雑貨屋のひとり言「エコロジーの輪」
お客さんからブランド品、貴金属品、不用品なんでも買い取ってくれるEcoリングという会社があります。私は使ったことがありませんが、店があるのは知っています。ブランド品、貴金属は中古でも価値があるのでリセールできますが、長く使用したおもちゃやスポーツ用品、服など買い取ってどうするのだろうと思っていました。タイにEcoリングのお店があり大勢のお客さんが開店前に店の前で待っている光景をYouTubeで紹介していました。開店するとお客さんは店の中になだれ込み並べてある中古品を競って買っていました。タイにあるEcoリング店で売られているのです。メイドインジャパン、ユーズドインジャパンはとても人気があり、飛ぶように売れています。日本人によって丁寧に扱われた物は中古品でもきれいですし、しかも日本製品はしっかり作られており、丈夫なのでタイの人は喜んで買っていくようです。本当にエコロジーの輪なんだと、この動画を観てちょっと嬉しくなりました。《R.O.》
川柳(東京・成近)
( 川 柳 )
独裁の強気が陰でつく吐息
核がある核があるさと四面楚歌
核ボタン疑心暗鬼が撫でている
原発の是非のここにも族議員
人類は利口か馬鹿か原子の火
(ニュースひとりよがり)
「永田町激震」
裏金自震と命名 −政界
「同志へ」
解散パーテイ準備中 —安倍、二階、岸田派
「芥川賞、直近10回で女性9人」
令和っていい時代ね —紫式部
河合成近
龍翁余話(817)「指導者の無謀による惨事」
スポーツ界、企業(会社)内、企業の所属スポーツ・文化グループ、警察や自衛隊(昔は軍隊)、学校の部活などで、『指導者(リーダーやインストラクター)の無謀による惨事』が後を絶たない。『指導者の無謀』の裏には(指導者の)「権威欲」「征服欲」「虚栄心」「金銭欲」「見栄っ張り」「いびつな自尊心」などの異常な心理が動いており、そういう指導者には、往々にして客観状況分析能力の欠落、周辺の人間(関係する人々)の心に思いを致さない、などの人格障害者(欠落者)が多い。例えば、スポーツ界や学校の部活においては“優勝する”こと(トップになること)だけを最大・唯一の目標とし、そのために選手や部員に過酷な訓練を強いる。企業(会社)や団体(警察や自衛隊など)においては所属部署と当該リーダーの成績を挙げるため規則(ルール)や人間的マナーを逸脱する“無謀強要”が常態化する。いわゆる各種「ハラスメント」の横行だ。
ハラスメント(相手に対して言葉や行動で嫌がらせを行なうこと)の種類は沢山ある――
「パワーハラスメント」(パワハラ=職場で働く者に対して職務上の地位や人間関係などの職場での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為)。「セクシュアルハラスメント」(セクハラ=職場において働く人の意に反する性的な言動が行なわれ、それを拒否すると解雇・降格・減給などの不利益を与える、また、性的言動が行なわれることで職場環境を不快にし、働く人の能力の発揮に悪影響を及ぼす)、「マタニティハラスメント」(マタハラ=妊娠・出産・育児に関して、女性労働者が職場で受ける不当な扱いや嫌がらせのこと)、「ケアハラスメント」(ケアハラ=働きながら介護をしている従業員に対し、嫌がらせをしたり必要な制度を利用させなかったりするなどの行為)、「モラルハラスメント」(モラハラ=職場やグループ内において、優越的な関係だけでなく同僚間でも行なわれる嫌がらせ、例えば同僚間で人格否定をする侮辱・無視・悪口・プライベートの過度な詮索や監視など)、「ジェンダーハラスメント」(性別を理由とする嫌がらせ、例えば男女別役割における違いの強要や男女差別発言、キャリアや昇進に関する差別、プライベート干渉など)、ほかにも「○○ハラスメント」があるが、いずれの「ハラスメント」も、立場、優位にある者、上司・指導者(リーダー)によって行なわれる「ハラスメント」が圧倒的に多い。
こんなことを書いているうちに翁、現役時代を振り返ると「ハラスメント」に近い指導者(経営者)だったように思う。翁の社員教育の基本は【真の能力は気力・体力・マナーの上に成り立つ】だった。男女の新入社員に対しても「撮影現場では男も女もない。新人もベテランもない。皆が一丸となって現場責任者(ディレクター・プロデューサー)の指示に従え。現場責任者の命令は絶対だ。現場では休憩時間以外は腰を降ろすな(勝手に休むな)。“おはようございます”、“お疲れさま”、“ありがとうございます”の挨拶を忘れるな。クライアント(仕事依頼者=映像製作会社の場合はテレビ局や広告主)に対しても、出演者(タレントやゲスト)に対しても同じく礼と敬意を払え。更には、社会的背信行為を行なった者は即刻“クビ”」など、かなり厳しい指導を行なった。若い社員は、さぞ辛かっただろう。が幸いにも「ハラスメント」で辞める者はいなかった。厳しい指導を行なうには、まずは、上の者が範を示さなければならない。言い換えれば上司は部下に育てられる。
