雑貨屋ウィークリー1368号

雑貨屋のひとり言「ナイストライ!」

4000人が働く姫路市役所で実験的に温度設定を28度から25度に変えてみたそうです。当然、電気料金は増えて7万円/月のアップになりましたが、その代わり平均で一人2.9時間の残業が減ったそうです。人件費が4000万円も削減できたそうです。これは市民にとってとてもいいニュースだと思います。3度室温を下げることで仕事の効率が上がったいうことですね。政府から言われた通り一律に28度に設定するというのもあまり脳がないように思います。ナイストライだと思います。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

家計簿が注いでくれてる発泡酒

デユエットも六甲おろしです夫婦

夫婦喧嘩娘も敵にした不覚

デジタルとアナログそれでいて夫婦

下一桁当たり程度の亭主運

( ニュースひとりよがり)

「台風5号逸れる」

6・7はきついよ -コロナ

「外出制限なし」

待った - 物価高騰の家計簿

「新入幕から8年での賜杯」

記者 - 重かったですか

逸ノ城 - 長かったです

河合成近

龍翁余話(740)「成吉思汗は源義経なり」

7月(名古屋)場所でモンゴル国出身の逸ノ城が優勝した。モンゴル力士は強い。が、翁は、モンゴル力士には好感が持てず(特に朝青龍、白鳳が大嫌いだったから)逸ノ城に対しても(今までは)あまり関心は持っていなかった。ところが、今場所の彼の活躍ぶりと土俵上で見る(想像する)素朴で謙虚な人柄が好ましく、次第に興味を覚えるようになった。そこで彼の生い立ちを調べたら我々が知らない“モンゴル遊牧民”の暮らしが見えて来た。「少年時代、我が家で飼育しているヤギやヒツジを狙ったオオカミを追い払うために夜も眠れなかったことが多かった」「私には故郷に家が無い。首都ウランバートルから400kmも離れたバットツェンゲル村(アルハンガイ県)全部が私の故郷です」――2014年1月の初土俵から8年6か月で手にしたモンゴル遊牧民出身力士の初の快挙(幕内優勝)に拍手。

本来、相撲が大好きな翁だが、朝青龍以来、モンゴル力士の優勝が続いたので、だんだんと相撲離れしていたが“コロナ禍”による外出自粛で“テレビ時間”が増え、一昨年から、また相撲中継を観るようになった。そしていつの間にか逸ノ城に関心を寄せるようになり、何故か、モンゴル国やモンゴル建国の祖・成吉思汗(ジンギスカン=チンギスカン、チンギスハーンとも言う)に関心を持つようになった。そして更に、突拍子もなく、昔読んだ、ある古本を思い出した。その古本とは、学生時代に神田の古本屋で買った『成吉思汗ハ源義経也』(ジンギスカンは源義経である)を思い出したのだ。その本はまるで“夢物語“のようなものだが、翁は、今でも成吉思汗と義経が同一人物であって欲しい、とのロマンに浸っている。この本の作者は小谷部全一郎(おやべぜんいちろう=1868年~1941年)と言う明治・大正・昭和初期の牧師、教師、アイヌ研究者。古本屋店主から「大正末期のベストセラーだった」と聞いた記憶がある。文章は文語体でかなり難読だった。紙はお粗末で茶色がかっていたが、ブックカバーは(商売用に)比較的きれいだったように思う。

今、放映中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも描かたように一の谷・屋島・壇ノ浦の合戦で平家を滅ぼした最大の功労者・義経は、その後、兄・頼朝に疎まれ、追われる身となって奥州・藤原家を頼ったのだが、結局は(藤原家第4代当主)泰衡(やすひら)に裏切られ(攻められ)平泉の衣川館(ころもがわのたて)で自刃した、と言うのが通説。しかし、小谷部はこれを否定、「実は義経は泰衡に助けられ数人の家来と共に平泉を逃れ、気仙沼港から舟で北上、宮古・久慈・八戸・青森を転住、津軽半島の十三湊・半島の最突端の竜飛崎(三厩)を経て蝦夷(北海道)に渡った。それらの各地には“義経ゆかりの神社仏閣”が現在でも多く残されている。そして義経一行はアイヌ人の助けで樺太へ渡り、最後は大陸のヘンティー山脈(モンゴル国北東部からロシア・バイカリエ地方にまたがる山脈)の麓の大草原に定住、当時、その一帯は少数部族の争いが絶えなかったが“ジンギスカン”と名乗る英雄は、それらの部族を滅ぼし統一、1206年にモンゴル帝国を建国、その“ジンギスカン”こそが義経なのだ」と書いている(その本が『成吉思汗ハ源義経也』)。

