雑貨屋ウィークリー1468号

雑貨屋のひとり言「詐欺と戦ったコミュニティー」

最近、心がスッキリする出来事と言えば、日本のバレーボールやバスケットボールチームの素晴らしい活躍や、大谷翔平選手のようなスポーツ選手の活躍くらいでした。しかし、私の身近な環境で起きた、ある出来事が私たちのコミュニティにとって大きな意味を持ちました。

【マンションの水道工事と詐欺事件】
私が住むマンションは築24年が経過し、設備の老朽化が進んでいます。ある日、近所の方が洗面所の水のトラブルで修理業者を呼びましたが、その業者に桁違いの高額な修理代を請求され、払わされるという詐欺事件が発生しました。

【被害者を救うためのチームワーク】
この被害に対し、私たち(Kさん、Tさん、私)はチームを組み、悪質業者に立ち向かいました。私たちはボランティアでマンション住人のための生活情報交流会を開催しており、その場で被害者から話を聞くことができました。すぐに現場に駆けつけ、状況を確認。悪質業者と思われる業者に対し、消費生活センターへ相談し、クーリングオフの手紙を送付しました。

【全額返金への道のり】
最初は一部の返金のみが提案されましたが、とても受け入れられない金額なので、私たちは弁護士と警察に相談。警察の介入により、交渉が進み、最終的に全額返金を勝ち取ることができました。この間、約1.5ヶ月かかったことになりますが、すぐに動くことで成し得たことだと思っています。

【コミュニティの力】
もう少しで被害者が泣き寝入りするところでしたが、私たちが主催する生活情報交流会が事件解決に役立ったことに大きな喜びを感じています。今回の貴重な経験を活かし、今後はこのような事件が起きないようなコミュニティーの仕組み作りに取り掛かろうと考えています。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

野次るためただそれだけにいる議員

原発の是非のここにも族議員

公約の羅列財源には触れず

千兆の赤字が歌うケセラセラ

放物線ああ支持率が支持率が

(ニュースひとりよがり)

「麻生氏と会食」

丸呑みを注意された ー岸田首相

「最後のお勤め」

為替介入かな ー福沢諭吉

「豚肉高騰」

やっとキャベツが値下がりしたのに  —トンカツ

河合成近

龍翁余話(840)「熱中症、7月がピーク」

またも『熱中症のシーズン到来』――いや『熱中症』は近年、“夏の時期”に限らず、1年中、熱中症の警戒を要するようになっているが、特に『7月が熱中症のピーク』だそうだ。
昔、7月は「文月(ふみづき、ふづき)」「秋初月(あきはづき)」「七夕月(たなばたづき)」「女郎花月(おみなえしづき)」「涼月(りょうげつ)」など風流な別称で呼ばれていたが、近年の異常気象は“風流”や“文学的”呼び名がそぐわない“猛暑月”になってしまった。そして気象庁では「暑さに慣れていない7月が熱中症のピーク月」と発表するに至った。今更言うまでもないが、熱中症は最悪の場合、死に至る危険性がある。翁、過去にも何回か「熱中症の恐怖」を(この『龍翁余話』で)吼えたことがあるが“熱中症を正しく理解し、予防に繋げたい”思いで、(厚労省や関係機関の資料を参考に)今号もまた『熱中症』を取り上げることにした。

病気には病状の段階があって、特に癌などは病状の進み具合(進行度)を示す“ステージ”(1,2,3、4)と呼ばれる“病期”があるが、『熱中症』にも1度・2度・3度の段階があり、その段階によって処置の仕方が異なる。1度(軽症)は、立ちくらみ・筋肉痛・筋肉の硬直(こむらがえり)・手足のしびれ・大量の発汗、などの症状で、この場合は現場での応急処置で対応が可能だと言われているが、2度(中等症)の頭痛・吐き気・おう吐・虚脱感・集中力の低下などの場合は、病院への搬送が必要となる。更に、3度(重症)の意識障害(意識がもうろう)・けいれん・歩けない・異常な高体温・などの場合は入院して集中治療が必要となる・・・(と資料に書かれている)が、実際、我々素人には、これらの“病期”を正確に認識する知識も経験もないので、「ちょっと様子がおかしい」と思ったら(そういう人を見かけたら)、それがたとえ1度(軽症)であっても救急車を呼んで医療機関で診て貰おう(治療して貰おう、と翁は考えている。

