雑貨屋ウィークリー1316号

雑貨屋のひとり言「コロナ感染者が急増・・・」

東京オリンピックは私たちの期待通り、選手が大活躍しています。元気をもらえるとても素晴らしいことだと思います。残念なのは予想していたようにコロナ感染者が大きく増加してきたことです。驚くような大きな数字になってきました。ワクチン接種以外ほとんど打つ手がない状態で、緊急事態宣言とまん防を発令しているだけですからまったく緊迫感がありません。19時過ぎにワイフと散歩にいくのですが、居酒屋の横を通ると結構賑わっています。昨年のときと全く違います。首相がどんな記者会見をしても相変わらずメッセージが伝わってこない内容ですから仕方がありません。今、私たちにできることはとにかくコロナに感染しないよう細心の注意を払うことだけです。《R.O.》

川柳(東京・成近)

 ( 川  柳 )

ちょっとの間同僚だった御曹司

門構え中にレクサス火の車

プライバシー覗く歪なレンズ越し

にこやかな嘘にケーキをすすめられ

寅の威を借りた尻尾が勇ましい

(ニュースひとりよがり)

「爆発的拡大傾向」

コロナ算もなかなかやるな ―ネズミ算

「対コロナ柔道戦」

すでに指導が2つ ―菅選手

「3年後は銅を金に」

悔し涙で磨いて ―伊藤美誠

河合成近

龍翁余話(689)「タクシーよもやま話」

先日、品川区大井町の某病院で2回目のコロナワクチン接種を受けた。翁の住まいから徒歩4分の池上線「戸越銀座」から「旗の台」で大井町線に乗り換え「大井町」へ、そこからバスに乗り2つ目のバス停近くの病院まで(自宅を出てから)約40分。3週間前の1回目の接種日は猛暑で、病院の玄関先に設けられたテントの待合所で約20分待っている間にペットボトルの水は空っぽになり、接種後、喉はカラカラ、同病院の待合室で5,6分休憩しただけでさっさと退室、大井町駅の近くのコーヒーショップで“経過観察”しながらのコーヒー休憩、異常(副反応)が無かったので電車で帰宅――そして2回目の先日は接種後、待合室で15分休憩した後、別に異常(副反応)は無かったのだが、何となく気分がすぐれなかったのでバス通りでタクシーを拾った。たまたま個人タクシーだった。

翁が愛車を手放したのは2017年11月、直後は(歩きが億劫で)よくタクシーを使った。だが“健康”と“経済”を考え、なるべく電車やバスなどの公共交通機関を利用するようになり、タクシーから遠ざかった。とりわけ昨年2月以後の“コロナ禍”による外出自粛のせいで、タクシー利用の機会は全く無くなった。だから、先日の大井町からのタクシー乗車は本当に久しぶり。しかし、ちょっと怖かった。2回目のワクチン接種直後とは言え、不特定多数が利用する狭い空間、コロナウイルスがうようよ散在しているかも知れない、と言う不安。いつものように2重マスクを着用、手には除菌ティッシュを握って乗り込んだ。ところがタクシー内は意外にも清潔感が漂う。運転席と客席の間は下の方に運賃精算口が開けられているほか、全面がアクリル板で仕切られている。おまけに運賃清算台には小型の“ウイルス除菌スプレー”(速乾タイプ)まで用意している。翁の不安は消え失せ、マスク着用の運転手に行き先を告げた後「さすが個人タクシーだ。しっかりコロナ対策をしているね」「いえ、個人だけでなく今は法人タクシーでも車内の衛生管理は徹底しているようですよ。特にもう直ぐ『タクシーの日』ですし、タクシー業界挙げて感染予防対策に取り組んでいますから」。翁、初めて耳にする言葉「タクシーの日って?」「はい、8月5日です。たしか昭和60年(1985年)に東京乗用旅客自動車協会と言う団体が“安全運転・マナー向上”を図るために制定したと聞いていますが、本当は大正元年(1912年)に有楽町(東京)に出来たタクシー会社の営業開始日を記念する日だそうです」「詳しいね」「いえ、タクシー運転手なら皆、知っています。現在、8月5日は全国統一の“キャンペーンの日”ですから」60歳半ばとおぼしきこの運転手さん、なかなかの話し上手、いろいろと『タクシーよもやま話』を聞かせて貰った。特に“タクシーの歴史”が面白く、自宅に着くまでの20分がアッと言う間だった。

