雑貨屋ウィークリー1349号

雑貨屋のひとり言「津波に備えます」

3月16日に発生した福島県、宮城県で震度6強の地震、18日の岩手県での震度5の地震は驚きと同時に地震が多くなってきているなあと改めて思いました。2011年3月11日から11年経ち復旧が進んできている途上だったのでショックだったと思います。被害に遭われたみなさまにお見舞いを申し上げます。私が時々観ているオーディオ音質改善を題材にして発信している仙台のYouTuberが最新の動画をアップしていました。愛用しているスピーカーが吹っ飛んで倒れているのを見てかなりの衝撃だったことがわかりました。関西に住む我々も他人ごとではなく南海トラフ地震に備える必要があります。私は昨年から浸水によってライフラインを支えている地下の設備がやられる可能性が高いので対策をしようと呼び掛けています。住居、店舗、ホテル等がある複合施設なので、みなさんに必要性を理解をしてもらう準備をしているところです。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

知恵の輪が解けて苦笑の過去ばかり

幸福行古い日付の切符です

節くれた指で祈りの千羽鶴

拾う神あって明日の陽をもらう

荒れた手が掴んだ幸せの尻尾

( ニュースひとりよがり)

「まん延防止措置解除へ」

さあ咲くぞ ー サクラ

「アンラッキーナンバー」

7ー 第〇波、震度〇

「震度6で脱線」

カンシンセンと言われても ー 東北新幹線

河合成近

龍翁余話(722)「ストップ!特殊詐欺」

高齢者を騙す詐欺が後を絶たない。「80歳の独り暮らし男性が〇百万円騙し取られた」とか「75歳の独り暮らし女性が〇千万円騙し取られた」などと言うニュースを聞いて「よくもまあ、そんな大金を持っていて、しかも、よくもまあ簡単に手渡すもんだ」と翁、呆れて、内心“騙される奴も悪い”と思う部分もあるが、やはり“騙す奴”を憎む気持ちが強いのは当然だろう。翁、長い間、FAX付き固定電話(家庭電話)を使っていたが、パソコンや携帯電話の使用頻度が高まるにつれ、固定電話の役割が少なくなり、おまけに“勧誘電話”が増えて来たので2年前に固定電話を解約した。それまでに「オレオレ詐欺電話を、俺にかけて来いよ、報復してやるから」と待ち構えていたのだが、“敵”もたいしたもの、よく調べているとみえて翁みたいな独居老人・貧乏老人は相手にしてくれない、と分かって残念ながら“報復”の機会もなく固定電話を廃止した。

つい先ごろ、地元の荏原警察署・生活安全課防犯係から『ストップ!特殊詐欺』のチラシが届いた。NHK総合TV「首都圏ネットワーク」で(18:45前後)「ストップ詐欺被害・私は騙されない」を放送しているが、それでも“騙される人”が後を絶たず、呆れてしまう。多くの人が「俺は(私は)騙されない」と思っている。それなのにコロッと騙される。それほど詐欺集団の手口が上手いのだろう。

2年前から「人を見たらコロナと思え」が翁の口癖になったが、それ以前は「お金に関する電話・メール・郵便物は、まず詐欺だと思え」を親戚や老友たちに(口煩く)言っていた。

今から10年も前のことだが、横浜の住人だった翁の旧友(老婦人Yさん=故人)が(詐欺グループの)魔の手から逃れることが出来た話。そのことは以前、『龍翁余話』にも書いたが・・・ある日、Yさん宅に電話(当時は迷惑防止機能付き電話機ではなかった)「私は○○協会の○○と申します。実は、あなたのキャッシュカードが悪用されています。カードを新しくする必要があります。数時間後に係りの者がお宅にうかがいますので、キャッシュカードをご用意してお待ち下さい」そこで(当時85歳だった)Yさん、翁の忠告を思い出して「分かりました。その旨、私の弁護士(実際には、いない)に伝えますので、済みませんが、あなたの所属課とお電話番号、そしてもう一度、お名前をお願いします」と返事した途端、「あ、この電話、間違いでした」と言ってプツン。翁は、その夜、Yさんから(詐欺から逃れた自慢話を)長々と聞かされたものだった。