小谷部の「成吉思汗・義経同一人説」の理由として20数個の論拠が述べられているが、翁がいくら小谷部説にロマンを描いていると言っても、中には“これは、こじつけ”と思われる説もあるので、その中から翁が“あるていど納得出来る論拠”を拾って見た。まず(1)「1189年4月30日に討ち取られた義経の首が、鎌倉の頼朝に届けられたのは6月13日、中世とは言え早馬を飛ばせば数日で着くはずなのに何故、1か月以上もかかったか?『大日本史』(徳川光圀によって開始され明治に入って完成した歴史書)には、鎌倉に届けられた義経の首は偽物、義経は蝦夷地に逃亡した、とある」。(2)「両者の年齢がほぼ同じで、義経は1159年生まれ、成吉思汗は1162年生まれ。成吉思汗がモンゴル帝国を建国したのは1206年、成吉思汗44歳の時。義経の自刃は1189年(30歳の時)とされているが、もし義経が平泉を脱出、北方へ逃避行し17年後の1206年にモンゴル帝国を建国したとすれば47歳、年齢がほぼ一致している」(3)「成吉思汗がモンゴル帝国を建国した時“九旒の白旗”を建立した。“九旒”(くりゅう)は義経の別名の“九郎”を意味し“白旗”は“源氏の旗印”である。なお、成吉思汗の別名を“クロー”と称した。(4)モンゴルの各地に日本名に似た地名が多くある。例えばチタ(知多)、スルガ(駿河)。また“源”の苗字が多い」・・・

ところで翁、青函トンネル着工(1961年3月)から5年後の1966年(昭和41年)9月に総理府(現内閣府)の委託で津軽半島・竜飛崎(たっぴざき)のトンネル工事現場を取材した。その時、案内役の青森県庁広報課のスタッフから“三厩(みんまや)の義経伝説”を聞かされた。広報マン君、なかなかの“義経通”だった。その時から、翁は(『成吉思汗ハ義経也』以来)、再び“義経伝説”に魅かれるようになった。トンネル工事取材(撮影)のあと広報マン君に“義経ゆかりの地”を案内して貰った。まずは三厩村(現・外ヶ浜町)の海岸に突き出た3つの奇岩――義経は竜飛崎から蝦夷へ渡ろうとしたが強風で渡れない。義経は巨岩の上に(義経の守り本尊)観音像を祀り三日三晩祈り続けた。すると突如、白髪の仙人が3頭の神馬を連れて現われ3つの巨岩の岩窟に1頭ずつ神馬をとめた。“三厩”の村名は、そのことに因んだ地名である、と言う。翁たちは三厩村にある“義経寺”にも参詣した。“よしつねてら”と思ったら“じけいじ”と読むらしい。勿論、義経ゆかりのお寺である。円空(江戸時代前期の修験僧)が1667年(寛文7年)に三厩を訪れた時、奇岩に光るものを見つけ「これは義経公の守り本尊・観音様である」と察し、早速その地に観音堂を建立、それが義経寺の始まりとのこと。翁、若ければ再訪したいのだが・・・

大相撲7月場所で幕内優勝を果たしたモンゴル出身力士・逸ノ城のおかげで、途方もない“昔話”に浸ってしまった。これを機に、モンゴル国の歴史・文化を学習しようと思う。そうすれば、今まで好感が持てなかったモンゴル出身力士に少しは親近感が持てるようになるかも。今後、逸ノ城の活躍を見守りたい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「カゴメのベジチェック」

私達が健康を保つ為には1日の目標としておよそ350gの野菜を摂取する必要があるのだそうだ。目安としては緑黄色野菜を両手で一杯、淡色野菜は両手で約2杯分。結構な量だ。野菜が好きな人でも外食が続いたり、忙しくて食事を抜いたりしたら350gはとても取れない。だったらビタミン剤で補えばいいという人もいるけれど自分には、どうしても合わないのだ。丈夫でタフなはずの胃がビタミン剤を飲むとムカムカして気持ちが悪くなり異物が入ったような違和感が生じて体が受け付けてくれないのだ。だから今も薬はもちろんの事、ビタミン剤も一切摂っていない。だからなおさらの事食事から栄養を摂ろうと心がけている。幸い野菜は好きで生でも煮ても焼いても揚げても漬けても美味しいと思うし好き嫌いが無いので助かっている。季節ごとに旬のお野菜を料理したり地方の珍しいお野菜を探したりするのも楽しみなので野菜は、わりと摂取されている方だと思っている。

