雑貨屋ウィークリー1524号

雑貨屋のひとり言「ファン付き作業服の力」

猛暑が続く日々、安全面を考慮すると、こまめな休憩や水分補給は欠かせません。当然ながら、作業効率も気温の影響を大きく受けてしまいます。しかし、どんなに暑くても避けられない仕事がある以上、「いかにしてこの暑さに立ち向かうか」が大切になってきます。

最近、工事現場などでよく見かけるようになったのが「ファン付き作業服」を着用している人たちです。これは、作業服に内蔵されたファンを動かすことで、服の中に風の流れを作り、汗を気化させて体を冷やすという優れもの。何も対策をしないで作業をするのに比べると、はるかに快適に感じられるそうです。

実はこのファン付き作業服、日本人の発明なのだとか。暑さの中で「仕方がない」とあきらめるのではなく、「どうすれば快適に、効率よく作業ができるか」を追求したその姿勢には、本当に頭が下がります。

今後は、私たちの日常生活の中でも、このようなファン付きのウェアがもっと身近な存在になっていくかもしれませんね。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

振り出しに戻って八起き目を模索

諦めを片目ダルマに睨まれる

欲捨ててからのグラフが上を向き

よくできる部下が諸刃の剣でいる

後悔はない脇役の演技賞

(ニュースひとりよがり)

「指切りげんまん」

噓ついたら25%にもーどす ― トランプ

「これからどうする」

仮半数 ― ばらばらの野党

「JもGも」

自公さんも5割われか ― ジャイアンツ

河合成近 

龍翁余話(894)「ハワイ海兵隊基地」

『ハワイ海兵隊基地』(以下、MCBHと表記する)は、ホノルル・ダウンタウンの反対側(東)、コオラウ山脈を挟んでカネオヘ湾の端(モカプ半島)にあるアメリカ海軍航空基地である。実は翁、以前からこの基地内にあるゴルフ場(カネオヘクリッパーゴルフコース)へ、かれこれ10回(毎年1回×10年)近く訪れていたので非常に馴染み深く懐かしい場所ではある。“ゴルフ場へ10回近く訪れた”と言っても、民間人が単独で(基地内に)入れる訳がない。あの有名な(フランス戦線・イタリア戦線でドイツ軍を撃破し勇名を馳せた)“二世部隊(第100歩兵大隊)の生還者(翁よりかなり年上の大親友でゴルフ仲間であった)ミツオ・ハマス氏の案内によるものだった(氏は2017年に98歳で死去)。

ハマス氏が2017年に亡くなる以前、5年前の1012年頃、ハマス氏老年のためゴルフが出来なくなり、その時からこの基地のゴルフ場でプレーをすることもなくなった。しかも2020年の“コロナ禍”発生以来5年間、ハワイ行きが出来なかった翁、今年(2025年7月)6年ぶりにハワイ(オアフ島)にやって来て、翁が滞在するカネオヘの町から見える基地を遠望するたびにハマス氏との思い出に浸ることしばしば。そこで、かねてよりの翁の友人で、元ハワイ州空軍指揮官だったクレッグ・ツツイ氏に『MCBH』訪問をお願いしたところ快諾。ところで翁、10回ほど(カネオヘクリッパーゴルフコース)へ行っているのに『MCBH』の中身については“ヘリコプター攻撃飛行隊”程度の知識しかなく、ほとんど知らなかった。そこで『MCBH』訪問の前に、この基地はどんな重要な基地なのか、

インターネットで多少の知識を得ておくことにした。しかし今回の訪問目的は”取材“ではなく、単なる”観光”だから、あまり専門的な軍事内容には触れないことにする。

『ハワイ海兵隊基地』(MCBH)は、第3海兵沿岸連隊、第24海兵航空隊、第33戦闘兵站(へいたん)中隊、第3無線大隊、第2哨戒偵察航空団、この4つの本拠地である――第3海兵沿岸連隊は、インド太平洋戦域での沿岸機動に最適な米国海兵隊と連帯。第24海兵航空隊は、カネオヘ湾を拠点とする米国海兵隊の航空部隊。第33戦闘兵站中隊は、海兵隊の作戦遂行に不可欠な兵站支援(食糧・燃料・弾薬・装備・整備・医療など)海兵隊の作戦を成功させるために、後方から重要な支援活動を行なう。第3無線大隊は、海兵隊情報部の戦術信号情報部隊で信号諜報員と電子諜報員で構成されている。第2哨戒偵察航空団は、インド太平洋地域や日本など同盟国における情報収集、監視、偵察など海兵隊の活動に不可欠な情報を提供する。また日本をはじめ同盟国との連携強化の一環として共同訓練を行ない、地域全体の安全保障に貢献している。

さて――『MCBH』の正門でクレッグ氏がIDカードを見せると衛兵が丁重に敬礼、これは前述のミツオ・ハマス氏と同じ。陸・海・空を問わず先輩軍人への敬意の礼である。基地内には海兵隊員とその家族、独身隊員、民間職員がおよそ1万人住んでいるそうだ。

