雑貨屋ウィークリー1420号

雑貨屋のひとり言「Amazonのカスタマーサービス」

2019年12月に購入した第一世代のディスプレイ付きスマートスピーカーEcho Show 5は主に音楽を聴くのに使っていましたが、半年くらい前から画面のチラつき(数秒単位)があり最近は使用頻度が下がっていました。リセットしても直らないので、そのうち壊れるかもしれないと思ったので、ネットで対策方法を調べてみたら、この現象が多発していることがわかり、Amazonのカスタマーサービスに問い合わせてみました。担当者とチャットでやりとりをするとこの問題は直らないとのことでした。じゃあどうするか聞いたところ、ありがたいことにこの問題に対して返金手続きしてくれることになりました。購入履歴はAmazonにあるので手続きは不要で約10分で終わりました。購入してから3年以上経過してからのクレームなのに、この対応をしてくれて感謝しています。同じ頃この第一世代の商品を買って使っていたユーザーはこの現象に悩まされて諦めて捨ててしまった人がいるのではないかと思います。現品の返品は不要でこちらでの廃棄をすることになりました。幸いなことにEcho Show5より前に買った画面なしのEcho Dotがまだ使えるので当面はこれを使うことにしました。《R.O》

川柳(東京・成近)

( 川  柳)

満々のやる気リスクに目を瞑り

友情を踏み台にしたワンチャンス

その先のまさかを知らぬ王手飛車

一番は俺と天狗の鼻比べ

取り巻きの本音が見えてきた落ち目                

(ニュースひとりよがり)

「待望の握手」

野口英世さんと ― 時給 

「大谷 3連続弾」

気迫3閃だな ―豊昇竜

「朗希 腰の肉離れ」

痛いっ! ―吉井ロッテ監督

河合成近

龍翁余話(792)「絶対に許すな!中国の尖閣諸島の揺さぶり」

6月下旬から7月にかけての不安定な気象で九州地方をはじめ西日本、四国、東海地方に線状降水帯による大雨を降らせ、道路・家屋・田畑の冠水や土砂災害をもたらした。7月中旬には東北地方(特に秋田)にも梅雨前線が停滞し水害や土砂災害が発生した。また6月から7月にかけて(現在もなお)熱中症に関するニュースも連日続いている。ウクライナ、マイナンバー、交通事故、殺人・強盗などのニュースも相次ぎ、加えて北朝鮮のミサイル発射ニュースまでも加わった。勿論、これらのニュースは重要ではあるが、最近『卑劣・中国による尖閣諸島の脅威』の報道が少なく(いや、あまり報道されなく)なったことに翁は、かなりの不満と不安を覚える。これまで翁は本欄(『龍翁余話』)で“防衛問題”(領土・領海・領空の防衛問題)について何回か吼えて来たが、(それがたとえ“野犬の遠吠え”であっても)本欄が続く限り日本国民の1人として吼え続けなければと思っている。「北方領土」「竹島」にも常に注視を怠ってはならないが、更に、翁が強く吼えたいのは『絶対に許してはならない中国の尖閣諸島の揺さぶり』である。

外務省のホームページを見ると、中国公船(海警局所属の戦艦)による最近の尖閣諸島接近(EEZ=排他的経済水域への侵入・日本領海への侵犯)状況――5月のEEZ侵入は、ほぼ毎日、延べ99隻、領海侵犯は5日、延べ12隻。6月のEEZ侵入は、ほぼ毎日、延べ108隻、領海侵犯は3日、延べ8隻。7月(20日現在)のEEZ侵入は、ほぼ毎日、延べ78隻、領海侵犯は2日、延べ6隻――中国海警局に所属する大型船は157隻だそうだ。過去10年で約4倍に増えたことが海上保安庁の調査で明らかになっている。機関砲等の銃器を搭載した戦艦が日本のEEZ内にたむろし、そればかりでなく(たとえ1隻でも)日本の領海内に侵入することは断じて許してはならない軍事行動であり、海上保安庁は(日本の法律に基づいて)躊躇することなく、これらの海賊船を拿捕(だほ)すべきである。

