雑貨屋ウィークリー1517号

雑貨屋のひとり言「Expo2025イタリアパビリオン」

世界各国が集い、それぞれの文化や技術を紹介する万博は、まるで「世界旅行」ができるような夢のような場所です。情報が簡単に手に入る時代になりましたが、本当にその国の魅力や深い文化に触れるには、やはり直接感じる体験が大切だと改めて思います。

そんな中で私たちが訪れたのが「イタリアパビリオン」です。特に人気が高く、なかなか予約が取れないことで知られています。ところが4月末に、YouTubeで「Italy Expo 2025」というアプリを使うと予約が取りやすいという情報を見つけ、さっそく試してみたところ、6月2日の予約が取れました!

当日は予約時間ぴったりにしか入場できませんが、その分スムーズに案内されます。まずは劇場のような空間で、大画面を使ったイタリア紹介の映像を鑑賞。そのスクリーンが開くと、奥には圧巻の展示空間が広がっていました。

まずはじめに私達を出迎えてくれたのが「ファルネーゼアトラス像」です。2世紀に制作された古代ローマの大理石彫刻で、アジア初公開という貴重な展示です。そのほかにも、レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆スケッチや、カラヴァッジョの《キリストの埋葬》など、イタリア国内でも一度に見ることが難しい国宝級の芸術品が展示されており、息を呑むような美しさでした。

これまで見たどのパビリオンよりも感動が大きく、心が動かされる体験でした。「その国を知るきっかけになる」という万博の醍醐味を、まさに体現するような展示でした。イタリアパビリオンの人気が高いのも頷けます。《R.O.》

川柳(東京・成近)

 ( 川 柳 )

出世魚 挫折 回転皿に乗り

人脈の貧しさ繋ぐ縄のれん

今更の自惚れ歳に笑われる

飛ぶ夢を紙風船と折り鶴と

お前も堕落したなと遠い日のロマン

 (ニュースひとりよがり)

「天覧試合のホームラン」

永久に不滅です ー 日本野球

「古古古米復活」

ヨシッ わしらも ― 高高高齢者

「理事長に女性棋士」

将棋連盟もなかなかやるな ー I T

河合成近

龍翁余話(887)「天然色の夢と寝言」

翁、近年、『天然色の夢』を見たり『寝言』が多くなったりしている。普通『天然色の夢』『寝言』は(朝起きたら)直ぐに忘れてしまうものらしい。翁の場合も(今までは)翌朝目が覚めると「どんな天然色の夢」だったか、「寝言」だったか思い出せないことが多かったのだが、それが近年、やたら、しっかり覚えており、『寝言』はともかく、「昨夜(実は朝方?)見た『天然色の夢』の続きをもう一度見たい」と思うことしばしば・・・

翁の『天然色の夢と寝言』を吐露する前に――「睡眠」には「レム睡眠」(脳は活動しているが体は休んでいる状態)と「ノンレム睡眠」(脳と体を休ませる状態)の2種類があるそうだ。この「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」は、健康な人は1晩のうち約90分ごとが1セットとなっており、例えば7時間睡眠の場合、このサイクルは4~5回繰り返されるそうだ。そして『夢』を見たり『寝言』を言うのは、たいていが「レム睡眠」の時間帯と言われている。

ではまず、比較的新しい『天然色の夢』から――さる4月21日から大分県の故郷に帰省、5月21日に帰京するも突然の風邪(37.7度=38.5度の高熱)に襲われ6月6日までの6週間、一度もゴルフクラブを握ることもなく、ひたすら風邪(高熱・咳・鼻水・喉の痛み、食欲不振による体重激減など)との闘いの日々が続いた。その間、パソコンのプロバイダー(業者)変更、新規システム移行への学習など、老体の翁にとっては“地獄のような試練”の連続だった。そんな時の数日前(6月初旬)のある夜(早暁?)“実に楽しい夢”を見た。青い空、広々としたコース、燃えるような赤いハイビスカス・・・あ、このゴルフ場は翁がかつて行ったことがあるハワイのゴルフ場か?何ときれいなゴルフ場だろう。そしていざ、ティーグランドから第1打(ドライバー)を打とうとした時、突然、周囲が薄暗くなった。ドライバーを打とうにも打てない。「あれ?いつの間に夕暮れになったのだろう?周囲には誰もいない(思い起こせば最初から誰もいない)・・・で、ハッと目が覚めた。思った。2019年までの約40年間、毎年ハワイに行き、いろんな島の、いろんなゴルフ場でプレーして来た翁だったが2020年からの“コロナ禍”と円安のせいで6年間、海外旅行が出来なかった翁、そして、卑近の「帰省」と「風邪」による6週間のノープレーがストレスを生み、こんな夢を見たのだろう。ちなみにハワイのゴルフ場の(一瞬の)『天然色の夢』は“総天然色”だったかどうか、定かではない。

