった次第。)

前述の『食中毒』の3原因(細菌・寄生虫・自然毒)の寄生虫について――サンマ・アジ・サバ・カツオ・イワシ・サケ・イカなどに付着する寄生虫(アニサキス)中毒は、猛烈な腹痛を起こすそうだ。この寄生虫だって見た目では分かりにくいので、はやり加熱・冷凍で死滅させることが肝要。加熱の場合は1分以上(60℃~70℃)、冷凍の場合は-20℃以下なら24時間で死滅するそうだ。そう言えば、先週号(803)「冷凍食品黄金時代」の到来には、”手軽さ“、安価さ”のほかに、この“寄生虫予防”も“黄金時代到来”の理由(背景)の1つかも知れない。高齢の翁は近年、肉類より魚類を好む。しかも冷凍食品や加工食品が中心。それも煮魚・焼き魚ばかりで”生魚“(刺身)は食べられないので魚の寄生虫による中毒の心配はないのでは、と思っているが、気をつけるに越したことはない。

『食中毒』 の3原因、もう1つの自然毒について――典型的な自然毒の1つに毒キノコがある。翁はシイタケのことなら多少は知識があるが、キノコについては無知。恥ずかしながら今まで一度もキノコ狩りをしたことがない。資料によると、特に毒キノコで注意したいのは、食用のキノコによく似た形のツキヨタケやクサウラベニタケ、この2種類が毒キノコ中毒の約70%を占めているそうだ(と言われても翁にはその姿が見えない)。林野庁の資料によると、日本には4千~5千種類のキノコが存在していると言われている。そのうち食用とされているのは数百種類、一方、毒キノコは約40種類、その他については不明、巷間「縦に裂けるものは食用、色鮮やかなものは毒、虫が食べているものは大丈夫」などと言われているが、科学的根拠はないので、あやふやなキノコは専門家のアドバイスを受けるように」とのこと。

さて、翁は(生来の潔癖症のせいか)“コロナ禍”以前から、(電車など混雑の場所では)マスク着用のほか手指洗い・うがい・室内や衣服消毒などを行なっていたし“コロナ禍”以来、買い物類(特に食品)は包装紙の上からアルコール殺菌スプレーで消毒する習慣が身について来た。また、外出時、必ず“除菌ティッシュ”を携帯している。勿論、コロナやインフルエンザの予防ワクチン接種も(決められた時期に)済ませている。そこまでしていてもコロナ・インフル(などの伝染病)には罹らない、と言う絶対的な保証はない。「保証はないが、やることだけはやっておこう」が翁の考えだ。『食中毒』もしかり、“冷凍食品中心”の翁の食生活ではあるが、前述の「予防三原則」、イチャモンはつけたが納得する限りのことは実行しよう、と思っている。今号に『10月に多い食中毒』のヒントを与えてくれた友人・Kさんに感謝しつつ・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

ジャズライフ The Sergio Mendes and Brasil ’66 ”Foursider”

今週はずい分昔に聴いたことがある、The Sergio Mendes and Brasil ’66のアルバム”Foursider”です。The Sergio Mendesはジャズやファンクを多用したボサノ​​バを演奏しています。よく覚えている曲はMas que Nada、Dog of the Bay、 Fool on the Hillなどでしょうか。最後に聴いたのはいつだったのか忘れましたが、今聴いてもとてもいい曲ばかりだと思います。《R.O.》

1-Mas que Nada
2-One Note Samba / Spanish Flea
3-Bim Bom
4-Look Around
5-Dock of the Bay, (Sittin’ On) The
6-Watch What Happens
7-With a Little Help From My Friends
8-Look of Love
9-Norwegian Wood
10-Wave
11-After Midnight
12-Chelsea Morning
13-Fool on the Hill
14-For What It’s Worth
15-Day Tripper
16-Crystal Illusions (Memorias de Marta Sare)
17-Pais Tropical
18-Ye-Me-Le
19-Lai Ladaia (Reza)
20-Promise of a Fisherman
21-After Sunrise

編集後記「ラバー歯ブラシ」

扁平苔癬の私は、歯茎がちょっとデリケートなので気を遣いながら歯を磨いています。歯科医に勧められた柔らかいブラシを使っていますが、それでもブラシの先端があたると痛く感じます。そっとしか磨けないので歯垢がうまく取れず、ストレスを感じていました。ある日テレビのCMでラバー製の歯ブラシが発売されているのを知り、早速、買って試してみました。この歯ブラシは画期的な商品で私の救世主になりました。歯茎への刺激が少なく気持ちよく歯が磨けるようになりました。理想の歯ブラシを見つけられ、これまで苦痛だった歯磨きが楽しくなりました。歯茎に不安があり歯磨き時に気を遣っている方にお薦めします《R,O,》

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