それでも、年を重ねるにつれて疲れやすくなったり抵抗力が落ちたりするのは当然なので何かビタミン剤の代わりに保存が出来、美味しくバランスが取れる1品があればと探していたらカゴメのつぶより野菜ジュースを見つけたのだ。毎日でなくても今日は野菜をとるチャンスが無かったな~と思った時に飲めばいいと思っている。食塩も砂糖も入っていないのに甘くコクがあって飽きずに飲み続けられる。それに国産野菜というのも気に入っている。そんなわけで自宅の冷蔵庫には、いつも冷えた、つぶより野菜ジュースが入っている。自分でも時々余ったフルーツや野菜をブレンドして野菜ジュースを飲むけれどその時の配合や産地や季節によって味が変わってしまうので美味しい時もあれば、満足出来ない時もある。

この夏は6月から厳しい夏の暑さが続いていて戻り梅雨があり体調管理が大変だ。そんな中で、ふと高原のカラリとした空気と八ヶ岳の緑が見たくなった。以前、長野のカゴメ野菜生活ファームに訪れたのはコロナ前の秋の事。また、夏の時期にも訪れてみたいと思い弟夫婦に声をかけたら都合が付くと言うので先週の金曜日の早朝、車で出かけた。ちょうど夏休みでたくさんの子供たちもカゴメ野菜生活ファームに訪れていて野菜の収穫や食育クラスのセミナーを受講して賑わっていた。カゴメファクトリーツアーも予約の人で満員だった。

今回は野菜摂取レベルが測定できる機器をドイツとカゴメさんが共同開発したそうでその”ベジチェック“というのを試してみたかったのだ。LEDを搭載したセンサーに手のひらを当て数十秒経過すると数値が出る仕組みだ。皮膚のカロテノイド量を測定する事で1か月前ぐらいから体に蓄積された野菜摂取量がわかるのだそうだ。最初に弟が測定してみたら数字が3,5で野菜量は150g未満、お嫁さんも数字は4,5で150g未満という事で2人とも野菜不足。私は数字が8,5で350gクリアー!アルコールやストレスが多いと数字が下がる事もあるらしいのでビール好きの弟夫婦には少しショックだったかもしれない。

そこのレストランでお昼には早かったので、お店お勧めのトマトソフトクリームを食べた。味は濃厚なトマト味の冷製クリームソースという感じだ。ショップでは採れたてのトマトやフルーツ入りのスムージーを買った。ランチは長野のざるそば。そして帰りには地元のお野菜を売っているお店に寄って色とりどりの旬のお野菜を買って帰った。1日野菜350g。少しは弟夫婦も意識してくれたのだろうか、、、

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Bob James “Playin’ Hooky”

サブウーファーを導入したばかりなので低音を綺麗に出しているアルバムを探してしまいます。Bob Jamesの “Playin’ Hooky”というアルバムは上品な低音で聴かせてくれます。曲も落ち着いているのでとても聴きやすいと思います。《R.O.》

Bob James “Playin’ Hooky”

1-Playing With Fire
2-Mind Games
3-The River Returns
4-Organza
5-Hook, Line & Sinker
6-Glass Hearts
7-Night Sky
8-Do It Again
9-Love Is Where
10-Are You Ready?

編集後記「パスワード管理」

PCやスマホを使って生活しているといろんな場面でパスワードが必要ですが、みなさんはパスワードでお困りのことはありませんでしょうか?覚えやすいように自分の誕生日や単純な数字のパスワードの使いまわしはしていないでしょうか?パスワードが覚えられなくてキャッシュカードの裏にマジックで書いたり、付箋に書いたメモを貼り付けていたりする人がいるようですが絶対にやらないでください。気づかないうちにカードを落としたり失くしたりしたら防ぎようがありません。

私が登録しているパスワード(90ありました)は通信、金融、生活、買い物など用途別に分類してマインドマップで整理しています。マインドマップをpdfファイルにしてスマホの自分しか開けれないところに保存しています。パスワードの作り方は以前、雑貨屋で紹介(https://zakkayanews.com/wp/461/)したルールで独自のパスワードにしています。独自のルールを覚えていればパスワードは忘れないのですが、このルールに従っていないWiFiのパスワードなどは覚えられないのでこのマインドマップが役に立ちます。《R.O.》

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