雑貨屋のひとり言「MLB2025大谷翔平ハイライト」
昨夜、NHK BSで「MLB2025 大谷翔平ハイライト」を観ました。今年は大谷さんが多くの試合に出場し、大活躍するシーンをたくさん見せてもらいました。二刀流が復活したシーズンでもあり、例年以上に楽しむことができました。
大谷選手は、いつ見ても本当に楽しそうに、そして全力でプレーしています。こちらの期待にしっかり応えてくれる姿に、何度も胸が熱くなります。日本人やドジャースファンはもちろんですが、敵チームの本拠地でさえ、大谷選手のプレーを一目見ようと球場が満員になるのですから、すごいとしか言いようがありません。
これまでの野球の歴史のなかで、同じような選手がどれだけいたのでしょうか。大谷選手には、人をワクワクさせずにはいられない特別な魅力があります。大谷選手のようなスーパースターが日本から生まれたことを誇りに思いますし、同じ時代に生きて、その活躍をリアルタイムで見られることが何よりうれしいと感じます。《R.O.》
川柳(東京・成近)
( 川 柳 )
青春を五輪に賭けて流す汗
実力は五分五分根性では負けず
バタンキュー羊五匹でもう眠り
草千里五臓を緑色に染め
四捨五入 五で人生の綱渡り
(ニュースひとりよがり)
「与党が過半数確保」
漢字変換したら仮半数と出た — 衆議院
「今年の10大ニュース」
選ばないでください — 辞職の知事市長
「ベストナインに7人」
今年はトラ年でした — セリーグ
河合成近
龍翁余話(910)「笑止!中国政府の“馬鹿馬鹿しい日本口撃”」
最初にお断りしておくが、表題にある“馬鹿馬鹿しい”とは、非常にくだらない、程度が低く、まったく価値のない様子を表わす言葉。昨今の中国の日本への“口撃”は、あえて論評するまでもないレベルの低い振る舞いであるから“笑止”で留めておくのが“大人”だろうが、翁は(中国の馬鹿馬鹿しさと同じレベルであることを承知して)“中国口撃”を試みることにする。
日本は2000年以上も昔から宗教・思想・哲学・道徳・文字・農業・音楽・絵画・医学・詩歌・食文化など幅広く中華文明の影響を強く受けて来た。賢明なる日本民族は、それらの中華文明を基礎としながら9世紀以降、徐々に日本独自の文化を創造・発展させて来た。歴史上の人物のほとんどが項羽(兵法)、孔子(儒教)、司馬遷(歴史学者)、諸葛亮(孔明:軍事戦略家)、武則天(女帝)、三蔵法師(仏教)、李白(詩人)、杜甫(詩人)らを学んだ。生来、勉強嫌いの翁でさえ若い時、孔子の儒学(五倫=五常)をかじった。
中国が紀元前246年に始皇帝によって国家として成立してから2157年後の1911年(日本では明治44年)、孫文(政治家・革命家)らによって“辛亥革命(しんがいかくめい)”が勃発、それまでの(224年間続いた)清国が滅んで、アジアにおける史上初の共和制国家・中華民国が誕生した。その中華民国は孫文の弟子・蒋介石(国民党)へと引き継がれたが、共産主義者・毛沢東(共産党)とのたびたびの争い(国共紛争)に破れ、1949年に蒋介石は台湾へ移転、以後、台湾で中華民国政府を復活させた。翁は(個人的には)蒋介石には日本人として多大の恩義を感じている。何故なら、太平洋戦争終結の年(1945年)の2月、ソ連(現ロシア)のヤルタと言う所でアメリカのルーズベルト・イギリスのチャーチル・ソ連のスターリンによる“ヤルタ会談”が行なわれ(何故か中華民国の蒋介石は参加していない)、“日本分割案”が話題に上った。つまり、樺太・千島列島及び北海道はソ連、本州はアメリカ、九州はイギリス、四国は中華民国が占領・統治する、と言う案。これに対し蒋介石は「日本の不幸は中国の幸ならず」と言って真っ向から反対。それによって日本は分断を免れた。更に蒋介石は敗戦国日本に対し、莫大な賠償金を求めていいはずなのに、それをすべて放棄、それどころか敗戦して祖国に帰る日本兵及び民間人の身の安全を保障した、と言う事実・・・1975年~1990年の間、中華民国(台湾)と教育面、文化面で深い関りを持っていた翁、(台湾で)それらの歴史を学んだことで、蒋介石に対する恩義(感謝)の念を強く抱いた次第である。聞くところによると蒋介石は熱心なクリスチャン。翁の推測では「悪をもって悪に報いず、善をもって悪に報いよ」のキリストの言葉に従ったのでは?それに蒋介石は若い頃、日本に留学した経験があり、日本人をよく知っていた。1907年(明治40年)に新潟県高田の日本陸軍野砲兵連隊へ(士官候補生として)入隊した。その間、彼は日本人の礼儀の正しさ、儒教の教え(親に孝、兄弟姉妹・友に愛、国家への忠誠心)を彼の国・中華民国の国民以上に修身していることを知り、高田の日本陸軍を除隊して帰国、彼が中華民国のリーダーになった時「日本人を見習え」と部下及び中華民国国民に伝えた、と言う。ちなみに孫文が主唱した中華民国政府の“三民主義”(民族・民権・民生)を蒋介石は継承したことは言うまでもない。その蒋介石の高邁なる思想に比べ、現在の習近平の傲慢さ(自己主義)、覇権主義はどうだろう?・・・
