雑貨屋ウィークリー1341号

雑貨屋のひとり言「スマホの過充電防止」

スマホはほぼ毎日、充電していますがつい充電器をつけたままにしてフル充電になっていることがあります。過充電はバッテリーの寿命に影響するので、フルになる前に充電をやめる必要があります。過充電を防ぐための方法を考えてみました。理想的なのはフル充電になる前に充電がストップされることですが、物理的もしくは電気的な仕掛けが必要になるのでちょっと厄介です。フル充電になる前にスマホが音声で知らせてくれれば手動で充電器を外せます。iPhoneでショートカットアプリを使うとそれができることがわかりました。バッテリー残量が90%(数字は任意に設定できます。)を超えた時、「充電が完了しました」というテキストをSiriに読み上げてもらうのです。
iPhoneの充電音を変える・充電が完了したら音を鳴らす
iPhone『ショートカット』アプリが便利!使いこなし方やおすすめの設定法を紹介します

実際にやってみるとバッテリー残量が91%になると「充電が完了しました」と読み上げてくれます。読み上げは一回だけなので、聞き逃がさないようにしたいですね。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

オープン戦金の卵が試される

黄信号いくつ越えたか金婚譜

金婚の夫婦素敵な腐れ縁

金蔓で組織の箍を締め直す

札束に靡かぬ馬鹿の一代記

「ニュースひとりよがり」

「緊急事態」

宮崎、大分で先を越された ―コロナ

「新資本主義」

こき使われそう ―ロボット

「第6波」

役に立たないかな ―アベノマクス

河合成近

龍翁余話(714)「睦み合いが出来ない月」

1月は、親族・友人が互いに往来し、仲睦まじく宴を催したり談笑したりする月(睦月)のはずなのに“コロナ野郎”のせいで(今年も)“睦み合いが出来ない”まま1月が終わろうとしている。旧臘(昨年12月)、幾人かの友人と「年が明けたら久しぶりに会いましょう」と約束を交わしたのに、急激なオミクロン感染拡大で”約束“がことごとくキャンセルになった。”コロナ禍“の始まりは2020年1月のクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号による新型コロナウイルス感染症(COVED-19)発覚(感染震源地・中国武漢市は2019年末)以来だから、親族や友人たちとの”睦み合い“が出来なくなって丸2年だ。

2022年が始まったばかりで、いきなりブルーな話をするのは恐縮だが――これまで毎週のように“ランチ会”を、また、年に2,3回は“梨狩り”や“イチゴ狩り”などの“日帰りバス旅行”を楽しんでいた翁たちシニア会は、かつては10人のメンバーだったが昨年1人亡くなり、2人が(病気のため)脱会、現在メンバー7人、平均年齢80歳の高齢者ばかり(翁が最長老)、一番若い幹事君(76歳)からの連絡によると「コロナ禍が治まり、以前のように定期的にランチ会を行なっても毎回参加出来そうなメンバーは(現在7人のうち)わずか4人くらいです」とのこと。幹事君「私たち老人が2年も会わなかったら、その変わり様は想像以上です」とも言う。確かにそうだろう。翁自身もこの2年の間に、見かけの“老け”ばかりでなく、どれだけ“老い”を自覚させられる場面に出遭っているか――

翁は“睦み”を“有縁”と解釈する。つまり“縁”が無ければ”睦み“も無い。そして最も重要なことは“生”が無ければ“有縁”も“睦み”も無いと言うことだ。翁は八十路に入ってから大切な友人との別れが相次いだせいか“縁”について、いろいろな感慨を抱くようになった。時々だが「俺の寿命は、あと何年?」を考えるようになった。それは必ずしも“悲観”ではなく、あえて“覚悟”と思っているのだが、例えば――いつも歩く散歩道、「いつまで、この道を歩けるかなあ」、いつも立ち寄る公園、「いつまで、この景色が見られるかなあ」、いつも買い物に行くスーパーやコンビニ、「いつまで、ここに来れるかなあ」、いつもお世話になっている医療機関、「いつまで、ここで診て貰えるかなあ」、40年もプレーして来たメンバーコースのゴルフ場、「いつまで、ここでプレー出来るかなあ」、そして我が家では、いつも翁の“相棒”になってくれているパソコン、「いつまで、お前と“格闘”しておれるかなあ」、いつも水やりをするベランダの植木たち、「いつまで、お前たちの相手が出来るかなあ」、そして、45年以上も、いつも翁の身の安全を守ってくれている我が家、「いつまで、ここに住めるかなあ」などなど・・・こんなブルーな気分にさせられるのも全て“コロナ禍”のせいと決めつけたいのだが、冷静に考えれば平均寿命(男性81.64歳、女性87.74歳=2021年7月現在)も乗り越えた超高齢の翁、“コロナ禍”とは関係なく心静かに“天寿”を迎えなければならない年齢なのだ。と、そのように分別しているはずなのに「もっとファミリーや親友たちに会いたい」、「もっと“龍翁余話”の執筆を続けたい」、「もっとゴルフをしたい」、「もっと旅行をしたい」――つまり“もっと元気で長生きしたい”と言う欲望がいっこうに消えない。だから反動的に(前述のような)ブルーな事柄が頭をよぎり、ネガティブに陥ることがある。それを”コロナ禍“のせいにしたいのだ。

