雑貨屋ウィークリー1375号

雑貨屋のひとり言「才能とは」

才能について考えてみました。才能とは特別な人に備わっている能力で、私のような単純な人間には特にそんなものはないとこれまで思っていました。生まれながらに備わっている才能もあれば、長年の継続と努力によって育てられる才能もあるようです。自分にも何か才能があるのか考えてみるために、これまでの人生を振り返ってみました。いろいろやってきて失敗もありましたが学びもたくさんありその中から楽しいことも見つかっています。そして現在も楽しく続けられています。何となくイメージできると思ったらそれをやってみようとすること、その中から楽しいこと、面白いことを見つけ出そうとすること、やり続けることができること・・この生き方はずっと変わらず今も続いています。もしかしてこれが私の才能ではないかと思うようになってきました。この歳になったからそう思えるのかもしれません。《R.O.》

川柳(東京・成近)

(川 柳)

検診の結果が怖い息の切れけ

病気より医者を疑う検査漬け

ぎりぎりでセーフ血圧血糖値

満々のやる気に心電図の待った

止められぬ酒をカルテに叱られる

( ニュースひとりよがり)

「不要不急の外出自粛」

国葬も —立憲民主党

「食料品値上げ続々」

節約の秋です —食欲の秋

「トイレ紙の特許権紛争」

尻拭いをしていますー東京地裁

河合成近

龍翁余話(747)「ウクライナ侵攻――終わりの見えない消耗戦」

正当な理由も正義もなく、狂人プーチンの(単なる)野望(妄想)で始まったロシア軍の“ウクライナ侵攻”(2月24日)から7か月。ロシア軍はミサイルや砲弾などの火力を大量に使った攻撃でウクライナの各地を破壊、多くの人命を奪うなどウクライナ国民の被害と悲嘆と怒りは測り知れない。ウクライナ軍もNATO諸国ほか世界48か国から各種支援を受けて激しく応戦しており、この戦争の行方は全く不透明な状況にある(9月15日現在)。これまでにウクライナ・ロシア両軍の兵士の死者は両軍ともに正確な数を公表していないが(多分、実数がつかめないのだろう)、アメリカやイギリスの情報機関による戦死者推定数は、最少でもそれぞれ約15,000人以上とか。仮に15,000人ずつとしても、これは旧ソ連が1979年にアフガニスタンへの侵攻を開始し1989年に終息した(いわゆる)“アフガニスタン10年紛争”で戦死した旧ソ連軍兵士の数が約15,000人(アフガニスタン軍兵士の死者数は約18,000人)、それが7か月で(双方共に)15,000人(以上)の戦死者を出したと言うことは(兵器の近代化による違いもあろうが)この“ウクライナ侵攻”がいかに激烈・悲惨極まりない戦争であるかを物語るものである。

“ウクライナ侵攻”7か月、終わりの見えない消耗戦――ロシア軍がウクライナ侵攻を開始した当初、軍事力の圧倒的な差から、ウクライナは短期間で制圧されるだろうとの見方が大勢だった。特にプーチンはそう思って(甘く考えて)いたのではあるまいか。だが戦闘は7か月を経る現在もまだ続いている。本来、翁は“日本国独自の軍事力強化”を主張しているが他国への侵略は絶対に認めない主義。とりわけ1945年から77年もの長きに亘って我が国固有の領土である北方領土を不法占拠し続けているロシア(旧ソ連)に対して(翁は)不信感、と言うより怒りと憎しみを抱いていた。その怒りと憎しみを背景に、若い時から『北方領土返還キャンペーン』(テレビ・ラジオ番組製作)を行なって来た(現役を引退するまで)。東西冷戦を平和的な結末に導いたゴルバチョフ(8月30日、91歳で死去)には多少の尊敬と親しみを感じていたが、その後のエリツイン、プーチン、メドヴェージェフ、(再び)プーチンの歴代ロシア大統領に対しては何の期待もなく、ただ、腹黒いリーダーたち(狐狸人間ども)と言う嫌な印象しかなかった。そして、今年2月24日に始まった“ウクライナ侵攻”以来、翁は、狐顔のプーチンを“狂人”と呼ぶようになった。