こんなことがあった――翁、海外取材(撮影)の場合、現地スタッフを起用することが多かった。ニューヨークで長期(約2か月)『ハーレム・スペシャル』(ドキュメンタリー番組)を製作した時のこと、翁が宿泊しているホテルで最初のミーティングで集まった米国人の1人から「労働時間は9時から5時でいいか?」の質問があった。翁、即座に「ノー、毎朝7時半にこのホテルに集合、8時から撮影開始、終了時間は私が“終わり”を告げるまで。私の方針に従えない者は、辞退してよろしい」と言ったら、彼ら最初は目を白黒させていたが結局は(しぶしぶ)了承。翁はけっして雇い主としての権威を振りかざしたのではなく、ひたすら日数・予算に縛られての“強硬スケジュール”のせい。仕事開始の頃は、多少のぎくしゃくはあったが、彼らも(龍翁流に)次第に慣れてくれた。結局、脱落者は出なかった。(現在はそうはいかない。米国映画・テレにユニオンの力が強くなったので)。
さて、今号に『指導者の無謀による惨事』を取り上げたのは、実は1月23日は「八甲田山雪中行軍遭難事故」と「七里ガ浜ボート遭難事故」の日であることに注目したからである。
「八甲田雪中行軍遭難事故」は1902年(明治35年)1月23日に日本陸軍第8師団・歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田代元湯に向かう雪中行軍の途中で遭難した事故。210人中199人が死亡。これは日本の冬季軍事訓練において最悪の事態を生んだ事故である。その原因はただ1つ、本来は重装備が必要だったのに兵士は軽装のまま行軍を開始したため、猛吹雪の中で道を失い、寒さと飢えと疲労で遭難した。これは言うまでもなく指導部の無知・無謀による惨事(殺人)、現在なら(この指導部の面々)全員降格・減給だけでは済まされないだろう。それほどの“重罪”である。
1910年(明治43年)1月23日、神奈川県・逗子開成中学の生徒11人と小学生1人の計12人が学校のボートを無断で乗り出し、七里ガ浜沖で遭難、全員死亡した。天気は比較的穏やかだったそうだが、ボートの定員7人だったのに12人も乗った。この事故は生徒たちの無謀な行ないによる悲劇であったが、学校側のボート管理の仕方にも責任が問われよう。
太平洋戦争時、ビルマ(現ミャンマー)戦線で最も無謀な作戦(インパール作戦)で多くの兵士を失った日本軍の上層部に対し、イギリス軍司令官(ウイリアム・スリム)の言葉「日本軍指導部の根本的な欠陥は“道徳的勇気の欠如”である」これが多くの無謀や多くのハラスメントの背景にあるように思えてならない・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。
茶子のスパイス研究「食のイベント」
数日前、A食品会社公益財団法人の主催による食のイベントに行ってきた。テーマは “未来の豊かな食を考える 里山と海を繋ぐ世界農業遺産”。案内には日本の食を考えるうえで大事なものは何か。日本の世界農業遺産に認定された地域の取り組みを知るとともに生産者、料理研究家を招き人と自然の関係を通じた食資源の大切さとこれからの食について考えます。とあった。会場はほぼ満杯、オンラインでもかなり大勢の人がアクセスしていて、いかにこの食の問題に関心を寄せる人が多いのだなという事を感じた。講演者、パネリストの先生方はいずれも其々の分野の見識も深くアイディアもお持ちで今日本が抱える食の問題も実感しておられた。皆さん、優秀で目の付け所が素晴らしいのにお話を聞いているうちに砂上の楼閣というか空しい気持ちになってしまった。どんなにいい案を提案しても国が動かなければ予算も出ないし食と国防という意識をどれだけの人が関心を持っているのだろうかと、、、、
今日本の水資源も田畑も山も外資に買い取られ棚田の景色が醜い太陽光パネルで敷き詰められ風力発電も増えているらしい。再エネという名のもと安くなるかと思ったらいつの間にか私達の電気代はあがり外国の企業と仲介した政治家だけが儲かるシステムになっているようだ。
数年前に、大きなニュースの裏でこっそり種子法廃止案が出され国民が知らない間に法案が通ってしまった。これも外圧に弱い日本の政治家が姑息なやり方で通してしまったようだ。