『MCBH』内をクレッグ氏の車がゆっくり走る。翁がカメラを構えると瞬間停車してくれる。約1時間かけて基地内の半分をドライブ。Chow hall(チャウ・ホール=基地の食堂)でランチしたあと残りの半分を、また約1時間かけてゆっくりドライブ。基地であるから写真のような軍事施設・通常兵器が大半を占めているのは当然だが、海(カネオヘ湾)の

近くには前述のゴルフ場あり、隊員家族やOBファミリーのためのレクリエーション施設もある。翁、これらの施設を見て「この基地の兵隊たちが戦場に行かなくてすむ平和な世の中であってほしいとつくづく思ったものである。最後にゴルフ場のクラブハウスの前で車を停めて貰い、翁、車から降りて今は亡きミツオ・ハマス氏に対し心の中で敬礼しご冥福を祈った。総面積約3000エーカー(約12 km2)を延べ3時間かけて案内(ドライブ)してくれたクレッグ氏にも最敬礼・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「海外から日本を見て」

こちらLAに来てから、あっという間に1ヶ月近くなる。 その間、アメリカ建国記念日を迎え母の誕生日があった。そして、カリフォルニアのドライバーライセンスの更新手続き、銀行の事、ターミナルアイランド(戦前、サンペドロの港町に住んでいた日本人の町)にある日本人の漁師さん達の銅像のお掃除、週2回のサウスベイハイキング、パーティーでの食事のお手伝いなど忙しい日々が続いている。

そんな中、先週は日本の未来に影響を与える事になる参議院選挙があった。少し前にあった都議選は日本で、その様子を見ていた。
もしかしたら日本も変われるかも、、、そんな風を感じた選挙だった。

今回は海外から日本でどのように今回の選挙が報道されているか、また海外から見て日本の選挙がどのように報道されどのような印象を持たれているか海外にいる日本人の人達の反応はどうなのか其々聞いてみると興味深い。

やはり、日本だけが蚊帳の外で大事な情報が入ってきていない。 むしろ政府にとって都合の悪い情報は誤情報というレッテルを貼って規制をかけて見せないようにしている。

その上、勢いのある政党の情報を消しまくっていた事がバレてしまった。

デジタル庁の大臣がうっかりバラしてしまった。それに、いくら自信が無いからといって他党の選挙妨害する為に日当を払って軍団を作り送り込むという行為は賤しい。裏からコソコソ手を回し日本人らしくない戦い方に呆れてしまう。

このお金の流れや証拠が出てきている事などは今回表に出て来るのだろうか、、、

2度も選挙に敗れた日本の総理大臣は今だに必死にそのポジションにしがみ付いている。海外から米国からどう日本の総理が評価されているのか知らないのだろうか、、、、

今回は選挙に行かせない為に仕組んだように連休の中日に選挙を設定する小技を効かせた割に自公民は過半数割れした。

今回の選挙では激震が走ったと今のオールドメディアやTVが騒いでいたけれど、ちっとも驚く事はない。今まで嘘を言って国民を騙し自公民に僅かに残っている保守陣営をガス抜きに使い国民をバカにしていたツケがこれからどんどん大きくなって衰退の一途を辿るのは当たり前だ。

今、日本に必要なのは純粋な若い人達の思いだ。 国会で居眠りしていたり、死んだ魚の目のような議員は要らない。 さっさと退陣して若いやる気のある人に席を譲って欲しい。30年も間違った政治の政策のお陰で日本国民は貧困になり治安が悪くなり国力が無くなった。

まだまだ選挙に行く若者は多くない。 でも確実に政治と自分たちの生活が繋がっている事を自覚し始めた若者は増えてきている。

まだ、間に合うし諦めないでほしいし、私は諦めたくない。日本人の若者達のパッションと力に私は希望を託したい。そして私も自分なりに出来る事を出来る時に僭越ながら日本の未来の為に役に立てたら幸いだ。

スパイス研究家 茶子

小春の気ままな生活 第三十話「健康でいるための条件」

先日、興味深い話を聞いたのでご紹介しようと思います。長いお話だったので、数週間にわたってご紹介する事になります。相変わらずYouTubeのチャンネルからのお話です。1140万人の登録者がいるThe Diary Of A CEOというチャンネルで、内科医で肺の専門・救急医のDr. Roger Seheultのお話です。

健康でいる為には8つの要素が重要と説明しています。また、その要素の頭文字を並べるとNEW STARTとなります。

Nutrition 栄養

Exercise 運動

Water 水

Sunlight 日光浴

Temperance 体に悪い物を避ける

Air 空気

Rest 休養

Trust 信頼(信仰)

