雑貨屋ウィークリー1413号

雑貨屋のひとり言「OMO7大阪」

週に一回、大阪環状線で天王寺まで行きます。天王寺の一つ手前の新今宮駅前に白い特徴のあるデザインの建物が見えます。星野リゾートが経営するホテルOMO7大阪です。7、8年前に両親の介護で毎日のように環状線を利用していたころ、新今宮駅を通るたびに駅前の広い空き地が気になっていました。長い間、放置されていたこの土地はどうするのか関心を持っていました。昨年4月にあの星野リゾートがその土地に五つ星ホテルを開業したのにはちょっと驚きました。白いモダンな建物は一見すると豪華客船の客室のように見えます。開放的な部屋の窓からは外が見やすく、外からは中が見えにくい構造にしてあるようです。コテコテの大阪を味わえる拠点となるので外国人や他県の人にとって魅力的なホテルだと思います。新今宮駅にはいつも多くの外国人がいるので、この五つ星ホテルは好評なんだと思います。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川  柳)    

脱サラの意地も煮込んだおでん鍋

食べ放題店に力士が腰を据え

動物愛護唱えて牛も豚も食い

江戸前に七つの海のネタが乗り

パンの耳捨てる子飢えに泣いてる子

(ニュースひとりよがり)

「戦争」

反対 —ダム

「吊り橋」

揺れがひどくなった —自公渓谷

「仏混合ダブルスで優勝」

ここでは狙って打ちました —加藤未唯選手

河合成近

龍翁余話(785)「マリファナ(大麻)」

『龍翁余話』で“麻薬問題”を取り上げるのは久しぶりだ。今号は、長年、麻薬キャンペーンに関わって来た龍翁の思い出と、事犯検挙の現状、刑罰などについて述べたいと思う。“麻薬”とは、一般的に知られているものとしてアヘン・モルヒネ・ヘロイン・コカイン・マリファナ(大麻)・アンフェタミン(覚醒剤)・LSD・その他の脱法ドラッグを言うが、実は今(5月1日~6月30日の2か月間)実施されている『不正大麻・けし撲滅運動』に際し、ここでは『マリファナ(大麻)』にスポットを当てて記述することにする。

今更、説明は不要であろうと思うが、『大麻』とはアサ(大麻草)の花冠(かかん=複数の花弁からなる花の器官)を乾燥または樹脂化、液体化させたもの。日本での『大麻』の歴史は古く、稲作よりずっと以前(1万年前)から『大麻』と言う農作物を衣食住に利用して来たと言う記録がある。『大麻』の繊維を布や漁網に、茎を屋根材に、種子(麻の実)を食用に、葉を薬に用いるなど、ほんの80年ほど前まで日本人にとって『大麻』は非常に身近な存在であった。

日本では1948年(昭和23年)に大麻取締法が制定されたが、もともと大麻栽培は認可制で農作物の1つ(農業振興策の1つ)として多くの農家で栽培されていた。大麻取締法が制定された1948年の大麻栽培農家は約2万4000軒だったが年々増加、1954年(昭和29年)には約3万8000軒もの“大麻栽培農家”が存在していたそうだ。当時の大麻繊維の利用先は多岐に亘り、例えば下駄の芯縄52%、畳縁32%、漁網12%、荷縄4%だった。しかし、1954年を境に免許取得農家は減り出した。何故ならポリエチレン系・ナイロン系・ポリエステル系などが使われるようになり、大麻需要が急速に失われて行ったのである。加えて1961年に国連が採択した「麻薬に関する単一条約」の中に大麻が指定され、世界的に大麻への規制圧力が高まった。その背景には1960年代、欧米を中心にベトナム戦争(1954年頃から1975年4月30日まで)に対する反対運動が広がり、ヒッピー族が台頭、彼らによる『大麻』(マリファナ)喫煙が流行し出した。その影響が日本にも波及した。そしてそれまで大麻農業の保護を目的とした「大麻取締法」が、いつの間にか「違法な薬物(麻薬)を取り締まる法律」に変わった。それは何故か。結論から言うと『大麻』は、常習化することによって人間の心身へ悪影響をもたらす、具体的には「知覚の変化」(時間や空間の感覚が狂う)、「認知機能の低下」(短期記憶が妨げられる)、「運動失調」(運動神経の麻痺)、「精神障害」(被害妄想・誇大妄想・躁鬱症など)、「健康障害」(不眠・倦怠感・食欲不振による体力の衰退)などで人間的・社会的弊害をもたらす“麻薬”と認定されたからだ。