食という私達の命を繋いでくれている第一産業の現場にいる人こそ尊く知恵も経験もあるのだ。大事に次の担い手を育てないとならないのに文科省も国土交通省も経済産業省も農林水産省も今まで一体何をしてきたのだろうか、、、、
第一産業の現場で頑張っておられる人達が政治の場で影響力を与えられるポジションにいてくれないと困る。どれだけ学校のお勉強が出来て出世した人でも役に立たない人は要らないというより迷惑なだけだ。早く有能な若者と変わって欲しい。
自分の言葉で喋る事が出来ず、いつも紙ばかり読んでいる政治家の姿も見ていて情けない。会議で居眠りばかりしている議員、目は開いていても、うつろで情熱が全く感じられない議員が多すぎる。国民には増税、自分達は脱税。おまけに売国議員までいる始末。そういう人を取り締まれない東京地検。そしてあらゆる省庁に対して睨みを利かせている財務省。政治は何か遠い世界の事で私達には関係ないと国民が目を向けない、関心など持たない、諦めている人、こういう人が多い方が政治家にとっては都合が良くやりたい放題だからいいのだろうけれど、、、、
せっかくの食のイベントから、ため息が出るようなコメントになってしまった、、、、
スパイス研究家 茶子
ジャズライフ Jack Jezzro “Best Of Jack Jezzro”
今回も初めて紹介するアーティストです。国際的なジャズギタリストJack Jezzroです。美しい楽曲はずっと聴いていられます。聴きごたえのあるアルバムです。ネットワーク・ミュージック・ストリーマーで聴いているのでさらに良い音になっているような気がします。《R.O.》
1-Fly Me To The Moon
2-Overjoyed
3-I Got Rhythm
4-I’ve Got You Under My Skin
5-Sweet Lorraine
6-That Old Black Magic
7-All My Loving
8-They All Laughed
9-Black Orpheus
10-Autumn Leaves
11-It Ain’t Necessarily So
12-Tangerine
13-The Lady Is A Tramp
14-The Sound Of Silence
15-I Got It Bad And That Ain’t Good
音楽の玉手箱「ネットワーク・ミュージック・ストリーマー」
ジャズを聴くための新しいデバイスを導入しました。Amazon Music、Spotify等のミュージックストリーム音源は音楽を聴くためにはPCを起動し、ミュージックアプリを起動する必要があります。PCを使わずスマホからBluetoothを利用したシステムでも聴けますが、たまに音楽が途切れるということもあります。スマホを純粋に「リモコン」として扱い、家の中のWi-Fiを利用して使い勝手と高音質を両立させることができるネットワーク・ミュージック・ストリーマーというデバイスがありました。Linkplay Technology Inc.という会社が開発した、Wiim Proというデバイスで、ミュージックストリーム専用のPCです。2-3年前からこのストリーマーは各メーカーから販売されていますが、10万円以上するような高価なものばかりでした。Wiim Proはそれをリーズナブルな価格で実現したものです。実質2万円以下で手に入るので購入しました。このデバイスにはアンプが無いのでスピーカーを鳴らせるアンプまたはヘッドフォンアンプが必要です。出力はRCA(アナログ信号)光デジタル、同軸デジタルの3種類あります。今回初めて光デジタル信号をMarantz製のCR-610やiFi製のGryphonに繋いでいます。140×140×42mmのコンパクトなデバイスですが私にとって音楽の玉手箱です。また一つ新しい試みができて喜んでいます。《R.O.》
編集後記「100円ショップは近・楽・安 」
こんなものがないかなと漠然と思ったとき、とりあえず近所にある100円ショップに行きます。先日、購入した有線イヤフォンに左下のような収納ケースが付属していて、とても使いやすいのでこれまでに購入した数個の有線イヤフォンを収納できるケースを探しに行きました。同じような形のものがないか探したのですが、ピッタリのものは見つかりません。しかしイヤフォンが入る小さなプラスティック容器ならあると思いキッチン用品のコーナーでちょうどいいものを見つけました。4個セットで100円だったので得した気分でした。100円ショップはいつ行っても賑わっていてみんなを楽しませています。《R.O.》
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