(改めて説明する必要はないと思うが)EEZと言うのは自国の海(領海)の外側に一定の幅を超えない範囲で設けた排他的経済水域のことであり、漁業をしたり、石油などの天然資源を掘ったり、科学的な調査を行なったりする活動を他の国に邪魔されずに自由に行なうことが出来る一方、他国船が航行したり他国機が上空を飛行することが許されているものの、EEZ内に留まって当該水域に直結する国(例えば日本等)に(嫌がらせなどの)交戦的行為を行なってはならないことが(1982年に)国連海洋法条約で決められている“海の憲法”であり、2022年12月現在では168か国が締約国となっている普遍的な多数国条約である。したがって国際社会において“法の支配”を確立するために各国が当条約及び国際慣習法を遵守する国内法(憲法)を設けている。ところが中国は(この条約に加盟している国でありながら)中国憲法には国際法との関係に言及した条文が存在しないそうだ(日本外務省調べ)。実際、中国政府は自らの“核心的利益”(習近平の覇権主義)を確保するために“海の憲法”を無視する姿勢を貫き(日本をはじめ)周辺国に圧力をかけているのが実情だ。『日本固有の領土・尖閣諸島への揺さぶり』もその典型的な事例であり、中国政府の独善的覇権主義をあらわにした“許し難い蛮行”であることは言うまでもない。

ところで、7月初めに日本国際貿易促進協会(会長・河野洋平)が訪中した際、沖縄県知事の玉城デニーも同席した。翁は、沖縄県知事が訪中するのは、てっきり“尖閣諸島問題”を相手(中国)にぶっつけるだろうと思っていた。ところが、玉城は“コロナ禍”で停止していた沖縄と中国間の空路の直行便回復を求めた、だけにとどまった。翁が聞き及んでいる限り、中国海警局船による領海侵入に大多数の沖縄県民が危機感を抱いていると言う。それなのに玉城は“尖閣問題”に一言も触れなかった。「おいおい、デニーよ、君はそれでも沖縄県知事か」と(ガッカリ、と言うより)腹立たしさを覚えた。そう言えば玉城デニーは、反米・親中派だそうだ。けしからんのは、彼は日本政府の方針を無視して独自の中国外交を企んでおり、沖縄県民の1部から「デニーの奴、沖縄を中国に売ろうとしている“売国奴”ではないか」と言われているそうだ。それはともかく、せっかくの機会に、沖縄県民(いや、日本国民全て)が危機感を抱いている“尖閣諸島周辺海域を力で揺さぶりをかけている”ことに抗議する旨を何故(中国共産党序列第2位の)李強首相に伝えなかったのか――伝えなかったことで中国海警局船による尖閣諸島海域(日本領海)への侵入に関し「日本政府や沖縄県は甘い」と見做される状況をつくってしまったのではないだろうか――だとすれば、玉城デニーの(沖縄県知事としての)資質が問われ、責任は重い。

近年、中国の覇権主義は止まることを知らず、尖閣諸島だけでなく台湾にも脅しをかけていることは周知の通り。去る7月21日、台湾国防部(国防省)は「本日(21日)中国軍機が約26機も台湾周辺に飛来、そのうちの13機が台湾海峡の“暗黙の休戦ライン”である中間線とその延長線を越え、台湾東部の防空識別圏に侵入した」と発表した。そのことに関連してかどうかは知らないが、松野官房長官が23日(台湾からわずか110kmしか離れていない)日本の最西端・沖縄県与那国町を訪問した際、同町の糸数町長から(台湾有事を想定し)「住民の避難シェルター機能を備えた町役場庁舎の建設と避難拠点となる空港や港湾整備の支援をお願いしたい」旨の要望があったそうだ。松野長官は「関係省庁に検討させ、出来るところから対応していく」と回答したとのこと。石垣市からも同様の要望書が政府に提出されているようだ。

2021年1月に配信した『龍翁余話』(663)「中国公船の武器使用に日本はどう対処するか」の結びの文章から――日本政府は「尖閣諸島が日本固有の領土であることを世界に発信し続けよ」「魚釣島に“日本固有の領土”の標柱を設置せよ」「灯台・測候所・避難所を設置せよ」「保安官増員・戦闘ヘリ数機搭載可能な大型巡視船の増建を急げ」――翁、更に吼える『絶対に許すな!中国の尖閣諸島の揺さぶり』・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「上高地」

