雑貨屋ウィークリー1346号

雑貨屋のひとり言「花粉症の季節」

眼がしょぼしょぼしてくしゃみと鼻水、鼻づまりの鬱陶しい花粉症の季節がやってきました。今年は花粉の量が昨年の1.5倍になるそうなので不安です。私の場合、油断すると喉に炎症を起こし、熱が出たりするのでこの時期は気を使います。昨年、熱はなかったのですが喉の痛みと咳がなかなか止まらず、困ったので行きつけのクリニックに行くと、外でパルスオキシメーターでチェックされてから診察を受け、咳止めの薬を処方してもらったことがあります。オミクロン株の症状は花粉症の症状と似ているところがあるので、特に注意をして行きたいと思います。3回目のワクチンを摂取していますが油断は禁物だと心得ています。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

近道を行き石ころに蹴躓き

三叉路で赤い灯を見た日の迷い

一筋の道道草がしたくなり

横道のない擦り切れた地図を行く

花道で越えた七坂振り返る

( ニュースひとりよがり)

「漢字変換」

ウクライナと入れると台湾と出る -習氏のパソコン

「原油高に拍車」

油に火を注いだ -ロシア

「システム障害ダントツ」

禁メダル -みずほ銀行

河合成近

龍翁余話(719)「羽根木公園の梅」

【立つ春の 薄ら寒さに 蕾閉じ 羽根木の丘の 梅の木々かな】――立春が過ぎてなお余寒は続いていたが、東京・世田谷区のホームページに「羽根木公園の梅の見頃は、2月中旬から3月上旬」と書いてあったので中旬過ぎの某日、小田急線・梅が丘駅で下車して徒歩3分の

近場にある羽根木公園の梅の花を観に行った。ところが“見頃”どころか、(行った日は)薄ら寒さに蕾はまだ充分に開き切れず“5分咲き”ていど。ウイークデーの寒い日、しかも新型コロナウイルスの感染拡大(前日の東京の感染者数は1万5千人前後)のせいだっただろうか観梅客はまばら。おかげで翁、ゆっくり梅林を回ることが出来た。羽根木公園の歴史はそう古くはない。資料によると、開園は1956年(昭和31年)10月1日。そして梅林はもっと新しく1967年(昭和42年)に当選した55人の世田谷区議会議員によって55本の梅の記念植樹が行なわれ、1972年(昭和47年)の世田谷区制40周年までに10回の植樹を経て現在の650本(白梅380本、紅梅270本)に至っているとのこと。

“5分咲き”ではあったが、見ごたえは充分。それにしても“梅の種類ってこんなにあったのか”と翁、歩き廻っているうち(恥ずかしながら)梅の種類の多さに驚いた。確かに、あちこちに種類の異なる梅の木があり、1つ1つに品種名を書いた札が架けられている。ざっと見ただけでも八

重寒紅、八重野梅、道知辺、白加賀、緋の司、大湊、大盃、藤牡丹など。世田谷区広報課の話では「この梅林には約60の品種が植えられており、しかも、それぞれ早咲き、遅咲きがあるので1月から3月中旬ごろまでの長い期間、梅の花を楽しむことが出来る」と言っている。梅林の歩道の中ほどに竹垣で囲われた紅白一対の梅があり、傍の石碑には平安時代の『古今和歌集』や『拾遺和歌集』などに収められている【東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ】で有名な天神様・菅原道真公の大宰府天満宮(福岡)から寄贈された『飛梅(とびうめ)』であることが刻まれている。

近世で「花」と言えば「桜」だが古(いにしえ)は「梅」が“花の主役”であった。『万葉集』や『古今和歌集』などには、「梅」を主題とする和歌が沢山みられる。ところで――

従来の日本の元号は中国古書から引用されていたが、現在の『令和』の典拠が奈良時代に編纂された和歌集『万葉集』の第5巻「梅花の歌」から引用されたものであることが(改元の際)政府から発表された。「『万葉集』は天皇・皇族・貴族だけでなく防人(さきもり)や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する“国書”であること」が選定の根本理由であるとも説明された。翁は当初、「『令』は硬いかな」と思ったが、『令和』の意味を知って納得したものだ。その意味とは――

