雑貨屋ウィークリー1309号

雑貨屋のひとり言 「飲酒について考える」

飲酒について考えています。なぜお酒を飲むのか、飲む必要があるのか自問自答しています。何のために飲酒するのか?気持ちよく酔うためですが、なぜ酔う必要があるかと問われたら特にありません。お酒に頼らなければならない理由もありません。
お酒を飲むメリットを考えたらそんなに思いつかないものです。反対にデメリットはたくさん見つかります。自分では毎日少ししか飲んでないと思っていたのですが、知らず知らずのうちに酒量は増えていくようです。ただ惰性で飲んでいたとしか思えないような気がします。お酒は適度に飲むなら良いのではないかと勝手に思って飲み続けていたと思います。アルコールは身体に良いことはないと思います。
酒は百薬の長と言われていますが、本当に根拠のあることなのか疑問に思うようになってきました。ダラダラ飲むのは時間を捨てているようなものだとも思っています。いっそのこと断酒することも考えているところです。お酒を毎日飲む必要はないので毎日の飲酒はやめることにします。一か月前から週4日(先週は6日)飲酒していません。これから飲酒は特別な日、なんとなく飲酒したくなった日だけにしようと思います。まだ断酒する決断にならないので今はそうすることにします。《R.O.》

川柳(東京・成近)

 ( 川  柳 ) 
 
ドングリでスタートからの五十年
 
ホップステップもう疲れたよドッコイショ
 
メイクドラマのリズムの乗る日乗れない日
 
シャルウイダンスばあちゃん背筋伸びている
 
ラストチャンスだと年金に囁かれ
 
(ニュースひとりよがり)
 
「内閣支持率右下がり」
二波三波はなしね ―コロナのグラフ
 
「命運」
支持率よりワクチン接種率 ‐菅内閣
 
「新曲」
〝別れ〟 ―八代亜紀
 
河合成近

龍翁余話(682)「コロナ禍が女性を襲う」

翁には、ニューヨークに40年来の親友がいる。彼(Gさん)は元「NYポスト」(日刊タブロイド紙)のベテラン記者。2001年9月11日の“アメリカ同時多発テロ事件”勃発直後、早々に(翁に電話で)知らせてくれた友人だ。そのことは昨年9月6日に配信した『龍翁余話』(642)「9.11は愛国者の日(米国)」に詳しく書いてあるのでここでは割愛するが、(翁同様)すでに引退しているGさんと翁の親交は続いており、時々メールで情報交換している。引退しているとは言え、彼は今でも「NYポスト」の客員記者として時々、同紙に寄稿しているようだが、実は先日、彼からこんなメールが届いた「米国CBSニュースは“日本は世界の中でもCOVID-19(2019年に発生した新型コロナウイルス感染症)対策が比較的うまく行っているようだが、一方で、コロナ禍によって社会的に弱者である女性の自殺が顕著に増えているのは何故か”と報じた。そこで、(翁に)その実態を調べて貰いたい」(と言うメール内容)――

翁には、CBSニュースが伝えた「日本はコロナ対策がうまく行っている」と言う実感はない。ただ毎日、東京及び全国のコロナ感染者数や死者数、最近のワクチン接種状況や副反応・死亡情報、緊急事態宣言下の街の様子などを気にしながら自分流“コロナ防衛対策”で我が身を守る暮らしが精いっぱいで「コロナによる自殺者」には思いが至らなかった。NYの旧友(Gさん)からの依頼で早速、警察庁と厚労省の資料を調べてみた。そこで翁は驚いた『コロナ禍が女性を襲う』実態を知ったのだ。

警察庁と厚労省が発表した「2020年自殺者資料」によると、近年、自殺者数は総体的には減少傾向にあったが、2020年の自殺者数は2008年9月のリーマン・ショック(米国投資銀行のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻したことで連鎖的に世界規模の金融危機が起きた)以来、12年ぶりに増加した。収束の兆しが見えない新型コロナウイルス禍で社会全体が疲弊する中、特に女性を取り巻く環境の厳しさが露呈されている。“コロナ禍が女性を襲う現実”に翁、かなりのショックを受けた。