さて、警察から届いたチラシは、まさに『ストップ!特殊詐欺』(防止)である。以前から流行っていた代表的な詐欺は『オレオレ詐欺』――親族、警察官、会社上司、弁護士などを装って息子や娘、あるいは親族が起こした(ウソの)事件・事故に対する示談金や弁償金などを名目に金銭を騙し取る(脅し取る)手口。息子や娘になりすます場合、最初、電話口で「風邪を引いて声が出しづらい」とか「携帯電話番号が変わった」などの言い訳をしてから「仕事に関するトラブル」や「交通事故」を使うケースが多い。この手口は、近年下火になったようだが・・・『預貯金詐欺』――市区町村など自治体の職員や税務署員などを名乗って「医療費などの払い戻しがあるので、あなたのキャッシュカードの確認や取り換えの必要がある」などの口実で自宅を訪れ、キャッシュカードをすり替える、または騙し取る手口。また、銀行協会などを名乗る犯人から電話があり、「キャッシュカードを確認しなければならないので手続きのためカードナンバーと暗証番号を教えて下さい」・・・これも典型的な特殊詐欺。『キャッシュカード詐欺(盗み)』――電気量販店や百貨店、または警察官を名乗り「あなたのキャッシュカードが不正に使われている。あなたの預金を保護する手続きをするため、警察官か銀行協会の者がお宅に行きます」と言って訪問し、相手(被害者)が目を離している隙に、あらかじめ用意しておいた偽のカードと本物のカードをすり替え、(被害者が気付かないうちに)素早く口座から現金を引き出す。この事件は非常に多いそうだ。『架空料金請求詐欺』――「未払いの料金がある」など架空の案件をデッチ上げ、金銭を騙し取る(脅し取る)手口。これは電話や郵便物だけでなく携帯電話などスマホにも使われる。『当選おめでとう詐欺』――「あなたは○○くじに当選しました。当選金額(高額)を振り込みますので、あなたの口座番号(またはキャッシュカード・ナンバー)と暗証番号をお知らせください」・・・このメールの発信元には有名な団体名や会社名が使われるケースが多いので要注意だ。これと似たような詐欺で『還付金詐欺』――自治体、税務署、年金事務所などの職員を名乗り、医療費・保険料・年金の過払い金の払い戻しがあるので、今直ぐキャッシュカードを持って近くのATMに行って下さい、係員がお待ちしていますから」・・・その他『融資保証金詐欺』、『金融商品詐欺』『ギャンブル詐欺』『交際あっせん詐欺』・・・警視庁では「ハガキなどにある連絡先には絶対に連絡しないこと。融資のための保証金はウソ。必ず儲かるとか、OOに当選しました、もウソ。“うまい話”には絶対に乗らないよう、くれぐれもご用心を」と呼び掛けている。

ところで、警察では「迷惑防止機能付き電話機」への買い替えを勧めている。「迷惑防止機能付き電話機」とは、「呼出音が鳴る前に、相手に警告メッセージが流れる」「通話内容を自動で録音する」「電話機に登録していない人からの電話の場合は専用の呼出音が鳴り、受ける人に“要注意”を促すアナウンスが流れる」、などの機能が付いている。“警察推薦“勿論、警察が電話機業者の手先になっているのではない。本当に”詐欺対策“に抜群の効果が出ていることは実証済みだ。電話機は数万円の高額機もあるが、翁が調べたところ、数千円台の機種でも、かなりの効果があることが分かった。なお、品川区では、品川区在住の65歳以上の高齢者宅には「自動通話録音機」を無料で貸し出しているそうだ。多分、都内全区でも同じサービスが行なわれていると思う。警察からの呼びかけ――「どんなに名のある団体名や企業名を名乗っても(相手に)自分の現金保管状況や預貯金額など、お金の話は絶対に伝えないように」「ご用心!」・・・と、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「お兄さんを助けるのか、、、」

中国にとってロシアはお兄さんのようなもの、、、今世界を騒がせているウクライナとロシアの関係で中国がどう動くかに注目が集まっている。

今回、強いと思っていたロシアの戦闘能力の弱さが世界に配信され露呈されてしまった。ロシアの指揮を執る中心人物が3人もスナイパーによって殺されロシアの勢いに陰りが見えてきた。

中国はミャンマーの時と同じく戦っている組織の両方に隠れて工作活動をしながら情報を取っている。今回もウクライナに義援金を送りながらロシアにも軍事装備を送ろうとしている。そんな中で習近平とバイデンによる会談がネットで行われたそうだが中国はロシアを支援しないともするとも言わなかったらしい。バイデンは米国やヨーロッパ側に中国を引き入れようとしていたが会談ではバイデンが望むような答えがが出なかったようだ。