これまでの“ウクライナ侵攻”報道で、すでに世界中の人が知っていることだが、ロシア軍は侵攻開始以来、ウクライナの学校・病院・商業施設などを攻撃、国連の発表によるとこれまでに幼い子どもを含む1万人以上の一般市民が犠牲になったとされている。そして(許せないのは)一般市民は“巻き添え”ではなく“標的”にされたことだ。ロシア軍(旧ソ連軍)の惨忍性は第1次世界大戦から「戦史上、稀に見る極犯罪行為の軍団」との烙印を押され、第2次世界大戦でも彼らの極非道行為は至る所で確認されている。“ウクライナ侵攻”においても同様の惨忍行為が摘発され、国際人権団体は「明確な戦争犯罪である」と厳しく非難している。ロシア軍は、一般市民を標的攻撃することで恐怖心を植え付け、ウクライナ国民の“戦意”を喪失させることを狙っているとする分析もある。

“短期間で陥落するだろう”と見られていたウクライナが“激戦・苦戦”とは言え、想定外の“善戦”を続けているのは何故だろうか――(翁は軍事評論家ではないので“ウクライナ侵攻(戦争)”を詳しく語る深い知識は無いが)ウクライナ軍の“善戦”を支えているのは、ウクライナ国民の愛国心による抵抗への強い意思と(言うまでもなくNATO諸国は直接には戦闘に参加しないかわりに)NATO諸国からの高性能兵器の供与、アメリカ軍やイギリス軍による衛星や偵察機などで収集したロシア軍の位置や通信傍受によって得た情報提供・戦術面の助言、それに日本をはじめ西側諸国からの経済支援・人道支援があってのことだと思う。

ある報道によると、8月に新たに投入されたアメリカの高機動ロケット砲システム(ハイマース)は、約70km先にある標的をピンポイントで攻撃することが出来、最前線のはるか後方にあるロシア軍の弾薬庫や指令所などを正確に破壊し、ロシア側に大きな打撃を与えているそうだ。翁、その報道を知って「ざまあみろ」と言う気持ちがある反面、ロシア軍の兵士だって人間だ、自分の人生もあれば家族(恋人)だっている。本当は彼らだって死ぬことはないのだ、と哀れみを催す。そんな気持ちは翁だけでなく、ロシア国民もウクライナ国民も、世界中の人が同じような気持ちでいるだろう。それが分からないのがプーチン、だから翁、彼を“狂人”と呼ぶのだ。国際ルールや民主主義を否定するに等しいプーチンの横暴を許せば、更なる脅威が国際社会に広がりかねない、と言う危機感を(西側諸国は)抱いている。(習近平よ、金正恩よ、よく聞け!)――

ところで、1981年の国連総会において『9月第3火曜日は国際平和デー・停戦の日』と制定された(2002年から9月21日に固定)。その日はもう直ぐ。だが翁、9月21日が『停戦の日』ではなく『終戦の日』になって貰いたいのだが今の状況ではそれは不可能。もし『終わりの見えない消耗戦』に“終わり”が来るとしたら“狂人”プーチンが正常に戻るか、ロシア国内にクーデターでも起きてプーチン政権が崩壊するか(プーチンが生きている限り、それは見込み薄)、ロシア・ウクライナのどちらかが戦闘能力を失った時、戦闘境界線で“合意形成”が出来るかどうか。仮に“終わり”が来たとしても失われた尊い人命は還って来ないし、破壊された街々の復興の苦難を思うと胸が痛む。たった1人の“狂人”(プーチン)が描いた“愚かな夢”は“世紀の大罪”として歴史にその汚名を刻むことになろう。それはともかく翁、ウクライナ国民の愛国心、強靭な精神力に心を打たれる。同時に、NATO諸国及び西側諸国の更なる結束を以て、この“不毛の戦い”を早く終わらせることを願わずにはいられない・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「青春18きっぷ(3回目)」