このように“生きる欲望”に悶々としている翁のような人間を「煩悩の極み」と戒める人もいるだろう。だが翁は反論する「確かに煩悩は苦しみの源であるかも知れないが、煩悩在るが故に生きようとする力が湧くのだ」と。翁の今年(新年)の書初めは【天に問う、我が余生は幾歳(いくとせ)ぞ】である。「神よ、俺をあと何年、生きさせてくれるのか」との問いかけなのだが、これは“残り日”が少なくなった“老人の嘆き・諦め”ではなく「残り少ない日々を、どうせなら、もっとエンジョイしたい」と言う“祈り・願い”である、と無理矢理思い込ませての書初めである。(正直、“生へのあがき”である)――

実は今号で『睦み合いが出来ない月』を書いたのは、(前述の)シニア会の幹事君から聞いた「病気のためにシニア会を脱会したメンバーのお二人」への“励ましメッセージ”にしたくて翁の心情を正直に書いたものだ。お二人、どのように受け止めてくれるだろうか?

翁の経験から、我々老人は、病気を完治させることは難しいが、病(やまい)に病(や)むのではなく、病気と上手に付き合って”生きる力(欲望)“を湧かせて欲しいと、お二人に言いたいのだ。そこで翁“病めるお二人”に(柄にもなく)花を贈ろうと思い「1月の花」を調べてみた。「シクラメン」「千両(センリョウ)」「福寿草」などいろいろあるが「シクラメン」の花言葉(気品・清純・思慮深い)が気に入って、赤の「シクラメン」に決め、幹事君に相談した。「お二人は寝付いているわけではありませんから“根の物”(植木鉢)でもいいのでは」との同意を得たので、早速近くの花屋さんへ。2句の川柳も添えた――

【一人じゃない いっしょに戦う 人がいる】【病んでのち 命の重み 肌で知り】(国立病院機構 大分医療センター発刊 平成28年度『がん川柳』より)。

オミクロンの大爆発が続いているが「オミクロンは短期決戦型、3月にはピークアウト?

それでも行動制限は必要なのか」と言う専門家もいるようだが、翁、「完全収束の日まで気を抜くな」と言いたい。尾身分科会会長は「“人流”ではなく“人数”がキーワード、ステイホームは求めない」と言っているが不要不急の外出自粛を求めなくて何が”人数“だ?

翁は「科学的整合性を欠いた無責任な発言で国民を混乱させるな」と言いたい。小池都知事も(事あるごとに)巧みなキャッチフレーズを吐いて来た。時には政府と異なる評論も。だが翁は吼える「為政者に言葉遊びは不要、評論家になる必要もない。要は、国・専門家・自治体首長は国民(市民)に対し“ワンボイス”で具体的な政策を発信せよ」と――さて今年1月もファミリーや親友、シニア会などと『睦み合いが出来ない月』で終わる。睦み合いが出来る月は、いったい、いつになるのだろうか・・・と、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「旬のお野菜」

