雑貨屋のひとり言「めんどうくさいは怠けではありません」
「やらなきゃいけないのに動けない」。そんな自分を責めてしまったこと、ありませんか?
でも実は、それは単なる怠けでも甘えでもないかもしれません。
人間の脳はもともと、エネルギーを使わないようにできているからです。
脳は不快なことや面倒なことを避け、楽な方へと流れようとします。それは、生き延びるための本能的な働きです。
では、なぜやる気は続かないのでしょう。
「モチベーションを上げよう」「根性で乗り切ろう」。
こうした方法が続かないのは、ある意味当然です。
感情や本能は、理屈よりもずっと強いからです。
だからこそ大切なのは、「やる気を出そうとすること」ではなく、「考えなくても動いてしまう状態」を作ることなのです。
行動を自動化するポイントは、大きく分けて3つあります。
① 予定を先に決めて、迷わないようにすること
いちいち選択する必要がなくなるだけで、行動は驚くほど楽になります。
② 行動後の良い未来を思い浮かべること
その先にある達成感や安心感を具体的に想像すると、脳は動きやすくなります。
③ 最初の一歩を極端に小さくすること
机に座る、1ページを開く、それだけで十分です。始めるハードルを下げれば、意外に続けられるものです。
まとめると、努力や根性に頼った生き方は、長期的には続きにくいということです。
でも、脳の仕組みに合わせたやり方なら、無理なく長く続けることができます。
「やる気が出たら始める」のではなく、「やる気がなくても始まってしまう仕組み」を作っておくことが大事です。
それが、「めんどくさい」をうまく消す、現実的な方法なのではないかと思います。
私自身にも、どうにもめんどうくさいと感じるタスクがいくつかあります。
この考え方を意識しながら、少しずつ日常に取り入れていきたいと思っています。《R.O.》
川柳(東京・成近)
( 川 柳 )
千枚田古人の知恵が水を張り
千鳥足我が一筋の道ながら
百歳の元気毎日千歩計
針千本飲んで公約ケロリとす
千羽目の鶴にも平和まだ来ない
(ニュースひとりよがり)
「推理劇?」
ゼロに焦点 ー 消費税
「来年の今頃」
果して0になってるか ー 消費税
「残りあと85秒」
カクカクカク ー 終末時計の秒針
河合成近
龍翁余話(919)「日残りて昏(く)るるに未だ遠し」
少し時期遅れの話だが、今年の書初めは「日残りて昏(く)るるに未だ遠し」であった。この言葉は藤沢周平(1927年~1997年、山形県鶴岡市出身)の長編時代小説『三屋清左衛門残日録』の象徴的フレーズで、直訳すると「太陽は傾いて来たが、日が暮れるにはまだ時間がある」という意味だが、作中では、主人公の三屋清左衛門が「死ぬまでの残りの日を数える」と言う意味ではなく、「人生の終盤に差し掛かっても、まだ多くの時間が残されており、その残りの時間を大切に生きよう」という前向きな気持ちを表わす言葉だと言う。だから翁、この言葉が大好きなのである。翁は小説も読んだがテレビドラマ(オリジナル時代劇シリーズ)『三屋清左衛門残日録』を欠かさず観て来た。老境の人間模様を身の丈で演じる北大路欣也の名演技が小説の魅力を更に上回る。そして、(超高齢の域に達している)翁自身の“余生のありよう”を重ね合わせている。
さて、故郷(大分県)で書初めを揮毫した新年(1月)であったが、時はもう2月――別名に「如月」と言うのがあることはご承知の通り。寒さが厳しくなって更に重ねて着るので「衣更着」(きさらぎ)と言うのが語源だそうだが、では何故「如月」の漢字が使われたかと言うと、中国の2月の別名が「如月(にょげつ=中国語でru yue),日本に伝わったのは奈良時代だと言われているが「寒い冬が終わり春に向かって万物が動き始める時期」と言う意味だそうだ。その2月の主な歳時記と言えば――
