雑貨屋ウィークリー1433号

雑貨屋のひとり言「感動をもらい続けています」

シーズン初めから阪神タイガースの快進撃が続いていたので、今年はセリーグ優勝を達成できたらいいなあ、そしてパリーグはオリックスが3連覇して関西対決が実現すれば面白いことになるだろうなあと夢のようなことを考えていました。両チームの快進撃は最後まで続き、ついに夢のようなことが現実となってしまいました。土曜日から京セラドームで行われた日本シリーズをワクワクしながら観戦しました。第1戦はオリックスのエースの山本投手なので攻略は難しいだろうと思っていましたが、昨年までの阪神とは違っていて、多彩な攻撃で攻略に成功し先勝しました。3月はWBCで大谷翔平選手が大活躍した日本チームが優勝までたくさんの感動をさせてもらいましたが、シーズン最後にも感動をもらい続けている素晴らしいシーズンになりました。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳  )

五千歩の疲れをポチに笑われる

息抜きの碁も定石の几帳面

かっぽれに歳を忘れた腰になる

昭和生き抜いた顔寄るクラス会

苦は楽の種その種が多すぎる

(ニュースひとりよがり)

 「干支」

今年はトラかウシか ―野球ファン

「GDP 4位に転落」

3番も駄目だなんて ―蓮舫

「都心にヒョウ」

ええっ! ―クマ 

河合成近

龍翁余話(805)「夜間頻尿」

これまでに本欄で何回か述べたが翁、東京・信濃町の慶應義塾大学病院で2009年に尿管癌手術(右尿管と右腎臓切除)を、更に、翌年の2010年に膀胱癌の手術を受けた。その際、前立腺肥大部分も切除して貰ったので「しょっちゅうオシッコに行く(頻尿)」、「放尿後にも満足感がなく、また直ぐに催す(残尿感)」、「オシッコを漏らす(尿漏れ)」など、いわゆる“頻尿”の病気を気にすることはなかった。ところが2020年来の“コロナ禍”でステイホーム(お宅時間)が多くなり、いやし食いをしながらコーヒーやお茶、水などを飲むことが多くなったせいか、“残尿感”や“尿漏れ”はないが、昼間、やたらトイレに行く回数が増え「あれ?俺、いつの間にか“頻尿”になったのかな?」と気になり出した。同時に夜間、オシッコに行く回数も増えて来た。夏場と冬場では多少違うが、普段、21時に就寝、5時起床の間、約2時間ごと(およそ23時・1時・3時の3回)トイレに起きるようになった。(起きても、また直ぐに眠ってしまうので寝不足感はないが・・・)

慶応義塾大学病院では泌尿器科・腎臓内科・消化器内科(2010年以来、胃腸の定期検診・2015年に総胆管結石の手術)などでお世話になっているが、今年(2023年)から泌尿器科と消化器内科は(それまでの3カ月検診を終えて)年2回検診になったが、腎臓内科だけは3カ月検診が続いている。“頻尿”が気になり出した2020年の秋、泌尿器科の主治医に相談した。主治医の説明によると『昼間頻尿』について「一般的に言われているのは1日の排尿回数は7~8回程度までなら気にすることはありませんが、それ以上の回数でトイレに行ったり、突然、こらえきれない強い尿意を感じるようになったら、これは“頻尿”に該当します。しかし、龍翁さんの場合は、コーヒー、お茶、水の飲み過ぎが原因のようですから、気にすることはないでしょう。しかし、夜間、2~3回トイレに行く、これは間違いなく『夜間頻尿』です」――外来患者診察中の先生(主治医)は多忙なので、後日、改めて日本泌尿器科学会の資料で調べてみた。

