雑貨屋ウィークリー1327号

雑貨屋のひとり言「AI化が進んできています」

スーパーマーケットはセミセルフのレジになってきています。バーコードスキャンを店員がやり支払いのところをAIとお客で済ませるのですがそれでも戸惑っているお客がいます。先日行った近所のユニクロ店は完全なセルフレジになっていました。全商品に印刷された無線タグが付いているので簡単にできます。(GUで実施済み)同じようにスーパーマーケットでこれをやろうとすると無線タグの問題が出てきます。単価の安いものにまで無線タグをつけるにはコストが見合わないので今のところできないだけだと思います。これが解決されればレジ係は要らなくなるでしょうね。周りを見渡してみると人がやらなくてもいい仕事がいっぱいあります。でもそこで働いている人たちに危機感はあるのでしょうか。裏側では誰でもできる仕事をAI化するプログラム技術者が頑張っています。《R.O.》

川柳(東京・成近)

 ( 川  柳 )

手の汗が悲鳴を上げたロスタイム

ライバルと握手した手が痺れてる

内部告発から検察の手が入り

恩讐の彼方握手に血が通い

勝利者の手に抜けきれぬ棘がある

(ニュースひとりよがり)

「岸田カラー」

いい色が出てる ―玉虫

「今月の一字」

コロナの「コ」から選挙の「セ」に ―政治家

「グラフ百態」

ガソリンは頑張っているなあ ―コロナ

河合成近

龍翁余話(700)「700号の感慨」

翁は2004年4月から(月に2回)自分史『龍翁の独り言』を書き始めた。その後、2007年6月に『ZAKKAYAWEEKLY』(1996年に米国カリフォルニアで創刊された在米日本人有志による”週刊エッセイ集“=今世紀初頭から本部を日本に移し今号で1327号、主幹:大西良衛氏=兵庫県在住)と出会い翁も『ZAKKAYAWEEKLY』寄稿者の1員となって自分史のタイトル『龍翁の独り言』を『龍翁余話』に変更、爾来17年間(ほぼ週1のペースで)独断と偏見を書き続け、そして今号で700号を迎えるに至った。これまで100号、200号・・・600号の節目に、その都度”感慨“を書いて来た。読み返してみると、どの“節目号”も同じような“感慨”を述べている。今号の『700号の感慨』も(過去の”節目号“と)変わらない。したがって新しい読者に『龍翁余話』の”事始め“を知っていただくためにも前回の“節目号”『600号の感慨』をなぞることにする。

そもそもは“龍翁”命名の由来から――2代目市川猿之助(明治21年=1888年生まれ)が昭和38年(1963年)に75歳で亡くなる前年(昭和37年=1962年)に孫の市川団子(昭和14年=1939年生まれ、現在の2代目猿翁)に3代目猿之助を譲り、自らは“初代猿翁”を名乗った。その時、74歳の彼は「翁の文字、まだ身に沿はず、衣がへ」と詠った。“龍翁”は68歳で“翁”を名乗った。その時、“猿翁”の句をもじって詠んだのが「翁とは、まだ10年先の、呼び名かな」だった。だが、古希を過ぎた頃「翁とは、我が身に添えし、呼び名かな」を実感するようになった。

ところで“事始め”の頃、友人たちから「龍翁余話執筆の動機は?」と問われることが多かったが「これこれ、しかじか」と明確には答えられなかった。ところが古希を迎える頃になって「これまで自分は何をして来たか、どう生きて来たか」を振り返ってみたい、言い換えれば“生きて来た証”を残したい、そんな気持ちが強まって来た。素のままの自分を曝け出そう、自慢話も懺悔録も躊躇することなく、いわば“自分史”と言う位置づけで。更に言えば「これからの老後(余生)をどう生きるかを探る糧(かて)にしたい」とも考えるようになった。