この数年、ずっと気になっていた場所が上高地のハイキング。いつだったか電車内の広告で上高地の写真を一目見た時から、ここには絶対行きたい!と思っていた。行くなら山に残雪が残る少し寒いくらいの空気の中をニッコウキスゲやスミレの花が咲く頃に歩きたいと、、、、ところが諸々の諸事情があり、この春は忙しくてそのチャンスを作れなかった。 そうこうしている時に一人でも参加O.K.(以外に一人参加の人が多かった)新宿から夜行バスで手軽に行けて早朝から歩き出し上高地に8時間滞在出来るというセールスポイントに魅かれてとりあえず下見のつもりで出かけた。

バスは都庁の横から大型バスが出ていて夜11時に出発して途中、道の駅で2回休憩を入れて早朝5時少し過ぎた頃には上高地の入り口、大正池に到着した。そこで降りた人は私を含め、1/4ぐらい。後の人は何回か上高地に来た事のある人達で私の隣の座席の女性も上高地は以前着た事があるらしかった。”今回は横尾というキャンプサイトまで行きたいのでバスターミナルから歩きます“と言っていた。 私は初めての上高地をなるべく、くまなく見ておきたかったので大正池からスタートする事にした。

バスを降りて大正池に向かって行くと昨晩降った雨のせいで湖や川面には幻想的な霧が立ち込めていて、いつもとは違うだろう景色が広がっていた。 大正池から梓川沿いを歩き合羽橋まで約1時間、平日のせいか、あまり人のいないトレイルは気持ちの良いハイキングだった。静かな空気の中、様々な野鳥の声を聞きながら合羽橋まで約1時間のハイキング、そこから小梨平のキャンプ場を抜けて明神まで1時間歩いた。明神もキャンプサイトや飲食店、山小屋もあり、このあたりまでが上高地のポピュラーなコースのようだ。 ここから橋を渡って反対側のルートでバスターミナルのある河童橋に戻るか、その先の山小屋まで行こうか迷っていたらスタスタと軽快に歩いて次の目的地に向かっている人を見かけたので声をかけた。この先の山小屋に行くルートと時間を聞いてみたら帰りのバスの時刻には充分間に合いそうだった。

それでその人にいろいろ聞きながら次の徳澤というキャンプ場まで1時間、同行させてもらう事にした。この徳澤あたりから道はぬかるみや石があってハイキングトレイルより登山道に変わる。途中、熊が出没するので注意するようにとの看板や備え付けのベルが設置されており装備も本格的な登山スタイルの人を多く見かけた。上高地にはサルが生息していてトレイルにも出てくるとは聞いていたけれど案の定2回大きなサルを数匹見かけた。ともかく目を合わせない無視する事が大事だそうで私もそうしてサルたちの横をすり抜けて歩いて行った。

横尾に到着して”私はこのあたりで河童橋の方に戻ります”と言うと”いや、まだ時間があるので横尾まで行けますよ”と言われた。横尾もキャンプ場や山小屋が整備されていてなかなかいい所なのだそうだ。横尾のキャンプ場や山小屋の方が景色が開けていて、そこから北穂高を目指す人もいるので次回の為にも見ておいた方がいいと言うので、私も、もう1時間歩いて横尾まで行く事にした。 横尾まで到着すると、その人は”それでは私はこの先に行きますので”と言って足取り軽やかに歩いて行った。その人は次の山小屋のある涸沢まで3時間ほど歩き今夜はその先1時間40分歩いて北穂高にある山小屋まで行ってそこで宿泊するのだそうだ。高いけれど、そこで飲むビールが最高に美味しいのだとか、、、

いつか、私も行ってみたいと思いつつ、バスに乗る時間もあるのでU-ターンする事にした。横尾の橋の写真を撮って、ふと見ると高齢者の女性が橋の横に座っていた。よくここまで歩いて来たものだと思い話しかけてみると昔はこのあたりの山を度々登ったそうで上高地は、よく来たそうだ。一緒に来た弟さんは先まで行って明日、ここの山小屋で合流すると言っていた。今はもう、弟さんたちと一緒に山に登る体力が無くなったと残念がっていた。

