雑貨屋ウィークリー1440号

雑貨屋のひとり言「年末ジャンボ宝くじ」

年末ジャンボ宝くじが売られています。人気があるので売り場の前を通るといつも誰かが買っているのを見かけます。私は買わないので当たりませんが、皆さん一攫千金を夢見て買っているのだと思います。高額当選は奇跡に近いですが、もし高額当選したらどうするんでしょう。いい意味でも悪い意味でも人生が変わってしまうでしょうね。ご存知のように宝くじは還元率が50%未満しかありません。競馬や競艇では70-80%が還元されるのに比べるとずいぶん低いです。50%以上ある宝くじの収益金は約40%が地方自治体の収益、12-3%は販売経費、テレビCM等宣伝に使われます。宝くじは運まかせなので、投資には向かないことがわかります。運ではなく研究して確率よく当てたいなら競馬や競艇などの公営ギャンブルの方が、まだマシのようです。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳  )

一筋の道靴擦れをタコにして

定期券出世コースのに乗れぬまま

迷い道父も歩いた跡がある

コツコツの足にゴールが遠すぎる

無駄骨が無駄でなくなる日を信じ

(ニュースひとりよがり)

「支持率20%を切る」

岸田さん一発ホームラン打ちたいね ― 2割打者

「安倍派」

五人衆から十数人衆へ ― 検察

「千」

凄え1千億円 ― 裏金政治家

凄え1千万円 ― 小遣い千円亭主

河合成近

龍翁余話(812)「高齢者の“衰え”を考える」

翁は後期高齢者(75歳)になった頃から急速に“体の各所にガタ”を感じるようになった。過去3回の癌手術の影響もあろうが、専門家の話によると「人間、年をとるにつれ一様に脳や体に衰えが出て来るもの、つまり老化現象は誰にでも起きるもの、そのように割り切って、あまり神経質にならないで出て来る症状に冷静に対処することが肝要です」と言う。「冷静に対処せよ」と言われても、出て来る症状(衰えの現象)が日々の生活行動に影響するくらい顕著なものであれば、なかなか平然としていられるものではない。そこで今号は、(翁自身の自覚症状も踏まえて)『高齢者の“衰え”(諸症状)』――加齢に伴う脳と身体機能の変化――を考えてみることにした。

翁、今年の春、生まれて初めて“脳神経外科”で受診した。頭痛・意識障害・けいれん・顔や手足のしびれ、などの症状が出た訳ではない。ただ(その時期)歩いている時、(たまたま)ふらつきがあったり、(ほんの瞬間だが)あらぬ方向へ寄って行ったりなどの現象が起きたので心配になって(近くの)脳神経外科クリニックへ行きMRI検査をして貰った。
結果「少しばかり加齢による脳血管の老化(血管が細くなっている個所)が見られるが、現時点では心配するほどの症状ではない。ふらつきは一時的な現象でしょう」と言うことで“6か月検診を行なうことになり、この秋(10月)再びMRI検査をして貰ったが「変化なし(異状なし)」だった。その時、ドクターから言われた「人間の脳は加齢とともに少しずつシワが深く大きくなって行く。つまり徐々に脳の萎縮が始まる。脳の萎縮で心配されるのは認知機能の低下、つまり認知症。認知症が発症すると、物忘れ(これは翁は今や恒常的)・短期記憶障害(少し前のことが思い出せない)・見当識障害・鬱症状が出ることもあるので、今後も定期的に(6か月ごとに)検査しましょう」――ちなみに”見当識の障害“とは(後期高齢者の運転免許更新の際に行なわれる認知症検査の1つでもあるが)、今日の年月や時刻、自分が今どこにいるか、などの基本的な状況把握が出来ない症状を言う。翁は(今年の春に受検した運転免許更新時の試験は大丈夫だったが)時々「あれ?今日は何日?何曜日?」の軽い”見当識障害“が起きることがある。そのことを(脳神経外科の)ドクターに告げたら「私も、です」と笑っていた。

