雑貨屋のひとり言「翌日配達でなくていいです」
私は通販で商品を注文する時は送料無料のものを選んでいるように思います。注文した商品がほとんどの場合、翌日に届きます。私としてはとてもありがたいことですが、これはどこかでしんどい思いをしている人がいるのではないかと思っていました。別に到着が翌日でなければならないことはないのに、早く届けてくれるので私もそれに甘えて当たり前のように思っているところがありました。でもせっかく早く配達してくれているのに受取人が不在で商品を持ち帰ることも頻繁に起こっているようで宅配業者さんに無駄な時間とコストを使わせています。そんなことをしているのに送料無料というのはおかしいと思います。急ぎで必要なら余分にコストを支払う、自分の勝手な都合で受け取れなくなったなら、迷惑料を支払うべきです。少し配達を遅らせることで輸送コストが削減できて今まで犠牲になってた人がハッピーになるならそうしてもらっていいと思います。いつまでも無理をし続けて不幸な人を作るのはもうやめにしてもらいましょう。《R.O.》
川柳(東京・成近)
( 川 柳)
イケメンを振ってやったと低い鼻
整形で自称美人の高い鼻
顔のない客カタログで釣り上げる
曖昧な笑顔に迫るイエスノ—
祝杯に満面笑みのブルータス
(ニュースひとりよがり)
「大臣答弁」
代わってお答えします —チャットGPT
「投票日」
明日から努力義務と名を変えます —公約
「無投票当選」
対戦相手もなしなの —無観客試合
河合成近
龍翁余話(778)「小国郷のそば街道」
今年1月15日に【・・・昨年末の九州・大分県は“クリスマス寒波”による大雪だったが、2023年の年明けは毎日快晴、絶好のドライブ日和が続いたある日、翁、友人から借りた軽自動車で大分県日田市・玖珠町・九重町と隣接している熊本県小国町へドライブした・・・】で始まる『龍翁余話』(764)「熊本県小国町」を配信した。その時のドライブは、2024年から新千円札の肖像画になる世界的な細菌学者・北里柴三郎博士の生誕の地と「北里柴三郎記念館」を訪ねるのが主な目的だった。
翁、この4月初旬に大分県へ再帰省した。そしてまた「熊本県小国町」へドライブした。今回は『小国郷のそば街道』で美味しい蕎麦を食べるのが目的であった。前回同様、日田市から国道212号線で大山町・松原ダム・杖立温泉郷を経由、小国町に入る。実は地元では小国町と隣の南小国町を合わせて“小国郷”(おぐにごう)と呼ぶ。目指す『そば街道』は小国町から212号線を(阿蘇・大観峰へ向かって)走り、南小国町に入った所を左に曲がると、直ぐに“そば街道”の大きな看板が目に付く。
翁が立ち寄った店の人に訊いたら『そば街道』の歴史はそう古くはなく、始まりは今から28年前で、現在、約30軒の蕎麦屋があるそうだ。翁はふと「この狭いエリアに30軒もあって、よく商売出来るなあ」と余計な心配をしたが、店の人の話では「経営不振で閉店したお店は1軒もありません」とのこと。つまり年中“蕎麦好き人間”がやって来るのだ。翁のような観光客もさることながら“常連客”が多いとのこと。では何故、この『そば街道』の蕎麦が、そんなに“蕎麦好き人間”の舌を満足させるのか、調べてみた。
まずは“豊かな水資源と気候・風土に恵まれた阿蘇は,蕎麦の名産地であること。蕎麦は、一般的に「寒暖差があり霧が発生する湿度の低い地域の蕎麦が美味しい」と言われている。阿蘇は、昼間は30度を超す夏日でも夜には10度前後まで気温が下がり朝靄(あさもや)の発生も多く1年を通して湿度のバランスがよく蕎麦生産に適した地域と言われている。次は水――翁の友人Mさん(元某テレビ局プロデューサー)は現役時代からの40年以上のキャリアを持つ自他ともに認める“蕎麦打ち名人”。彼の話によると「蕎麦の味を決めるのは水」だそうだ。蕎麦打ちで大切な作業として“水回し”や“蕎麦を茹でる”作業、“冷水で締める”作業、つまり「“打つ・茹でる・締める”には美味しい水が欠かせない」とのこと。そう言えば、ここ『そば街道』沿いの小田川には、ミネラルをたっぷり含んだ清冽な水(阿蘇の伏流水)が流れている。この清らかな水が、蕎麦本来の繊細な香りと風味を引き出しているのかも知れない。そして何と言っても一番は蕎麦打ち職人の“感性と技“だろう。前述の店の人の話では「今から28年前、数人の蕎麦職人が集まって”小国郷独自のそば作り“を研究し、日夜研鑽を積んで今日の“そば街道の味”が実現しました。定番の“ざるそば”以外に、多種のメニューを開発し、リピーターに喜ばれています。
蕎麦好きの翁は、いろいろな種類を食べるが、やはり“ざるそば”がいい。“コロナ禍”以前、東京・五反田駅近くの(お世辞にもキレイとは言い難い)古びた蕎麦屋に、もう、かれこれ15年にもなろうか、週に1度は足を運んでいた。“お馴染みさん”になってから、その店の主人が言った「うちの蕎麦は○○産地ものだから一味違うだろう」。すかさず翁は言った。「オレは、蕎麦の味なんて分からない。この店の蕎麦つゆが美味いんだ」すると、主人はニガ笑いしながら「蕎麦とつゆは“夫婦”か“相棒”みたいなもの。どちらかを褒めて貰えれば、どちらも喜ぶ」この主人、本当は“蕎麦の味”を褒めて貰いたかったのだろうが・・・
『そば街道』の蕎麦屋は、外から見て、どこも(農家を改造した)落ち着いた古民家風の店ばかりのように思えて(古い物好きの翁にとっては)雰囲気は最高。どの店に入ろうかと迷いながら結局、駐車場の広い(車を停めやすい)K店に入った。案内パンフに、このように書かれている【・・・機材は一切使用せず、天然素材の上質なそば粉を清らかな水で打ちたて、丹精込めて丁寧に練り上げます・・・その日の気温や湿度による微妙な変化は職人しか感じ取ることが出来ません。K店の職人は(当日の気象条件に合わせて)そば粉に対する水の量、絶妙な茹で時間に神経を使い、味や香り、のど越し、全ての質を落とさず、最高の手打ちそばをお出ししています・・・】