幸いにもコロナワクチン接種後の副反応が出なかったので、翌日(昨日のタクシードライバーの話を確認すべく)早速、インターネットで「日本のタクシーの歴史」を調べてみた。

運転手さんの説明通り“日本のタクシーの始まり”は大正元年8月5日、東京・有楽町から。車はアメリカ車のフォード。すでに料金メーターを搭載しており“辻待ち自動車”と呼ばれていたそうだ。初乗り料金は1マイル(約1.6km)60銭、(大雑把な計算だが現在の600 円ていど)。以後0,5マイル(約800m)ごとに10銭(100円)加算するシステム。2年後大正3年(1914年)頃からタクシー会社は都市部に次々と設立されるようになると料金形態がバラバラ。そこで大阪では大正13年(1924年)から1円統一価格を導入した。これは、市内どこまで行っても1円均一。この料金システムは昭和元年(1926年)から東京ほかの都市部に広まった。俗に言う“円タク”である。昭和12年(1937年)頃からは距離制メーターが採用されたので“円タク”は無くなったのだが、その名はしばらくタクシーの“通称”として残った。翁もその名は覚えている。

昭和12年(1937年)に始まった支那事変(日中戦争)から石油事情が厳しくなり、タクシー会社の廃業や合併が生じ、昭和16年(1941年12月)太平洋戦争勃発に伴い、タクシーの流し営業が禁止、燃料は石油に代わって木炭が使われるようになった。翁も子どもの頃、木炭バスや木炭ハイヤーに乗った記憶がある。そして戦後の昭和25年(1950年)代になると国産自動車の性能も上がり“粗暴運転(神風タクシー)”、“乗車拒否”、“不当請求”などが横行し社会問題化した。そこで政府は、これらの悪徳商法を一掃するため“個人タクシー制度”をスタートさせた(昭和35年頃)。それでも悪徳タクシーは、しばらくは後を絶たなかった。それは単にドラーバーの質の問題ではない、会社のノルマ制がドライバーを“接客マナーより売り上げ優先にした”、と言う説が正しいようだ。

ところで、初めて来日した外国人が驚くのは電車(や列車)の発着時間の正確さとタクシーの“自動ドア”だそうだ。こんな話がある――東京では“自動ドア”が登場するまでは助手席にも乗務員がいて乗客の乗り降りの際、ドア・ボーイをしていたとか。翁はそんなタクシーに乗った記憶はないが、それは“自動ドア”より人間的“おもてなし”の感がある。但し、人件費がかさんで経費的には採算は取れないが・・・そこで“自動ドア”出現。“自動ドア”の普及には1964年(昭和39年)の「東京オリンピック」が大きく影響しているとのこと。「東京オリンピック」開催が決まると新幹線や高速道路、競技施設の建設、テレビ需要の高まりなどで日本経済は“神武景気”“岩戸景気”に続いて“オリンピック景気”が生まれ、いわゆる“経済大国”へと進んで行く。当然、タクシー需要も高まり、全国各地に中小のタクシー会社が誕生、“乗客の安全性”、“営業の効率性”が考えられるようになり、いずれも“自動ドア”を採用、現在に至っている。

大井町で拾ったタクシーの運転手さんのお陰で『タクシーよもやま話』(ほんの1部だが)に触れることが出来た。感謝である。8月5日の「タクシーの日」に際し、改めてタクシーへの理解を深めたいと思う・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「日本の関所 2」

日本の関所を出て荷物を受け取り、やれやれと外に出て自分のiPadから弟にメールをするとハイヤーの人に連絡を取ってくれた。 一般のタクシー乗り場の後ろにハイヤー乗り場があり、間もなく迎えの車がやってきた。名前を 聞くと中国人の人だった。道中、いろいろ話しをした。その運転手の人は19年前に大連から日本にやってきたと言っていた。日本に住んでみて祖国に帰ってみたら日本のサービスの良さ、 衛生的で綺麗なところ、などなど、いい所がわかっと、、、、 運転手の人はまだ、40代ぐらいだろうか、、、仕事がらワクチンを打った腕が今も痛く 2度目は発熱とだるさと目まいで死ぬかと思ったと言っていた。 この流行り病が起きていろいろ考えるようになったと。 長い事、両親に会っていないし子供にも会わせてあげたいしコロナも心配だから国に帰って暮らそうかと考えているとも言っていた。それは彼の本音だと思う。海外に住む私も共通の思いだ。そして言った” 私も米国に骨を埋める気は無いし最後は日本の土になりたいと思っているわ。きっと貴方のご両親は、ずっと貴方の帰りを待っているはずだからご両親が元気なうちに帰ってあげたらいい ”と。 やはりアジア人は親を大事に思う文化、教育がベースにあるのだな~と思う。