1日は「テレビ放送記念日」――1953年(昭和28年)のこの日、NHK東京放送局が日本初のテレビの本放送を開始した。2月3日は「節分」――翁、子どもの頃「鬼は外、福は内」と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒いて(歳の数ほど食べて)厄除けをしたものだ。2月5日は「プロ野球の日」――1936年のこの日、全日本職業野球連盟(現在の日本野球機構の前身)が結成された。資料によると、当時は東京巨人軍(現・読売ジャイアンツ)、大阪タイガース(現・阪神タイガース)、名古屋軍(現・中日ドラゴンズ)、阪急(現・オリックスバファローズ)、東京セネタース(現・北海道日本ハムファイターズ、松竹ロビンス(現・横浜DeNAベイスターズ、名古屋金鯱軍(きんこぐん=後に他の球団と合併)の7チームだったそうだ。
2月7日は「北方領土の日」――この日は翁にとって執念の日でもある。1967年(昭和42年)、総理府(現・内閣府)の提供番組「政府の窓」の取材で北海道根室市を訪問、ソ連(現ロシア)軍に不法占拠され、島(択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島の北方4島)を追われた旧島民たちの悲痛な叫びを聴いて以来、翁の「北方領土問題」への取り組みが始まり、テレビ・ラジオ・新聞・講演で「ソ連の蛮行による北方4島の不法占拠反対」「北方領土返還要求」などのキャンペーンを行なって来た。現役を退いた後も、さまざまな機会に「ソ連軍(現ロシア軍)の歴史的非人道性や北方4島不法占拠」そして「北方4島返還」を叫んで来た。近年は『龍翁余話』で吼えるだけになったが、翁の叫びは死ぬまで続く・・・
2月11日は「建国記念の日」――「建国をしのび、国を愛する心を養う国民の祝日」であることはご承知の通りだが翁は(この「建国記念の日」に際して)『龍翁余話』で「国旗」(日の丸)・「国歌」(君が代)への思いを何回か述べた。そして(教育現場において)「日の丸・君が代」に反対していたかつての日教組及び日教組かぶれの教職員を「非国民、教育者の資格なし」と蔑み批判して来た。その翁の思想は今も変わることはない――2月中旬から下旬にかけてはまだまだ幾つかの催し物があるが、それはまたの機会にして――
2月は「平年」(28日)の1年が365日と「閏(うるう)年」(29日)の1年が366日あることも周知の通り。何故、「閏年」があるかは、地球が太陽の周りを公転する周期と暦のずれを(4年に1度)修正するために設けられたものだそうだが、翁、この種の話は門外漢なので次の「閏年」は2028年であることだけをお知らせして冒頭の『三屋清左衛門残日録』の話に戻ろう。
東北の小藩で用人(藩主の相談相手)を務めていた三屋清左衛門は家督を息子に譲り、悠々自適の生活を望んで隠居したが、彼の元へ次から次へと事件が舞い込み、なかなかのんびりした暮らしが実現しない。しかし彼は「老いてなお世に尽くすは男子の本懐なり」と言って果敢に事件解決に明け暮れる。翁、そんな清左衛門の生活スタイルを模範としたいのだが、幸か不幸か、現実の翁の暮らしの中には「世に尽くす」ほどの問題は持ち上がらないし、例え持ち上がったとしても清左衛門ほどの能力とエネルギーは、翁はすでに失せていることを自覚している。しかし翁は清左衛門の生きざまは大いに真似ようと考えている。
文中に、こんな“清左衛門評”がある。「彼は格別に自分や自分の仕事を誇る訳ではなく選んだ仕事を大事にして黙々と生きて来ただけである。だからと言って、そういう生き方がけっして容易であった訳ではなく、長く生きて来た間には山もあり谷もあったはずである。老域に達している清左衛門は、実に穏やかでいい顔をしている。その顔の背後には、ずっしりと重い人生が重なって見える。人生を肯定的に受け入れ、それと向き合って時には妥協し、時には真っ向から対決しながら、その厳しさに耐え凌いで来たから、こんないい顔になったのだろう」・・・
2月の歳時記と『三屋清左衛門残日録』とは何の関係もないが、そうでなくても“光陰矢の如し”を痛感する翁にとって平年の2月の日数(28日)に若干の焦りを覚える。『日残りて
昏(く)るるに未だ遠し』――「死ぬまでの残りの日を数えるのではなく、残りの時間を大切に生きる」を考える2月の初めである・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。
茶子のスパイス研究「スパイスライフ」