『夜間頻尿』――これは加齢とともに頻度が高くなる。原因は<多尿>・<膀胱容量の減少>・<睡眠障害>、この3つが考えられるそうだ。まず、<多尿>――コーヒーやお茶、水などの過剰摂取が尿量を増加させる(あるいは尿意をもたらす)。糖尿病などの内科の病気を持っている人は要注意とのこと。翁は糖尿病はない。しかも腎臓内科の主治医からは「(コーヒーではなく)水を沢山飲め」と言われている。それは、尿素窒素(腎臓の排泄能力)や、尿酸(尿酸が血液に溜まり過ぎる=高尿酸血症)などの数値を安定させるために“充分な水分補給”が必要なので「とにかく水を沢山飲みなさい」と言うことになる。翁、左腎臓1つになっている、これを大事にしていかなければならないので(主治医の指示通り)“水を沢山飲む”ことを心掛けているが、ご承知の通り、それは“熱中症対策”にも通じる。したがって翁『夜間頻尿』(の改善)より“片腎臓保護”を優先して“水を沢山飲む”ことにしている。なお翁の<多尿>は腎臓障害・高血圧症・睡眠時無呼吸症候群(睡眠中、一時、呼吸が止まる病気)で、いびきをかく、などが原因しているようだ。

<膀胱容量の減少>――膀胱の中に少量の尿しか貯められないのに尿意をもたらす。脳卒中やパーキンソン病、脊髄の病気を持つ人は要注意(翁はいずれも該当しない)。それに、男性特有の疾患である前立腺肥大症も原因の1つ(これも翁、2010年の手術で前立腺肥大は起きていない)。もう1つの原因<睡眠障害>――眠りが浅くてすぐに目が覚めるから、トイレに行きたくなる・・・翁は“眠りが深いか浅いか”は自分では分からないし、前述の2時間ごとにトイレに行く、は、多分、水分補給が原因(自己判断)としているので、あえて“病気”と考えないようにしている。

日本泌尿器科学会の資料の「多尿・夜間頻尿の治療」の中に、こんなことが書かれている。「水分を沢山摂ると血液がサラサラになり脳梗塞や心筋梗塞が予防出来ると信じて、寝る前や夜間に沢山の水を飲む人がいるが、これには科学的根拠がなく、水分の摂り過ぎで頻尿になっている場合は、むしろ水分を控えることが必要である」――学会が言うことだから間違いはないだろうが、翁の場合は(前述のように)“片腎臓保護”(尿素窒素・尿酸の安定)と“熱中症予防”のために、この論には賛成しかねる。つまり、今まで通り“水分補給”は継続する。それでも「何とか夜間頻尿を減らす方法(自己対策)はないものか」あれこれの資料を調べてみた。あった――

簡単に言えば、適切な水分摂取量を定め、アルコールやコーヒー・緑茶などカフェインの過剰摂取、塩分制限を行なうことで夜間尿は改善出来るそうだ。しかし“適切な水分摂取”と言ったって翁にはどのくらいの水分補給量が適切か分からない。翁は生来、下戸だからアルコールは関係ない。コーヒーや緑茶に含まれるカフェインが尿意をもたらしたり眠気を妨げることは知っているが、現役時代のようにコーヒーもお茶もガブ飲みしなくなった(1日にコーヒーは2,3杯、お茶は1杯程度)、しかも夕方以降は全く飲まない。また、夕方(出来れば)30分程度散歩するのが効果的だそうだが、老体の翁、時々、昼間は散歩するが、夕方とか夜間は外出しない。もう1つ「体を冷やさない」がある。これは翁、もともと寒がりなので寒冷期は寝巻きも厚着、布団の中は“湯たんぽ”で暖かくしている。

『夜間頻尿』の3つの原因の1つ「睡眠障害」(睡眠環境を整える)だが、これは難しい。厚労省の資料の「眠りの仕組み」の中に「睡眠は“レム睡眠”と“ノンレム睡”に分けられる」と言う難しい言葉が出て来た。“睡眠の深さ”(段階)を表わす用語らしいが、素人の翁にはさっぱり分からない。ただ「睡眠環境の改善」は、自分で何とかしなければ、と思っている。そう言えばゴルフをした夜は爆睡し、トイレタイムもほとんど1回。ならば、今やれることは、やはり“適切な運動”か・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「10月旬のスパイスとお野菜」

