雑貨屋ウィークリー1396号

雑貨屋のひとり言「地域の人の好みを捉えて商売繁盛」

ショッピングモールにあるお店を見てこの店は採算が取れているのだろうかと考えることがあります。広いスペースの割に、いつもお客の入りがもう一つという店がそれです。家賃が高くて大変だろうなと思ってしまいます。こういうお店は突然閉店ということがあったりします。逆にこのお店の商品は私の好みではないけど売れているのだろうかと思っていても私が知らなかっただけでものすごく売れているお店もあります。アパレル製品ですがそこのデザインが好きな人が多いらしく人気が高くコンスタントに売れているようです。デザインが地域の人に受け入れられいるようです。こんなところに商売のアイデアがありそうです。こんなお店をもっと誘致してもらいたいと思います。モノがあふれかえっている時代にどこでも買える同じような商品を並べても、競合が多すぎて値段競争になります。レッドオーシャンに闇雲に漕ぎだすだけでは大波が来て沈没します。ブルーオーシャンのビジネスは少ないかもしれませんがや身近にヒントがあるかもしれません。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川  柳 )

年金が待ったをかけるいい話 

とくとくの持論社説の斜め読み

プライドが一行詩にも嘘をつき

ライバルも同じ思いか同想句

すさぶ世に美談嬉しい囲み記事

(ニュースひとりよがり)

「日銀新総裁に植田氏」

さてどう転がるか ― 円

 「卒業式」

初めまして、マスクなしの皆さん ― 先生

「金塊5億円分を村に寄付」

しまった先を越された ― ルフィ

河合成近

龍翁余話(768)「今、いちばん行きたい島は“尖閣諸島”」

古い話だが、翁は1963年2月、『政府広報』(総理府=現・内閣府)の仕事で北海道根室市に行き、4泊5日かけて『ソ連(現ロシア)船に拿捕(だほ)された根室漁民の悲劇』を取材した。そこから翁の「北方領土」のキャンペーンが始まったのだが、早や今年で丸60年。その間『日本領土でありながら日本人が行けない島々』と題するテレビ番組企画を某テレビ局に提出したが「日本政府がそれらの島への上陸(取材)を認めない」という理由でボツにされてしまった、それも数回・・・「テレビ番組がダメなら、自分独りでやろう」ということで2007年にスタートさせたブログ・エッセイ『龍翁余話』(自分史)で、これまでに何回か「北方領土」・「竹島」・「尖閣諸島」を取り上げ、そのたびにロシア・韓国・中国の為政者を罵って来た。例えばロシア(旧ソ連)に対しては「終戦のどさくさに、無抵抗の島民を銃で脅し北方領土を不法に奪い取ったドロボー猫のロスケ野郎」、韓国に対しては「島根県固有の島(竹島)を、いつの間にか横取りしているハイエナ野郎」、そして中国に対しては「国際法を無視して尖閣諸島の日本領海をウロチョロするドブネズミ野郎」・・・知人の国会議員(主に自民党議員)たちから「内容は同感だが表現がキツイ。龍翁さんの身の危険を考え、表現を少し抑えて」と言う忠告があったほど吼えまくった。しかし翁如き野人の吼え方くらいはタカが知れている。「まだ吼え足りない」――『日本領土でありながら日本人が行けない島々』とは、「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」「南鳥島」(日本最東端)「沖の鳥島」(日本最南端)(この2島は東京都小笠原村に所属)の“国境の島々”である。

後年になって翁の番組企画が実現しなかったこれらの島々の取材に成功したフォト・ジャーナリストの山本晄一氏の著書『中国・ロシアに侵される日本領土』(2022年10月末発売)を読んだ。山本氏は冒頭で【北の根室・納沙布岬沖ではロシア艦船の監視のもと、日本の漁師が怯えながら漁をしている。尖閣諸島では毎日のように中国艦船の“領海侵犯”が頻発、海上保安庁(巡視船)との“海戦”が続いている。更に日本の最南端・沖ノ鳥島は、習近平が狙う“太平洋進出の標的”となっている。(中略)「領土を返せ」とか「領土を守れ」と言うスローガンではなく、日本の国境で起きている現実とそれらの島々で生きて来た日本人の歴史に目を向けて欲しい】と訴えている。

