雑貨屋ウィークリー1495号

雑貨屋のひとり言「新年のご挨拶」

新年あけましておめでとうございます。
2025年になって5日経ちましたが、みなさんはどんなお正月を過ごされたでしょうか?
年賀状の数は年々減ってきていますが、自分の周りの人たちとコミュニケーションをとる機会は増えているのでうれしく思っています。

日本はかつて誰も経験したことのない超高齢社会に突入しました。私もいつのまにか年齢だけは高齢者の仲間入りをしていますが、心身ともに元気でいられるように日々精進したいと思います。いつものように毎日ワクワクすることを考えながら、やりたいことをやって生きていこうと思います。

今年も雑貨屋仲間のみなさんと一緒に雑貨屋ウィークリーを毎週発行していきますのでよろしくお願いします。投稿したい方がいらっしゃれば歓迎しますのでご連絡ください。
雑貨屋店主 

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

のほほんに まさかまさかの米不足

米櫃の底外米に覗かれる

米高値 のんき眼鏡に出る曇り

コシヒカリ昭和の飢えを知らぬ味

飽食に驕る背中の隙だらけ

(ニュースひとりよがり)

「Uターンラッシュ」

無縁で東京着 ―箱根路の青学

「鳥インフル」

コウノトリが心配です -少子化日本

「親孝行」

介護ロボを送ってくれた ―故郷の父母

河合成近

龍翁余話(866)「巳年」

2025年(令和7年)は「巳年」。“蛇”――あのヌルっとした手足のないニョロニョロを見ると、翁の背筋に寒気が走る。つまり気持ちが悪く出遭いたくない生き物だ。したがって翁はウミヘビ(沖縄ではイラブー)・アナゴ・ドジョウ・ウナギなど蛇に似た“ニョロニョロ生物”の実物はもとより、それらの料理品も(どちらかと言うと)敬遠する。そもそも、あの気持ちの悪い“蛇”が何故、縁起物とか開運をもたらす動物として十二支に加わっているのか――『巳年』に際して、いろいろ調べてみた。

ヘビは、田畑を荒らすネズミを捕食する生き物だから、昔から穀物や作物の豊穣をもたらす「豊穣の神」として信仰の対象とされて来たそうだ。また、ヘビは脱皮を繰り返すため「復活と再生」を連想させ、強い生命力がある動物であるところから神様がヘビを十二支の仲間に入れた、と言う説もある。仏教の開祖・釈迦の生誕地インドでは、蛇(特に白蛇)は弁天財の化身として崇められているそうだ。弁天財とは福徳・諸芸能上達の神・豊穣の女神・音楽の女神・弁舌・学芸・知恵の女神・蓄財の神であるからその化身のヘビが信仰の対象になっていることは頷ける。

ヘビは世界各地に棲息しているが、日本では意外と種類が少なく、沖縄のハブを除けば本土はわずかに8種類だけ。“アオダイショウ(青大将)”は日本固有種で北海道から九州、伊豆諸島、壱岐、隠岐、対馬、五島列島、大隅諸島など、つまり全国各地で見られる日本本土では最大のヘビ(全長1.5m~2.5m)。“シマヘビ”(縞蛇)も日本固有の無毒ヘビで、日本全国に分布。体はやや細身だが全長は約2m近いものもいる。“マムシ”(蝮)も全国各地に棲息しているが、こいつはちょっと怖い。胴が太く、こぶり(体長約50cm)だが、沖縄のハブより強い毒性のヘビだ。以上の3種については翁も知っているが、以下のヘビは全く知らないので名称だけ記すことにする。“ジムグリ”(地潜)、“ヤマカガシ”(山楝蛇)、“ヒバカリ”(日計)、“シロマダラ”(白斑)、“タカチホヘビ”(高千穂蛇)、以上が本土や周辺の島々に棲息するヘビだが、種名を知らなくても「ヘビはヘビ」、気持ちの悪さに変わりはなく「警戒を要する生物」ではある。「警戒を要する生物(ヘビ)」と言えば、猛毒を持つ沖縄の“ハブ”だ。年間約60件の咬症被害が発生しているとのこと。特に危険な猛毒ハブは“ヒメハブ”、“サキシマハブ”、“タイワンハブ”の3種類だが、我々にはその区別がつかないので「ハブはハブ」として気を付けなければなるまい。

