雑貨屋ウィークリー1355号

雑貨屋のひとり言「スタグフレーション」

2022年3月初めころまでは1ドル115円くらいで推移していたのにわずか1カ月半で130円になってしまいました。これまで日本円が買われるのでなぜだろうと不思議に思っていましたが、日米の金利差が大きく乖離し、もう円を買う人がいなくなったということですね。多くものを輸入に頼っている日本は全てに影響してきています。長期間のデフレで日本は安くなるのが当たり前のようになっていて収入が上がらない悪い状態が続いていました。そんな悪い状態なのに物価だけが上がる悪いインフレ「スタグフレーション」になっています。日本は1970年代、第1次オイルショック後にスタグフレーションを経験していますが、まだ日本人の平均年齢が若かったので切り抜けられたと思います。今は高齢化が重なっているのでそんな回復力があるように思えません。これからますます状態が悪化し日本の価値がどんどん下がっていくのが心配です。《R.O.》

川柳(東京・成近)

(川 柳)

また何かねだる気らしい子の笑窪

そんなことあったね笑い合う夫婦

うっかりを笑えるうちはまだいいが

脱税の億が庶民をあざ笑う

穏やかな笑顔 波乱の過去は伏せ

( ニュースひとりよがり)

「10連休」

いいなあ —ウクライナ

「円安ダイエット」

こんなに痩せました —福沢諭吉

「スーパードライ値上げ」

のんでください —アサヒビール

河合成近

茶子のスパイス研究 日本のお宝探し旅④ サンライズ出雲と出雲駅周辺

3月28日月曜日から始まった日本のお宝探し旅は、あと2日。ちょうど週末の4月2,3土日は最後の旅になる。その前日の金曜日の夜に東京に戻り翌日土曜日に再び東京駅から今度は出雲へ向かった。

島根県出身の友人が米国から久しぶりに日本に帰ってきた私に“日本人だったら出雲神社に1度は行かないと”と15年前ぐらい前だったか車で案内してくれた。その頃も何も出雲神社の知識が無いまま出雲神社を訪れる事になった。大国主とウサギの像を見て友人が神話に出てくる因幡の白兎の話をしてくれた。巨大なしめ縄と何だかたくさんウサギの像があったのは覚えているけれど何故なのかその意味やそこに祭られている神様が誰なのかは覚えていない。次回は事前に調べてから行こうと思う。

今回、出雲に行くのを決めた理由は人気のサンライズ出雲の寝台車に乗ってみたかったからだ。いずれ友人がLAから日本に来た時に案内する事になっているので出雲駅周辺とそこから出雲大社への行き方、宿泊の情報を得るだけでもいいと思った。週末東京からのサンライズ出雲は、やはり満杯だったので行は東京駅から朝7時3分発のひかりで新神戸、さくらに乗り換え岡山駅からやくもで出雲市駅へ到着するコースを決めた。出雲市駅には午後2時12分到着。その日の夕方6時53分発で出雲市駅から東京駅にUターン。サンライズ出雲に乗る為に出雲市駅での滞在時間は4時間ぐらいしかない。出雲市駅に到着して、遅いお昼を食べて駅の周りを散策して、駅前にあるランプの湯という温泉で時間を過ごせば、ちょうどいい。そんなわけで出雲に行ったのに出雲神社には行かずに周辺を散策して温泉でリラックスする事にした。観光案内の人に短時間で散策出来る場所を聞いたら川沿いの桜が綺麗ですと勧められた。行って見ると本当に春爛漫。風に桜の花びらが舞い風情があった。やっぱり桜は日本の桜が綺麗だ。世界の人にも愛される桜になって、これも日本のお宝だ。先人達に感謝。

