10年くらい前からずっと気になっていることがあります。
街で観察してると格好悪い(貧弱な)歩き方をしている人が多いことに気付きます。私の感覚では80%くらいだと思います。
私だけがそう思っているのか確かめるために整体師などの専門家はどう観ているか調べてみるとほぼ同じような意見でした。それらの情報を整理するとマインドマップのようになると思います。どうすれば健康的で素敵な歩き方ができるかをまとめましたので参考にしてください。歩き方を見直し健康寿命を伸ばしましょう。
人間の体の前側の筋肉と後ろ側の筋肉について
屈筋
前側の筋肉が屈筋と言われ、屈曲する筋肉で、折れ曲がって縮こまる筋肉です。
前側の筋肉ばかり使っていると太ももが太くなったり、ふくらはぎの前側が太くなったりします。それは縮こまっていくことになります。後ろ側の筋肉が使われないとハムストリングスからお尻の筋肉の血流が悪くなって、股関節の動きが悪くなり、腰痛になってしまいます。
伸筋
これに対して後ろ側の筋肉は伸筋と言われ伸ばす筋肉です。
後ろの筋肉を使って歩けば歩くだけ体が伸びてくるので、腰痛や肩こりもなくなり、良い姿勢になるということになります。
正しい姿勢と歩き方
姿勢
頭を何かに上から引っ張られているような感覚を持つようにします。
体幹(みぞおち)で歩く意識。
前側の筋肉は体を前に縮ませようとするので、前側の筋肉を柔らかくすることが必要です。
太腿を伸ばす、腹筋を伸ばす、胸の筋肉を伸ばす(広げる)ということです。
そのためにも体を伸ばす心がけが必要です。
そのようなストレッチを多く取り入れているヨガはとても有効なのです。
無闇に筋トレだけをやっても効果がないのはこのためです。
足の動かし方
足を前に出すというより、後ろの足で蹴り出す感覚。後ろ足が地面に少し長めに接している感覚で歩きます。
自然に歩幅も広くなり歩くスピードが上がります。そして疲れなくなります。歩くのが楽しくなります。人生が変わります。
腕の振り
体の後ろの方に腕を振ってスイングさせる感覚にします。
文章だけでは理解しにくいのでわかりやすく解説されてしているYouTube動画をご覧ください。
【見た瞬間から】正しい歩き方【人生が変わる!】
【皆知らない】歳を取ると姿勢が悪くなる本当の理由を暴露します
一日一万歩は必要か
健康番組で一日7000歩以上は歩きましょうとか言っていますが、これは正しく歩けば効果があるということで、そうでなければ、膝を痛めて歩けなくなることもあります。
後ろ側の筋肉で正しく歩けることができるようになれば、3000歩でも十分だということになります。
正しい歩き方であなたも日本も救われる
膝が悪い人は若い頃から、そんな状態ではなかったはずです。癖のある歩き方や生活習慣の悪さがそういう結果を招いたのです。若いうちは、少々痛いところがあっても、他の筋肉でカバーできるのですが、その筋肉もいずれ疲労し根を上げてしまいます。失礼な言い方ですが、そんな状態を何も処置せずほったらかしにした結果により車イス状態になっているのだと思います。
湿布薬、サポーター、鍼治療、整体治療は一時的な痛み緩和にはなりますが、根本的な解決にはなりません。私も皆さんも経験してわかっていますよね。
鍼灸医療、整体医療が悪いと言っているわけではありませんので誤解のないようにお願いします。
年齢が20歳であろうが、70歳であろうが今が一番若いのであって、一生お世話になる足でしっかり歩くことができることが幸せの第一歩ですから、歩き方に関心を持ってもらいたいと思っているのです。自分はもう歳だからと思う必要はありません。人間には治癒力がありますから、あきらめてはいけません。
正しい歩き方を続ければ、姿勢は良くなり、もっとおしゃれに服が着れるようになります。長時間歩いても疲れないので、歩くことを楽しめるようになります。心に余裕が生まれ、前向きな生き方ができるようになります。代謝が良くなりダイエットなどしなくて済みます。
日本人が正しい歩き方に関心を持って実行すれば、どんどん膨らんでいる医療費を大幅に縮小でき、その分社会保障費が充実できるようになります。
健康寿命が大きく改善されると思います。
梅雨に入ってしまいましたが、雨の切れ間に歩くとか、近くのショッピングモールを歩くこともできます。たくさん歩くことが重要ではないので、後ろの筋肉を意識した歩き方で体が改善されるので、早速正しい歩き方で始めましょう。ありがたいことにお金は一切かかりませんよ。《R.O.》
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