雑貨屋ウィークリー1506号

雑貨屋のひとり言「ようやく春の陽気になりました」

寒暖を何度も繰り返しようやく春の陽気になりました。いよいよスポーツの季節到来です。先週は東京ドームで5名の日本人選手が出場するドジャーズとカブスのメジャー開幕戦をテレビで観戦できて楽しかったですね。大谷選手がたくさんの大谷ファンの前で期待通りホームランを打てるのは異次元のパワーなんだと思います。今年もたくさん楽しませてもらえそうです。一方サッカー日本代表チームが20日のバーレン戦で勝利し世界最速でワールドカップ8大会連続出場を決めるなどこちらも日本人選手が世界トップレベルの強さを見せてくれています。

春は入学式の季節でもあります。一番年下の孫U君が4月から小学校に入学します。これで四人の孫が小学生になります。赤ちゃんのときから観てきた孫たちと会話をしていると随分成長したと驚かされることが多くなってきました。これからも彼らの成長を見守りたいと思います。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

久し振りですねに名前出てこない

思い出の小指が押せぬ削除キー

アナログの足音でいくマイペース 

なに急ぐ平均寿命越えたのに

金婚にしみじみ人の字の形

(ニュースひとりよがり)

「関東で春一番吹かず」

国会では春の嵐が吹いている ー 石破首相 

「急落」

米価も見習えよ ― 内閣支持率

「9ヶ月ぶりの地球」

まだ戦争をやっている ― 帰還の宇宙飛行士

河合成近

龍翁余話(877)「久方の光のどけき春の日に・・・」

弥生(3月)も半ばを過ぎると、やはり期待は”花見“だ。神社仏閣の境内や川の両岸の土手、公園や街路、そして住宅の庭などにソメイヨシノの蕾が顔を出しただけで人々の心は早や”開花“を急がせる。【蕾さえ 胸踊らせる 弥生かな】――
古くから「桜」を詠った歌人は多い。例えば、柿本人麻呂(7世紀)、山部赤人(8世紀)、小野小町(9世紀)、在原業平(9世紀)、紀友則(9世紀)、紀貫之(9世紀)、西行法師(1118年~1190年)、良寛和尚(1758年~1831年)、正岡子規(1867年~1902年)、若山牧水(1885年~1920年)、与謝野晶子(1834年~1942年)らの名が浮かぶ。

その中で特に“桜の歌人”と称された人は西行法師。西行は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての歌人であり僧侶、元は武士であった。彼は生涯で2千数百首の歌を残しているそうだが、そのうち「桜」を詠んでいる歌が約230首もあるという。その中で、特に翁が好きな歌は――【願わくは 花の下にて 春死なん そのきさらぎの 望月の頃】――どうか、春に咲く桜の花の下で死にたいものだ。お釈迦様が入滅なさった“きさらぎ(旧暦2月)の望月の頃(15日の満月の頃)――西行は、偶然にも(願っていた通り)1190年(文治6年)2月16日にこの世を去った。

「桜」を詠った多くの歌人の中で、翁がもう2人(特筆したい)歌人がいる。その2人とは、西行法師よりもずっと以前の平安時代前期の歌人・紀友則(きの とものり)と、平安時代中期の歌人・紀貫之(きの つらゆき)である。その名が示す通り2人は従兄弟同士。貫之は友則より20歳くらい年下ではあるが、ともに『古今和歌集』の選者であり、ともに“三十六歌仙”(平安時代前期・中期の和歌の名人36人)のメンバーとして後世に名を残した。“三十六歌仙”と言えば、前述の柿本人麻呂・山部赤人・小野小町・在原業平らも“三十六歌仙”である。

紀友則の桜を詠った歌で翁が特に好きな歌は【久方の 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ】――こんなに陽の光がのどかに射している春の日に、なぜ桜の花は(落ち着かずに)せかせかと散って行くのだろうか――百人一首の中で特に有名な歌として知られているこの和歌は、確か、翁が中学生の頃の国語教科書で習ったような記憶がある。聞くところによると、今年(2025年)中学校1年生の国語にも出典されているそうだ(確認していないが・・・)。