一方、“加齢に伴う身体機能の変化”であるが――素人でも分かる一般的な症状を拾ってみよう。まず「外観」――白髪の増加(翁は40歳代からちらほら、60歳代では完全に真っ白になった)、脱毛(禿げ頭)(幸いに翁、髪の毛の量は多く、脱毛はない)、シワ・たるみ・シミ(これは仕方がない。翁、比較的シワ・たるみは少ない方だが、顔や腕にシミが増えて来た。“老人だから仕方ない”と諦めてはいるが)、すり足・歩幅の減少(翁、ゴルフや散歩のお陰か、この症状はない)、円背(えんばい=脊柱が前に倒れた状態、一般的には、この症状を“猫背”と言う。翁、パソコンと向かい合っている時間が長いせいか、つい、前かがみになってしまう。意識的に“背伸ばし運動”をしているのだが・・・)、身長低下(翁は、若い頃は173cmの身長だった。高齢者になって2009年にK大学病院に入院する時、体重測定のあとの身長測定で「俺は173cmだ」と言ったら看護師さん、笑って「いえ、171cmです」ほう、2cmも縮まったのか(もしかして現在は170cmかも)・・・

「感覚器系」――老眼・白内障(翁は近眼ではあるが幸いに老眼はない。但し乱視が酷く、ゴルフの時、打ったボールの行方が分からず、仲間に(翁のボールの行方を)見届けて貰うのが常、迷惑をかけている。目のかすみ・視野障害・難聴・臭覚味覚の低下・触覚・温度覚の鈍化(などは今のところない。)「神経系」――動作緩慢(翁、だんだんと緩慢になっていることを自覚するようになった)・睡眠の質の低下(翁、よく眠るほうだと思っているが深眠、快眠、熟睡・浅い眠りの判断は出来ない。ただ夢を見ることが多いので眠りは浅いほうだろう)・体温の低下(低下はない。翁の平常体温は36.0)・・・以下「消化器系」「循環器系」「呼吸器系」「泌尿器系」は(前出の)K大学病院で定期検診を受けており、今のところ問題はない。2010年の膀胱癌手術の時、前立腺肥大の手術も行なったので、いわゆる尿漏れや残尿感は一切ないが、頻尿・夜間尿が気になる。(担当医いわく)「水は沢山飲みなさい。自由時間がたっぷりある人は、出もの(尿)は出たい時に出し、睡眠は(昼夜に関係なく)眠い時に寝ればよろしい」・・・実は翁も、そうしている。

ところで――翁、60歳半ば頃から口の中にも様々な問題が起きるようになった。歯の摩耗、歯茎の痩せ、虫歯や入れ歯、あごや舌の運動機能の低下などのトラブルが多くなって来た。

現役時代から人と接する機会が多かったので“お口をきれい”は若い時から習慣になっており(子どもの頃からの)“3・3・3運動”をずっと続けていた。“3・3・3運動”とは翁が子どもの頃から行なわれていた“毎食後3分以内に3分間、毎日3回歯を磨こう”と言う運動。近年、その運動は“間違い”と言う専門家もいるようだが・・・翁は(今は朝晩と3分間の歯磨きに減ったが)その運動を、今でも“良し”としている。そして月に1~2回は(歯垢や歯石落としなど)“歯のお掃除”で近くの歯科医院に通っている。20年近い常連だ。その歯科医院、一応、予約制だが、例えば急に歯の不具合が生じた時など電話すると「今日○○時にいらっしゃい」と我儘を聴き入れてくれる。

さて『高齢者の(脳と身体の)”衰え』を考えて来たが、翁自身の“日常の健康管理”をどのようにしているか――まずは現在K大学病院や近くのクリニックでお世話になっている高血圧症・高コレステロール症の対処(定期検診・投薬・食事療法)のほか、口腔ケア(特に歯磨きの仕方)、適度の運動(翁の場合はゴルフと散歩)、更に重要なことは“人との繋がりを大切にすること”、これは当たり前の話だが翁は“コロナ禍”で一時、外出や人との接触をおっくうがった時期もあった。しかし今は出来る限り社会との繋がりを強め、“生きている”を実感したいと前向きになっている・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「一合一会」

先週、用事があって出かけた帰り新宿で山形の物産展の前を通った。その時に試食用のお米一合を手渡された。頂いたお米のパッケージを見たら一合一会と書かれていて思わず心が和んだ。お米のブランド名は雪若丸。名前もいい。”日本人はもっとお米を食べないとね” と言うとお米を配っていた方がニッコリ笑顔になった。