この本の内容については割愛するが、読み終えて翁は山本氏同様、いや山本氏以上にロシア、中国に対する怒りが再燃して来た。友人(議員)たちの忠告の「表現を少し抑えて」に逆らって、これからも“21世紀の極悪3人組”(プーチン・習近平・金正恩)への口撃をいっそう高めることにする――そこで今号は『翁が今、いちばん行きたい島』(中国に侵される日本領土“尖閣諸島“)を取り上げる。「行きたい」と言っても公的には政府が許可しないだろうし、おまけに超高年齢の翁、現実問題としては不可能に近い話だが、望みは望み、夢は夢“――その望み(夢)を失いたくないので石垣市の中山義隆市長に頼んで漁船に乗せて貰い、漁師のなりをして尖閣諸島に近づき(サブボートで)魚釣島に上陸したい――本当にそんな願望を抱いている。翁、今ならまだ(自前の)ビデオカメラは回せるので中国公船の”ドブネズミの動き“、”魚釣島の実態“を撮影、フォト・ジャーナリストの山本氏が言う「国境の島々の現実と真の歴史に目を向けて貰う」ために行きたい――そんな”夢“をシニア仲間に話したら「年寄りの冷や水」と一笑されたが・・・

(今月の初めに報道されたように)石垣市は1月30日に沖縄県・尖閣諸島の海域で海洋調査を行なった(昨年に続いて2回目)。今回は東海大学の協力で、中山市長と石垣市職員、それに東海大学調査員の計20人による調査――魚釣島周辺海域にブイを投入して海水温や塩分濃度を調べたほか、ドローンを飛ばして魚釣島の様子を上空から撮影し、その結果、魚釣島の荒れ放題がしっかり把握出来たとのこと(省略)――例によってドブネズミども(中国公船)が調査船を妨害するかのように日本領海内に侵入した。当然、海上保安庁の巡視船が(調査船を護るため)ドブネズミ船の侵犯を食い止める。互いの船からスピーカーで“領土・領海権”を主張し合う(怒鳴り合う)さまは毎回同じ。しかし石垣市の中山市長は「海上保安官の皆さんがしっかりガードしてくれたので安心安全に調査が出来た。感謝です」更に中山市長は(会見で)「今後は島に上陸して本格調査を行なう必要がある。政府に対しても上陸調査を含め国と市の合同調査をお願いしたい」と語っている。

ところで翁、2021年1月末の『龍翁余話』(663)「中国公船の武器使用に日本はどう対処するか」で次のように吼えた。【尖閣諸島の領有権を主張する中国は「釣魚島(尖閣の中国名)は中国の固有の領土であり、中国は領土主権と海洋権益を守るために海警法を改正した」と言っているが、どの面(つら)提げてそんな嘘八百が言えるのだろうか。その“嘘”も八百言えば“真”と錯覚を起こさせることにもなりかねない。そうならないうちに日本政府は何を為すべきか。「中国は歴史捏造と武力によって尖閣諸島を我が物にしようとしている」ことを世界に発信すると同時に尖閣諸島の中心・魚釣島に「日本国領土を明記した標柱の建設」「灯台」「測候施設」「救難施設」などを設置して“日本が実効支配をしている実態”を世界に知らしめること。併せて(国際法で定められた自衛のための専守防衛を原則とする)「法改正(武器使用可能範疇の拡大)」「戦闘ヘリ3機搭載可能な大型巡視船の増建」「海上保安官の増員」が急務。加えて、翁は尖閣諸島での「自衛隊員の常駐」「定期的日米合同の島嶼防衛作戦演習」を提言したいのだが、これには中国はもとより日本の左翼系政治家・学者・文化人たちも目を剥くだろう。ともあれ「今、戦うべき敵はコロナだけに非ず、卑劣な中国の陰謀に果敢に対処せよ」】――翁の考えは、多分、中山市長も同じだろう。それにしても(いつまで経っても)“日本政府の弱腰”にはうんざり。だから翁、石垣市の皆さんに声を大にしてお願いしたい『中国の陰謀に屈してはならない“尖閣諸島”』、『翁が今いちばん行きたい島“尖閣諸島”』の守りを「市民よ、中山市長よ、いっそう、ちばりよー!(頑張って!)」・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「10年ひと昔」