実は翁“沖縄のハブ”については懐かしい思い出がある。翁はかつて『ハブ捕獲作戦』のスペシャル番組(テレビ東京)を製作したことがある。沖縄県衛生環境研究所ハブ研究室(ハブの生態調査・ハブ咬症研究・ハブ血清作成などを行なっている研究室)の協力を得ての取材・撮影だった――それは某年の蒸し暑い初夏の夕方だった。同研究室のスタッフ・Sさんに同行して貰い、名護市の“ハブ獲り名人”Kさん宅を訪ねた。40歳代とおぼしきKさん夫婦は、二人とも“ハブ獲り名人”だった。勿論、研究室のSさんとも顔馴染み。Kさん夫婦は、早速“ハブ獲り”準備に取り掛かった。長靴・ヘルメット・懐中電灯・ハブ捕獲棒・捕獲したハブを入れる丈夫な袋・背負い駕籠などを準備した。服装は(二人とも)デニムパンツ(ジーンズのズボン)に薄めの長袖シャツ。そして我々取材班は4人。

夕食の後、日が暮れるのを待って(確か夜の8時頃だった)、2台の車(前はKさん夫婦とSさん、後ろは我々撮影スタッフ)で、と、ある山林に行った。その山林が何処だったか覚えていないが、名護市のKさん宅からそれほど遠くない場所だったと記憶する。

2台の車は山林の入り口で停車、Kさんから「なるべく音を立てず、話し声も控えて下さい」と注意され、Kさん夫婦とSさんの(約5mの)後ろに従った。間もなく、Kさんが我々取材班に手で合図を送ってくれた。Kさんが指さす方向の樹木に目をやると、薄緑の葉っぱと(ほとんど)同色のハブが小枝に横たわっている。その場所に懐中電灯の灯りが照らされた。カメラは回った、ハブの不気味な顔(アップ)がモニターに映し出された。Kさんが“ハブ捕獲棒”(ハサミ式の棒)でハブを挟み、地面で待機している奥さんが広げる袋の中にハブを投げ込み、素早く袋の口を結んだ。袋の中でハブは(多少)暴れ回っていたが、袋の上からKさんに棍棒で叩かれると、直ぐにおとなしくなった。それから約1時間、同じようなハブ捕獲が行なわれ、計3匹を捕獲して“ハブ捕獲作戦”は終了した。ちなみに翁、当時はすでに沖縄県内には多くの友人がいて「沖縄をよく知る“やまとぅんちゅ”(本土人)」の1人だったので街を歩いていても、ゴルフ場に行ってもハブ対策は怠らなかった。聞くところによると、現在の沖縄では(前述のように)1年間、ハビに噛まれる事故は60件ほどあるとのことだが、ハブによる死亡率は激減しているとか。「県のハブ被害の防止キャンペーン」「市民の自主的ハブ被害防止対策」「旅行者のハブ知識の啓発」「県ハブ研究室の血清研究開発」などの成果によるものだろう。

ところで、先ほど「ヘビは“豊穣の神”、“復活と再生の神”“弁天財の化身”であるところから神様がヘビを十二支の中に加えた」と書いたが、実は、十二支が生まれたのは今から約3000年前の中国の殷(イン)の時代。当初は「子丑寅・・・」だったが、時代が下って今から約2000年前の後漢の時代、王充(おういつ)という人物が人々に十二支を普及させるため、覚えやすい身近な動物「鼠牛虎・・・」を割り当てて文献を書いたことが始まりだと言われている。ともあれ、今年は『巳年』、「巳」は胎児の形であり「新しく生まれる」「将来・未来がある」「子孫繁栄」「家族平和」などの意味があるそうだが、翁は、やはり