家から早足で歩いて15分ぐらいすると小田急線の世田谷代田駅に到着する。晴れた日はそこから遠くに富士山が見える。初めて、早朝の散歩道で富士山を見つけた時は感動した。まさか自宅の近くから富士山が見える場所があるなんて嬉しかった。ふと見ると道路に代田富士見橋という名前の橋がかかっている。今まで橋の名前さえ気に留めた事もなかった。そして橋の向こう側にある新しい建物が建っていたので行ってみたら農大のオープンカレッジと農大のアンテナショップが誕生していた。その隣にはパティオ付きのイタリアンレストラン、次の3件目の店は青森のアンテナショップがあった。お味噌や米,お野菜、果物、調味料など青森の自慢の特産品が売られていた。そこで毎月、第2週目と4週目の土曜日の朝7時から朝市があるというので行ってみた。

朝の散歩は気持ちがいい。ついでに新鮮で元気なお野菜も見れ季節を感じながらお買い物が出来るのも楽しい。10月の今の時期はスパイスとしての柚子や赤唐辛子、ニンニクも出回っている。今回その中でスパイスとは違うお野菜ではあるけれどとても美味しいゴボウに出会えた。日本1の青森ゴボウと書いてあるだけに自信作なのだろう。最近ゴボウの切り口を見ると中心はスが入って空洞が出来ているゴボウばかりで中はスカスカなので美味しいゴボウには出会えなかった。だからこの青森の立派なゴボウを見た時は速攻で買ってしまった。ゴボウはキンピラが代表的な調理方法だけれど天ぷらにしてもいいし薄くスライスして日に干しておくと甘みが出てくのでそのまま食べてもスープに入れても美味しい。最近見かけるゴボウ茶も今度作ってみようと思う。ゴボウが体にいいとラテン系の友人に言ったら早速日系のマーケットに買いに行ってそのままかじったら、凄くまずかったと言われた事がある。せめて料理方法でも聞いてくれれば良かったのに、、、、と思ったけれどゴボウを食べる国は日本人以外、あまり多くはないのかもしれない。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Melody Gardot “Sunset In The Blue”

これまで女性シンガーをたくさん紹介してきましたが、2000年以降の米国女性シンガー三傑の一人であるMelody Gardotをはじめて紹介します。(あとの二人はNorah JonesとMadeleine Peyrouxです。)彼女の歌声は耳にすんなりと入ってきます。音楽性にも優れたアルバムです。

1-If You Love Me Let Me Know
2-C’est Magnifique
3-There Where He Lives In Me
4-Love Song
5-You Won’t Forget Me
6-Sunset In The Blue
7-Um Beijo
8-Ninguém, Ninguém
9-From Paris With Love
10-Ave Maria
11-Moon River
12-I Fall In Love Too Easily
13-Little Something with Sting

編集後記 「絶好調に戻します」

先月28日は朝から高熱が出て、とてもつらい一日でした。翌日から高熱は出なくなりましたが、しばらくの間、夕方から倦怠感もでてきたりして、1ヶ月近く体調がすっきりしない日が続きました。今年最悪の体調だったかもしれません。運動不足でそんなに食べていないのに体重が3Kg以上増えたのも驚きでした。先週、体育会の観戦と月曜日にその代休で学校が休みになった孫たちと草花が一杯の市内の公園で遊んだのがとても良い気分転換となり体調が戻ってきました。一体何が原因であんな不調だったのかわからないのですが元気を取り戻せたので喜んでいます。それから昨年末から悩まされている左肩の痛みもだいぶ緩和してきていて最悪の状態からは脱しつつあります。歩くのも楽しく感じるようになってきたので絶好調に戻していこう思います。《R.O.》

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