最初の母の大手術、そして2回目の手術も入れると今年で10年が経過していた。”もう、大丈夫だと思うので一旦、これで卒業しましょう。何かあれば、いつでも見ますから”と母の主治医であり外科のE先生から引き継がれて長く見てくださったA先生がおっしゃった。当時、病院の副院長であり外科の指揮をとっておられたE先生は母の最初の難しい長時間の手術を引き受けてくださった。

最初に母の体の異変に気が付いたのはいつも通っていた地元の整形外科のS先生で、すぐに大きい病院で精密検査を受けるようにと母は、その病院を紹介された。精密検査の結果は弟のお嫁さんが付き添ってくれた。その様子を詳しく弟がメールやスカイプ通信で詳しく知らせてくれた。母からもその様子を聞いて、これはすぐに帰国しなければとチケットを手配した。その間、その内科の先生の会話を弟や母からも聞いて頭の中で何度も反復して、母の病気やその先生の真意を探っていた。日本に戻って母と2人でその内科の先生に会いに行った。すぐに私だけが呼ばれ先生からすぐに入院手続きをして精密検査が必要だと告げられた。先生と真正面から向き合って母の症状を聞いたものの何故か正直、ピンと来なかった。当時、その内科の先生にとって母は問題がありすぎて、どこから手を付けていいものか、だいぶ迷っておられたのだと思う。

また、今考えると内科で出来る事には限界があり、どれだけその先生が他の科の先生とコミュニケーションや信頼関係があるのかと言う事は大事なのだとわかる。それに先生にも其々個性があり合う患者さん、合わない患者さんも当然いると思う。患者さんから見ても、それは同じ事で、私にとって、これは、とても大きな事だと思っている。急いで入院手続きをしたもののベッドが満杯なので空きが無いと説明を受け、ともかベットが空くまで自宅で待つ事になった。そして2週間経過した頃、突然母の容態が悪くなり私たちは金曜日の夜タクシーでその病院に飛んで行った。救急車を呼ぶと行き先の病院は選べない。母のデータがあるのは、その病院なので入院を待っている病院に問い合わせ緊急患者の受け入れを許可してもらってから出かけた。母は点滴を打ってもらい間もなく、そのまま入院になった。空いている部屋は大きなデラックスな個室しかなく気が付けば真夜中で私も一晩、母と一緒にその部屋に置いてあるソファーに横になり朝まで滞在する事になった。

翌日は急いで自宅に帰り母の着替えや洗面道具を用意して病院に向かった。週末は病院の先生方もお休みで緊急の先生しかいないので、ともかく月曜日まで待つしかない。一体、どの先生が母の命を救える可能性があるのだろうか、、その先生は、どこの病院にいるのだろうか、どうやってその先生を探したらいいのだろうか、、とそればかり考えていた。当時その病院内のコンビニの前には小さな図書館(主に病気や医学に関した)と隣には本屋さんがあった。ともかく自分なりにパソコンで医療情報を検索したり病院の図書館で調べものをしたりしていた。図書館を出て隣にある本屋さんの前を通るとウィンドウのディスプレイに目がいった。本のタイトルとサブタイトルそしてその先生の写真を見ていたら、その先生は今母が入院しているこの病院に勤務されているという事がわかった。そしてこの先生に母を託したいと強烈に思った事を今でも覚えている。