一方、紀貫之の桜を詠った歌は、どちらかと言うと“桜花の可憐さ”と“人の心の動き”を重ねるような歌風が特徴的である、と翁は思っている。例えば【人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香(か)ににほひける】――さて、人の心は昔のままであるかどうか分からない。しかし、馴染み深いこの里(故郷)では、桜の花は昔のままの香りで美しく咲き匂っているから、きっと、人の心も、昔のままであると思う――ここで詠われている“人の心”とは“特定の人”を指しているのでは、と翁は思う。

ところで――“東京の桜開花宣言”は、ご承知のように気象庁のスタッフが、東京・九段の靖国神社境内(能楽堂の横)にあるソメイヨノの”標本木”を観察、その木に桜の花が5輪以上咲いた時点で“開花宣言”を行なうのが習わし。気象庁では22日、今年の東京の開花予想は3月23日(または24日)と発表した。その他、福岡はすでに3月22日、大阪3月27日、仙台・新潟4月8日、札幌5月1日、ここ2~3日の陽気ではもっと早まるかも。

「靖国神社の桜」については15年前の2010年3月28日に配信した『龍翁余話』(123)でも紹介した。その中の1部を抜粋すると――靖国神社の境内には、ソメイヨシノをはじめ山桜、寒桜、富士桜、緋寒桜、枝垂桜など約600本の桜が毎年、東京の春を彩っている。

そして「靖国の桜」と言えば、どうしても英霊たちに思いが往く。軍歌『同期の桜』(西条八十作詞、大村能章作曲)の5番に♪貴様と俺とは同期の桜 離れ離れに散ろうとも 花の都の靖国神社 春の梢に咲いて会おう・・・という雄々しくも哀しい歌詞がある。靖国の桜の花びらの1枚1枚に英霊たちの魂が宿り、やがて寄り添い(満開となり)、今日の日本の平和と繁栄を見届けて(来春まで)また静かな眠りにつく。春風が運ぶ『同期の桜』のメロディが翁の胸を衝き、英霊たちへの感謝と慰霊の心が強まる――

さて“久方の光のどけき春の日に”咲き誇る桜の花は、今年はいつまで(満開が)続くのだろう。紀友則は「静心なく 花の散るらむ」と“散りゆく桜”を惜しんだが、友則より約1000年後の江戸時代の僧侶(曹洞宗)良寛(1758年~1831年)は「散る桜 残る桜も 散る桜」――どんなに美しく咲いた花でも“いのち”には限りがある。その“いのち”をいつまでも慈しもうではないか――翁はそのように解釈している。ともあれ、どこを歩いても”桜“に心を奪われる”のどけき春“の到来・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「ナチュラルエキスポ 2025 ③」

マダガスカル産のバニラビーンズ

世界で最も高級で高価なスパイスのキングと言われているサフラン。次いでバニラは2番目に高いスパイスクイーンと呼ばれている香りのスパイス。今回ナチュラルエキスポに出展していた4500近くあるブースの中で今回もマダガスカル産のバニラの会社のブースに立ち寄ることが出来た。
毎回ブースに来ているマダガスカル出身風の大柄の人がオーナーの方なのだろうか、、以前もブースにいた事をはっきり覚えていた。“ここのバニラは私が一番好きなバニラです”と言うとニッコリ笑顔で傍にいたセールスの人にサンプルだけじゃなく、もっとあれもこれも彼女にあげなさいと指示した。
別に商品が欲しくて言ったわけではなく本当にそう思ったので素直に言っただけだったのだけれど何だか、その人の心使いが、とても嬉しかった。

バニラはアイスクリームやプリン、クリームブリュレ、チョコレートにも使われていて必ずこのバニラの香りが入っている。高級なので工業的に合成された安いものもあるけれど本物は抜群に香りが良い。いくら1/20のコストでも大量に使うわけではないのでやはり本物を使いたい。バニラには幸せホルモンが入っているのではないかと思うほど和らいだ気分になる。子供の頃から今でもプリンは懐かしくて優しい気持ちになれる私の大好物。リラックス効果や緊張をとる効果もあるのだとか、、、