近年『寝言』が多くなったことに翁自身、驚いている。驚きには2つの理由がある。1つは『寝言』と言うのは、普通は傍に寝ている人、周りにいる人が認識し、本人はほとんど覚えていることが少ないのだが(あるいは『寝言』そのものを発したことすら覚えていないそうだが)近年の翁、単なるムニャムニャ『寝言』ではなく、それこそ周りに人がいたら「龍翁さん、何の演説をしているのだろう」と思われるかも知れないほど理路整然とした“しゃべり”であることを、翁自身が自覚しているのだから不思議、これを果たして『寝言』と言うかどうか判断が分かれるところだが・・・“朦朧”(もうろう=ぼんやりしてはっきりしていないさま)、“茫然”(ぼうぜん=ぼんやりして物事がはっきりしていないさま)の「レム睡眠」、つまり意識が混濁しているような、まどろんでいる状態の睡眠時間帯だから、翁はこれを“半覚醒寝言”(翁の造語)と言っている。

“半覚醒寝言”の実例――翁2020年からの”コロナ禍“以前、つまり、2019年までの「終戦の日」(8月15日)には、必ず靖国神社に参詣していた。かつては翁が制作した戦争ドキュメンタリー映画『私たちは忘れない』が(遊就館映像ホールで)毎日上映されていた。したがって、今日の日本の平和と繁栄の礎となられた当神社に眠る約247万人の英霊たちに感謝と慰霊の誠を捧げることは(日本人として)当然の責務である、と考え、今でもなお靖国神社奉賛会の会員として”やすくにの祈り“を続けている。

“やすくにの祈り ともに未来へ”――この標語は、1999年の「靖国神社御創建130年記念年」に翁が作成した標語である(その後、2014年までの15年間、靖国神社の公式標語として使用されていた)。では“やすくにの祈り”とは何ぞや――「今日の日本の平和と繁栄の礎となられた多くの戦没者に感謝と慰霊の誠を捧げることは勿論のこと、今後再び“英霊”を祀る社(やしろ)を造るような世の中であってはならない。つまり“やすくにの祈り”とは、未来永劫、戦争回避・平和建設への祈りである」(龍翁の基本思想である)――

翁の最近の『寝言』(半覚醒寝言)は、実は上記“やすくにの祈り ともに未来へ”の基本思想を明確に口述したものである。何故“明確に”か、それは翁が『寝言』を発した時点から“半覚醒”状態であったからであろう(「ああ、オレは今、眠っているのか起きているのか分からないが、言うべきことは言わなければ」という無意識の意識が働いたような気がしたから)・・・8月15日の『終戦記念日』でもないのに何故、こんな『寝言』を発したのだろう。こじつけかも知れないが靖国神社御創建は1869年(明治2年)6月。今年2025年の6月は(明治天皇の思し召しによる)御創建156年目に当たる。

こんな途方もない『寝言』の原因にはストレス・うつ病・睡眠不足・アルコール摂取などがあると聞く。うつ病とアルコール摂取は、翁は関係ないが、ちょっと心配なのが「睡眠時無呼吸」「レム睡眠行動障害」の2つ。特に「レム睡眠行動障害」は高齢者に多い睡眠障害の1つ、パーキンソン病の発症と関りがあり、(翁のような)“演説的寝言”“対話的寝言”が多くなり、しかも大きな声を出す、叫ぶ、夢の内容に反応した『寝言』が頻発するようになる、とのこと。これは恐ろしい。この「レム睡眠行動障害」を防ぐには――その方法を学ばなければと焦っている昨今である・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「岩手県花巻東高等学校」

この学校は今、日本人の誇りとして輝いている大谷翔平さんの出身校。あまり野球に詳しくない私でもイチローさんや大谷さんの活躍を見て卓越した技術や身体能力以上にメンタリティー精神力の強さ、人柄がどこから来るのかと言う事にはとても興味を持っていた。
今回、この5月LAのご夫婦からのお誘いで1週間の東北バスツアーにご招待して頂いたお陰で(感謝)大谷翔平さんが過ごした高校にも訪れる機会があった。

学校の正門の前に行くとLAで活躍する大谷選手や菊池選手の大きな垂れ幕が掛かっていて眩しいくらいの存在感があった。そして嬉しかったのは正門の右手に二宮金次郎氏の像が置かれ高訓として感謝、報恩、奉仕、勤勉、進取という言葉が書かれてあった。
大谷選手が自分達の高校から世界に羽ばたいて行ったというプライドや教育もあるのか道で行き交う高校生、野球の練習をしている学生さん皆んなが私達に“こんにちわ”と声をかけてくれた。誰もがきちんと挨拶が出来る礼儀正しい学生さんだった。