『万葉集』第5巻「梅花の歌」<原文>【初春の月(れいげつ)にして、気淑(よ)く(やわ)らぎ・・・】<現代訳>【初春の良き月(清らかで、めでたい月)、空気は美しく風は和らぎ(柔らかく)・・・」から『令和』が引用された。作者は諸説あるが、有力なのは飛鳥時代から奈良時代にかけて活躍した歌人・大伴旅人(おおとものたびと)と言われている。春の訪れで梅が開花、その美しさと香りの良さが表現されており、更に『令和』には人々が美しく心を寄せ合う中で国民文化が生まれ育つ、と言う意味が込められているそうだ。『令和』時代がスタートした時期に政府は「悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄を、しっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることが出来る、そうした日本でありたいとの願いを込め『令和』に決定した」と発表した。また、この万葉の時代(奈良時代)に始まった「歌会始の儀」は1300年以上も続いて『令和』に至る。今年のお題は「窓」。天皇陛下は“コロナ禍”に苦しむ世界の人々を思い早期の収束と世界の人々の往来が再び盛んになることを願って読まれた。<御製>【世界との往き来難(がた)かる世はつづき窓開く日を偏(ひとへ)に願ふ】・・・

『令和』の意味や『御製』を思いながら散策中、翁ももう1句【春立ちて ひとり観(み)つつや 梅の花 羽根木の里の 万葉の風】――っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「日本の風土と食」

今年の年頭、日本には5節句がありその季節ごとに邪気を払いお祝いをする風習がある事を改めて意識した。今年はずっと日本なので1年を通して旬の食材や季節を大いに楽しもうと決めたのだ。今週末は、だいぶ暖かくなり3月3日のひな祭りも近い。桃は魔除けの意味もあるのだとか、、、先日桃のお酒を見つけたので今年は桃のお酒とちらし寿司や菱餅を用意して5節句を楽しもうと思う。

日本は四季を表す名前だけでなく24節気(にじゅうしせっき)と言って1年を24に細かく分け季節を表す名前が付けられている。そう言えば日本のカレンダーには細かく季節を表す言葉が記されていたな~と、、、、おぼろげながら昔のカレンダーを思い出した。しばらく米国のカレンダーを使っていたので、すっかり忘れていた。少し前に東京は、うっすら雪が降った。2月19日は24節気の3番目“雨水”で雪から雨に変わる頃。一雨事に暖かくなったり涼しくなったり季節の微妙な移り変わりを日本の先人たちは繊細な感覚で見事に季節の言葉を表し残してくれた。5節句のうちの2つ目の節句が、お雛祭り。それが終わると次は24節気のうちの4番目の3月6日は“啓蟄”。これは開くという意味だそうで土の中の虫が動き出す頃。自然のリズムと周期の営みには何か超越している存在さえ感じる時がある。その自然の中で生きていると人間の体や心にも季節に応じて変化が出てくるものだ。

冬の間、温野菜や鍋や暖かいものを欲していたのに数日前から生野菜をバリバリ食べたくなった。それに日差し一つで人の気分も前向きに変わるものだ。そうだ、飲み忘れていた野菜ジュースを飲もうと“カゴメのつぶより野菜”を飲んでやっぱり、その美味しさに次も注文する事に決めた。実は去年ぐらいから何か美味しくて保存がきいて体にいいものが無いかと探していた時に“カゴメの粒よりジュース”というのをネットで見たのだ。その商品説明に“私たちがずっと作りたかった理想の野菜ジュースです”と書いてあった言葉に魅かれた。国産野菜というのも気に入った。それで、まずはお試しで15本注文して飲んでみて衝撃を受けた野菜ジュースだったからだ。

容器も紙なので処理が楽で自然環境にも配慮している。飲む時にもシールが開けやすい。とにかく一口飲んでみて“あれ?搾りたてのよう”と思った。今まで飲んだ野菜ジュースの中で一番美味しかった。いくら体にいいと言っても美味しくなければ続けられない。美味しい生ジュースが飲みたくて、わざわざ米国から人参や小松菜をジュースに出来る大型ジュースマシーンを日本まで持ち帰ってきたのだけれど“カゴメの粒より野菜ジュース”は自分が作る生ジュースより、えぐみが無く美味しかった。何でこんなに美味しいのだろうとカゴメの案内書をじっくり読んで、なるほどと感心し納得した。そこには“日本の季節24節気”の事が書かれてあった。“誰よりも日本の風土を知っている会社だ”と言う力強いコメントも印象に残った。日本全国から季節に応じて人参、トマト、セロリ、プチブエール、レタスほうれん草などのお野菜を選りすぐり一番美味しくなる頃を見計らって収穫するのだそうだ。今までずっとその作業を農家さんと2人3脚で野菜を育ててきたのだそうだ。そして収穫してきたお野菜を其々の方法で搾り破砕方法もどうやったら其々のお野菜の素材を生かし美味しくなるか研究を重ね続けてきた結果、ようやく誕生した、つぶより野菜ジュースなのだそうだ。生野菜を食べる時でも切り方一つで味も触感も変わる。そして、其々のお野菜をどれだけの配合、分量で入れたら美味しくなるか、、、その和のバランス、ハーモニーは、まさに絶品だ。このつぶより野菜ジュースを作るために、どれだけ実験、研究を続けたのだろか考えると日本の食に対する思いが伝わってくる。人間と食の関りは深く繋がっている。何を大事に何を信念として商売をやっていくか、、、、、消費者に受け入れられ存続していく会社は、ここが違うのだと思う。