ご承知の通り“余話”とは「ある事に関してのちょっとした話(こぼれ話)」のことだが、『龍翁余話』は、「世の中のあらゆる事象(出来事)や現象(人間界や自然界に形として現れるもの)に対して、龍翁が目にするもの、耳にするもの、感じるものを自由気儘(ストレート)に書き綴ろう(吼えまくろう)・・・言うなれば“怖いもの知らずの遠吠え”(独断と偏見)のエッセイに仕立てようと、段々とそのような傾向・形態になって来た。翁の現役時代は本業の映像制作(専門はドキュメンタリー映像)のほか、教育関係や公的活動に携わっていたので、老域に入ってもなお“見(観)たり、聞(聴)いたり、試(実践)したり”のクセが残っていたのだが、超高齢の今日になっては(哀しいかな)“気あれど体動かず”“智湧けど力(能)及ばず”の状況を憂いている始末。卑近な例で言えば、『龍翁余話』は普段、明朝体の10.5サイズ(1ページ平均1400字×2ページ)で書いており、約2800字数の原稿だから(テーマにもよるが)70歳代までは4,5時間で書き上げ、1回読み直して(校正して)“完稿”していたのだが、八十路に入ってからは1日がかり、いや、時には(途中で疲れて)翌日にまたぐこともある。このように筆運びが遅くなったのは、体力の衰えばかりでなく“言葉忘れ“漢字忘れ”、“人名や地名など固有名詞の忘れ”がひどくなって、思考時間や辞書、資料、インターネットの検索時間が長引くようになったからだ。しかも読み直すと、たまに誤記・誤字・脱字・勘違いなどがあって後処理(修正)に追われることもある。つまり能力の衰えが顕著になった訳だ。

ところで“終活”と言う文字と言葉を目に(耳に)するようになって久しい。翁が八十路に入ってからは“終活”がことのほか身近(現実的)になり、身の回りの整理を急ぐようになった。お世話になった人たちへの“感謝の心”も深まって来た。“終活”は“死と向き合う”ことだそうだが、昨年からの“コロナ禍”の影響もあってか、翁の死生観も一定の方向を見つめるようになった。母の遺言「明治・大正・昭和・平成と長きに亘って生きさせて貰った。ここに来て悔やむもの無し、恨むもの無し、怒るもの無し、悲しむもの無し、ただ、あるは感謝のみ」を想い出す。翁も早くその心境になれるよう心静かに過ごしたい、との思いが強まった。とは言え、翁のこれまでは悔いの多い人生だった。これからは(せめて)悔やみ事を少なくする暮らし方をしたい――どう言う暮らし方か、具体的には分からないが、言えることは「人様に迷惑をかける要因を減らしたい」「人様への感謝の心を忘れないようにしたい」「(不安な老体だが)生きている限り楽しみを多く求めたい」、そして「“足るを知る”の心境になりたい」――“足るを知る”は老子の言葉『知足者富』(満足することを知っている者は心豊かに生きられる、の意)だが、そうは思うものの、正直なところ何かと欲張りな翁「言うは易く行ない難し」。あえて“足るを知る”フリをするなら、今、自分が置かれている立場(事情)や年齢を考えて「この程度で“良し”とするか」の諦め、つまり「身の丈を自覚する」と言うことだろう。

さて『700号の感慨』――(前述のように)年々、日々、体力・能力の衰えを実感することの多さは嘆かわしいばかり。こんなことでは『龍翁余話』は果たしてあと何回、書き続けられるだろうか――その不安を強く覚えるようになったのは2017年11月19日配信の500号あたりからだった。それでも2019年11月17日配信の“600号”、そして今号(2021年10月17日配信の“700号”と続いたのだから『感慨』も更にひとしお。これも(月並みな言い方だが)『ZAKKAYAWEEKLY』と読者各位のご声援のお陰に尽きる。そのご声援に背中を押して貰って、もう少し頑張って“生きた証(記録)”を書き続けよう、と言う気にもなっているのが『700号の感慨』である・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「久しぶりに」