その方は島根県から飛行機に乗ってバスに乗り継いで来たらしくこの計画を前からずっと楽しみにしていたそうだ。少し会話を交わした後、来た道を戻り明神まで戻って橋を渡りその奥にある明神池を見て穂高神社で手を合わせてから川沿いの少しUp-Downのあるトレイルで河童橋に向かった。ここは、反対側のトレイルより長く1時間20分歩くけれど川が近く変化のあるトレイルだ。

河童橋に戻ると朝の静けさとは違って人がたくさん出ていた。何だか昔夏に行ったヨセミテの人が賑わう場所を思い出した。ヨセミテ銀座とよばれる場所で、この上高地の河童橋もお土産屋さんやレストラン、ホテルなどがあって上高地では一番賑わいのある場所のようだ。そこからバスのターミナルまで行き2時半にバスは出発、松本市にある温泉に向かった。久しぶりに8時間も歩いたわりには疲労感や筋肉痛が無かったのは比較的、高低差が無かったからだろうか、、、、 

久しぶりの日本の温泉は心地良かった。中に入ると水素の湯、炭酸泉の湯、湯もみの湯、塩サウナや岩盤浴があり汗を流してさっぱり出来た。バスは途中、渋滞で1時間ほど遅れて新宿に8時半ぐらいに到着した。たくさん歩いて温泉で血行が良くなったせいか、その日は爆睡、気持ちのいい睡眠がとれ目覚めすっきり体中にエネルギーが満ちていた。

今回、気が付いた事は、いつもよりハードな運動をすると体が活性化する事、眠っていた細胞が目覚めてスイッチが入るような感覚になった。人其々自分に合ったペースで、いつもより少し頑張って体を動かしてみるのもいいかもしれない。この酷暑が過ぎて涼しくなったら、またどこか歩きに行こう。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Jules Day “Jules Day”

700以上のジャケット画像をTable Pressにリンクさせる作業は手間でしたが、アルバムリストが完成しました。一番面倒だったのがジャケットの画像のサイズ加工でした。大量の写真のサイズを一気に変換する方法がないかAiに聞き、無料でインストールなしで使えるソフトを見つけました。新しいことをすると必ず新しい発見があります。

今週は女性ボーカルにしました。耳になじむというのでしょうか、私にはとても聴きやすく落ち着いた歌声のJules Dayの”Jules Day”のアルバムにしました。Jules Dayはミネソタ州生まれで、現在はパリに在住して活動しています。このアルバムをiFi製のDACアンプと有線イヤフォンで楽しんでいます。《R.O.》

Jules Day “Jules Day”

1-Hope Avenue & Despair
2-How Will I Ever Know
3-Days That End In Y
4-Get It Right
5-Only You
6-Don’t Tell The Sun
7-Say You Will
8-Leave The Love To Me
9-Right On Time
10-Midnight Lullaby

編集後記「メカニカルキーボード」

打感が抜群に良くiPadにも使えるキーボードを見つけました。EPOMAKER製のメカニカルキーボードGK-75です。Gateronスイッチが採用されていて滑らかで静かな打鍵感と耐久性が特徴です。スイッチをはんだ付けせず交換できる技術を採用しており、キースイッチの交換が簡単にできます。このキーボードは元々ゲーミング用に設計されており1680万色のRGBバックライトがついていて、好みのカラーに変更できます。USB-C有線、BlueTooth、2.4GHzワイヤレスの3通りの接続が可能なのでPCだけでなくiPadでも使えます。75%サイズのコンパクトなデザインですがキーボードは約1㎏の重量があり、安定したタイピングができます。AmazonやYahooで注文できるのですが、USB有線対応のものしかなかったので、直接メーカーに注文しました。注文受付の英語のメールはすぐに来たのですが、1週間待っても出荷の案内がなかったのでメールで商品の発送予定を聞きました。もしかして怪しい会社なのではと疑ったのですが、在庫がなかったこと、間もなく商品が工場から届くということ、もし待てないならキャンセル出来きることまで丁寧に書かれてあり安心しました。今回は在庫がなかったために注文から配送まで2週間もかかりましたが、私の好奇心を満足させる製品に出会えたと思います。《R.O.》

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