Dr. Seheultの経験とある15歳の青年の話から始まります。

2024年6月に15歳の青年は白血病で入院し、化学療法の治療を受けた為、免疫が下がり肺が感染症を起こし医師は左の肺を取らなければいけなくなりました。更に右の肺も感染症を起こし、入院してから六週目で余命宣告2日を告げなければ行けなくなりまた。右の肺を削除することもできず、この時点で人口呼吸器をつけており、白血球の数値もとても高く医者も手の施しようが無かったそうです。15歳の青年は呼吸を自力でできない状態でも、意識はしっかりしていて、何が起きてるかも理解できていました。そこで、医師は青年に何がしたいかと尋ねると、「外に行きたい。」と答えました。その青年は、農家で育った為、外に行きたいと答えたのではないかと医師は思ったそうです。医師や看護師であれば誰もが患者の望みを叶えてあげようとするだろうとDr.Seheultは言います。余命2日で、その青年は様々な機材に繋がりながら、看護師や家族と一緒に外に連れて行ってもらいました。すると、初日で白血球のレベルが下がったそうです。外に出る前日にCTスキャンをした時は、残っている右の肺には水が溜まっていて最悪の状態でした。二日目には更に白血球のレベルが下がり、肺の感染症も60〜70%良くなっていたそうです。この時点で、彼に対する治療は何一つ変えておらず入院六週間の間、彼は太陽の日に当たる事は1日もなかったそうです。菌(Fungus)を殺すための薬も投与していたが、何も効果はなかったそうです。日に当たって二日目で白血球と酸素のレベルが下がったのは良い兆候であったとしています。五日目にはBiPAP(自動吸入器?)が取れ、一般の酸素マスクで良くなったそうです。後に彼は退院し、今年、2025年7月には湖でボートからダイビングする程元気になったそうです。彼は治療のために外に出たわけではなく、ただ外に行きたかった事が彼の免疫を良くする事につながったのだろうとDr. Seheultは話しています。ビタミンDのサプリを否定するわけでは無いとしつつ、太陽の光に当たることの重要性を指摘しています。サプリを摂っているからといって日に当たらなくても良いと言うわけではないとも語っています。Infrared(赤外線)が肌に浸透し、メラトニンを刺激し認知症・心臓病・糖尿病を予防してくれる働きがあるとしています。1900年代当初、病院が出来た頃はリュウマチやポリオの患者は日光浴をさせていたとの資料も残っています。現在でも日光浴をさせる病院があるとしつつ、もっと日光浴をさせる必要があるとDr.Seheultは語っています。病院で窓側の患者は窓の無い方の患者より早く退院していくそうです。

太陽の光に沢山当たる事ではなく、ある一定の時間を設けて日に当たることの重要性を示唆していると思います。私もカリフォルニアに住んでいるときは、一日中オフィスに居て外に出ることもなく長年過ごしました。医者にビタミンDのレベルを測ってもらった時は危険レベルでした。減量も兼ねて、お昼休み20分程ウォーキングする様になりビタミンDレベルは30まで上がり最低必要レベルまで上がりました。

また来週へ続きます。

小春

ジャズライフ Martin Taylor “Love Songs”

「Love Songs」は、世界的ジャズギタリスト、Martin Taylorによるソロ・アコースティックギターアルバムです。Martin Taylorの「Love Songs」は、まるでギターが優しく語りかけてくるような一枚。シンプルですが心に残る名演が詰まっています。《R.O.》

Martin Taylor “Love Songs”

01-The Way You Look Tonight 5:35
02-You and I 3:40
03-Corcovado 6:03
04-But Beautiful 5:17
05-Girl from Ipanema 3:25
06-Love Letters 3:36
07-Dreaming of You 3:21
08-Embraceable You 5:50
09-True 4:28
10-The Look of Love 4:36
11-Jenna 3:48
12-When I Fall in Love 3:49
13-Maya 4:24
14-Ruby’s Theme

編集後記「システムトラブルから見える”お店の対応力” 」

先日、フードコートに新しくオープンしたばかりのお店でランチを買おうとした時のことです。ちょうどレジのシステムに不具合が起きていて、スタッフの方々が慌ただしく対応していました。
私は「現金でもいいからアナログで対応できませんか?」と尋ねたのですが、「システムが動かないので、どうすることもできません」との返答。商品はたくさん並び、スタッフの人数も十分にいるのに、レジが止まっただけで販売ができないという状況には、正直なところ残念な気持ちになりました。
せっかくお客さんが並んで待っているのに、対応ができない。デジタル化が進むのは便利なことですが、こうした「もしも」の時にまったく対応できなくなるのは考えものです。紙と鉛筆でも構わないから、臨機応変に対応できる仕組みや訓練があってもいいのではないかと思いました。
たとえ百歩譲って販売が難しい状況だったとしても、「次回ご利用いただける割引券」などを配布して感謝の気持ちを伝えることができれば、むしろお店の印象は良くなるはずです。お客さんの期待に応える姿勢こそが、次につながる大きなビジネスチャンスになるのではないでしょうか。
トラブルが起きた時こそ、そのお店の本当の実力が問われるものだと思います。今回の経験から、改めて「対応力の大切さ」を感じました。《R.O.》

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