久しぶりにLAはカリフォルニアらしい抜けるような青空になった。こんな日はオーシャンサイドをハイキングして海に沈む太陽を眺めながら食事をしようと友人と出かけた。パロスバーデスの半島の先にテラニアリゾートという所がある。その中にあるいくつかのレストランの中で私が好きなレストランはテラニアリゾートの中のハイキングトレイルの一番、端の方にあるNelson‘sというわりとカジュアルなタイプのレストランだ。そこから見る夕日は最高だ。個人的にはその場所の雰囲気が1番好きだ。もし風水の人が見たらきっとこの場所はいいと言うに違いないと思えるくらい風の通り具合、光の入り方、方角、店のデザイン、そこから見る海の景色がいいのだ。そこで典型的なアメリカン人の食事であるハンバーガーを久しぶりに食べてみる事にした。メニューを見るとシンプルで種類は少ない。一枚の簡単な紙にメニューが書かれている。その中に店の名前が付いているハンバーガーがあった。きっと自慢の味なのだろうと、それを注文した。友人はロブスターのサンドイッチをオーダーした。やはり人気のレストランなのか待つこと30分。散策をしたり飲み物をオーダーして待っていると大きなお皿が運ばれてきた。思わず “ うわ~大きい ” という言葉が出てしまったくらいボリューム満点、日本では2人ぶんはあるだろう。そして上質の肉の味はしっかりしていて塩と胡椒でシンプルに味付けしグリルしたお肉は香ばしく美味しかった。でも体の小さな日本人が体の大きなアメリカ人と同じようにこの量を食べ続け慣れてしまったら成人病まっしぐらだ。大抵の日本人はこちらに来てアメリカの食事に慣れると太って帰る。私も頻繁に日本に帰るようになって久しぶりに弟に会った時、久しぶりとか元気だった?の挨拶前に弟から“肥ったな~”と一言、呟かれてしまった。そういえば、ダイエットにいそしんでいたコロラドの友人はどこのレストランに出かけてもいつもタッパーやジップロックの袋を持ち歩いていて半分は持ち帰っていた。“ ほら、貴方のぶんも持ってきたから “とバックからタッパーウェアーを取り出して私に差し出した事を思い出した。日本も最近は持ち帰りO.K.の所も増えてきているようだけれど、もっと増えて欲しい。飽食の時代は終わったのだから。石油の値段があがり、全ての食品の値段が上がってきている。自分も含めアメリカ人も、この機会に食事の量を減らしたら、もっと健康になるかもしれない。

スパイス研究家   茶子

ジャズライフ “LUPIN THE THIRD 「JAZZ」”大野雄二トリオ

今日お送りするのは大野雄二トリオのジャズです。ジャケットをみればルパン三世だとすぐにわかりますよね。『ルパン三世のテーマ』は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』 の主題曲として使用された楽曲です。

LUPIN THE THIRD 「JAZZ」 〜the 2nd〜 大野雄二トリオ

01-Lupin the Third (Theme from Lupin _)  05:44        
02-Bourbon Street Lullaby 04:11        
03-Take Me (Love Squall)  04:06        
04-Deep Night Call  05:16        
05-Treasures of Time (Fire Treasure) 05:37        
06-He’s Gone 04:09       
 07-Stolen Moments (Love Theme)  05:33        
08-Adios Santiago (But I’ll Never Forget You) 04:41        
09-Cat Walk 05:33        
10-Heartbreak Journey 03:04        

編集後記「Googleマップは進化しています」

今更ですがGoogleマップが大きく進化していることに気づきました。特にストリートビューの使い方がとても興味深いです。マップ上の右下に人形のマークを押すとストリートビューが表示されます。ストリートビューが可能なところはブルーになります。試しに近所のショッピングモールのところにカーソル(手の形)を合わせてクリックするとショッピングモールの内部が表示されます。初めて行くところを下見できるのはいいですね。
トロントやサウスベイにいた時に住んでいた住所を入れて表示させると私たちが住んでいた懐かしい家が映し出されます。30年も経つのに全く変わっていないのは驚きです。
このストリートビューの面白い使い方を考えています。私たちが進めようとしている建物の浸水対策の説明にこのストリートビューを活用すれば聞いている人はわかりやすいかなと思います。ストリートビューで興味深い使い方ができるのは海の中(海洋生物も)まで観れるということです。時間のある方は世界中をゆっくり楽しめるので試してみてはいかがでしょうか?《R.O.》

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