まだ乗った事のない鉄道を関東近辺で探してみたら御殿場線を見つけた。東京駅からJR東海道本線に乗り1時間53分で神奈川県小田原市の国分津駅に到着。そこから御殿場線に乗り換えられる。北方面をぐるりと回って南の静岡県の沼津駅が終点だ。そこから、また東海道本線と合流する。今回は先に熱海を通り越して遠い方の静岡県沼津駅から右回りで国分津駅に戻り東京へUターンする事にした。沼津駅から御殿場線に乗ったらちょうど半分ぐらいの所ある御殿場駅止まりだったので、そこで下車してみる事にした。駅を降りるとすぐ左手の方に観光案内所があった。この御殿場駅からバスであちこち行けるバスが出ているようで、ひっきりなしにバスのチケットを買い求める人が出入りしていた。観光局の人に次回の下見ですと言ったら御殿場付近の見どころに、あれもこれもとたくさんパンフレットを出してきてくれた。温泉やレストランの割引券など友人にも是非どーぞと、どっさりくれて1枚でいいですとは言えなくてバックの中がパンフレットでずっしり重くなった。長い流行り病のお陰で観光客が減ってしまって観光地は大変なのだろうと思う、、、、

ふと見ると目の前にアウトレット行のバスが来た。尋ねると15分ほどで行けるし無料のシャトルバスなのだそうだ。次の電車の時間を見ると行って戻ってくる時間ぐらいは、ありそうなので行ってみる事にした。昔からブランド品には、あまり興味がない私にはアメリカのアウトレットとあまり代わり映えしないな~という感じだったので足早に外からサラサラ観察した。そのうち、雷が鳴って雨がパラパラ降ってきたのでシャトルバスに乗ってまた駅に向かった。御殿場での滞在時間は約1時間。次に立ち寄った駅は山北駅。ネットで駅前にある大正時代を感じさせる建物を見たのと鉄道おたくがここを気に入っていたからだ。山北駅を降りると右手に観光案内所があったので、またそこで山北駅のパンフレットを頂いた。“あまり時間が無いのなら町内をぐるりと回る町内バスもありますよ“と係りの人から話しを聞いていたら、あまり本数のないバスがちょうど観光局の前に停まった。何だかレトロな可愛らしいミニバスだったので早速乗ったら私1人だけ。途中、地元の人が2人ほど乗ってきて途中で降りて行った。あまり利用する人がいなくてもバスを必要とする人が町にいる限りバスを走らせなければならないし、この町にとって大切な足なのだ。もう1台のバスは今、入院中ですとドライバーの人が言っていた。修理しながら長年、この町を走ってきたバスなのだろう。

