雑貨屋ウィークリー1435号

雑貨屋のひとり言「ホッとしました」

関西チーム対決となった今年の日本シリーズはどちらが優勝するか全くわからないまま、第7戦までもつれました。オリックスが有利ではと予想されていましたが、互角の投手戦で始まり、ノイジー選手の劇的な3ランホームランで勢いをつけた阪神タイガースが勝利し日本一となりました。ずいぶん長い間、阪神タイガースが優勝できなかったのはカーネルサンダースの呪いだったのでしょうか。これからは常に優勝争いをしてもらいたいと思います。それにしても最後の最後までハラハラドキドキの展開だったので、阪神タイガースのファンもオリックスバファローズのファンも応援お疲れ様でした。みなさん疲れ果てているのではないでしょうか?これだけ一所懸命応援できるチームがあることは嬉しいことです。来年開幕までゆっくりできます。今一番気になるのはメジャーリーグの大谷翔平の今後の動向ですね。《R.O.》

阪神百貨店で買い物したときにくれたシールです

川柳(東京・成近)

( 川 柳  )

今日はもう点滴のない手を握る

天国でまた卓球ができるよね

好きだった「花」の字戒名に貰い

庭誉桂花和光大姉

ダイヤ婚 堪えたのは俺いえ私

七十点これでいいねと凡夫婦

人, 窓, 男, 立つ が含まれている画像

自動的に生成された説明 13年前の写真です

(ニュースひとりよがり)

「首相の解散見送り発言」

偽動画ではないよな ― 野党議員

 「首相 年内解散見送り」

一刀流も駄目でしたね  ― 伝家の宝刀

「阪神コーチ全員留任」

羨ましい ― 岸田首相

河合成近

龍翁余話(807)「ギネス世界記録」

11月中旬『ギネス世界記録の日』と言う日があるそうだ(17日・18日)。「何でもいいから何かに挑戦し世界一になろうとする人々を応援し讃えよう」というのが主旨らしい。イギリスのビール会社(アイルランド生まれの黒ビールで有名な)「ギネス社」が(遊びごころで)「“何でも世界一”を集めた本を出そう」と1955年に「ギネスブック」を発行したのが始まりだとか。当初はギネスビール愛飲家や取引先に配布していたものが、ギネスビールの世界進出と相まって「ギネスブック」は世界中に知られるところとなり、2004年には、書籍「ギネスブック」(「ギネス世界記録」)の売り上げが1億冊を超えた、それを記念して『ギネス世界記録の日』が制定された、とされている。

「ギネス」に関して翁は“ビール”も“世界記録”も無縁だが、強烈な思い出が1つある。
翁が現役を退く少し前だったが、2004年に『ギネス世界記録の日』が制定された翌年、2005年8月、東京タワー(フットタウン3階)に“ギネス世界記録を集めた博物館”「ギネスワールドレコード・ミュージアムYOKYO」がオープン、初代名誉館長に選ばれたプロスキーヤー・三浦雄一郎氏(エベレスト登頂世界最高齢記録保持者)をインタビューした。スキーを知らない翁の愚問乱発にもかかわらず雄一郎氏は快く応じ、思い出話を語ってくれた。氏が初めてスキーに接したのは小学校2年の時、以後、旧制青森中学在学時、岩木山スキー大会で初優勝、青森県高等学校スキー大会で3年連続個人優勝、北海道大学(獣医学部)卒業、1960年にスキー学校開設、1962年に米国で発足した世界プロスキー選手権に参加、当時の世界トッププロスキーヤーのトニーザイラー(オーストリア出身、1956年コルチナ・ダンペッツオオリンピックで滑降・回転・大回転で金、1958年アルペンスキー世界選手権で滑降・大回転・アルペン複合で金)など名選手らと名を連ねて世界ランク8位となる。その後、プロスキーヤーとして活躍、1965年イタリアで開催されたキロメーターランセ(スピードスキーの1つ)に日本人として初めて参加、時速172,084キロの(当時)世界新記録を樹立。1966年富士山での直滑降を成功、その時、ブレーキとしてパラシュートを使用したことがヒントとなって後にパラグライダーが開発されたそうだ。その後の氏の活躍は(報道を通して)スキーを知らない翁でも鮮明に記憶に残っている――

