雑貨屋のひとり言
先週は舌にできた口内炎のせいで、食事ができず、辛い思いをしました。お腹は普通に空くのでご飯を食べようとするのですが、痛くて食べれませんでした。かろうじて飲むことはできたので、牛乳で溶くコーンスープやゼリー状の食べ物で飢えを凌ぎました。体重が減り体力が落ちていきました。口内炎で痛くなったのが土曜日だったのでどうすることもできず、月曜日にようやく、口腔外科のある歯科医院に診てもらいました。幸いガンのようなものではなかったので安心しました。レーザーで焼いて口内炎の上に膜を作る処置をしてもらい、塗り薬を処方してもらったおかげで、徐々に食べることができるようになりました。口内炎はなくなり今は普通に好きなものが食べられるようになっています。ご飯が普通に食べれることに感謝しています。《R.O.》
川柳(東京・成近)
( 川 柳 )
ロボットに召し上げられた父祖の職
皺寄せが先ずは格差の底に来る
抜け駆けのトップがほざく結果論
安酒に残念会の顔が寄り
兎より亀長生きは俺の方
(ニュースひとりよがり)
「銅にも追加関税50%」
♪どうにも止まらない — トランプ大統領
「トランプどの」
エゴのミクスはだめです — 安倍元首相
「初サンマ一匹5万円」
目黒の殿様の気分です — 購入客
河合成近
龍翁余話(892)「ハワイの盆踊り」(拡大版)
2019年までの約40年間、毎年ハワイ旅行をしていた翁、2020年からの“コロナ禍”で中断させられ、この7月、6年ぶりでやっとハワイ旅行が出来た。今年の旅行の目的の1つは、翁がメンバーの一員となっている「タシロ・ファミリー」の「リユニオン」に参加するためだ。この「リユニオン」は、ハワイ諸島は勿論、アメリカ本土に住んでいる「タシロ・ファミリー」が5年に1度ハワイに集まり、先人(一世・二世)への感謝と冥福の祈り、そして「タシロ・ファミリー」であることの喜びと誇りをかみしめ“再結束”を誓い合うイベントである。このイベントは1997年に始まり、5年おきに開催。第2回目の2002年は一世(田代市蔵と妻・ナツ)が1902年(明治35年)に熊本県玉名村(現・玉名市)からハワイへ渡ったちょうど100年目に当たる記念年、翁はこの年から「タシロ・リユニオン」に参加するようになった。その時の参加人数は百数十人。以後2007年、2012年、2017年と5回続いたが、2020年からの“コロナ禍”で(2022年に開催予定だった)第6回目は中止、そして(一応“コロナ禍”が収まった)今年、第6回目が(オアフ島で)行なわれることになった次第。それにしても翁が初めてこの「リユニオン」に参加した頃は、多くの二世たちはお元気だった。中には第2次世界大戦中、ヨーロッパ戦線で勇猛果敢に戦い、アメリカ戦史に名を残した“二世部隊”の生還者が翁と一緒にゴルフをしてくれた二世もいた。三世まではほとんど日本人(日系人)同士の結婚だが、四世になると肌色の異なる人たちとの婚姻も増え、第3回以降のパーティは”国際色“豊かな会合であった。翁が初めて参加した第2回目の2002年頃に生まれた赤ん坊たちはすでに二十歳を超えた社会人、ますます”国際結婚“が広がり、今年の「リユニオン」(7月18日~20日)は更に華やかな”国際色“が見られるだろう。
翁の本棚にある『ハワイ移民史』によると、ハワイ移民は大きく分けて3パターンある。まず、明治新政府が始まって直ぐ、在日ハワイ領事館の領事が勝手に日本人労働者を募り、明治政府の許可もなく1868年(明治元年)に移住させられた「元年者」、1888年(明治19年)に明治政府とハワイ政府の間で締結された“移民条約”によって移住した「官約移民」、この「官約移民」は1894年(明治27年)に廃止、2年後の1896年(明治29年)に明治政府公認で設立された“移民斡旋会社”の斡旋で移住した「私約移民」の3つである。この「私約移民」は1924年(大正13年)まで続く。「タシロ・ファミリー」の一世(田代市蔵とナツの夫婦)は、1902年(明治35年)にこの「私約移民」によって移住した。その時の市蔵38歳。ナツ30歳、以来、市蔵夫婦の子孫は各地に広がり、現在300人を超えると推定されている。
本論の『ハワイの盆踊り』――1889年(明治22年)に某高僧がハワイで仏教の普及活動を始め1906年(明治39年)にハワイに浄土真宗(西本願寺系統)の本派が設立された。以来、盆法要の1つとして『盆踊り』が行なわれるようになったと言うから歴史はすでに100年を超える。『ハワイの盆踊り』は“ボン・ダンス”と呼ばれ、日系人やお寺の関係者だけでなく人種や世代を超えて今や“ハワイの夏の風物詩”となっている。面白いことに『ハワイの盆踊り』は(例年)6月から10月まで、ハワイ諸島のあちこちのお寺から太鼓の囃子(はやし)や盆踊りの音楽が流れるそうだ。曲もお馴染み「炭坑節」をはじめ日本各地の民謡、最近ではJ-POPまで組み込まれることも・・・