そう考えると日本の食品が世界に愛される理由がわかる。こういう物、事、人がお宝なのだと思う。ようやく春がやってくる。日本の宝物探しに、そろそろあちこち巡ってみたくなってきた。

スパイス研究家  茶子

ジャズライフ Modern Jazz Quartet “Sheriff”

オーディオは楽しく魅力のある趣味ですが奥が深くキリがありません。好奇心を持つことはとても良いのですが、音をあまり追及するとオーディオ沼に引き込まれます。当たり前ですが自分の予算に応じた楽しみ方をしたいと思っています。今あるもので良い音作りをしながら音楽を楽しめるのが一番いいと思います。ですからコストをあまりかけずに音質向上を探っていきたいと思います。手始めにスピーカーのネジゆるみの締めなおし、冷蔵庫の電磁波除去対策をやりました。次に、オーディオ機器の電源ケーブルのノイズ対策、コンセント周りの整備、珪藻土のバスマットを使った機器の振動対策などをやっていこうと考えています。それと同時に自分が音の変化に気づけるように訓練して行きたいと思います。

久々にVibraphoneのやさしい音が聴きたくなり、Ultra HDの音源の中から今週はModern Jazz Quartetのアルバムを選びました。

Modern Jazz Quartet “Sheriff”

1.The Sheriff
2.In a Crowd
3.Bachianas Brasileiras
4.Mean to Me
5.Natural Affection
6.Donnie’s Theme
7.Carnival

編集後記「電磁波は身体に影響してます」

私たちは便利なモノに支えられて快適な暮らしを享受していますが、その便利なモノから電磁波がでています。頭が痛い、イライラする、体がだるい、睡眠不足など電磁波が私たちの身体に影響している可能性があります。家の中は電化製品のデジタル化、ワイヤレス化で電磁波だらけです。最近おかしな犯罪が起こるのはこのせいではないかと思うことがあります。

電磁波を完全になくしてしまうことはできないですが、電磁波の影響を減らすことができれば体調も改善できると思います。対策はいろいろありますが、電気器具の電源コードにアース(端子)がついているものであればアースをとるようにします。これだけでもずいぶん改善できます。今すぐ対策ができない場合も電磁波を受けないように工夫するだけでも電磁波から身体を守ることができます。以下に代表的な電子機器と対処法を上げておきます。

[スマホ]
スマホから出ている高周波の電磁波は人間の脳に障害を与えます。寝るとき枕元に置くのはやめましょう。睡眠にも影響していると考えられます。

[WiFi]
これ自体がずっと電磁波を出しているので自分たちが一番長く居る場所(寝室、居間)から離れたところに設置するのがいいでしょう。寝ているときだけWiFiの電源を切るという手があります。

[パソコン]
デスクトップの場合は電源にアースがついている電源コードに替えてアースを取ります。ノートPCであれば内蔵バッテリーで使用し、使わないときに充電するのがいいでしょう。

[電子レンジ、冷蔵庫]
電子レンジや冷蔵庫からは強い電磁波が出ています。どちらもアースが必要です。冷蔵庫のコンセントにはアース端子があるので、それと冷蔵庫の背面又は上部の金属部分のネジとアース線でつなぐと電磁波は無くなります。この対策で野菜が長持ちします。

電磁波を発生させているものはなるべく使わない、もしくは身体から離すようにすることです。体調不良の原因がわからない場合は電磁波を疑って見て調べてみてはどうでしょうか?電磁波をチェックする測定器(3000円〜)もあります。
電磁波についてわかりやすく書かれたページがありましたので参考にしてください。
電磁波って何?イラストで分かる電磁波対策

《R.O.》

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