1970年エベレスト8000m滑降(ギネスブックに掲載)、1985年(54歳で)南アメリカ大陸最高峰(アンデス山脈にある)アコンカグアでの滑走で世界七大陸最高峰全峰の滑走を成功させた。更に翁がインタビューした年の2年前(2003年5月)、エベレストに世界最高齢(70歳7か月)での登頂を果たす(ギネスブックに掲載)、同時に次男・豪太さんとの日本人初の“親子同時登頂”も達成した。“親子”と言えば、氏はお話の合間にお父様(プロスキーヤーの敬三氏)との”親子愛“も語ってくれた(敬三氏は2006年102歳で死去)――そして翁が強烈に印象に残っているのは雄一郎氏の言葉「人生は冒険の連続なり。失敗を怖れず、自分と未来を信じて挑戦し続けよう」であった。その言葉は、翁自身の(それまでの)”生きざま“と重なった。14歳で単身、神戸へ遊学以後「我が道は己れ自身が拓く」精神で突っ走って来た。もっとも翁の“冒険と挑戦”は“怖いもの知らずの猪突猛進(無我夢中)”であったのだが・・・

さて『ギネス世界記録』――スポーツ・芸術・文学・形状(人や物の形の有りさま)などさまざまなジャンルで“世界一”となり「ギネスブックに記載される」話はよく聞く。「なるほど」と驚嘆し称賛したくなる“世界一”もあるが、中には「え?こんなものがギネスに?」と“権威”を疑いたくなる“おふざけ世界一”も多くある。“権威?”「ああ、そうか、もともと“遊びごころ”で出発したギネス世界一(記録)だから、最初から“権威”などあろうはずはない」と翁流の冷めた目で(ギネス世界記録を)眺めていればいいのだ・・・

まず、翁が(マスコミ報道で知り得た)“おふざけ世界一”を挙げてみよう。「公道を走る世界一小さな車(全長132cm)」「世界一背の高いバスケットボール選手(232cm)」「ビッグマックを50年間食べ続けた男(3万2,000個以上)」「子どもにTシャツを(1度に)260枚重ね着させた父親」のほか「リンゴの皮むき」「コインの積み重ね数」「スパゲッティの早食い」「縄跳びの回数」「TV-CM撮影で同時に踊った最多人数(3,770人、東京都立川市の昭和記念公園)」「最も長いトランペット奏者の列(172人、大阪府御堂筋)」「手を使わずにホットドックを完食(22秒、米国)」「3時間連続でサッカーボールをリフティング(蹴り上げ)した最長移動距離(58km移動、英国)」「指1本で定型文をタイプした男(22秒、インド)」「最も長いシャボン玉ラリー(詳細不明、英国)」「頭上に30秒間、12ロールのトイレットペーパーロールを乗せ続けた男」(米国)」「1分間で最も多く箸でベイクドビーンズ(インゲン豆を甘辛く煮たもの)をつかみ食いした男」(71個、日本)」「ヨーヨーの世界チャンピオン(米国)」「野球バットを指に立てて100m走った男」(14秒28、米国)」

これらは、まさに“遊びごころ”で生まれた世界一だが、前述の三浦雄一郎氏のように(生まれつきの能力に加え)気力・体力・鍛錬によって生まれた世界一もあれば、“継続は力なり”で世界一を獲得した事例も少なくない。日本に絞ってその事例を紹介すると「五輪及び世界選手権での連続優勝の功績(吉田沙保里)」「日本で一番アルバムを売り上げたアーチスト(宇多田ヒカル)」「同一司会者によるテレビ・トーク番組最多放送回数(黒柳徹子「徹子の部屋」)」「1970年代から6年連続アルバムチャート1位の松任谷由美」「1人の俳優が演じた最も長い映画シリーズ(渥美清『男はつらいよ』」――ほかにも沢山あるだろうがスペースの関係で割愛する。

“遊びごころ”で始まった『ギネス世界記録』ではあるが、当然“認定”には公式認定委員による厳しい審査がある。今後、どんな“世界一”が生まれるか楽しみだが、どうか“歓笑と感動をもたらす世界一”であってほしい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「おむすび」

