雑貨屋ウィークリー1430号

雑貨屋のひとり言

大谷翔平の左ひじのケガで24試合を残し今シーズンのプレーを終了したのでホームラン王の行方が気になっていましたが、猛追のライバルが追いつけず、ついに日本人として初めてのア・リーグのホームラン王が確定しました。ずっとモヤモヤしてましたがそれが吹っ飛びました。嬉しいことです。ア・リーグのMVPはまだわかりませんが、大谷選手はWBCから私たちにたくさんの感動をくれました。彼の二刀流で残した数々の偉大な記録が評価されたら良いですね。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳  )

お幸せですかその後のシンデレラ

シンデレラ冠に肩凝りはじめ

路地裏が時に恋しいシンデレラ

靴擦れもガラスの靴の無理を履き

そこそこの幸せジャガイモの馬車で

(ニュースひとりよがり)

「まさかのか」

米国の下院 ―カイ任 !

日本の国会 ―カイ散 ?

「札幌五輪招致断念」

それがいいかもー大阪万博

「スマイルアップに社名変更」

しかめっ面で –―ジャニーズ事務所

河合成近

龍翁余話(802)「横浜中華街・2つの廟」

約6年ぶりに横浜・中華街へ行った。以前、横浜・山の手に住んでいた親友・Yさんがご存命だった頃は、時々、一緒に中華料理を食べに行ったが、翁が(2017年11月に)愛車を手放し、その数年後、Yさんが亡くなられたりして中華街が遠のいていた。そして先日、所用で元町まで出かけたので、ついでに中華街へ足をのばし、Yさんの馴染みだった中華料理店でランチしたあと、Yさんとの思い出の場所を(少し)散策した。

今更『横浜中華街』の説明は不要と思うが――ここは日本、及び東アジア最大の中華街であり、1866年(慶応2年)に外国人居留地に指定されてから数えて157年の歴史を持つ街だ。資料によると街の広さは20万㎡あり、東京ドーム(46,755㎡)の約4.3個分の広さ。

そのエリアの中に500以上の店舗がある。1955年(昭和30年)以前は、南京町(なんきんまち)と呼ばれていたそうだ。(余談だが)南京町と言えば、中学、高校を神戸で過ごした翁にとって神戸の南京町も思い出深い場所。高校時代、クラスメートの親(華僑=中国からの移住者)が南京町で中華料理店を営んでいたので、時折、豚まん(関東では肉まん)を(大サービス付きで)食べに行っていた。(更に、余談は続く)――

古い話で恐縮だが、1975年~1990年、翁は頻繁に(年に2~3回)台湾を訪問していた。政界・財界・教育界・ジャーナリズム界との交流が深まっていた時期だった。その頃、翁は「中華民国初代臨時総統(建国の父)孫文」と「中華民国初代総統・蒋介石」研究に明け暮れていた。台湾(中華民国)の都市の各所に「中山」と名の付く道路を多く見受ける。その「中山」とは、孫文の日本名である。1985年(昭和60年)にサンケイ新聞から刊行された『蒋介石秘録』(上・下巻の上巻)に「中山性」の由来が書かれている――孫文が日本に亡命中、横浜・外人居留地(現・中華街)にたむろし、清朝打倒(辛亥革命)のために日本政界・財界の協力者(要人)たちと頻繁に密談を重ねていた。ある夜、孫文は犬養毅(いぬかいつよし=当時、第2次松方正義内閣の参謀、のちの第29代内閣総理大臣)邸を訪ねる途中、ある豪邸の庭から犬に吼えられ、その門に掲げられた「中山」という表札が目に止まった。その時、孫文は「よし、俺の日本名を“中山”にしよう」と決めたそうだ。実はその「中山邸」は、明治天皇と縁の深い元公家(くげ)・中山忠能(なかやまただやす)侯爵の屋敷だったとか。