去る11月7日、高市首相は国会答弁で「台湾有事の際、日本の集団的自衛権の行使は可能となる(存立危機事態になり得る)」と述べた。さあ大変!途端に習近平政権がキバを剝いて来た。中国報道官はテレビでヒステリックに「強い抗議」を。中国共産党機関紙・人民日報は「日本の右派は戦時中の軍国主義を復活させ歴史の過ちを繰り返そうとしている」また、同政府は「日本への旅行抑制」を。日本駐在の某外交官は「高市の首を刎ねろ」と究極の暴言を吐いた。そして極めつけの笑止千万は「国連へ(泣き言)の訴え」である。
高市首相の答弁を再吟味しよう――高市は「実際に発生した事態の具体的な状況に応じて総合的に判断する」との慎重な表現に次いで「(中国による)武力行使があれば、存立危機状態になり得る(すなわち集団的自衛権の発動となり得る)」と発言した。2014年(平成26年)日本政府(安倍内閣)は集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行なった。「我が国と密接な関係のある友好国が、他国から武力攻撃を受けた場合、日本が友好国のために武力を行使することを可能とする」決定である。以来、日本はその閣議決定に基づいて国際にメッセージを送って来た。したがってこのたびの“高市発言”は従来の(10年間も続いている)日本の基本方針を述べたに過ぎない。中国政府よ、よく考えて見よ、集団的自衛権は1951年のサンフランシスコ条約で「連合国としては、日本国が主権国家として国連憲章第51条に掲げる個別的または集団的自衛の権利を有する」とされているではないか。それでも日本は(主権回復後も)平和憲法のもと「日本は平和国家である」ことを世界に示して来た。近年、中国・ロシア・北朝鮮による“日本への脅し”が強まって来た。中国・ロシアによる領空侵犯(年間700回以上)、尖閣諸島における中国(海警局)の軍艦による領海侵犯(年間10数回)、北朝鮮によるミサイル連発など・・・それでも日本は、中国政府のような馬鹿馬鹿しいヒステリックな言動は慎んで来た。慎み過ぎて翁は「遺憾」としか言えない日本政府の“大人しさ”をむしろ“腰抜けども”と罵って来た。
もっと『中国政府の“馬鹿馬鹿しい日本口撃”』(幼稚な口撃)を書きたいがスペースの関係でこの辺で止めておくが最後に、台湾の翁の親友・Cさんからのメールを紹介する――「台湾は中国の一部ではなく中華民国と言う独立国家だ。もし台湾が中国から武力攻撃を受けたら日米が台湾を守ってくれることを中華民国国民は皆、期待している。高市首相の発言を我々は全面的に歓迎する」――とは言え戦争は起きないほうがいい。習近平が蒋介石レベルになれば軍事行動は起きないと思うのだが・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。
茶子のスパイス研究「東京観光 東京郊外編」
東京の中心地はいつも人で溢れていますが少し都心を離れるとゆっくり散策出来る所が沢山あります。今回は本来の日本の姿が残っていた江戸時代の日本人の生活様式を見てもらいたかったので江戸東京建物園に友人達をお連れしました。両国にある東京都江戸博物館は、この数年間ずっと改修中でしたが来年の春にはオープンになるようです。その分館として1991年に小金井市の公園内に設立されたのが江戸東京建物園でかれこれ私は今回で3回目の訪問になりますが私が好きな場所です。
昔の木造建築の家の美しさに加え昔の町並みが残されていて何だかホッと落ち着く空間です。昔の木造建築は風や光が通るようになっていて気の流れも良さそうな気がします。