警察庁が5月16日に発表した自殺者数によると――2020年の自殺者数は、前年比912人増(4.5%増)の2万1081人で12年ぶりに増加に転じた。そのうち男性は(毎年少しずつ減少しており)2020年は1万4055人。これに対し女性は7026人と(昨年のコロナ感染拡大以前より)15%も増加した。そして直近のデータとしては、今年4月は男女共に自殺者増加、男性13.0%増、女性38%増。仕事を失う、生活困窮、家庭問題(夫婦・親子間問題)、DV被害などで夢も希望も無くし自ら命を絶つ――何と悲しい現実だろう。

警察庁では自殺原因について(男女共に)「健康問題(心身の健康を含む)」48.4%、「経済・生活問題(仕事を無くし、家計が苦しくなった、先行きの見通しがつかなくなり厭世的になった、など)」15.3%、「家庭問題(夫婦間や親子間のもつれ、家庭内暴力、養育の疲れ、など)」14.8%・・・「コロナ禍によって人々の人生設計、家族間の在りよう、養育・教育問題などが乱されたほか、長引く自粛生活による行動規制(他の人との接触、旅行その他のレジャーの抑制)で鬱(うつ)や孤独感に襲われた、つまり“明日への希望・生きる意欲を失った”ことが大きな要因だろう」と分析している。

ところが“コロナに襲われているのは、女性ばかりではない。厚労省の資料によると小中高生の自殺も増え、2018年に比べ2020年は68人増えて440人。内訳は小学生13人、中学生120人、高校生307人、これも極めて深刻だ。厚労省では「理由はいろいろあるだろうが、コロナ禍による疲弊が様々な形で影響している」と言っている。

情報は一瞬にして世界を駆け巡るインターネット時代だからNYのGさんは、この程度の情報はもうすでに入手していると思ったが、とりあえず以上の内容を彼に送付した。そうしたらGさんからのお礼の返信の中でこんな情報を知らされた。「米国は過去、自殺者が増加傾向にあり、コロナ禍で更に増えるのでは、と危惧されていた。米国疾病予防管理センター(CDC)が昨年6月に行なった調査では、精神的苦痛で自殺を考えている人が41%、これは前年(2019年)に比べ3倍にも上った。ところが現実は、実際に自殺した人は前年より5.6%減少した。その理由は、ソーシアル・ディスタンス(対人距離)や外出規制(自粛)、マスク着用ほか自己衛生管理の習慣性が効果を発揮した。一方、米国自殺防止財団(AFSP)によると、自殺者の年齢・性別・人種・経済状況など細かいデータはまだ出ておらず、何故、コロナ禍で自殺者が減ったのか、現在、分析を急いでいる。そしてAFSPは“自殺は一般的に社会からの孤立・鬱症・経済的ストレスなどが複雑に絡み合った結果であることは世界的に共通した要因、それらの要因をいかに取り除くかが自殺防止のカギになる”と述べている」――以上がGさんからの返信内容である。

日本の厚労省でも自殺予防対策として「社会的孤立を防ぎ、悩みを抱え込む前に早い段階で公的機関(『いのちとこころの支援センター』や『新型コロナウイルス感染症関連SNS心の相談』)に相談してほしい」と呼び掛けている。しかし、翁の主観では『支援センター』は就職活動や生活訓練支援を主とした団体であり“自殺予防相談”としては直接的な窓口ではない。一方『SNS心の相談』は、確かに“コロナ禍で発生する様々な悩み”の相談に応じる団体である。ご承知の通り“SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは、その名の通り社会的な繋がりを作り出せるサービスであるから、生活不安・職場での対人関係・健康不安など深刻な悩みを持つ人にとっては利用価値はあるかも知れない。それにしても憎っくきはコロナ野郎。翁はいまだにワクチンへの不信・不安は消えないが、それでも”ワクチン頼み“しかないのだろうか・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究 「珍しいチョコレート」