母の主治医から日本人の腸には1番、お米がいいのだと言われた話をしたら興味深げに話を聞いてくださった。そして、お名刺を頂いた。見るとその方が山形の農場のオーナーの方だった。全て特別栽培米で有機質肥料を使い自然由来の活力剤で元気なお米を作っているらしい。自家用ライスセンターを持ちそこで厳格に管理して精米しているのだそうだ。ゲストハウスもあり、そこは、お客様と交流できる場所になっているようで畑も含め山形に是非遊びに来てくださいと言ってくださった。

私たちの命を繋いでくれている第一産業の農家さんや漁業、畜産、山の仕事をされている林業の人達の存在は尊い。国は、この人達をどうしてもっと大切にしないのだろう。もちろん日本人に対してもそうだ。今助けるべきは日本人なのに米国の顔色ばかり見て言われたまま、あっちにホイこっちにホイと外国にお金をばら撒いて援助ばかりしている。そのお金は私たちの税金なのだから腹が立つ。今後、食糧も含めエネルギーも国内で全て賄えるようにしていかなければ危うい世界に突入しつつあるのに、おとなしい日本人はじっと耐えて声をあげていないように見える。今後3年後の日本の食糧事情をオーナーの方は、しっかり見据えていた。幸いなことに、次の世代を担う息子さんご夫婦も一丸となって頑張っていらっしゃるようだ。

家に帰って自宅のお米を見たら先月近くのお米屋さんで買ったお米が山形の雪若丸だった。山形のつや姫と食べ比べをしてみようと買っていたのだ。お米と一緒に頂いたパンフレットに目を通したら”食べた人が幸せを感じる農作物、それが井上農場の想いです” とメッセージが書かれてあった。山形県庄内地方の案内にそこは鳥海山と出羽三山(月山、湯殿山、羽黒山)に囲まれ最上川と赤川が穏やかに日本海に注ぐ自然豊かな土地です。と書かれてあった。そう言う場所で雪若丸は育てられているのだ。まだ見ぬ農場に心が飛んだ。冬には小松菜、夏には樹で完熟してから収穫するトマトも栽培しているらしい。来年は雪若丸の生産地を見に行こう、、、、せっかく一合一会のご縁をいただいたのだから。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Rebecca Pidgeon “The Raven”

美しくて聴きやすい音楽を探す人は、アンプやスピーカーなどのオーディオ機器のデモ用としてよく視聴されている曲を紹介しているサイトをご存知かもしれません。紹介されている中にRebecca Pidgeonが歌っている曲”Spanish Harlem”があります。
Spanish Harlemについて下記のように紹介されています。
—–この曲はオーディオショップやオーディオ展示会等のデモ用として定番の曲である。愛好家の多い『BEST Audiophile VOICES Ⅵ』にも収録されていた。とにかく音量をあげると、彼女のリアルな歌声が中央に声質がハッキリ分かって浮き上がってくる。その臨場感はただ事で無い。バックの演奏陣もベースを始めその配置もハッキリ奥行きまで感じられる録音で見事。そんな事から現在もオーディオ機器の試聴などには無くてはならない存在なのである。—-
”Spanish Harlem”はRebecca Pidgeonが1994年に発表したアルバム”The Raven”の中にある曲です。Rebecca  Pidgeonがすべて作詞、作曲したアルバムです。彼女の美しい声が印象的なアルバムです。

01. Kalerka 
02. The Witch 
03. The Raven      
04. You Need Me There   
05. Grandmother   
06. You Got Me    
07. Heart and Mind   
08. Her Man Leaves Town     
09. Seven Hours     
10. Wendy’s Style Shop   
11. The Height Of Land     
12. Spanish Harlem    
13. Remember Me

編集後記

先週金曜日、発送するものがあったので郵便局に行きました。いつもより混んでいたので年末に近づいているからだと思っていました。特にATMに行列ができていました。年金支給日だったからでした。私は、銀行口座への年金の入金はスマホで確認しているので支給日にはできるだけ行かないようにしているのであとになって気づきました。トロントにいた時、会社のすぐ近くに銀行があり、ある決まった日に高齢者がくるのでなぜだろうと思っていました。あれは年金を引き出しにきていたんだなと今頃わかりました。《R.O.》

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