久しぶりにスパイスの話が聞きたいという人が集まってくれる事になった。友人の住んでいるコンドミニアムは、サンタモニカの海が目の前に広がる静かで環境のいい場所にある。そしてそこの住人の人たちが無料で使える集会所があるのでそこで今回スパイスセミナーをやりませんかと声をかけていただいた。
ビジネスででなくカジュアルに集まっていろいろなテーマで皆んなが勉強しながら情報を交換しあえる場があればいいなと思っていたのでこれは良い機会だった。
ところが突然決まったイベントだった上にプレゼンテーションの資料は日本に置いてきてしまっていたのでプロジェクターやTVを使ったセミナーは出来ない。なので以前冬のホリデーシズンの頃に作っていたスパイスクラフト作りをやる事にした。

材料はオレンジにクローブ(丁子)、シナモンパウダー(桂皮)、リボンこれだけでスパイスクラフトが出来る。まずオレンジにセロテープを十文字にかける。そしてテープの貼られていない部分を4ミリほどの間隔を開けて爪楊枝を刺して、びっしりそこにクローブを突き刺していく。
この時、オレンジの皮から飛び散るリモネンという成分は副交感神経の働きを促進す効果がある。安眠効果もあり逆に起きた時に頭をスッキリする効果もあるそうだ。リラックス効果やリフレッシュ効果もあり心静かに集中する場合にもいいらしい。
元気が無く鬱気味の時にもあの明るいオレンジ色の色彩とオレンジの香りと水々しいビタミンCたっぷりのオレンジを食べるだけでも気の巡りが良くなりそうだ。オレンジに刺したクローブの蕾からオレンジの水分が吸収されて乾燥が促される。
その後、シナモンパウダーが入ったビニール袋にオレンジをまぶしてテープを剥がし、そこに好きなリボンを巻き付ける。風通しのいい場所に乾燥するまでぶら下げておくき、そのまま、うまく腐らずに乾燥すれば何年か香り玉が保つ。
オレンジの皮は漢方で陳皮、シナモンは桂皮、クローブは丁子と呼ばれ、いずれも薬理効果があり、どれも抗菌作用がある。
シナモンは腹痛や下痢の治療に使われていたそうで漢方では中枢神経の興奮を抑え水分代謝を調節したり水分を調節したり血の巡りも良くするそうだ。
シナモンの歴史も古く紀元前2000年前頃のエジプトのミイラ作りにも抗菌活用に使われていたスパイスなんだとか、、、
そしてクローブも1000年前から日本の正倉院に納められていて着物の虫除け、刀剣の錆止めや歯茎の痛みに鎮痛作用としても使われていたそうだ。
だからオレンジポマンダー(香り玉) は昔フランスでペストが流行った時に予防として身に付けて風邪や悪い病気から身を守るために抗菌作用の強いスパイスを使ったオレンジポマンダーを身につけたりキッチンにぶら下げ香りで身を守ったのが始まりだったと言う事なのだそうだ。
オレンジとシナモンとクローブの香りに包まれてひと時を過ごしながらオレンジポマンダー作りが終わった。その後のランチはポットラックで美味しく楽しい時間が過ごせた。来てくださった方も其々知識も豊富で勉強になり刺激になった。
主催してくださったKay さんには感謝。来てくださった方にも感謝。
しばらく公には遠ざかっていたスパイスライフ、またボチボチ始めるのもいいかな、、と思う今日この頃、、、
スパイス研究家 茶子
小春の気ままな生活 第56話「更なるストーム」
先週のアイス・ストームは私の町には訪れず、テネシー州では主にナッシュビルが大きな被害で90%が停電となり、復旧に数週間かかるとの発表でした。今日、1月30日現在になっても6万世帯が停電の状態であるとの発表がありました。アイス・ストームは木や電線に氷が付く、雪が積もるより酷い被害を起こす嵐で、木にアイスが付き、その重さで木々がバタバタ倒れていきます。その音は銃声の様にも聞こえます。周りに何もなければ良いのですが、電線に引っかかったり、車や家に倒れてきた時は大変です。また、車や家に倒れなくても、家の周りに木が沢山あるので、倒れた木々の片付けもしなければなりません。何エーカーもある土地を持っている家は、トラクターを持っている人も多いです。私の住んでいる町は、今回のストームで丁度ポケットのようにアイス・ストームが来なかったので、幸運でした。