一時、ブラックペッパーやミント、チリ(唐辛子)、ジンジャーの入った珍しいチョコレートを見つけては買っていた時がある。昨年、ドイツ系マーケットでオレンジの皮が入ったダークチョコレートを発見した。柑橘系の香りとオレンジの微かな苦みがダークチョコレートとマッチしていて気に入った。次回、また買おうと思ってその店に行く度にチョコレート売り場の棚を探した。でも残念ながらそのチョコレートは見つからなかった。その時だけの特別販売商品だったのかな~と思っていたら最近、中近東系のマーケットに行った時に私の気に入ったそのチョコレートが売っていて思わず “あ~これだ!” と嬉しくなってしまった。そこで今回はベルガモットとライムとナッツが入っているチョコレートとビーツ(赤カブ)の入ったチョコレートとブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリーの3種類のベリーが入ったチョコレートを買った。

チョコレート売り場を見るとこの会社のチョコレートは常設されているようで売り場の棚に様々な種類が並べられていた。改めてこのPergaleというブランドのチョコレート会社を調べてみたら1922年にリトアニアの工場で誕生した歴史のある会社で私が知らなかっただけで世界35か国に輸出している会社なのだそうだ。Wikipediaによるとリトアニアという国はヨーロッパの北東部にあるバルト海に面しているバルト三国の一つで一番大きな国なのだそうだ。何だかロマンがある。遥か遠くにある、そこの国で作られたチョコレートに偶然私が出会って気に入ったわけだ。このリトアニアの事を調べていたらこの国の姉妹都市に岩手県の久慈市があると出ていた。どうして久慈市とリトアニアが姉妹都市なのだろうと思ったら久慈市は国内一の琥珀店で世界中の琥珀を取り扱っているらしくバルト三国の琥珀も有名でそこの琥珀も取り扱っているらしい。その久慈琥珀博物館の中にリトアニア館と言うリトアニアの文化や物産を紹介する建物があるそうで姉妹都市になった理由の一つに共通の琥珀文化があったからなのかもしれない。

リトアニアで誕生したチョコレートを食べながらコーヒーを飲んでいたらリトアニアという見知らぬ国への思いが膨らんできて久慈市にも行ってみたいと思った。

久慈市は岩手のJRの職員さんと岩手で映画を作っている監督さんから行ってみたらいいと勧められた事があった場所で(東日本大震災前の1年前に)いつか訪れたいと思っていた。

チョコレートから話がそれてしまったけれど再びPergaleブランドのチョコレートに戻して今度は人気のあるマンゴとオレンジ入りののチョコレートとクランベリー入りのチョコレートも買ってみよう、、、、

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ ”Turn Up the Quiet” Diana Krall

今週は女性ヴォーカルのアルバムにしました。よく聴くDiana Krallのアルバムです。
ベースの響きもピアノもエレキギターもとても素敵で彼女の唄をさらに軽快に聴きやすくしてくれます。高品質の録音でとてもよくできたアルバムです。

01.Like Someone in Love
02.Isn’t It Romantic
03.L-O-V-E
04.Night and Day
05.I’m Confessin’ (That I Love You)
06.Moonglow
07.Blue Skies
08.Sway
09.No Moon at All
10.Dream
11.I’ll See You in My Dreams

編集後記 「服を通販で購入する」

ネット通販をよく利用していますが、服を購入するときはDoCLASSEの通販を利用しています。大阪に店舗があり何度か試着して自分のサイズを知っているからです。これまでの利用で一度もトラブルはありません。他の通販で好みのカジュアルパンツを見つけました。高い参考価格ですが実際の販売価格は3分の1以下になっていて買いやすい価格になっているのが気になっていました。そしてサイズの分けかたがわかりにくく買うのをためらっていました。その通販のコメント欄を見ると良いことしか書かれておらず、ちょっと怪しいのでインターネットでその通販の評判を調べてみました。すると驚きのコメントがたくさんありました。注文してもいつまで経っても届かないと言う内容が多く、かなりずさんな通販会社だとわかりました。どうやらK国の通販らしいのですが、こういうところがあるので要注意です。《R.O.》

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