「日本の復活と再生」を期待したい2025年である・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「米国の夜明け」

日本は今年で戦後80年。それなのに今だに米国に潜んでいるワシントンの闇に支配され続け独立国だと思わされてきた事が自分の勘違いだった事を昨年深く認識させられた年になった。
この闇に支配されてきたのは日本だけでなくアメリカ国民や他の国にも及んでいる。
おまけに、かわいそうな日本は隣国から政治的な意図で敵対視され脅かされる度にへーコラお金を貢ぎ、特にこの数年は国家観の無い情けない政治家のリーダーの元、私たちは暮らしている。

日本の文化や大半の日本国民は良識があり思いやりがあり能力があり優しい。日本という国のブランド力は海外に住んだことのある人だったらわかると思う。ただ、日本人は持っている能力があるのに自信が無い人が多く内向きになっている人が多いように思える。特に今の若者は海外に出たがらない人が多くなった。それは戦後教育によって歴史も歪められ日本人の誇りとすべき物や人、価値観を捨てさせられてきたから仕方がなかったのかもしれないけれど、、、

たった1度の敗戦でこんな惨めな思いを80年も続けてきたなんて、もう良い加減真っ向から言いたい事を本音で言っても良いと思う。
来年からトランプさんが大統領に返り咲き今後どのようになっていくかは日本にも大きく影響するはず。米国民主党の牛耳るメディアをそのまま今も垂れ流している日本のメディアはトランプさんの今後の政策には悲観的だ。
今まで隣国に寄り添った報道をし続けメディアを牛耳り総理大臣さえ自分のお膝元に呼びつけていたドンのW氏が98才で亡くなられた。今後少しは風通しが良くなるだろうか、、、

そんな中で去年の12月28日、暮れも押し迫った時に6時間に及ぶThe Core Forumというイベントが大宮で行われた。今後の米国の政策や動向に詳しい専門家、私の興味ある歴史家もパネルリストに載っていたので参加してきた。其々ゲストスピーカーの人達からは、たくさんの驚くような情報を提供してくださった。その中で印象に強く残ったのはイーロンマスク氏の提言とロバートケネディジュニアの提言。

これについては次回、、、、

スパイス研究家 茶子

小春の気ままな生活 第三話 『カリフォルニア州とテネシー州の違い』つづき

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
テネシー州のお正月はとても静かで心地よいものとなりました。

カリフォルニア州に住んでいた時は、午前12時の新年になる少し前から花火や銃声?の音が聞こえていました。

テネシー州での新年はどうなのかな?と主人に尋ねて耳を澄ませると、家の中からは何も聞こえず、主人はすかさず外に出てみました。私もすぐ後をついていくと、遠くから微かな花火の音か聞こえました。それも長くは続かず、安らかな新年を迎えるのは何十年ぶりなんだろうと実感しました。まだまだ、毎日カリフォルニア州との違いを感じています。

さて、先週の続きをお伝えしたいと思います。

<ガソリン>

カリフォルニア州からテネシー州へは車で移動しましたが、途中どの州だったか覚えていませんが、ガソリンスタンドに寄った時に、”Contains up to 10% ethanol.”という表示がガソリンのパンプの脇に表示されていました。主人曰く、エタノールを加えることによって、ガソリン価格を安くできるそうで、確かに、カリフォルニア州ではガロン、5ドル台のガソリンが、エタノールを加えている州では2ドル台でした。もちろんテネシー州も主にエタノール入りのガソリンが主流です。100%のガソリンを売っているガソリンスタンドを探すのに苦労しました。地元の人に聞いても、知る人は少なく車で30分ほどかかるガソリンスタンドまで行った事もあります。最近、隣町で数件100%のガソリンを売っている所を見つけることができたので安堵しています。エタノールが入っているガソリンを入れると、車のどこかのパーツ(ホース?)が固くなり、何年かすると交換しなければいけなくなるそうです。