吉祥寺に、こだわりの米屋があってそこで精米したての美味しいおむすびが売られていると聞いて行きたくなった。近くの米屋で2キロずつ精米してもらい炊き立てのご飯を食べるようになってからマーケットでは、お米を買わなくなった。銀シャリとはよく言ったもので炊き立てのツヤツヤピカピカご飯の美味しさは格別だ。昔から日本人が主食として食べてきたお米は味噌や醤油、お漬物などの発酵食品と絶妙に合う。そして、この何の味も無いお米だからこそ、どんな味付けの和食のおかずともマッチするし主食でありながら副食を引き立て副食を食べながら主食の存在を感じるのだ。何回食べても飽きが来ないし満足感がある。

この無添加の完璧に体の中で燃焼するお米を食べるようになって間食が減った。栄養のバランスを考え旬の美味しい野菜やお魚、お肉、汁物、果物を食べると腹持ちもいい。そうするとあえて添加物や油、塩、砂糖が入ったおやつを食べたいという気持ちが無くなる。間食をしなくなってからは益々ご飯の美味しさがわかるようになった。それに白米とパンとではパンの方が食後の血糖値が上がりやすいらしい。そういうわけで先週、食道楽の友人を誘ってそのこだわりの米屋さんに行ってみた。

吉祥寺駅からは北口から歩いて7~8分。昭和の面影が残る賑やかなアーケードのショッピング街には行列の出来るお肉屋さんやおでんなどの練り物を売っている専門店、八百屋、お茶屋さん最中屋さんなどがあって所々寄り道して買い物をしたくなる誘惑にかられた。でも今回はその人気おむすびが売り切れないうちに買って井の頭公園でランチをする予定だったので足早に米屋に向かった。ふと左手を見ると大正時代のレトロな雰囲気のある米屋さんがあった。

1948年から3代続く米屋さんで農林水産大臣賞なども受賞しているらしい。無農薬、減農、減化学栽培、無施肥栽培などを手掛ける農家さんから直接購入し販売しているのだとか、、、、
そこで私は銀鮭とネギ味噌と雑穀米の高菜おむすび、そして大根と人参とキュウリの糠漬けの小パックを購入した。残念ながら米粉のシフォンケーキは曜日が合わなくて買えなかったけれどこれも次回のお楽しみ。今度は玄米もち米も買ってみたい。穏やかな晴れの日、井の頭公園で食べた、おむすびも糠漬けも優しい味がした。ちらっとホームページを見たらこんな事が書かれてあった。

経営方針
近江商人の三方良し 売り手良し、買い手良し、世間良し というすべての人が潤う考え方を基に日本の文化の基礎であるお米の必要性と大切さの啓蒙と継承が経済活動に結び付き社会貢献として確立できること。
お店の名前は金井米穀店。こういう店が消費者から愛される店なのだ。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Michelle Simonal “International Inspirations”

インナーイヤフォンで音楽を聴くと繊細な幅広い音まで感じ取れるのですが、同じ曲をスピーカーで聴くとちょっともの足らなく感じることがあります。鼓膜に近いところに振動板があるカナル型イヤフォンに比べ、耳から離れた位置にあるスピーカーとの違いだと思います。スピーカーで聴く場合は、音量を上げて聴いた方がそのアルバムの良さがわかります。気に入った音源のアルバムを見つけたときは、イヤフォン、ヘッドフォン、スピーカーでそれぞれ聴き比べて、音の違いを楽しみます。いい音源のアルバムを見つけたので紹介します。ブラジルの歌手Michell Simonalのアルバム”International Inspirations”です。Michell Simonalの優しく耳障りの良い歌声、テンポの良いサウンドがとても素敵なアルバムです。《R.O.》

1-Behind Blue Eyes 4:04
2-I Just Wanna Stop 2:23
3-Endless Love 2:53
4-Reminiscing 3:18
5-Rehab 3:49
6-Lucky 2:44
7-Hurts to Be in Love 2:37
8-As 3:13
9-The Happy Man 4:29
10-Cruising for Bruising 3:29

編集後記

16階の我が家のベランダから六甲の山が見えます。紅葉はまだもう少し時間がかかりそうです。しばらく見ないうちに山の中腹まで家が建ち並んでいることに気づきました。六甲山の手前にある標高309mの甲山(かぶとやま)と同じくらいの高さまで宅地開発が進んでいるようです。夏は涼しく、眺望は素晴らしいのだろうと想像しています。イノシシなんかが現れるのかもしれませんね。それとあんなところから毎日、大阪、神戸に通勤するのは大変だろうなあと考えながら觀ています。《R.O.》

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