ヘモグロビンA1c(HbA1c)を7.4から6.5に改善した方法を紹介します

定期検診で気にしているのが糖尿病の指標となっているHbA1cです。昨年末までは7.0%以下に収まっていたのですが、8ヶ月前、その数値が7.4%になりました。基準値は4.6〜6.2%ですが年齢を考慮しても7.0%以下にした方がいいと医者に言われていたので、この数値はかなり気になりました。毎日朝と夜にヨガもやり、夕食後の散歩もしていたのですがこれらの運動が血糖値やHbA1cの直接的な改善にはつながらないことがわかりました。もちろんこれからも適度な運動は続けていきます。

食事も食べ過ぎに注意し、ご飯もお茶碗一杯しか食べてなかったのですが、やはり飲酒が大きく関わっていたようでした。下記の3つのことを数か月実施したことでHbA1cを6.5%まで下げることができたので報告します。糖尿病の予備軍の方は参考にしていただければと思います。《R.O.》

アルコール摂取量をコントロールしないとHbA1cは下がらない

自分ではそんなに飲酒しているイメージはなかったのですが、自分に都合の良い解釈をしてそう思いこんでいたのです。毎晩、焼酎をメインに飲酒していました。コップに少しずつ焼酎を入れ、お湯で割って飲んでいたのですが、この少しずつが数回以上になっていたと思います。常習的に飲酒すると飲酒量が知らず知らずのうちに増えていきます。今から考えると1日のアルコール摂取量が許容値とされている20gどころではなく30gは軽く超えていたと思われます。30-35gは25度の焼酎だと150-175ccということになります。1.8リットル入りの焼酎が10日から12日くらいで空になっていたので計算が合います。(焼酎以外にもたまにワインやビールを飲んだこともあります。)このアルコール量をほぼ毎日摂取していたわけですから、すい臓に負担をかけていたということになります。

禁酒せずにHbA1cを下げられます

4ヶ月前にようやくこのことに気づき(なんとなく分かっていたが直視したということです)、アルコール摂取量をコントロールすることを決意しました。別に飲酒をやめる必要はないので1日のアルコール摂取量を平均で10g以下にすることにしました。(2か月間のアルコール摂取量の1日平均は8gでした。)アルコール10gに相当するのはアルコール25度の焼酎だと50cc、アルコール40%のウィスキーでは31cc、アルコール5%のビールでは250ccとなります。ただこれでは飲んだ気がしないので、毎日飲酒せず2〜3日に一度、もう少し量を飲むようにするか、もし飲みたければ微アルコールビールを飲むようにしています。微アルコール(0.5%)のビールはじつによくできていてビールそのものです。アルコール摂取量が少ないからといって何本も飲むと高くつくので要注意です。

ここで一番大事なことが1日のアルコール摂取量を把握しておくことです。ちょっと面倒なのですが、私の場合、毎日体重と血圧を測定してスマホのアプリに記録しているのでそこの備考欄に飲酒量を記録するようにしています。飲酒量を意識するようになりますので飲み過ぎることはありません。

すい臓からのインスリン分泌量を増やす

積極策としてすい臓の働きを良くしてインスリンを分泌を向上させるために次の二つのことを毎日やっています。

1)毎食後のかかと落とし
かかと落としで骨を刺激することで若返り物質「オステオカルシン」が出ます。そのなかには血糖値を下げる効果があります。毎食後5分以内にかかと落としを10回以上、一日で30回以上やっています。

2)足裏ツボマッサージ
足裏にあるすい臓のツボ(反射区)をマッサージすることですい臓からのインスリンの分泌が良くなります。足裏の土踏まずの上のほうにツボがあり、すい臓の反射区になっています。その部分を両足各1分揉みます。これも毎食後にやると効果的です。

健康維持のためにお酒の楽しみ方を工夫しましょう

人生の後半になると(後半でなくても)健康で生きることが一番の幸せです。特に糖尿病には気を付けないと合併症を引き起こし寿命を縮めてしまいます。
病気になりたいか、健康で生きたいか考えなくてもわかります。飲酒量を減らしても楽しめるように工夫して生きたほうがいいに決まっています。こんなことで健康維持ができるならお安い御用だと思います。私は今の数値を維持できるよう上記のことをやり続けようと思います。《R.O.》

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