ある人は中国はロシアの形成が悪くなってきたら逃げ出すに決まっている、同じように自分達も制裁されたら困ると、、、また、一方では、中国はウクライナをロシアに組み込む事に協力する代わりに台湾や尖閣、沖縄の件でロシアと密約があるに違いないから中国はロシアを助けるという見解を話していた人もいた。

昨日ある中国人で日本に帰化した人の話を聞いて中国は今後もロシアにいろいろな形で支援するだろうと。中国がはっきり答えないという事はノーだと。毛沢東を敬愛している習近平の思考回路を詳しく分析していた。そして昨日のニュースで中国はロシアへの制裁に協力する義務はないと中国メディアの報道できっぱり言っていた。

今後、中国とロシアの力関係は逆になるかもしれない。ロシアには天然ガスや油田があってそれを中国は狙っているのかもしれない。何やら最近中国では油田の貯蔵施設を急激に広げているのだとか、、、どちらにしてもあれらの国は、お互い狸と狐のような国同士、今のところ利害関係で繋がっているけれど、この先、力関係が逆転するかもしれない。それにしても力と武力で少数民族や国、島を奪略、奴隷にしてきたヤクザ国家の2つが国連に今も名前を連ねている事が不思議だ。国連の目的は国際の平和と安全を維持する事、諸国間の友好関係を発展させる事、、、、まるで冗談でしょうと言いたくなる。利権まみれで機能していない国連やWHO(世界保健機構)IOC(オリンピック国際組織)も同じ事。時のリーダーや政治家によって被害を被るのはいつも一般の国民なのだから、、、、やはり無関心ではいられない。私達一人一人の力は無力なように感じる事もあるけれど何が起きていて何が原因なのか知る事、関心を持つ事、そして私たちの意見を聞いて動いてくれる政治家が今何をしているのか目を光ら選挙で一票を投じていく事でしか変わらない。ともかくいい加減な政治家にとって政治に関心を持たない人達がたくさんいてくれた方が都合がいい。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Andrea Pozza Trio ” Siciliana”

高音質の音楽を10年もののPC+DAC+デジタルアンプ+新スピーカーのシステムで満喫しています。Wi-Fiの電波干渉?のせいでたまに音が途切れることがあるので、PCを有線LANで繋ぐことで改善できました。いろいろ試して見ましたが、これがストレスなく音楽を楽しめる最善のシステムだと思います。

2006年から紹介してきたアルバムを聴いて楽しんでいます。雑貨屋ウィークリー575号でAndrea Pozzaのデビュー作で紹介した”Sweet Lorraine”を良く聴いていました。あれから15年経った今、イタリアジャズ界の一翼を担っているAndrea Pozzaの2016年にリリースされたアルバム”Siciliana”を紹介します。私の好きなヨーロピアンな音色のピアノトリオジャズはいつもワクワクさせてくれます。《R.O.》

Andrea Pozza Trio ” Siciliana”

Andrea Pozza (p)
Andrew Cleyndert (b)
Mark Taylor (ds)

1. Bolivia (Cedar Walton)
2. Siciliana (J.S. Bach)
3. We See (Thelonious Monk)
4. My One And Only Love (Guy Wood)
5. Dat Dere (Bobby Timmons)
6. Fleeting Visions (Andrea Pozza)
7. Windows (Chick Corea)
8. Quiet Now (Denny Zeitlin)
9. Isfahan (Billy Strayhorn)
10. Tango For Sebastion (Andrea Pozza)
11. Celia (Bud Powell)

編集後記「こんなのを考えてみました」

スマホの過充電を防ぐためにショートカット機能を利用して指定のバッテリー残量に達したらスマホにメッセージで知らせてもらう方法を紹介しました。(雑貨屋ウィークリー1341号)これはこれでうまく機能するのですが、メッセージを聞いてから自分で充電器を外す必要があります。でも充電しているスマホの近くにずっとおれないので外せないことがあります。なんとか自動的に充電器を外す方法がないか考えました。Amazonでスマートプラグが手頃な価格で購入できたのでこれを使って自動化をすることにしました。スマートプラグはスマホで充電器をオン・オフできるので、ショートカット機能と連動させれば実現できることがわかりました。ショートカット機能でバッテリー残量が○○%になったらスマートプラグをオフさせるようにプログラムすることができます。
詳細はこちらで紹介していますので興味のある方はご覧ください。《R.O.》
スマホの過充電はもう心配ありません

アイキャッチの写真は私が焼酎のお湯割りを飲むときに使っているカップです。右のカップはさくらさんからいただいたものです。

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