日本でも高級アイスクリームには本物のバニラビーンズが入っていて黒くて細かい微粒子が入っている。これはバニラ植物から採れた果実でバニラビーンズはインゲン豆のような形をしている。それを発酵させ乾燥させ黒くなるまで時間と手間暇をかけて待つのだそうだ。そして熟成したバニラビーンズの中を割ると無数のツブツブの種子が出てくる。それをナイフでこそげ落として使うのだ。それを砂糖に混ぜて香りを移したり液状に加工したり練りバニラにしたりしたものもあって料理に使われる。

バニラは蘭科でバニラ属のつる植物で常緑植物。バニラの花も白と淡い黄色の花びらが清楚で可憐で可愛らしい。ところが花の命はとても短くたった数時間しか咲かないのだそうだ。何だか切ない。花が咲いて萎むまでその時間をバニラと過ごしてみたいような気持ちになる。

ところでこのバニラは、やはり栽培がとても難しく受粉のメカニズムが解明されていないそうで蜂やハチドリ(ハミングバード)が関与しているらしく昔は自然任せだったのを人工受粉に成功してから小さな島に莫大な富をもたらせたのだとか、、、

当時マダガスカル島も含めブルボン島と言う島はフランス領の植民地だったそうだ。そこで採れるバニラの採取の為に植物学者のフェルオルペリエがやって来て1人の12歳の少年を助手に雇ったのそうだ。彼の名前はエドモン アルビウス。当時.彼は奴隷ではあったけれども植物の事をよく知っていてバニラの生産にだいぶ貢献したそうだ。彼のおかげで世界中にバニラを沢山生産し輸出する事ができるようになったようだ。それなのに何らかの訴訟に巻き込まれ満足な収入を得る事も出来ず1848年に奴隷解放制度になった2年後には赤貧の中、亡くなったのだとか、、、

豊かで自然に育まれた植物、バニラ。マダガスカル共和国はアフリカ大陸の南東沖にある国で島としては世界で4番目に大きく日本の1、6倍もあるらしい。天然資源に恵まれて宝石の原石、チタン鉱物や石油もあるそうだ。資料によるとアフリカにあるのにアジアやオーストラリアと共通する点が多いのだとか、、、、その共通する点にも興味がある。

昔、王朝があったと言うマダガスカル共和国、ここもいつか訪れてみたい国の一つ。写真で見るとエメラルド色の海が美しい。星の王子様に出てくるバオバブの木が夕日に映えて凛として立っている姿もユニークだ。バニラの話から、ちょっと切ないお話になってしまったけれど、バニラがマダガスカル共和国の人々に富と平和をもたらせてくれますように、、、

スパイス研究家 茶子

小春の気ままな生活 第十三話「初めての竜巻警報」

先週、竜巻警報の直前に投稿しましたが、投稿した夜に私の住んでいる町から西に約100マイル(160キロ)ほどのまちに竜巻が発生しました。また、そこから北の町に数カ所の竜巻が発生しました。ご近所さんに、National Weather Service(NOAA)のアプリをダウンロードして注意をするようにと言われましたが、私はYouTubeでライブをしている方の動画を見ていました。テネシーに引っ越して来る前からこの動画をチャンネル登録していて、竜巻の情報を見ていました。アメリカ南部には、竜巻のチェイサー(追っかけ)が沢山居て、YouTubeの動画にライブで配信されています。YouTubeのホストは、瞬時に現在の状況・新しい警報・竜巻の場所をピンポイントで教えてくれ、「今すぐ安全なところに避難してください。」と注意を促してくれます。テレビ局よりよっぽど詳細な情報を瞬時に伝えてくれるYouTubeは大したものです。ただ、停電になるとインターネットが使えなくなるので、やはりラジオは必要不可欠です。また、南部の人は自然災害が頻繁にあるので、家に備蓄している人が多い様です。地下室に庭で採れた野菜を漬物にしたり、キャニングと言って瓶詰めにして備蓄しています。野菜だけでなく、牛のひき肉や鳥肉を小さく切って調理し、圧力鍋で殺菌パックすると長期保存できます。こうする事で添加物も使わなくても安全な食事を保存できる先人の知恵でしょうか。この町に引っ越してきて、食材の調達やホームセンターに行くと必ず保存用のガラス瓶を見かけます。私の隣の人は地下室に沢山の缶詰を備蓄していると主人が言ってました。