かつて日本の学校には二宮金次郎氏の像は当たり前にあったそうだ。今は、どういう理由かは、わからないけれど、どんどん撤去しているらしい。LAのリトル東京にある二宮金次郎氏の像の名前や説明が書かれてあった銅板も盗まれたままになっている。戦後教育では二宮金次郎氏がどのような環境で生まれ、どうやってその中から知恵を働かせ乗り越え生涯、村や国の為に尽くし、どんな偉業を果たしたのかを学校教育で教えなくなった事だからだろうか、、、彼の人間性が作られていった背景や思想、影響を与えられた人物などに興味が無い教師が多いのも戦後教育のせいかもしれない。

私だって小田原市の栢山駅にある尊徳記念館に偶然時間が余ったので立ち寄ったから二宮金次郎氏の事を詳しく知る事が出来たわけで、それまで働きながら薪を背負って熱心に勉強した人ぐらいの貧しい知識しか無かった。

ともかく二宮金次郎氏の生き様を知ってガツーンと衝撃を受けたくらい感動した。そしてそこで詳しく丁寧に誠意を持って説明してくださったボランティアの方の情熱にも感動した。彼の人物像は今の教育現場では積極的に教えられていないだろうから自分から調べないと知る事は出来ない。

先日、LAから来ている友人がお墓参りに神奈川に行くというのでついでに足を伸ばして是非、尊徳記念館に行ってくださいと言ったら午後に行ってきてくれたそうで報告してくれた。記念館は誰もいなかったけれど何と二宮金次郎氏の親戚だという方がボランティアで詳しく説明してくれたそうで感激したと話してくれた。

国のトップでも地域の市長さんでも学校でも上に立つ人が何を大事にするか何を優先して予算をどう配分するか、それはその人によって違ってくる。

二宮金次郎氏の言葉を高訓とする学校で過ごした大谷翔平選手の活躍はたくさんの人に元気と勇気と希望を与えている。この学校から、またどんな人がどんな分野で活躍してくれるか楽しみだ。

スパイス研究家 茶子

小春の気ままな生活 第二十四話「ブルーベリー」

先週ご近所の方から私の携帯にメッセージが入り、「ブルーベリーが熟してきたので取りに来てください。」との事でした。私は出かけていたのでとりあえず「ありがとう」とだけ返事をしました。私と主人は、ほぼ毎日別のご近所さんの犬の散歩をしています。私が行けなかった日に主人がブルーベリーを取りに来てくださいと言っていたご近所の方の家の前にブルーベリーの木が並んでいる事に気がついたと言うのです。毎日通っているのに、私も主人も全く気が付かずにいたのです。通り道沿いにあるので、数個ブルーベリーをとって食べてみるととても甘くて美味しかったのです。ブルーベリーを取りに来てくださいと言うのは、本当に木からとってくださいと言う意味だった事に気がつきました。まさかご近所でブルーベリー狩りができると思っていなかったため、ワクワクして自宅からザルを持ってきてブルーベリーをいっぱいとり、持ち帰りました。沢山だったので、そのままだけでは食べ切れずブルーベリーパンケーキや半分近くはジャムにしました。昨日、主人がそのご近所さんとお話ししたら、もうそろそろみんな熟して落ちてしまうので、好きなだけとって行ってほしいと言われたそうです。今日とりに行こうと思ったのですが、行こうと思った時に大雨になってしまい断念。明日またトライしたいと思います。ブルーベリーは高いので、とても嬉しいです。冷凍もできるのでできるだけいただいて来ようと思います。他の頂き方を検索してみようと思います。

それではまた来週。

小春

ジャズライフ The Kevin Hays Trio “For Heaven’s Sake”

ニューユークを拠点に活躍するピアニスト、Kevin HaysがベースのDoug WeissとドラムのBill Stewartと組んだピアノトリオによるアルバムを紹介します。全曲がスタンダードやジャズメン・オリジナルで構成されています。トリオのそれぞれの音がクリアに捉えられ、ピアノトリオの理想的なバランスを感じさせてくれています。《R.O.》

Kevin Hays(P)
Doug Wess(B)
Bill Stewart(DS)

1-Sonny Moon For 2
2-For Heaven’s Sake
3-Lady Day
4-Beatrice
5-Beautiful Love
6-It Could Happen to You
7-If Ever I Would Leave You
8-Caravan

編集後記「スマホのバッテリー消耗改善」

今年に入ってから、スマホの使い方は変えていないのに、バッテリーの減りが以前より早いと感じていました。スマホの「設定」の「バッテリー」セクションを確認すると、アプリごとのバッテリー使用状況がわかります。
Amazon Musicやラインのアプリが消費の大部分をいめていると思っていましたが、実際には今年から使い始めたVPN(仮想プライベートネットワーク)アプリTailScaleがバックグラウンドで多くのバッテリーを消費していることがわかりました。好奇心でインストールしたアプリでしたが使用頻度が少ないにもかかわらず、裏ではデータの更新が行われていたためにバッテリーの消費が激しかったようです。「設定」の「一般」にある「アプリのバックグラウンド更新」で設定をオフにすることで、この問題は解決しました。もし皆さんの中で、スマホのバッテリーの消耗が早くなったと感じている人は、チェックしてみてください。《R.O.》

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