とは言え、周辺で「ちょっと様子がおかしい」と思える状態の人を見かけた時は、救急車を呼ぶと同時に、その人をいち早く「涼しい場所に移す」とか、「水分や塩分を補給してあげる」とか、「着ている衣服を冷やしてあげる」などの応急措置は必要だろう。勿論、これは他人に対してばかりではなく、翁自身、そういう症状に陥った時は、まず、そのような手っ取り早い措置を講ずることが肝要であろうと考える――だが、肝心なことは、まず、『熱中症』に罹らないための“予防”に心がけることだ。

『熱中症』を予防するための行動を理解し実践し、日ごろから『熱中症』に対する備えを万全にしておくことが大切で、環境省と気象庁では今年2024年(令和6年)4月から「熱中症特別警戒アラートの運用」を始めた。「熱中症特別警戒アラート」は、従来の「熱中症警戒アラート」より一段上の“特別警戒アラート”、いわば極めて強い“警戒警報”のこと。本来なら、熱中症警戒アラートや特別警戒アラートが出る前に“熱中症の予防行動“をとる必要があることは言うまでもない。今更ではあるが、この機会にもう一度“熱中症予防行動”のおさらいをしておこう。実に簡単なことだが――

「出来るだけ外出を控え、暑さを避ける」――環境省では「不要不急の外出は出来るだけ避けましょう」と呼びかけている。少し前、“コロナ禍”の時も政府や自治体から同じことを言われた。翁は高齢期に入って(現役を引退して)以来、いつの間にか“お宅族”になっていたので、コロナ・インフルエンザなどの感染症、及び熱中症の予防のため、と言うより習慣的に“ステイホーム型“になっていた。そして家の中ではエアコンなど冷・暖房機器を有効に活用している。それらの使い方にもいろいろな注意事項があるが、それはまたの機会にして――

「外での運動は原則、中止や延期する」――翁は原則、毎週土曜日がゴルフデーだから、そのパターンを変えることは出来ないが、翁の“暑い日のゴルフ”は(時には18ホール回らずに)途中で止める。仲間たちも翁の我儘を認めてくれている、と言うか、翁の年齢や体力に配慮して翁の自発的ギブアップを歓迎してくれている。ウイークデーでは2回ほど散歩や買い物に出かけるが、“暑い日”は(買い物は仕方ないが)散歩は目的地まで行かず途中で引き返す。ゴルフも散歩も“途中下車”はかなりの未練が伴うが、もしものことがあれば自分だけではなく周囲に人にも迷惑をかけるので“諦めの勇気”も必要である。

「適当な水分・塩分の補給」――2009年”癌手術“で右腎臓を失ったので、以来、左腎臓だけになっている翁、主治医から「水分は多量に、塩分は控えめに」を言い渡されているので、普段、水をよく飲み塩分は控えめにしているが、ゴルフの時は(水筒持参なので)ホールごとに水分を補給し、塩分は(売店サービスの)“塩飴1個”をしゃぶるていどだ。レストランでの食事は、かなり塩分が強い物もあるのだが水を沢山飲むので“多分、汗で噴き出て体内影響は少ないだろう”と勝手に思い込み、あまり気にしない。

とにかく(前述の通り)『熱中症』は命にかかわる病態で、近年、熱中症による救急搬送人数は毎年数万人を超え、死亡者数は毎年1000人を超えているとのこと。東京都でも毎年、『熱中症』死亡者は100人を超えているが、その半数以は高齢者、しかも死者の約90%がエアコンを使っていなかったそうだ。高齢者について厚労省や関係機関は「①体内の水分が不足がち。②加齢により暑さや喉の渇きに対する感覚が鈍くなっている。③暑さに対する体の調整機能が低下しており、熱が体にたまりやすく、循環機能への負担も大きくなっているので“熱中症予防行動”を充分にとって貰いたい」と呼びかけている。気象庁によると「今年は熱帯夜が続く」そうだ。電気代を気にせず、エアコンを上手に使って猛暑期を乗り切りたい、翁はそう考えている・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「カオス(Chaos)無秩序な東京都知事選挙」

来週7月7日七夕の日は東京の運命の日、日本にとっても大きな影響力を受ける大事な東京都知事選挙の日がやってくる。今回は何と56人もの候補者が名乗り出たというのでびっくりした。同じ党から19人も出馬して掲示板ジャックだと話題性を狙ったり、獄中から選挙に立候補している人もいるし茶化したような卑猥なポスターを掲示版に貼ったり呆れる事が続出した。