と言うのも束の間、今夜(金曜日から土曜日早朝にかけて)から雪の予報です。私の住んでいる町は、さほど降らない様ですが、テネシー東部では6〜8インチ(15〜20センチ)の積雪が予想されています。今回のストームは主にノースカロライナ州に訪れますが、積雪があるだけでなく台風のように強い風が吹くと予報されています。場所によっては時速70マイル(時速112キロ)になる予報です。このところ、平均気温から華氏20度(摂氏6度)も低く、10日先まで寒い日が続く予報です。お買い物も行けてなかったので、次の良い天気には買い物を沢山できたら良いなと思います。ウォルマートで検索して見ると、牛乳は売り切れてほとんどないのではないかと予想されます。野菜も冷凍食品などで乗り切るしかない様です。この経験を踏まえて、今後、冷凍できる野菜を溜めておこうと思います。
いつも、ストームや竜巻の予報をYouTubeのRyan Hallチャンネルで見ていますが、彼はDon’t be scared. Be prepared.(怖がらずに、準備をしよう)と呼びかけています。本当にその通りだと思います。何度経験しても、お店でなくなるのは、トイレットペーパー。お水もなくなりますが、普段から数を保有していないのでしょうか?私は備蓄とまではいきませんが、食料は大体1週間は問題なくストックがあります。コロナ禍の時は、一ヶ月は家にあるものでしのいでいました。我が家は、和食も多いのでお米が数袋あり、乾物や缶詰、パスタなどもストックしてあります。ローリング・ストック(ある食料を食べ、補充しながら備蓄をする)をしておけば、ある程度の食料を無駄にする事なく備蓄しておくことができます。日本には美味しいレトルトや乾燥食品がある様なので羨ましいです。
今回学んだことは、車のタンクを満タンにする事。停電になっても、車が使えれば携帯の充電もできるとあちらこちらで言ってました。また、避難など運転しなければいけなくなったら、ガソリンがあった方が良いそうです。
まだまだ学ぶ事が多いテネシーの冬です。
また来週。
小春
ジャズライフ Fredric Gassia “The Sum of All Inspirations”
今週はドラマーで作曲家のFredric Gassiaの『The Sum of All Inspirations』の紹介です。楽曲探しをしている時、Bob Jamesのアルバム”Just Us”が’耳に止まりました。そのアルバムを今週のアルバム候補としようと、検索で過去の紹介アルバムを確認したら1515号で紹介していました。Bob Jamesがいいなと思いアルバムを聞いていくうちBob JamesがFrederic Gassiaの中で共演しているアルバム”The Sum of All Inspirations”を見つけました。アルバムは知的でリリカルなコンテンポラリー・ジャズ作品です。ジャズは好きだけど、騒がしすぎるのは苦手という方にはいいと思います。音楽性重視のものを聴きたい方におすすめのアルバムです。《R.O.》
Fredric Gassia “The Sum of All Inspirations”
1-Forever Yours
2-Before I Go
3-Mbali Jazz
4-Iguela Love
5-Following My Star
6-One Step Ahead
7-Loango Park
8-Teke Flower

編集後記「忘れもの」
電車の遅延で足止めを食らい、駅構内のICチャージ機をぼんやりと眺めていたときのことです。「あれ?」と目に止まったものがありました。返却口に、千円札が何枚も残されていたのです。
画面には「お釣り8,000円」の表示。どうやら前のお客さんが慌ててチャージをし、お釣りを取り忘れて去ってしまったようです。
すぐに駅員さんに届け出ました。無事にICカードの履歴から持ち主が特定できるといいのですが……。まさか8,000円もの取り忘れに遭遇するとは、本当に驚きの出来事でした。皆さんも急いでいる時は気をつけてくださいね。《R.O.》



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