昔、この山北駅は鉄道の町として栄えていたそうだ。今は駅の回りはポツン、ポツンと飲食店がある程度。さて、次の電車の時刻までは1時間半ぐらい、どこでランチをしようかと歩いていたら時代を感じさせるような建物の“ポッポ駅前屋”という食堂があったので入ってみた。そこで日替わり定食のカキフライをオーダーした。回りを見渡すとD52型蒸気機関車の写真や絵、鉄道のミニチュアが飾られていて鉄道ファンの人には貴重な場所らしい。店の中では常連の地元のお客さんらしき人がアジのフライ定食を食べていた。間もなくカキフライと丼飯が出てきた。いくら私でも丼でのごはんは全部食べきれないので残してしまった。“ご飯を残してしまって本当に申し訳ありません。一生懸命、お百姓さんが作ってくれたお米を残したら親に怒られました。”と言うと “いいんですよ。そういう気持ちを持ってくれているだけで” とにっこり、お店の人が微笑んだ。あ~初めから半分にしてくださいと言えば良かったと後悔した。それから駅の近くのコンビニストアーに入ったら奥の方にコミュニティーカフェのような場所があり、その町の商店やオーナーの人達の広告が印刷されてあった。大正時代から続いているお肉屋さんや足袋と婦人服の店やカフェ、靴の修理をする店、和菓子屋さんや地酒屋さん、時計やメガネの修理など120年前に祖父の方が創業されて今も続いているお店などなど、どれも覗いて見たくなる店ばかりだ。案内版の所には “ご自由に、お持ちください” とあったのでお店の案内を後で読むことにしてバックに入れた。それなりに、この山北町の歴史を刻んできた人達の味のあるお店ばかりだ。自然の景色を見るのもいいけれど、そこに住む人々の暮らしや町の歴史に触れる旅もいいものだ。ここも、また訪れよう、、、、御殿場線に乗って国分津駅から東海道本線に乗り換えて、東京駅に向かう電車の中で、バックの中から先ほど頂いてきた14件のお店の広告に目を通した。何だか、その手作り感いっぱいの広告がとても気に行ってしまった。今度は、この、お店巡りだ、、、、

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Georges Paczynski Trio “Le Voyageur Sans Bagage”

気がつけばこのコーナーは800回も続いています。800枚のアルバムを紹介したことになります。ですから少なくともこの数倍のアルバムを聴いていると思います。当初は自分の所有するアルバムやTSUTAYAでレンタルしたジャズアルバムなどソースが限られていて誰もが知っているアーティストがほとんどでした。Amazon Musicの音楽配信を利用するようになってからはこれまでまったく知らなかったアーティストのアルバムが簡単に聴けるようになりジャズのイメージも変わってきました。今週はピアノジャズをご紹介したいと思ってどのくらいアルバムが変わってきたのか代表的なものを整理してみました。グループA(左下)は音楽配信ではないころに聴いた代表的なアルバムです。名曲ぞろいで今でもたまに聴いています。グループB(右下)は音楽配信で見つけ最近、私が好んで聴いているアルバムです。

今週ご紹介するのはGeorges Paczynski Trioのアルバム”Le Voyageur Sans Bagage”です。ピアノジャズの中にはきれいな音だけどちょっと単調に聴こえてしまうものもありますが、それはそれで癒しの音楽として聴けます。このアルバムは音の緩急のメリハリがあり単純さを感じさせない魅力があります。音の表現方法がすこし独得ですがずっと聴いていられます。《R.O.》

Georges Paczynski Trio “Le Voyageur Sans Bagage”

01. La vieille valise (4:43)
02. Le reveil demonte (3:13)
03. La cymbale Fatiguee (2:34)
04. La baguette deformee (5:02)
05. La partition dechiree (4:27)
06. Le pupitre rouille (3:56)
07. Le disque sans titre (3:02)
08. Le livre sans auteur (2:38)
09. Le miroir lezarde (2:56)
10. La statuette d’un sage (2:50)
11. Sur le quai desert (2:20)
12. En marche arriere (3:56)
13. Le violoncelle de lady L (1:59)
14. Les rails enchevetres (1:04)
15. Deux vers d’un poetes (4:07)
16. L’ascension sans fin (2:16)

編集後記「血流スコープ」

指先の毛細血管を観察する機会がありました。ショッピングモールでデモをやっていたので立ち寄ってみました。血流スコープを指先の爪の根本あたりにあてるとPCの画面で観察することができます。血圧が高い、ストレスがあるなど生活習慣の乱れがあると毛細血管の血流パターンの歪として現れます。私の指先の毛細血管は比較的綺麗でほぼ問題のないパターンでした。喫煙者でお酒も結構飲み、仕事のストレスもあると言っていた25歳の人の血流パターンはかなり乱れていました。毎日20g以下に抑えて飲酒を楽しんでいる私は血流パターンに影響していないようです。《R.O.》

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