雑貨屋ウィークリー1411号

雑貨屋のひとり言「詐欺に遭わないで」

悪い奴らに騙された人のニュースを頻繁に聞かされているのに、自分が騙される可能性については無関心な人が多いようです。私もその一人かもしれません。でもアンケートを取ると「自分は騙されやすい」と自覚している人も多いというデータもあるようです。

それは自分の心のスキマ(満たされない欲求)があるからだと考えられています。
たとえば
・優しくしてくれる人には優しくしたくなる
・みんながやっているから大丈夫という心理
・専門家の話を盲信してしまう
・数が少ないものは良いモノだと感じる心理

という人の心理を悪い奴らが悪用しているからです。疑うことをしないお人善しの日本人は特に騙されやすいのではないでしょうか。

これに加えて高齢者は、
・判断能力が弱っている
・頼れる知り合いが少ない
・強く断れない
・インターネットで情報を調べない

など騙されやすい人の特徴をたくさん持っていますので、詐欺師からするといいカモになっています。騙されても笑い話で済ませるならいいですが、お金を取られて死活問題になるのは絶対阻止しないといけません。お人善しもいい加減にしないと息の根を止められます。上手い儲け話やお金が戻るといううまい話が来たら、それは詐欺ではないかと疑う習慣をつけ防御しましょう。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川  柳)

各論になって本音が揉めている

内紛を漁夫の利狙う目で眺め

札束に添えた言葉が生臭い

良心に詫びつ保身の判を押し

終章を飾るにもなお修飾語

(ニュースひとりよがり) 

「5から2へ」

自公お互いの信度か — コロナ

「首相公邸で忘年会」

日本の平和を世界へ発信した  — 岸田翔太郎秘書官

「マイナ誤登録」

私はどこの誰?— 本人

河合成近

龍翁余話(783)「家庭ゴミの分別」

5月30日から6月5日までは「ゴミ減量・リサイクル推進週間」だとか。そんな週間があったとは知らなかったが、調べてみたら30年前(1993年)に制定されたそうだ。その趣旨は「ゴミを減らそう、可能な限りゴミを再生しよう」と言うことらしい。そうは言っても“再生可能なゴミ”(役に立たせることが出来るゴミ)もあれば、“全く何の役にも立たないゴミ(クズ)”もある。揶揄用語(または侮蔑用語)の中に「バカとハサミは使いよう」(使い方次第では役に立つ、を意味する言葉)や「煮ても焼いても食えねえゴミ(クズ)野郎」(全くの役立たず、を意味する言葉)がある。人間が人間を評価する場合、評する側の人間性・教養性が問われる場合もあるが、“物”の評価は科学的根拠で決まるので“要・不要”の区分けは(ほぼ)正確だ。

もう一度“ゴミの概念”を考えてみよう。“ゴミ”は、「一般的には生活に伴って発生する不要な物」「ものの役に立たず、無いほうがよい物」「利用価値のない汚い物」(ちり・あくた・ほこり・濁水など)。そして具体的に“ゴミの種類”を分類すれば「漂流・漂着ゴミ」――文字通り海洋を漂流しているゴミや海岸に漂着したゴミのこと。「食品廃材」――食品加工の過程で発生する不可食部のこと。たとえば畜産・水産業における皮革・内臓・骨格などの動物性廃材、穀物を脱穀した際に残る籾殻・稲の藁(わら)・トウモロコシの芯などの植物性廃材、「生活ゴミ」――日常生活の中で排出する台所ゴミ(生ゴミ)や紙屑、布屑など、「マイクロプラスチックゴミ」(プラゴミ)――レジ袋・コンビニの弁当箱・ペットボトルの蓋など。これらの製品は一度使われると捨てられる“使い捨て製品”が多く、代表的なものはレジ袋。現在、日本国内では年間平均300億枚のレジ袋が消費されているそうだ。ほかにプラスチック製品として(前述のように)ペットボトル・食品パッケージ・コンビニ弁当箱などがあり、これらを合計すると日本では1世帯1日当たり数百グラムのプラスチックゴミが発生しているとか。なお(前記)「使い捨て製品の代表はレジ袋」と書いたが、翁の場合は、コンビニやスーパーなどで買ったレジ袋は(大・中・小それぞれ)可燃ゴミ・不燃ごみ・リサイクルゴミなどに分別したゴミを入れる袋として利用している(この項、後で再度、取り上げる)。そのほか「スペースデブリ」(宇宙ゴミ)と言うのがあるそうだが、門外漢の翁、宇宙ゴミの話は遠すぎて語れない。