話を戻そう――

横浜・中華街には大小10基の牌楼(ぱいろう=門)がある。代表的なのは「朝陽門」(東)、「延平門」(西)、元町から近い「朱雀門」(南)(写真)、それに「玄武門」(北)の4つ。翁、南門シルクロード(中華街大通り=別名・関帝廟通り、とも言うらしい)の故・Yさんが馴染みだった某料理店で昼食をとり、Yさんとよく参詣した近くの「関帝廟」(かんていびょう)へ行く。“三国志”で有名な三国時代(184年~280年、魏・蜀・呉の時代)の武将・関羽(かんう)を祀る廟。関羽は生涯、蜀の国の創始者・劉備(りゅうび)への忠義を貫いた“義の闘将”として知られ、魏の皇帝・曹操(そうそう)や呉の皇帝・孫権(そんけん)からも称賛された人物。その関羽はのちに神格化され“関帝”と呼ばれ「商売繁盛の神様」として崇敬を集めている。

(再び余談だが)実は(前述のように)翁、以前、頻繁に台湾を訪れていた頃、台北市内にある「関帝廟」(台湾では「行天宮(ぎょうてんぐう)」と言う)にもよく参拝した。翁は“商売繁盛”は関係ないが、翁の思想基盤である“儒教”(五常)の精神が、この「行天宮」に収められている、と(当時の台湾の親友・陳進源氏に)教えられたからだ。余談をもう1つ――台湾には(中国全土?)“廟”を参拝する際、「ポエ」(神筈=しんばえ)と言う三日月形(目の形)に作られた竹製の占い道具2つを床に投げて神託を得る習慣がある。丸まった面(陰)と平らな面(陽)があり、願い事を(心で)唱えてから2つの「ポエ」を床に投げる。2つの「ポエ」が互い違いに上を向けば(願い事は)OK、2つとも同じ面が上を向いたら(願い事は)NO、翁の経験では、1回や2回でOK面は出ない。「だからOKになるまで何回もやればいい」と陳さんが笑って言っていたことを思い出す。

「関帝廟」の近くの「媽祖廟(まそびょう」にも立ち寄った。ここも故・Yさんと数回参詣した「廟」だ。「媽祖」は、北宋時代(960年~1127年)に実在した福建省・林某の娘、と伝えられている。その娘は生まれて1ヵ月も泣き声をあげなかったので「林黙娘」と名付けられた。しかし小さい頃から才知に長け、10歳頃には朝晩に念仏を唱えたと言う。28歳の時、仏教の修行を終えて直ぐに天に召され神となり、海上に舞い降りて難民を救助する姿が見られたとされ、以後、人々は、航海・漁業の守り神「媽祖」と呼ぶようになり(海の近くには)「廟」が建てられ、信仰を集めるようになった、と言われている。

約6年ぶりの「横浜・中華街」散策であった。久しぶりに故・Yさん、神戸時代の友人・台湾でお世話になった人たち(陳さんをはじめ亡くなった人、今も交流が続いている人)のことが懐かしく想い出された時間帯であった。台湾の名曲『望你早帰』(あなたの帰りを待ちわびる)のメロディが切なく、もの哀しく翁の脳裡をかすめる。そう言えば、神戸には25年も、台湾には40年も“不去”(行っていない)。神戸はともかく、台湾行きは老体故にもう無理かも。ただ“追憶”に浸るのみか・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「健康法」

先日、母の付き添いで、お薬をいただきに出かけた時の事、先生のお部屋に杏林大学名誉教授の石川恭三氏が指導されている健康法が掲げられていた。高齢者の健康法というタイトルではあるものの、誰にでも当てはまり良い事だと思ったので写真に撮らせて頂いた。

1つ目は一読。

1日に1度は、まとまった文章を読む事。自分の好きな事、興味のある事、雑誌でも新聞でも本でもいいそうで認知機能を高める為にもいいのだとか、、、昔は良くテーマ別に新聞の切り抜きを大学ノートに貼って時々見返したりしていた。最近は本を読むことが少なくなってきているので本を読むスピードや集中力も無くなってきているように思う。図書館やカフェまたは自宅でもあえて読書タイムを1日の中で作って本と向き合う事が自分にはいいかもしれない。