家の作りを見ていると熱心に写真を撮られている方がいて撮った写真を見せてくれました。外の光が家に入ってきた時の陰影まで計算されて建てられているので美しいと褒めていました。私もそのアングルから写真を撮ってみて感心しました。西のゾーンには江戸時代に建てられた茅葺きの民家や農家の家、少しモダンな明治、大正時代に建てられた邸宅や日本庭園があります。東ゾーンには下町中通りがあってお風呂屋さんや交番、和傘問屋、乾物屋、旅館、文具店、化粧品屋、荒物屋(キッチン道具)、仕立屋とあらゆる商店が並んでいて一つ一つその時代に思いを馳せて見ていると楽しいです。

そうしているうちに時空を超えてその時代に迷い込んでしまったような不思議な感覚になります。
紅葉の時期や夏の夕涼みの頃は暗くなる頃にはライトアップされ、着物や浴衣を着て訪れる人もいるようです。
江戸東京たてもの園を見学した後は同じ地域にあるガスミュージアムにバスで移動しました。ここも以前訪れた事があって今回で2度目。日本に初めてガス灯が灯された頃の様子がわかるミュージアムで赤レンガ作りの建物とガス灯の光はその時代に誘ってくれるような雰囲気にさせてくれます。
さて次の週は再び東京中心地巡りに戻ります。
スパイス研究家 茶子
小春の気ままな生活 第四十七話「季節は冬に変わり・・・」
今年も残すところ一ヶ月となりました。テネシーの気候は今週から氷点下になり最高気温も10度に満たなくなって来ました。木々の葉も落ち切って冬の到来といったところでしょうか。寒くなると、今まで家の前でロッキングチェアなどに座っていた人たちも、家にこもってしまいます。私と主人は、カリフォルニア州から来たので悪天候の日以外は、なるべく家の周りを歩くようにしています。
先日、知り合いの方がダイエットがなかなか成功しない為、オゼンピックという処方箋の注射をすることにしたと聞きました。この薬は、YouTubeのコマーシャルにかなりの数で目にします。アメリカは肥満大国で、子供の30%は何らかの病気(肥満・糖尿など)を持っており、大人になると80%が肥満になっています。カリフォルニアでも、日本では信じられないほどの大きな人がいましたが、テネシーは肥満の割合が更に多い気がします。それでも、子供は細い子も多いので、テネシーの大人はビールを飲んでいるのではないかと想像します。その理由は、近所には必ずワイン・ショップがあり、ワイン・ビール・日本酒・ウォッカなど、お酒の専門店があります。よく考えてみると、家の近所にはリカーショップ(コンビニに近い酒屋)をみません。リカーショップ的なものは、ガソリンスタンドに併設しているショップがリカーショップと同じだからかもしれません。テネシーで代表的な食べ物に、ビスケット・アンド・グレイビーがあります。朝ごはんに食べるケンタッキー・フライドチキン(KFC)についてくるパンと白いグレイビーソースを朝ごはんに食べます。このグレイビーソースは、南部のソーセージ(豚ミンチにスパイスが入っていて、プラスチックでつつまれている)を焼き、小麦粉をまぶしてから牛乳を入れソースを作ります。ビスケットはやらかいスコーンなので、バターを沢山使います。ただ、すでにできているビスケットは本物のバターを使っているとは思えません。
どちらにしても、野菜のない朝食だと想像します。1日を通じてどこかでスナックや甘いお菓子を必ず食べていると思います。そして夜は晩酌でビール・・となるとやはり体重は減らないと思います。また、フライドチキンも有名で良く食べられます。失礼ながら、上記の知り合いがダイエットを始めた時、ダイエット食をオンラインで注文していたのを覚えています。私はそれ
を見た時、それは有効ではないと思ってしまいました。アメリカ人のダイエットはとても極端です。私が渡米してから、ダイエットの種類を沢山見て来ました。肉だけ食べるアトキンズ・ダイエット(最近ではカーニボーと呼ぶようです)、ケト・ダイエット、ぺリオ・ダイエットなど。
基本的にアメリカ人、特に南部の人は野菜を食べないので、病気になりやすいようです。最初に行ったアジアン・マーケットのインドネシア人オーナーのご主人も私のイタリア人ご近所さのご主人も生粋のテネシアンで、野菜を食べてくれないと奥様達は嘆いています。また、どちらのご主人様も持病をお持ちでした。