「廃棄物」の定義を日本の法律では「ゴミ・粗大ゴミ・燃え殻・汚泥・糞尿・廃油・廃アルカリ・廃酸・動物の死体、その他の汚物または不要物であって、固形状または液状の物」とされている。更に、廃棄物の処理・清掃に関する法律(廃棄物処理法)によると、廃棄物は「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に大別されている。「一般廃棄物」とは、家庭から排出する廃棄物(「家庭系一般廃棄物」)と、事業者が排出する(産業廃棄物以外の)廃棄物(「事業系一般廃棄物」)を言う。そして「産業廃棄物」とは、事業活動に伴って生じた廃棄物や輸入時の廃棄物(船舶及び航空機の航行時に生じる廃棄物)などあるが、これらは難しい法律的な解釈を必要とするのでここでは記述を省略し、もっと身近な(生活環境をよくするために)我々が出来るテーマ「家庭系一般廃棄物」の処理、つまり『家庭ゴミの分別』について考えてみようと思う。

実は翁、昨年暮れから正月、そして4月の2度の帰省で(東京23区とは異なる)『家庭ゴミの分別』の仕方に戸惑った。調べてみたら『家庭ゴミの分別』の方法は地方(自治体)によって異なり統一のルールはないそうだ。理由は「人口」「焼却設備の有無」「リサイクル設備の有無」などが関係するとのこと。正直、翁、今でも「可燃物」「不燃物」「再生可能物」「再生不可物」の分別は面倒くさいのだが(今の時代)生活者の義務だと思って努めている。しかし翁のゴミ分別はあくまでも自分流。たとえば、台所ゴミ(生ゴミ)・紙屑・木屑・皮類・布類などは「可燃物」、ゴム製品・瀬戸物・ガラス・プラスチック類・金屑・電池類などは「不燃物」、ガラス瓶・スチール缶・アルミ缶・プラスチック製容器の包装・ペットボトルなどは「再生可能物」(なおペットボトルなどはキャップを外し、ラベルを剥ぐ)。その他、「再生可能か不可か分からない物」は、それとして分けておく。他に「新聞・雑誌類」も別に仕分けする。このように(翁は)5分類して『家庭ゴミの分別』を行なっているが、それらの“物を入れる袋”は(前述のように)スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで買い物をした時に3円~5円で買うレジ袋である。ところが、地方によっては「自治体指定のゴミ袋」でないとゴミを持って行ってくれない市町村があることを知って驚いた。しかもその「自治体指定のゴミ袋」の値段は(1枚単価:大きい袋=以下同様)37円前後、東京23区以外の市町村では(もっと高く)60円~80円、千葉県では7円、8円の市もあるが、13円~24円台が多く、中には100円以上の市もあるとか。東京23区や横浜市のレジ袋代1枚3円、5円に比べ高過ぎると思う。しかし、このことは(前述の)「人口」「焼却施設の有無」「リサイクル施設の有無」「ゴミ処理方法」「自治体の経済問題」などいろいろな事情があってのことだろう。ともあれ、喜ばしいことに実は近年“清潔な日本”が蘇ろうとしている。廃棄物に関する諸法律の順守と国民の意識の高揚のお陰で、資源生産性は約6割向上、最終処分量は約7割も削減しているとのこと(環境省発表)。

日本人は昔から“もったいない”を重んじる民族であった。古くなったり、壊れたりした物でも何回も直して使うリサイクル社会であった。ところが1955年(昭和30年)代に入って日本が“神武景気”と呼ばれた高度経済成長期以降、世の中は急速に物が溢れ、裕福になった人々は耐久消費財の頻繁な買い替え、商品の過剰包装、豊富で安価な生活雑貨の入手で挙句には“消費は美徳なり”と言うつまらない流行語まで生まれ、日本人の多くはいつの間にか“物を大切にしないで使い捨て”が習慣化して来た。そこで出て来たのが、“ゴミ問題”、そして制定されたのが「ゴミ減量・リサイクル推進週間」――この機会に、今一度(身近な)『家庭ゴミの分別』を考え直したい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「5月のスパイス 新生姜」