今年になって八百屋さんで寒じめほうれん草(またはチジミほうれん草とも呼ばれる)を見かけるようになった。通常のものと比べると肉厚で緑が濃く、葉が、ちじれている。初めてこの種類のほうれん草を食べたのはヨセミテ国立公園でEarth Day(地球の日)のイベントが行われていた時だった。4月の下旬、ヨセミテは、まだまだ寒い。そんな中、ヨセミテ公園の中にあるホテルのシェフが地元のお野菜を使ってこの寒じめほうれん草を使ったサラダと野菜スープとキャロットケーキをフリーで皆にふるまっていたのだ。その時に食べた、ほうれん草の味が濃厚で美味しかった事が印象に残っていた。普通のほうれん草でも夏と比べるとビタミンCが3倍も多くなるそうだ。それならば、この寒じめほうれん草はもっと栄養価があるに違いないと早速、買って家に帰った。さて、どうやって食べようか考えながら一口生の葉をかじってみたら、すごく甘くて驚いた。こんなに、ほうれん草って甘かっただろうか、、、袋を見たら、このほうれん草は霜に何度も当たり甘味が強く味が濃くなっていますと書かれていた。雪下人参と言って雪の下で冬を越した人参は甘くて美味しくなると聞いた事があるけれど冬の寒さに耐えて野菜が味しくなるなんて何とも健気で愛おしくなってくる。翌日、下北沢に開いた八百屋で下仁田ネギも買ってみた。焼いて塩をふっただけなのに中はとろりと甘い。かぶも今の時期は軟らかくて甘い。鍋の季節に入れる白菜も甘くて美味しい。ユリ根も今が旬。アルミで包んでバターを入れてホイル焼きにするとホクホク甘いお芋のような味だ。このゆり根、和漢食材として薬膳にも使われているらしい。ついでに菊芋も買ってみた。菊芋も薬膳料理やサプリメントにも使われているくらい体を整えるベネフィットが多いらしい。実はこの菊芋のルート日本だと思っていたら原産地は北アメリカなんだとか、、、、日本には江戸時代後期から入ってきたようだ。生命力が強いこの植物は戦後の米不足の時の飢饉の時にも活躍したのだとか、、、、寒い時期に私たちの命を支えて頑張ってくれたのだな~とお野菜に感謝。そして、この時期の旬のお野菜で私が一番好きな天ぷらは春菊。春菊の事を考えていたら急に春菊の天ぷらが食べたくなって近くのうどん屋さんに開店間もなく入った。まだ春菊の天ぷらが揚がっていなかった所、注文したら急いで一つ上げてくれてシェフの人が自ら揚げたての春菊を運んできてくれた。何だか申し訳ないような気持ちになって“ ありがとうございます。私、春菊が一番好きなんです。”と言ったらシェフの人はにっこり笑ってくれた。このところ、ずっと春菊の天ぷらが食べたかったので5日前ぐらいに春菊を買っておいたのだ。残念ながら2週間前ぐらい前に春菊の天ぷらを作ったけれど、カラリと揚がらなかった。それで再度、春菊の天ぷらに挑戦するつもりで買っておいたのだ。でもカラリと揚がった春菊を見てやっぱりプロは違うな~と感心。美味しい天ぷらを作ろうと思ったら油のブレンド、粉、道具も本格的なものを揃えないとならない。後かたずけも大変だ。やっぱり天ぷらは外で調達しようとあっさり自分で作る事は放棄してしまった。

自宅に帰って冷蔵庫の中の春菊を見るとすでに葉が痛み始めていた。早速、春菊の胡麻和えを作って食べてみた。今日は春菊をたくさん食べて体調も益々良くなった気分だ。大寒を迎えて一番寒くなるこの時期、米国は流行り病のピークアウトを迎えている。天才数学博士の高橋洋一氏が統計学から見ると、これからピークを迎えるのは日本とドイツと言っていた。必ずピークアウトは来るのだ。だから今はじっと耐えて春を待つ気分で美味しい旬の食材を食べて気を高め自分の免疫機能を信じよう。

スパイス研究家  茶子

ジャズライフ  Dominick Farinacci “Reflections”        

今週も引き続きトランペットジャズにしました。12年前に初めてDominick Farinacciのアルバムを聴いたときすごいアーティストに出会ったと思いました。それ以来、彼は私の好きなトランぺッターの一人です。語りかけるような彼のトランペットの音色は身体にしみ込んでくるようです。これまで730号、904号、955号でも紹介していますが、今週は”Reflections”という昨年11月にリリースされたアルバムです。

Dominick Farinacci “Reflections”        

1-Sandu
2-I Remember Clifford                
3-Rhapsody in Blue        
4-Ave Mariai

編集後記「マイナンバーカード」

昨年マイナンバーカードを取得しましたが使うことがありませんでした。先日、戸籍謄本が必要になりマイナンバーカードを持ってすぐ近くにある役所に行きました。なんでコンビニではないかというと、ほとんど同じエリアにあってしかも空いていたからです。コピー機の前で画面に従ってプリントしました。4桁のパスワードを聞かれます。マイナンバーでやると窓口でもらうより100円安いことがわかりました。《R.O.》

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