さて、家に戻ってレンタルスマホの確認をして翌日から不定期な時間帯に位置情報確認 自分も含め家族の中で熱がある人がいないかどうかの確認、そして自分の顔をビデオで撮って送信する事を義務付けされる。これは全てAIで行われているらしい。 何となく気味が悪くこの顔認識の情報や唾液検査の情報など他所の国に漏れない事を希望するけれど今まで散々日本の情報が抜き取られている事実を見ると信用は出来ない。レンタルスマホはクレジットカードのみ、レンタルスマホに移行させられたメールアドレスもレンタル会社で消却しますので消さないでくださいと書いてあっても不信感は払しょく出来ない。8月5日までレンタルスマホの監視は続く。 ところが今朝(土曜日)は突然、レンタルスマホのボタンが作動しなくなった。 古くてボロそうなレンタルスマホだったので、やっぱり壊れたかとつぶやいてしまった。そして政府機関へ電話をしたら”営業時間は9時からでございます。また、おかけ直しください”とメッセー ジ。健康報告が出来ないのでメールで政府機関とレンタルスマホ会社に連絡を入れた。 全く、オリンピックといい日本の入国審査やフォローアップなど日本の政府はどうなっているのだろうか、、、、 スパイス研究家 茶子

追伸
その後、レンタルスマホの会社からメールの返答があった。私のレンタルスマホの注文番号が違っていて確認が取れないので数字が一つ抜けていないか、もう一度確認して欲しいとの事。
再度、書類を見るとスマホをレンタルする時に担当者の女性が書き込んだ注文番号が書かれてあって数字を見落としたわけではない。思い出してみるとレンタルする際に無表情で愛想のない、あの女性は日本人だったのだろうかと思ってしまう。高いレンタル代を払うのに”ありがとうございます”の一言も無かった。また、これで私の不信感は、またまたアップしてしまった。

そして、レンタルスマホの会社からスタッフの記載ミスだったと謝罪のメールがあった。また、スマホの不具合があったら、お取り替え致しますとの事。そんな、面倒な手間暇かけているうちに報告義務の終了は来てしまう。後、もう少しの辛抱だ。 茶子

ジャズライフ Barry Harris Trio “Breakin’ it Up”

暑いです。エアコンは日中つけっぱなしにして寝る前に消すことにしています。近所のショッピングセンターは10時の開店を待つお客?がたくさんいます。東京オリンピックに参加している選手は競技だけでなくこのくそ暑い気候とも戦わなくてはならないので大変だと思います。私たちは必要な買い物以外出かけないようにしています。19時過ぎにワイフと散歩にいくのですが、居酒屋の前を通ると結構賑わっているのがわかります。昨年のときと全く違います。エアコンの効いた部屋でジャズを聴くのはとても気持ちがいいものです。今回紹介するのは1958年、Barry Harrisがシカゴで録音したアルバムです。とても音質のいい復刻版です。かなりの値打ち物のような気がします。

Barry Harris Trio “Breakin’ it Up”

01. All The Things You Are        

02. Ornithology

03. Bluesy

04. Passport        

05. Allen’s Alley

06. Embraceable You

07. Sro

08. Stranger In Paradise

Barry Harris(p), Williams Austin(b), Frankl Gant(ds), Sonny Stitt(as,ts:M9-17)

編集後記「ブッダの教え」

毎日、朝と夜にYouTubeでヨガをやり体調管理に役立てています。YouTubeで世界の裏事情(テレビなどでは得られない情報など)、PC関連情報、ボランティア活動のための情報、自分の教養を高めるための情報など幅広く活用させてもらっています。たくさんある情報の中から最近仏教の教えについての動画に出会いました。ブッダの説く「愚かな人」と「賢い人」の違い、というタイトルが目に止まったからです。仏教の教えには善因善果、悪因悪果、自因自果があります。善いことをすれば善い結果が返ってくる。悪いことをすれば悪い結果が返ってくる。自分の行いはすべて自分に返ってくるという教えです。原因なしに起こる結果はないというのが「因果の道理」です。これを知って行いをするのが賢い人でそうでない行いをする人を愚かな人というそうです。実に明快です。これまでの自分の行いを振り返ってみるとわかると思います。現在の地球環境の悪化は私たち人間がまいたタネが引き起こした結果だということです。みんなが賢い地球人になれる日は来るのでしょうか?《R.O.》

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