さて、オアフ島の東に位置する、全米一の美しいビーチを持つ観光地「カイルア・タウン」の一角に(1968年に創立された浄土真宗の)『カイルア本願寺』がある。前述の「タシロ・ファミリー」のリーダー格で翁の弟分でもあるデネス君(写真)がプレジデント(門信徒=浄土真宗では、「檀家」とは呼ばずに「門信徒」と呼ぶ、のトップ)を務める『カイルア本願寺』の盆踊りも有名だ。翁も過去数回見物している。今年、翁、その盆踊りに何年かぶりで参加することが出来た。

門信徒たちの手によって『カイルア本願寺』の広場にハワイの花や大きな葉っぱで飾られた櫓(やぐら)が建ち、宵闇迫る時刻ともなるとオアフ島在住の門信徒ばかりでなく地元住民、時には観光客も集まって来る。広場の隅っこには“特設屋台”が設けられ、バーベキュースティック(下段写真の右端、プレート弁当の上にある串刺し照り焼き牛肉)、アンダーギ、スパムおにぎり、弁当、ほか各種飲み物などが売られている(材料も調理も販売も、いずれも門信徒たちのボランティアによるもの)。
翁「タシロ・ファミリー」の面々からは勿論のこと、以前から顔見知りの地元民からも「お久しぶり、再会出来て嬉しいです」と握手を求められたり、飲み物や食べ物を提供して貰ったり、踊りに誘われたりの“歓迎”を受けた。6年目に会う人たち、翁を含め、それなりの変わり様はあるものの、その人たちの気持ちの温かさは以前と少しも変わっていない。そのことに翁、非常な感銘を受け喜びを感じた。6年前(いや、それ以前)幼児だった子どもたちの成長ぶりも目を見張らせた。と言うか、「ハイ、アンクル・ルウ(龍おじさん、こんにちは)と挨拶されても、はて、どこの子?誰の子だった?と直ぐには分からなかったが、それでも握手を交わした時の“ファミリーのぬくもり”が翁を悦ばせた。日本の伝統文化の1つ『盆踊り』が、ここハワイで長く続いているように『タシロ・ファミリー』の「リユニオン」(再結束)も永遠に続くことを『カイルア本願寺』に祈る翁であった・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。
茶子のスパイス研究「新しい翼で」
6月30日、JALの国際線で羽田空港からLAに行く時に搭乗ゲイトの前で報道陣が集まっていて何やらたくさんの人がいて賑わっていた。何だろうと思ったら初めて羽田からLAまで飛ぶA350という機体の紹介と挨拶を機長さんがされていた。偶然に乗り合わせた新しい飛行機の初フライトは安定していて音も静かで気分が良かった。
今回は来月に切れるカリフォルニアのドライバーライセンスの更新も含めいろいろやらなければならない事があって夏の間しばらくLAに滞在する事になった。その間、高齢の母を1人で留守番させるわけにはいかないの思い切って母も連れて行く事にした。そしてようやく長時間のフライトに耐えて母も一緒にLAに来る事が出来た。
LA訪問は母にとって今回で5回目になる。前回、母がLAに来たのは祖母の介護の真っ最中。大変な介護の中で心身共に疲れ切っていた母をせめて1週間だけでも休養に来たらと呼び寄せたのだ。あれから10数年が過ぎた。そして母のパスポートも切れたままだった。
今年の元旦、母に今年の目標を聞いたら、もう一度アメリカに行きたいと言うので気持ちが変わらないうちに早めにパスポートを申請しに行った。その際、パスポートは5年と10年があって10年の方が値段が高いけれど、どうする?と聞いたら即答で10年と答えた。
パスポートの写真も美容院に行ってからと気にしていたわりには写真を撮る前に口紅をつけるのを忘れて私が注意してくれなかったからと不満げに自分の写真を見て一言。“ま〜まるでお婆さんみたい“と言った。90歳を超えても、まだ気持ちが若い母だ。
LA出発前は1週間毎日、内科、耳鼻科、眼科、歯医者、爪と定期検診を済ませるのにも急がしかった。
そして長いフライトで私達はLAに到着した。そして7月4日米国の建国記念日を迎えた。今年もハイキングリーダーLさんのボートの上でパーティーが行われた。もう何年も前からLさんは“お母さんを連れてきたらお母さんを自分のボートに招待すると言ってくれていた。ボートから頭上に打ち上がる花火は迫力があった。打ち上がる花火を見ながらこの先の米国と日本の事を考えていた。

今年の夏はサウスベイで涼しい夏を過ごせそうなので母にとっては療養を兼ねた思い出深い夏になるだろうと思う。
日本は参院選もあって今回は特別熱い夏になりそうだ。将来の日本と米国の未来にとって大切な歴史的転換期になるかもしれない選挙だからだ。
またサンペドロから、いろいろご報告致します。そして米国から日本の状況を見守っています。
スパイス研究家 茶子
小春の気ままな生活 第二十八話「高校生のなりたい職業ランキング」
今週のお話をどうしようかと悩んでいたら、ふと今時の日本の高校生のなりたい職業は何かと検索して見ました。公務員や教師、医療系の職業が上位にランクインしていると出ていました。また、IT関連の職業や個性を活かせる職業も人気があるそうです。