選挙は遊び場とは違う。選挙という神聖な場を借りて宣伝活動やエンターテイメントの舞台代わりに使っている輩もいる。ふざけるのは仲間内だけにして欲しい。日本の選挙がこんなに劣化してしまった事が恥ずかしい。イーロンマスクもこの茶番劇場に興味を示して見ているようだ。何だか東京都民がバカにされているようだ。
一体、東京には日本の選挙権を獲得した帰化人がどのくらいいるのだろう。東京に住む外国人が年々急激に増えている事が不安になってくる。東京都知事に選ばれる人は日本人に有益になる人になって欲しい。

先日、ジャーナリスト山口敬之氏がマスコミやTVで取り上げられている4人の候補者以外は泡沫候補になっていて殆ど取り上げられていないのでまるで出来レースのようだと言っていた。それに誰が何を主張しているのかわかりにくく他の候補と何が違うのか何か一覧表みたいなものがあったら見比べられるのにと思っていたら山口敬之氏が簡単な表で説明していた。

LGBT法推進、外国人材受け入れ、ワクチン推進、メガソーラー政策推進これらに賛成は小池百合子、蓮舫、石丸伸二、これに反対は田母神俊雄一人。消費税増税賛成は小池百合子、石丸伸二、蓮舫はわからない。田母神氏は反対。マイナー保険一体 賛成は小池百合子、石丸伸二、蓮舫はわからない。田母神氏は反対。こんなふうに他の候補者の政策も一覧表にまとめてくれるといいと思う。

そういえば選挙の時に困るのが裁判官の名前が書いてあって辞めさせたいと思う裁判官に✘を付ける用紙があった。それこそ、裁判官も大事で今までどの裁判官がどんな事にどのような判決を下してきたか国民は知る必要がある。裁判官の任命権限は内閣にあり、その過程は公表されないのだとか、、、、
何だかこのあたりも闇を感じる。

そんなカオス状態の選挙立候補者締め切り日20日に突然、ひまそらあかね氏(作家)が名乗りを揚げた。 マスコミが最も隠したい知る人ぞ知る人物。この人の存在は昨年から知って興味を持って注視していた。この、ひまそらあかねを岩下生姜の社長さんがXに応援しますと書いた途端アンチひまそら活動家が、わんさか会社や取引先、個人商店やレストランに脅迫や罵詈雑言の電話をかけ迷惑をかけまくっているのだそうだ。営業妨害にも関わらず社長はこれに屈したらひまそら氏を応援している人がターゲットになり次々にやられるから自分は負けないと言い切った。

それにしても公金チューチュースキームを見つけてしまった天才ゲームクリエーターのひまそらあかね氏。彼にとっては生きるか死ぬかの真剣勝負になる最初で最後の都知事選になる。どうか闇に葬られませんように、、、、そして日本の闇が白日の下に照らされる日が来ますように、、、、、

スパイス研究家 茶子

逃げ場のない国 震災余話 井出半句

第五話 女は強し

原発事故から避難した兄家族が転がり込んで来た当時に発信したメールをそのまま提示します。
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3/16「お世話になります」の突然の電話一本で数時間後から7人の食事を作るはめになった家内。しかも断水。地震被害の片付けも終わっていない。普段でさえ二人の食事を作るとき「あ~あ、面倒。きょうはキッチン・クローズ、外食!」なんて調子だったのに。だから私が最初に心配したのは家内のことだった。ずっと「鬱(うつ)」状態で、笑顔を見せるのはゴルフ場でパーを取った時ぐらい。そのゴルフも、このところ雪や雨でキャンセルが続き、もやもやしていたところにこの事態発生。

ところが井出一族の原発避難者がどやどやとやって来た途端にスイッチ・オンとなる。何十年ぶりかで見る昔の妻に戻り、テキパキと動き始め、義姉にも指示し、甥の子供たちも使いはじめた。当方はトイレのぷかぷかを流す水を市民プールから運ぶくらいしか能がない。習い始めた尺八はこの際何の役にも立たない。

米国勤務前までは「酒が飲めないやつは仕事ができない」という社風の会社で働き、あらゆる屁理屈を付けて飲み会の多い職場だった。二次会までは町でやり、三次会目は「井出さんちに行こう」というパターンが多かった。その際に電話で妻に伺いを立てるなんぞは軟弱とみなされる。いきなりタクシー2、3台で押しかける。すでに寝ていた家内はパジャマ姿で玄関に出て、私に文句を言う時間もない。パッと着替えて夜食作りとなる。「奥さん、オレおにぎりでいいよ」「オレ、カレーがいいな」の要望が遠慮なく飛ぶ。その上、酔いつぶれて泊る輩も。家内は、暗い居間にごろごろ転がって寝ている人間を踏んづけて「ギャア~~~」・・・・。こんな事は一度や二度ではなかった。その体験が今この状況で生きているな、と思った。困った人を見ると黙っておれない彼女の性格が蘇えったようだ。