このところ急に夏日になって蒸し暑くなったと思ったら夜には冷え込んだりと天気に振り回されて、どうも体がシャキッとしない。そんな時は、さっぱりした酢の物が欲しくなる。  
八百屋さんを覗いたら高知県から来た水みずしい新生姜が並べられていた。茎の根本の所がピンク色になっていて甘酢漬けにしたら美味しそうだったので買ってみた。新生姜は通常の生姜と比べると辛みが少なく繊維が少ないので甘酢に漬けた後はサラダ感覚で食べられる。チラシ寿司に刻んで入れてもいいし新生姜を漬け込んだ後の甘酢はごま油を数適入れてサラダドレッシングとして使っても美味しい。

昨年、生姜の甘酢漬けを自分で作ってみて美味しかったので、また今年も作る事にした。去年は初めてラッキョウ作りにも挑戦してみた。ちょうど1年経ったラッキョウは飴色になって味が染みていて美味しくなっていた。時間が経過してもラッキョウのシャキシャキ感は衰えず、もっと味わいが出てきた。もう、残り少なくなってきたラッキョウを見て、やっぱりラッキョウも作る事にした。

新生姜の甘酢の作り方は簡単で水洗いして汚れている部分を削り、スプーンで表面の皮を薄く削っておく。根本のピンクの部分は切っておく。スライサーで薄く切った生姜は沸騰したお湯に入れて1分ほどしたらザルにあげ、さましてから消毒したガラス瓶に入れる。そしてお多福のラッキョウ酢を新生姜がヒタヒタになるまで入れ、先ほど切ったピンク色の生姜の根の部分を一緒に入れて冷蔵庫に2日ほど置いておくと、うっすらピンク色に甘酢が染まり始める。2~3日で食べられるけれど1週間ぐらいすると益々味が馴染んで食べ頃になる。

ところで昔から漢方にも使われている生姜の効能は、たくさんある。生で食べれば血行促進、加熱した場合は体の冷えにいいらしい。また抗菌作用や消化促進、免疫機能Upなどなどいろいろ生姜は体にいいと言われている。それに抗炎症作用があって関節リウマチの痛みや変形性関節症を抑える成分もあるのだそうだ。最近はコレステロールや糖尿病にもいいという結果が報告されているようだ。何だか毎日、生姜を食べていれば、それだけで健康になるような気さえする。今年の夏は食卓に毎日、生姜が登場しそうだ。私の好きなジンジャエールも生の生姜で今度作ってみよう、、、、、

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Steve Kuhn “Countdown”

TSUTAYAでアルバム探しをしていたころはSteve Kuhnを良く聴きました。しばらく彼のアルバムを聴いていなかったのですが、最近になってAmazon Musicでおすすめ曲として出てきました。最近、ちょっと落ち着いた曲を選んで聴いているのでAiがそれに近いジャズとしておすすめしてくれたのだと思います。紹介されたアルバムは”Countdown”です。思った通り、良い感じのピアノジャズで、透明度のあるピアノがとても素敵でバランスがとれています。他のアルバムも久しぶりに聴いてみましたがどれも名曲揃いです。《R.O.》

01-Countdown        
02-Chalet        
03-Last Year’s Waltz        
04-Wrong Together        
05-Four        
06-Why Did I Choose You?        
07-When Lights Are Low        
08-She’s Funny That Way        
09-Speak Low        
10-Tomorrow’s Son

編集後記「スニーカーの靴紐」

4年前から愛用しているReebokのスニーカーは靴紐が伸縮性のあるデザインで結ぶ必要がなくとても履き心地がいいので気に入っています。お手頃価格のワークマン製の軽量スニーカーも履き心地が良くて気に入っているのですが、靴ひもを結ぶタイプであることと口部分が狭いので、脱着しにくい構造になっています。そこでこのスニーカーの靴紐をゴムの入ったヒモに変えてみました。靴紐はセリアなどの100円ショップで買えるものです。ゴム紐なので結ばなくていいことにくわえ適度なゴム圧で調整して履けます。普通に散歩するだけであればこのゴム紐を採用することで快適に歩けます。このほかにもアメリカ製のKedsのスニーカーも試してみましたが脱着時の煩わしさから解放されました。今週のアイキャッチもAiで作成しました。《R.O.》

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