昨年、Casey Means MDとCalley Meansという兄妹がGood Energyと言う本を出しました。Casey Means MDはスタンフォード大学医学部を主席で卒業し、外科医としてのレジデンシーの途中で大学を辞め、板金屋的な医療ではなく生活習慣病にならない為の医療活動を始めました。彼女の兄と二人で、現在トランプ政権のMake America Healthy Again(MAHA)のリーダーの一員として働いています。彼女は、アメリカの食生活による肥満・病気は年々増えて来ており、医学部ではその理由や病気になる理由なども学ばないため、現代の医師たちは病気になっ
た後の薬での対策しか患者に薦めないと言います。オゼンピックは元々糖尿病患者に使用される薬で、使用する事で痩せるのでアメリカでは痩せるために処方されるようになったそうです。ただ、この販売製薬会社はヨーロッパの会社で、オゼンピックはヨーロッパでは認可されていないそうです。高齢になるにつれ、やれ高血圧の薬、コレステロールの薬を処方され、気がつくと薬が10種類なんて人も多いのではないでしょうか。私の父も、ご飯食べたら飲みきれないのではないかと思う程、お薬を処方されていました。
私もカリフォルニアの医者にコレステロールの薬を処方されましたが、20分のウォーキングを最低週に4日、油の摂取を極力減らし(蒸籠飯や鍋料理、魚を多く食べる)、ウォーキングできない日は10分間の室内運動、お菓子も辞めたら体重が13キロ減りました。コレステロールは年齢的に、ギリギリのところですが別の医者にもとりあえず飲まなくても良いでしょうと言われました。最近、主人がチョコレートをちょびちょび食べていたので、私も釣られて少しずつ食べていたらあれよあれよと1キロ増えてしまいました。チョコレートにもかなりの砂糖・ミルクが入っているのですぐに太ります。主人はナッツも好きなので、ピーナッツをスナックとして食べますが、これも太る原因です。私はどちらも食べないと宣言し、現在ダイエット中です。
それでは、また来週
小春
ジャズライフ Helen Merrill “Great Woman Of Song”
今週は久しぶりにHelen Merrillのアルバムを紹介します。1950年代の名唱を中心にまとめた“ハイライト集”Helen Merrill編のベスト盤「Great Women Of Song: Helen Merrill」です。スタンダード曲の魅力と彼女のヴォーカルの個性が一望できるアルバムです。名盤の美味しいところが1枚に凝縮されています。《R.O.》
1-Anything Goes
2-You’d Be So Nice To Come Home To
3-When I Fall In Love
4-By Myself
5-Blue Gardenia
6-Falling In Love With Love
7-Comes Love
8-Where Flamingos Fly
9-You’ve Got A Date With The Blues
10-Don’t Explain
11-‘S Wonderful
12-Lilac Wine

編集後記「香港の竹材足場」
25年前に香港に行った時、建築中の高層ビルの足場が竹材で組まれているのを見て驚いたことを覚えています。日本では見たことがない工法だったので、大きな文化の違いを感じたものでした。
それから25年経った今、香港・大埔の大規模団地で起きた高層マンション火災のニュース映像を見て、胸が痛くなる思いでした。 竹で組まれた足場と建物を覆うシートに火が燃え移り、密集した複数棟の高層マンションが一気に炎と煙に包まれていく様子が映し出されていました。 築40年前後の公営住宅団地の大規模修繕工事中だったそうですが、燃えやすい竹の足場や防炎性の低い保護ネット、窓ガラス保護用の発泡スチロール板、乾燥した気候や海からの風、初期消火や避難経路の問題など、いくつもの悪条件が重なり、香港史上最悪規模の惨事になってしまったと報じられています。
竹の足場は、香港では長い歴史を持つ伝統的な技術であり、安価で柔軟性が高く、環境負荷も小さいと評価されてきた一方で、近年は火災リスクや老朽建物との組み合わせによる危険性が指摘されていたとのことです。 今回の火災を受けて、香港政府は竹足場や覆いネットの安全基準の徹底、金属足場への切り替えなどを含めた見直しを進めると発表しています。
高層住宅が密集する大都市でどう火災リスクを減らすのか、日本も含めて考えさせられる出来事だと感じました。《R.O.》



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