<芝刈り機>

カリフォルニアでは庭の芝刈り機は手で押すタイプですが、テネシーでは庭が広い家が多いので運転できるタイプの芝刈り機で庭の手入れをします。最初は映画の「Forest Gump」で見た小さな車みたいな芝刈り機と思っていましたが、ゼロターンと言う商業用の様な芝刈り機があったのです。大きいゴーカートの様な物で、パワーは半端ありません。芝刈り機を買いにいくと、オススメの芝刈り機はアメリカ製。でもエンジンは、アメリカ製とカワサキのモデルがありました。私はどちらでも良かったのですが(エンジンの事は調べていなかったので選べなかった)、主人の意向でカワサキのモデルを購入しました。話によるとこの芝刈り機のメーカーは、ホームセンターに下ろすモデルでアメリカ製のエンジンを安く作っていたらしく、長持ちしなかった事があったそうです。でも、カワサキはやすいモデルを作らなかったそうです。まあ、私たちが購入したモデルは、ホームセンターのモデルでは無かったので、関係はなかったのですが。値段は、中古で購入した娘のフォードより高かったです。ちなみに、秋以降は芝生は茶色くなり、刈る必要がないので、芝刈りはまだ一度しかしていないですが、初めての芝刈りは2時間かかりました。

Ferrisというゼロターンの芝刈り機

芝生といえば、カリフォルニアはスプリンクラーで水を撒かなければ芝生は枯れてしまいます。引越しの前に、不動産屋さんに庭のスプリンクラー(水まき)に幾ら掛かるか質問したら、「テネシーではスプリンクラーなんかはありませよ」と笑われました。雨が十分降るので、水はやらなくても良いと言う事です。先日、マサチューセッツでスプリンクラーの水抜きをする為にホームセンターにコンプレッサーを借りに走るユーチューバーさんを見ました。霜が降りる前までに水抜きをしておかないと、水道管が凍って破裂し、尋常ではない程の修理費が掛かるそうです。

今回の引っ越しで、カリフォルニアがどれだけ気候に恵まれているか再確認しました。 

​今週はこの辺で、また来週。

小春

ジャズライフ Olepash “Olepash”

今年最初の紹介アルバムもピアノジャズにしました。歯切れのいい美しいピアノを聴かせてくれるOlepashにしました。33曲も収録されているアルバムです。ずーっと聴いていられます。《R.O.》

Disc 1
01-Remember Everything
02-Interesting Acquaintance
03-Toy
04-Intelligent Conversation
05-Simple Solutions
06-Lost Time
07-Modern City
08-Man Question
09-Train Station
10-School Times
11-Breakfast in a Cafe
Disc 2
12-In Search of Truth
13-Warm Feelings
14-In a Light Mood
15-Summer Bossa
16-Double Citizenship
17-Evening Dream
18-Slow Mo
19-Regrets of the Past
20-Note in a Book
21-Papa’s Lada
22-Ballad of Happy Love
Disc 3
23-Water Flow
24-A Mysterious Woman
25-Central Park
26-A Girl Wearing a Beret
27-Traffic
28-Waiting for Spring
29-Nocturnal Ballad
30-In a Swing Mood
31-Jazz Ballad
32-Outdoor Activities
33-A Pensive Stranger

編集後記「バスの定時発車」

昨年の夏からバスを頻繁に利用するようになりました。70歳以上の市民が利用できる高齢者バス運賃カードを作成したおかげで、市内のバスが半額で利用できるようになったのです。これにより、歩くには少し遠いスーパーやショッピングセンターにも気軽に行けるようになりました。

バスに乗っていると、いろいろなことに気づきます。例えば、バスが停留所に停車してしばらく出発しないことが何度かありました。わずか1分程度の時間ですが、早く到着した際に時間調整をしていることがわかりました。日本の電車の発着時刻が正確なのは世界的に有名ですが、街のバスでも発着時刻を正確に守って運行していることに驚きました。

たとえ1分でも早く出発してしまうと、その時刻に来たお客さんが乗れず、次のバスまで相当待つ必要があるため、とても親切なサービスだと思います。《R.O.》

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