【写真は爆発した原発にヘリコプターが海水を投下し原子炉冷却を試み、一向にはかどらない様子をTVで見ているところ。小4の息子の手を父親が握っている。誰もが不安だった】

一方、居候となってしまった義姉は家事を手伝いたくて、手を出したり口を出したりする。家内は自分の手順があり集中したい。綺麗好き、片付け魔でもある義姉に冷蔵庫は開けられるわ、押入れを覗かれるわ・・・・女性ならこの気分は分かるだろう。家内は、夫の私にさえ皿一枚洗わせないのだ。どこまで持つか、いつ切れるか・・・。ところが、家内はスイッチ・オンになった日から「躁(そう)」状態が今日で11日間続いている。そろそろ沸騰点が近いと見る。天井に水素がたまって突然爆発されたら万事休すだ。全員被曝して共倒れだ。私が時々ベント(圧力抜き)しながら調整している(つもり)。兄も同じ気持ちの様で「きょうは気晴らしにオッカ連れて昼飯は食ってくる」と出かける。その間家内は掃除機をかけ、溜まっている話をわっと一挙に私に吐き出す。むろん聞いたことはすべて「御意!」。こんなときに反論できるわけがない・・・ということを四十年間の結婚生活で、苦労の末に学んだばかりだった。

「あんたのやり方で、最小限のことをやればいい」とエラそうにコメントして締めくくる。

家内の沸騰点管理が、目下私の最大の責務であり心配事である。いま東北沿岸部至る所でこんなことが起きているのかなあ・・・。

炊事場に をなご二人や春あらし     井出半句
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追記〈13年後の余談〉

上の写真で小4だった男の子(父親と手をつないでいる子)から今月(2024年6月)ショートメールが入った。
「9月に結婚します。ついては招待状をお届けに伺います」との予期せぬ嬉しいニュースだった。彼は我が家に避難した後、茨城県日立市の小学校に1年間編入された。その後福島県いわき市の仮設住宅に移り、中学、高校、大学を卒業後、津波と原発被害を受けたふる里・富岡町に戻り、復興関連の会社に入って活躍していると祖父である兄から聞いていた。富岡は茨城の私の自宅から150Kmも離れているので、招待状は郵送でも良い筈なのにわざわざフィアンセと尋ねて来るとは・・・彼なりの考えがあっての事なのだろう。寿司屋での会食を設定して待つことにした。結果は後述することにしよう。

第六話につづく

ジャズライフ Bria Skonberg “Into Your Own”

この一ヶ月は、商業・住宅部管理組合の理事会、マンション管理組合の総会、臨時実行委員会、ブロック管理組合の総会があり、いずれも議長を務めました。参加者からの質問で予想していない展開になることがあり、色々勉強させてもらっています。これと卓球で身体を動かす回数が増えてすこし疲れていたのかもしれませんが、静かに聴ける曲がいいと思い、見つけたのが今週のアルバム”Into Your Own”です。アーティストはBria Skonbergで昨年11月に紹介しましたがトランペッターでありヴォーーカリストでもあります。軽やかな彼女の声とトランペットは耳に心地良いです。《R.O.》

01-Come into Your Own 4:17
02-Three Little Words/Sir Duke 4:00
03-Little Girl 3:32
04-Share the Wealth 4:16
05-Break My Fall 6:12
06-Let’s Go All In 5:15
07-Julia 4:50
08-Six More Weeks 4:40
09-Whinin’ Boy Blues 4:23
10-All My Life 4:46
11-Why Do You Do? 2:41
12-Go Tell It 3:19

編集後記 「無料アプリ」

音楽を聴く、動画を観る、図やチャートの作成、動画・画像の編集、チラシの作成、翻訳をする、大きなファイルの転送など、様々な場面で無料アプリを利用しています。これまで快適に使用してきた無料アプリも、最近では使用中に突然広告が表示されることがあります。特にYouTubeは広告を導入していましたが、最近は広告の頻度や長さが増え、ヨガをしている最中に広告によって中断されると不便を感じます。でもYouTube Premiumプランに月額1680円もかけるのはちょっと躊躇します。しかし、無料版でも利用は可能なため、この程度の広告なら我慢しようと思います。《R.O.》

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