月曜日の早朝、始発のバスに乗って母の病院に向かった。まだ、病院の受付は開いていない。そのまま入院患者の家族が入れる入口からパスをもらいエレベーターの前で待っていた、その時、私の隣に白衣を着た先生が現れた。ふと、お顔を見ると何とこの週末食い入るように見つめた本の著者であるE先生!顔写真も見ていたのですぐにわかった。瞬間”E先生ですね!昨日、ここの本屋さんで先生の本を見ました。先週の金曜日から母が緊急で入院しています。先生、母を診てください!”といきなりお願いしてしまった。それにも関わらずE先生は”今日は午前中も午後も診察の患者さんが一杯なので午前中の患者さんが終わるお昼頃に私の所にいらっしゃい。”と言ってくださった。お昼頃に行くと、まだまだ患者さんが待っていて待つ事、1時間。それでもまだ患者さんは途切れなかった。

診察の途中に看護婦さんに呼ばれた。まだE先生は診察の途中ですが先にどうぞと案内されてE先生の部屋に入った。入るとE先生はすでに母のデーターを念入りに見ていた。”あ~これは急いだ方がいいな、来週までは本人も辛いだろう、、、”と呟くとポケットから手帳を出して”この水曜日は午前中に手術があるので午後から入れるから’とおっしゃった。これからは手術の準備があるのでお母さんには食事はとらないように伝えて、いいね。”とE先生はおっしゃった。私は即答ではい、と答えた。E先生の決断は早かった。(続く)

スパイス研究家  茶子

ジャズライフ Andre Gagnon “Impressions”

オーディオコーナーのヘッドフォン売り場に行くと、驚くほど多くのヘッドフォンが並んでいます。値段もかなり幅があり、予備知識がなく買いに行くと選ぶのに困ると思います。たくさんある中に数十万円のヘッドフォンがあったので試聴してみました。いかにも高級感のあるデザインで他のものを圧倒していました。音もさぞかしすごいだろうと思いながら聴きましたが、その値段に見合った音質だったかどうか私にはわかりませんでした。どんな人がこれを買って使うのだろうと考えながら帰りました。オーディオは音だけではなく、見た目のデザインや格好良さを楽しむ人がいます。高級スピーカーやアンプは特にその傾向があります。余程耳の良い人でない限り、目隠しして音だけで聴かされてもどれがどの音がわからないと思います。高価なものの方がいい音だと思っている人がいるようですが、予算が限られていてもコスパのいいモノを探し出すという楽しみがあります。そして少しずつグレードアップしていくのがオーディオを長く楽しむコツだと思います。

今週の紹介アルバム Andre Gagnon “Impressions”

クラシックのような美しく、聴きやすい楽曲を見つけました。クラシックでもジャズでもフュージョンでも何でもいいです。癒される音楽です。こんな楽曲に出会えてうれしく思いました。Andre Gagnonというアーティストのアルバムです。どのアルバムを紹介しようか迷いましたが、”Impressions”というアルバムにしました。しばらくこのアーティストの楽曲にハマってしまいそうです。《R.O.》

01. Comme au Premier Jour (03:56)
02. Apres la Pluie (04:23)       
03. Douce Amanda (03:07)        
04. Premiere Impression (04:22)        
05. An Deja (04:20)        
06. Deja Septembre (05:22)
07. Nouveau Depart (06:17)
08. Fin du Jour (06:03)
09. Dernier Rideau (01:45)

編集後記「トラックボールマウス」

長年使ってきたマウスをトラックボールマウスに換えました。通常のマウスは手首を使ってマウスを移動させるので長時間使うと手首が痛くなってしまいます。腱鞘炎になったり肩凝りの原因にもなっています。トラックボール型のマウスは親指でボールを回してカーソルを自由に移動させ人差し指でクリック、中指でローリングでき、小さな動きで操作できるので手首に負担がかからないデザインになっています。通常のマウスと操作が異なるので初めて使うと慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。私はアマチュア無線でモールス信号を送信するときエレクトリックキー(電鍵)を親指と人差し指で操作していました。それと少し似た感覚なので私にとってあまり違和感はなくすぐに使えました。トラックボールマウスのいいところはマウス自体を固定して使えるので場所を取りませんし、テーブルの表面を気にすることもないし、マウスパッドも必要ありません。BluetoothとUSBレシーバーの両方に対応しているのでBluetooth対応のPCとそうでないPCに切り替えて使っています。iPadでも使えます。《R.O.》

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