ところで、翁が若い時に創設した映像プロダクションの仕事の1つに総理府(現内閣府)提供の「政府広報」番組製作があった。その番組の重要テーマの中に「領土問題」(北方領土や竹島問題=当時はまだ尖閣諸島問題はなかった)・「農業問題」・「青少年の健全育成」・「国際社会に貢献する青年海外協力隊」・「麻薬追放」などがあった。実はその「麻薬追放キャンペーン」で翁は初めて「三悪追放協会」(厚生省認可団体)会長の菅原通済(すがわらつうさい=1894年~1981年)氏にお会いした。時は1968年(昭和43年)の6月だった。(三悪追放協会の創立は1966年1月、”三悪“とは麻薬・売春・性病のこと。)菅原通済と言っても今の若い人は知らないだろうが、当時の彼は実業家・評論家・作家・フィクサー(政界の黒幕)の顔を持つ大物だった。翁が現役時代、「関東甲信越麻薬取締官事務所」(現厚労省の麻薬取締部)や三悪追放協会の協力で(麻薬追放キャンペーンのための)テレビ・ドキュメンタリー番組を製作、その取材先は、国内(東京・横浜・神戸・沖縄)のほか、韓国・フィリピン・アメリカ・南米(コロンビア)など数か国に及んだ。また、日本テレビの「11PM」(司会=大橋巨泉)に菅原会長に出演して貰って“大麻の恐怖”をプロデュースしたりなど、多くの“麻薬キャンペーン”を手掛けて来た。それだけに翁と三悪追放協会との付き合いは(菅原氏が亡くなった1981年以降も)、翁が現役を退くまでの約35年間も続いた。前述の『不正大麻・けし撲滅運動』は、菅原通済氏も提唱者の1人だと聞いている。

さて、近年の“大麻犯罪の実態”はどうなっているだろうか――警察庁が今年(令和5年)4月に発表した「令和4年における麻薬犯罪の情勢」を見ると「薬物事犯の検挙数は近年横這いが続く中、大麻事犯の検挙人数が2014年以降、8年連続で増加が続き、大麻事犯の検挙人数は(令和4年)5,342人、これは(麻薬関連事犯検挙数の中の)覚醒剤事犯の検挙人数(6,124人)に次ぐ数で、まさに“大麻乱用期”であることが確認された」と言う。更に、「大麻事犯で検挙された者の中で20歳代、10歳代の割合が70%を占め、特に10歳代が急激に増えていることに憂慮する」とされている。具体的には19歳代441人、18歳代225人、17歳代148人、16歳代71人、15歳代22人、14歳代5人、これらの数字は、表に現れるごく1部の検挙数であり、実際には隠れた大麻犯罪者はかなりの数に上る、と(警察庁は)見ている。若年層で大麻の乱用が拡大している背景として、大麻に関する“ディスインフォーメーション(偽情報)が多く、例えば「大麻はタバコよりも害が少ない」「タバコやアルコールよりも依存性が低い」といった誤った情報がインターネット上に溢れており、若年層がこれらの誤った情報を鵜呑みにして、安易に大麻使用へ走り、身を滅ぼしていく結果を招いている。ではここで「大麻取締法」の罰則(第24条第2項)を紹介しておこう。「大麻を所持し、譲り受け、または譲り渡した者は5年以下の懲役。営利を目的とした犯罪者は7年以下の懲役。また(情状により)7年以下の懲役及び200万円以下の罰金。

翁は吼えたい「若者よ思い描け!執拗な誘惑に負け、一時的な興味・快楽に溺れ、挙句の果てに“廃人”に堕ちて行く己の惨めな姿を!」「若者よ思い止まれ!せっかくの命と人生を無駄にするな!」――っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「LGBT+Q」

NHKをぶっ壊す!と派手な、うたい文句でデビューした政党があった。パフォーマンスは受けたけれど結局今も何も変わっていない。今度はLGBT+Qの法案を作って日本ぶっ壊そうとしている外国からの圧力が凄い事になっている。反対派が多いのにも関わらず1日の審議で強硬に急いで決めてしまおうというのは前代未聞。

もう一度、おさらいをするとLはレズビアンで女が好きな女性、Gはゲイで男が好きな男性、Bはバイセクシャルで両方とも好きな女性と男性。ここまでは、以前からあって理解は出来る。問題なのはTのトランスジェンダー。体が男性でも心は女、または体が女でも心は男。自分が女だと思えば体が男性であっても法的に女と認めなければならない。今までは、そういった人達は精神疾患として扱われていたらしい。でも本当に悩んでいる人もいる反面、それを利用して犯罪の温床にもなる可能性の方が多い。それをどうやって見分けるのか、、、犯罪が起きてからでは遅いのだ。

そして最近はQまで出てきた。QはQuestioning男とも女とも決めかねている、まだわからない、どちらにも決めたくない、あえて性的思考を求めない、というカテゴリも出来たらしい。自分が今日から男だと思えば男、女だと思えば女。そんな馬鹿な話と思うのだけれど、これが法的に決められると滅茶苦茶な社会になるのは目に見えている。これを真顔で莫大な国家予算を使って与党も野党も(殆ど裏で手を握っているように見える)大騒ぎして法案化しようとしている。

常識的に考えれば、どれだけ危険な思想で社会を崩壊し混乱を招き分断されるのかは、わかりそうなものだと思うのだけれど、、、、
電車の中では、殆どの人がスマホをずっと見ている。その殆どはゲームや芸能界のニュースその人の趣味趣向、メールを見ているようでLGBTの事など感心が無さそうに見える。

私は電車の中や移動中iPhoneは殆ど見ない。人と待ち合わせの時の緊急連絡以外は使わない。iPhoneからの情報量は、あまりにも少なく、あの小さな画面から検索をかけても一定の情報しか入ってこないので、やはりパソコンからの検索をしないと情報は取りずらい。