2つ目は10笑。

1日に10回くらいは笑う。これは案外難しいかもしれない。人によって笑いのツボが違うけれど自分がツボにはまる笑いを探す事も今まで笑った事を思い出して笑う事もいいのかもしれない。ともかく笑う頻度が少ない人ほど認知機能が低下するらしい。笑う事で免疫機能が高まりガンのリスクも減るのだとか、、、海外の話題で癌になった医者が入院中コメディものを朝からずっと聞き、笑っていたらガンが消えてしまったという話も聞いた事がある。笑う門には福来るという言葉もあるけれど確かにそうかもしれない。

3つ目は百吸。

1日100回くらい(1度に10回くらい)深呼吸をする。これも習慣になるまでは努力が要りそうだ。深呼吸する事で肺の機能が高まり自律神経が安定しストレス解消になるようだ。ヨガの呼吸法も同じ事で血流も良くなり血圧も下がり無意識の次元で体の調整が出来るのかもしれない。今、左半身に麻痺を患っている友人も呼吸法とヨガの訓練の効果か麻痺していた手の指が少し動くようになってきているのを見て感心した。呼吸法は、まだまだ私達が知らない奥深い世界があるようだ

4つ目は千字。

1日に千字くらいは文字を書く。文字を書くことも認知機能を高めるのだそうだ。手紙や日記、思いついた事、そして出来るだけ漢字を使う事だそうだ。私などパソコンを使うので紙に文字で書くとなると漢字があやふやになる。お習字や写経など文字を心静かにしたためるという行為もいいものだと思う。時々、あの墨の香りが懐かしくなる。

5つ目は万歩。

1日に1万歩ぐらい歩くのがメタボの予防、解消に効果的だという事は多くの人に知られているけれど記憶力を高めたり認知症の予防にもいいという事は知らなかった。歩くという事は全身及び脳の血流も良くなり体に酸素を多く取り込む事が出来る上、気分的にもスッキリずる。それに外を歩くだけでも視覚を通して、いろいろなものや情報が飛び込んでくる。そういう刺激もいい。誰だったか忘れたけれど確か歩きながらアイディアを模索したり発明した世界的な学者もいたと思う。

全部をこなす事は出来なくても努力目標として今日はこれとこれが出来たと意識するだけでも健康になれそうな気分になる。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Till Bronner and Bob James “On Vacation”

涼しくなってきたのでじっくり音楽を聴こうという気になります。私の好きなアーティスト、Till BronnerがBob Jamesとコラボしている珍しいアルバムを見つけました。Bob Jamesはいろんなアーティストとコラボしています。ジャケットからどんな音なのか想像しにくいのですが、とても素敵なTill Bronnerのトランペット、彼の甘い歌声、そしてBob Jamesのピアノは特筆モノのアルバムになっています。《R.O.》

1.Save Your Love for Me
2.Lemonade
3.Late Night
4.Lavender Fields
5.September Morn
6.Elysium
7.I Get it From You
8.Miranda
9.Scent of Childhood
10.On Vacation
11.Sunset Vale
12.Basin Street Blues
13.If Someone had Told Me

編集後記

PayPayは通販などでうまく使うとまだまだ魅力がありますが、普通の買い物での魅力はあまりないように思います。三井住友のビザカードをつかっていますが、この夏、Vポイントが溜まりやすいOliveにしました。溜まったVポイントをTポイントに交換したら変換率がこれまで80%だったので損した感じでしたが、10月から100%になりました。今月中ならキャンペーンで20%増しで120%(5000ポイントまで)になるので、早速、交換しました。20日のウェルシアのTポイント1.5倍デーに買い物することにします。こんなチャンスはめったにないので楽しみです。《R.O.》

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