テーブル上に置かれているメニューを見たら、その種類の多いこと――ざるそば・天ぷらそば・トンカツそば・地鶏そば・山かけそば・おろしそば、など約15種類。翁は定番の“ざるそば”を注文した。当たり前かも知れないが、蕎麦箱(竹すだれの上)に見事に整列された蕎麦の波。再び(前述の“蕎麦打ち名人)友人Mさんの言葉を思い出した。「蕎麦打ちの作業は、切った蕎麦を蕎麦入れ器に乗せるのが最後の仕上げ。その時、首のすわっていない赤ちゃんを扱うように、優しく丁寧に・・・生蕎麦は実にデリケート、ましてや生打ちや粗挽きの蕎麦は切れやすく,折れやすいから絶対に気を抜けない」だから、こんなに綺麗に並べられるのか、と納得。蕎麦つゆも美味かった。蕎麦を食べ終わった後、蕎麦つゆに蕎麦湯を入れて飲んで翁の”ざるそば食い“は終わる。味も雰囲気も満足、また来たい。次回はどの店に入ろうか、そんな期待が持てる『小国郷のそば街道』であった・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。
茶子のスパイス研究「4月のスパイス 新玉ねぎ」
旬のお野菜に注目するようになって産地にも目を向けるようになった。特別美味しいと思ったお野菜は、どこの農園から出荷されたものかラベルもとっておくようにしている。同じ旬のお野菜でも、その土地や育て方で味が違うのだ。
マーケットも仕入れ先が其々違うので、どこで買った何処産のものがいいか良くチェックしておく必要がある。美味しいものを食べようと思ったら食材探しから始まって東奔西走しなければならない。体力も気力も必要だと思うし食に対する興味が無いと出来ない。それに、ただの食いしん坊の一般庶民は高級シェフのような予算も無いので限りある中で努力するしかないのだけれど、、、、
それにしても今の時期は春に出回るフワフワキャベツやアスパラが美味しい。その野菜の中でもスパイスのカテゴリーに入る玉ねぎを今月は選んでみた。マーケットのスパイスセクションに行くと乾燥したオニオン(玉ねぎ)パウダーとしても売られている。最近はシチューやカレーに入れる炒めたオニオンが調味料として別売りで売っている。米国ではガーリックパウダーと同様に料理ではオニオンパウダーの消費量も多いのか大きいボトルで売られている。今回はその玉ねぎの中でも春先に出回る旬の新玉ねぎが主役。通常の玉ねぎは外の皮が茶色のもので、サラダには紫や白い玉ねぎを使うけれど今の時期は煮物でも炒めものでもスープでもこの新玉ねぎを使っている。
新玉ねぎは、通常の玉ねぎと違って柔らかく甘味があってみずみずしい。水にさらさなくてもスライサーで薄く切って鰹節と出汁醤油やポン酢をかけてシンプルに食べるだけでも美味しい。
ガラスの瓶に生でスライスした玉ねぎを入れてカンタン酢や土佐酢を注いで漬け込んでおけば常備食とて冷ややっこやサラダにサッと使えるので便利だし味のアクセントになる。それに生の玉ねぎは血液をサラサラにするとも言われているし血流や気の流れも良くするらしい。
というわけで今夜は新玉ねぎのサラダやオニオングラタンでも作ろうかな、、、、
スパイス研究家 茶子
ジャズライフ The Bassface Swing Trio “Bossa, Ballads and Blues”
ドイツのジャズトリオThe Bassface Swing Trioの”Bossa, Ballads and Blues”は初めて聴いたのですが一瞬で好きになりました。バランスの取れたほっとさせてくれる美しい楽曲を聴かせてくれます。これは私にとっての癒しの音楽です。《R.O.》
1-Estate (feat. Bruno Müller)
2-Prelude to a Kiss (feat. Bruno Müller)
3-Georgia on My Mind (feat. Bruno Müller)
4-Stardust (feat. Bruno Müller)
5-Black Coffee (feat. Bruno Müller)
6-The Shadow of Your Smile (feat. Bruno Müller)
7-Laura (feat. Bruno Müller)
8-I Can’t Get Started (feat. Bruno Müller)
編集後記「Office 365」
MicrosoftのWordやExcel,Power Pointはアメリカにいた1995年頃から使いはじめ、いまでも便利に使わせてもらっています。Microsoft OfficeはWindows向けが1990年に発売されてもう32年になります。その間、機能も大きく進化してきました。WordやExcelは機能が進化しているのでしょうが残念ながらその機能を使いこなせていないように思います。私の好奇心から今、使っているOffice2013の機能とどのくらい違うのか確かめるためにWindows 11にしたPCに”Microsoft 365″をインストールしました。これまで使うことがなかった機能を試してみたいと思います。インパクトのあるプレゼン資料をPower Pointで作成したいと思います。もうすぐChatGPTがMicrosoft 365に導入される”Microsoft 365 Copilot”にも興味があります。Microsoft Officeでワクワクするのは何十年ぶりでしょうか。《R.O.》
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