多くの日本人は真面目で毎日、時間に追われ黙々と働いていてLGBTとは何ぞや、外国では、この事によって国家が壊れ社会が分断され暴力や事件が起こっている事を知らないのだろうと思うしメディアも取り上げない。昨日、我那覇真子さん(フリージャーナリスト)が維新の会、秋田1区支部長の松浦大悟氏(保守のゲイで活動家ではない)にインタビューしていたのを聞いて驚いた。日本では、いつ頃から米国民主党による日本でのLGBT推進活動が始まったのかと言うと2013年、当時オバマ政権の時からのようだ。当時、政治家でゲイであった松浦氏の所に突然アメリカの駐在大使から連絡が入って貴方は選ばれて今回米国にLGBTの研修を受けに行ける事になったと、、、旅費や研修費、滞在費、食費、お小遣いなど全て米国持ち。

将来のLGBTの活動家として日本から数人が選ばれ松浦氏は、その第一期生だったらしい。その後2回目も米国政府持ちで研修に参加したのだそうだ。しかしながらトランプさんが大統領になって、その研修は無くなったのだとか、、、その時に松浦氏が教えられたのは3つ。社会の動かした方として一つ目はメディアを使う事、ニュースでなくドラマや映画など人々の心に訴える手法を使う事。
2つ目は裁判闘争をすること。司法の力を使って異論を言う人を叩き潰していく事。3つ目は支援者を増やす事だと教えられたそうだ。

当時、松浦氏が通っていたスポーツジムのサウナで自分をスカウトした米国白人男性が、そこに居合わせた事も偶然なのか日頃の自分の行動を全てチェックされていたのか不思議だったと話していた。恐らく日本の政治家で影響を与えそうな人物は様々な国からマークされ調べられて工作されているのではないだろうか、、、、それでは米国はいつからLGBTの活動が活発になったのかと言うとソ連崩壊後60年頃だと茂木誠氏(作家であり予備校世界史講師)のわかりやすい解説を聞いてなるほどと思った。

ベトナム戦争後、赤い思想は撲滅したかのように見えたけれど静かに形を変え赤い思想が米国の民主党、マスメディア(映画、ドラマ)教育現場に入り込んできたのだと、、、そして、それは日本にも。使えない野党よりも与党に入り込んだと茂木氏は言う。ともかく弱者を利用して分断をはかり社会を混乱させる。

革命を起こすには、ともかく全てをぶっ壊す事が大前提。それにもっとも邪魔なのが日本の家族制度、日本の伝統文化が邪魔なのだそうだ。茂木誠氏の古事記からひも解くLGBT問題やLGBT法案の考察や意見も非常に興味深く参考になった。

友人で毎日お風呂屋さんに通っている友人がいる。ようやく最近はお風呂文化に目覚めた若い女性も増えて地域との交流も出来てきたと喜んでいたのに、これでお風呂屋さんに来る人が減れば商売にも響くしお風呂屋さんが無くなったら困ると怒っていた。このエッセイを書いている間も6月8日三重県で女装をした男性が女性用の湯舟に浸かっていたのに気付いた女性が警察に報告し現行犯逮捕したというニュースを聞いた。正式にLGBT法案が通るのが来週、、、今後、子供達の性教育の現場に送られてくるであろう活動家の教師、弁護士、それらの団体組織に流れる公金も膨大な費用になるのは目に見えている。これで、また新しい公金チューチュースキームが出来る。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Blue Martini Jazz “The Night We Called It a Day”

ちょっと雰囲気の違うジャズを紹介します。Blue Martini Jazzは、ベテランのシンガーであるJeannie Mackieと著名なサックス奏者であるPat Perezのコラボレーションです。洗練されたジャズを聴いている感じがとても気に入っています。Jeannie Mackieの歌声は耳にすっと入ってきます。《R.O.》

1.The Night We Called It a Day
2.Save Your Love for Me
3.Something Cool
4.The Masquerade Is Over
5.Solar
6.It’s Only Love (And I Believed You)
7.Summer Night
8.Blue Motel Room
9.All Is Quiet

編集後記「スポーツマンシップ」

全仏オープンの女子ダブルス3回戦で加藤未唯選手の失格と賞金・ポイントのはく奪はあまりに理不尽な大会側の対応だと思います。わざとボールを当てたわけではないし、審判も当てたことに対し警告しているわけですからそれでいいと思います。相手チームの悪意のある執拗な抗議もそのあとの変な行動を見ているとスポーツマンシップのかけらもなく人を蹴落とすことしか考えていない卑劣さに腹が立ちます。観客はゲームもそうですが選手のスポーツマンシップも見ているわけですから、自分たちは悪いことをしていないと言い張るいやらしい態度を改めないとファンが去っていきます。そんなことに気が付いていない実に残念な人たちです。加藤選手は大きな精神的ショックから立ち直り、試合直前に組んだ男女混合ダブルスで見事優勝するという快挙を成し遂げました。ボールガールへの優しい対応も心を和ませてくれました。《R.O.》

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