駅から近い町の商店街を歩いていると蔵を改造したカフェを見かけた。シャッターが閉まったアーケードを歩いていると新しいブティックやレストランもポツポツ開いていた。その中で古民家を改造したお店があって発酵文化研究会と書かれてあった。何だろうと入って見たら、その日は地元の若者が手作りの器やアクセサリー、アロマグッズ、自前で焼いたパンやクッキーを持ち込んで販売しイベントをやっていた。普段は軽食や飲み物を提供している店らしい。シャッターが閉まったアーケードはかつて賑わっていたのだろうと寂しげな感じがするものの、ポツポツと新しい試みでユニークな店がオープンし始めている。サンライズ出雲の終点駅でもあるし、今後もっと発展していく可能性に期待したい。そして町をのんびり散策した後に駅前にある温泉ランプ停に向かった。急ぎ足の旅でゆっくり温泉につかっている時間が無かったので今回は出発時間までゆっくり温泉につかった。こぢんまりとした温泉だけれど庭にある竹の葉がサラサラ揺れて落ち着く雰囲気だ。中途半端な時間だったせいか人も2~3人ぐらいしかいなかった。夜行列車サンライズ出雲の中でもシャワーを取る事は出来るのだけれどリミットのあるシャワーチケットを買う為に並ぶのも嫌だし出雲駅前に温泉があるというのも便利で良かった。

サンライズ出雲は約11時間の列車の旅。東京から出るサンライズ出雲もサンライズ瀬戸も一旦岡山で泊まりそこで列車が切り離されて其々の方向に分かれて行く。今回は帰りだけは何とかサンライズ出雲のチケットが取れた。でも個室は満杯だったので伸び伸び座席(1番安い寝台車のシート)が、わずかしか残っていなかったのでそれにした。シートは1階と2階にわかれており私のシートは2階、思ったよりも広く足元の通路側にはカーテンが付いていて肩のあたりまで仕切があるので両隣の人の顔は見えない。足元にはカバーが付いた毛布が用意されていたけれど枕は無かった。枕はいつも持ち歩いている袋に洋服を詰めて枕にした。床は絨毯が敷き詰められていて床暖房になっているのか暖かかった。ただし、キャンプに慣れている人以外には、絨毯とは言え背中が痛くなると思うのでお勧め出来ない。体力がある人は夜行列車や夜行バスを使って旅の移動に利用すると時間を有効に使えるので便利だ。

明日は早朝の日曜日に東京駅に着く。Japan Rail Passは、その日の夜中の12時まで有効期限がある。明日はどこに行こうか、、、、まだ、決まらないまま仮眠する事にした。

スパイス研究家 茶子

ジャズライフ Almost Here “That’s the One”

個人輸入したKlipschのスピーカー(R-15M)は予定より一日早く届きました。トラブルなく輸入できました。残念ながら円安なので今後はしばらく個人輸入は見合わせようと思います。R-15Mは高能率でアンプの音量をそのままでヤマハのNS-BP200から繋ぎ変えただけで音量が倍以上になりとてもパワフルに聴こえます。低音がしっかり出るアメリカ人好みのスピーカーだと思いました。

KlipschのスピーカーのレビューをしているYouTube動画で流れていたジャズがとてもいい曲だったのでスマホアプリ(Shazam)を使ってアルバムを探しました。Almost Hereというグループが演奏しているCoffeshop Storiesという曲でした。Saxの柔らかい響きと軽快なピアノそしてベースの低音が上品なハーモニーを醸し出しているアルバムです。《R.O.》

Almost Here “That’s the One”

1-Like Someone I Know 3:10
2-After Hours Dinner 4:07
3-For All I Know 3:34
4-Coffeeshop Stories 3:07
5-Whenever You Speak 2:41
6-Hope Never Fades 2:49
7-Tuxedo Required 3:08
8-Open Sign 3:07
9-That’s the One 3:55

編集後記「ウルトラワイドディスプレイ」

長年使ってきたディスプレイが壊れたので新しいディスプレイを購入しました。テレワークをやっている人に人気のある29インチのウルトラワイドディスプレイにしました。帰国してから購入した3台の液晶ディスプレイはすべて日本製でしたが、今回はコスパの優れているLG製にしました。ディスプレイ面が湾曲しているものもありますが私は平面を選びました。画面サイズの横縦比率がこれまでの16:9から21:9となり解像度は2560×1080です。雑貨屋を編集するときはWordPressの編集画面と原稿を画面上に分割してディスプレイできるので作業がとてもやりやすくなりました。3つのディスプレイ入力端子(HDMI×2、Display Port×1)があり3台のPCを接続して切り替えることができます。個人輸入したKlipschのスピーカーを両側に並べたのでガラッと雰囲気が変わりこの前に座るのが楽しみになりました。《R.O.》

ウルトラワイドディスプレイは見やすくて作業効率が上がります。

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