公務員や教師、医療系の職業が人気の理由は安定性や社会貢献を重視する傾向からだそうです。確かに安定志向は昔からあったものの、近年の日本ではさらに安定を希望する人が増えたのでは無いでしょうか。最近の日本の教育現場は良くわかりませんが、アメリカの公立学校の水準は低くなる一方です。40年近く前に渡米した時は、まだアメリカの学校では各個人の才能や希望を伸ばす先生が多かったと思いますが、私の娘の時代(ここ10年以内)には昔の日本の様に一生懸命勉強をして良い仕事に就くという先生が多くなっていた事に驚きました。昔のアメリカは、個人の興味のある職業・夢に向かってお仕事を選んでいました。もちろん今でもそういう人もいると思いますが、私の知っている娘の同級生の親はとにかく勉強・成績第一の親が多かったです。また、親が過干渉のため、子供も自分の興味のある事も分からないという子もいました。私の娘は、学校の科目には全く興味がなかったため、成績はいつもギリギリでした。(選択で選んだファッションのクラスだけはトップでしたが。)私は高校を卒業してくれればそれで良いと思っていたので無事卒業してくれて安心しました。そんな娘は小さい頃から興味はいつでもあり、やりたい事は必ずありました。私も主人もやりたい事はいつもあったので、娘も興味は必ずあるだろうと疑いもしませんでした。娘の小学校一年生の担任に「うちの子は二人とも大学生だけどまだ何になりたいか分からない。」と言われた時には驚きました。何になりたいかと、生活のために何になるべきかは別だと思います。難しい選択です。誰もが生活をするために仕事をするわけで、好きな事で生活できるのが一番ですがそれでは収入は最初からは安定して入るとは限りません。そこで一般的には安定した職業を選ぶことになるのでしょう。
医療関係の仕事も比較的安定しているのでしょう。私のいとこにも看護師をしている人がいます。収入も良く一人で生活できています。また、近年さまざまな病気が増えている様なので、人手も足りないのでは無いかと想像できます。テネシーに引っ越して来て最初は仕事を探そうと思い求人を見ていると医療関係の仕事が多く載っていました。
生活の為に仕事は必要ですが、世の中がもう少し豊かになり子供たちが自分の興味のある仕事に夢を持てる世の中になって欲しいと思う今日この頃です。
また来週。
小春
ジャズライフ Richie Beirach Trio “Manhattan Reverie”
『Manhattan Reverie』はRichie Beirach のピアノ、George Mraz のベース、Billy Hart のドラムが見事な完成度が堪能できるアルバムです。穏やかで美しい音世界の中に、知的で刺激的なフレーズや深い表現が散りばめられていめす。上質なピアノトリオの紹介です。《R.O.》
01-You Don’t Know What Love Is 《 D. Raye, G. DePaul 》(5:14)
02-On Green Dolphin Street 《 B. Kaper 》(6:04)
03-If I Were A Bell 《 F. Loesser 》(6:35)
40-Manhattan Reverie 《 R. Beirach 》(5:07)
05-Etude (No.6 in Eb minor , Op.10) 《 Chopin 》(8:49)
06-Transition 《 J. Coltrane 》(9:02)
07-Stella By Starlight 《 V. Young 》(8:34)
08-Veils 《 R. Beirach 》(5:37)
09-Blood Count 《 B. Strayhorn 》 (6:30)
10-Footprints 《 W. Shorter 》(7:52)

編集後記「怪しい冷却ファン製品」
異常な暑さが続く毎日ですがYouTubeを見ていると怪しい商品の紹介動画がでてきます。その中でポータブル冷却ファンのインチキ中国商品が堂々と紹介されています。
それもYAMADA電機やパナソニック、などの日本のブランド名や大学名を語った悪質な動画です。不自然な日本語の使い方もあり、内容を聞いていても怪しいとわかるのですが、つられて買う人もいるようでテレビでも注意を呼びかけていました。ユーチューバーの中には、わざとそれらを購入してインチキ商品の中身をバラしてくれてる人もいます。
格安だと思って購入すると、商品が来ないこともありますし、全く違う商品が来たりします。クレジットで買うと、クレジット情報が抜き取られることも心配です。こんな不法なインチキ商品の動画を許しているYouTubeもどうかと思います。Amazonでも怪しい商品がありますので、くれぐれも注意してください。《R.O.》
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