竜巻の話に戻りますが、今回のストームは中西部から14州に渡り、100以上の竜巻が発生し、東部フロリダ州へ三日かけて抜けていきました。死者は少なくても42名と言われています。竜巻の計測はEF0-5(Enhanced Fujita*)で発表され、今回の最大級の竜巻はアーカンソー州でEF4が記録されています。カリフォルニア州では近年でこそ竜巻がまれに起きますが、それこそ警報がなるほどでなく瞬間的に起きる小さな竜巻なので木の下敷きにならない限り死者は出ません。EF4の竜巻は190mph(miles per hour)で、305kmp(kirometer per hour)だったそうです。日本では、台風で発表される計測が瞬間風速なので、調べてみたら瞬間風速が120メートル以上の計算でした。想像しただけでとても怖いです。ある家族のYouTubeでは、家族四人が地下室へ避難し、ドアを木で補強(釘付け)、竜巻の通りすがるまでの映像をアップしていました。その家族の家は無事でしたが、向かいの家は竜巻で倒壊していました。この家族のお父さんは、すぐに家の前に散乱した木をブルドーザーで除去していました。それは、レスキュー隊がその道を通っていかなければいけないからだと言ってました。南部に引っ越してきて思う事は、地元の人達はとても逞しく、助け合って生きている事。去年、引っ越してきてすぐにハリケーンへリーンで私の住んでいる町から北にある町や隣のノースカロライナ州にあるアッシュヴィルまでが洪水で被害がありました。その時も、私の町からもガソリンを持っていってあげたり(電気を起こすジェネレーター用)一個人が物資を持っていったりしていました。

*Ted Fujitaさんは日本生まれの藤田哲也さんで気象学者。竜巻・台風などの最大風速を推測する先駆者。Dr. Tornadoとも呼ばれているそうです。
竜巻が去っていった後のテネシーはとても綺麗な空で、二日程前はロサンゼルスより暖かく、半袖、ショーツでした。ただ、昨日・今日と最低気温は氷点下で、気候はローラーコースターです。

また来週。

小春

iPadでWindowsPCを遠隔操作できます

タブレットとPC間でデータのやり取りをするやり方を1502号で紹介しましたが、今回はiPadやiPhoneでWindows PCを遠隔操作する方法の紹介します。iPadやiPhoneを操作して離れたところでPCのファイルを見たり、PCのアプリを開いて操作することができます。PCの電源を入れておけば、家を出てからでも家にあるPCを操作できます。Google Chromeの機能を使って無料で簡単にできる方法があります。

【PC側の設定】
chromeウェブストアからChrome Remote Desktopをインストールし開きます。
リモートアクセスの設定の画面 右下のボタンでダウンロードし、インストールします。


リモートPCに名前をつけPINコード(6ケタ以上)を設定します。
【iPadまたはiPhone側の設定】
XアプリからChrome リモートデスクトップをインストールします。アプリを開くとリモートのデバイスが画面に出てきます。
リモートしたいデバイスをクリックしてPINコードを入力するとリモート画面になります。
詳しいことは下記URLの動画でわかりやすく解説されています。
iPadからPCを無料で簡単に遠隔操作!PC初心者でもできる!
iPhoneやiPadでなくAndroidのスマホやタブレットでもできます。面白いと思ったら試してみてください。なにか新しいことを発見できるかもしれません。《R.O.》

ジャズライフ Chuck Loeb “The Moon, The Stars And The Setting Sun”

ようやく春らしくなって来たので軽快なジャズを聴きたいと思います。Chuck Loebのアルバム”The Moon, The Stars And The Setting Sun”を紹介します。残念ながらChuck Loebは8年前に61歳で亡くなりましたが、彼の素晴らしいギターは不滅です。《R.O.》

01-Just Us
02-Beneath The Light
03-…Of The Moon…
04-Hand In Hand
05-Don’t Let Me Be Lonely Tonight
06-…The Stars…
07-Above Us
08-Shine On
09-While We Speak
10-…Of Love And The Setting Sun
11-Water Runs Dry

編集後記

一週間に1回(たまに2回)の卓球が続いています。卓球場(2箇所)へは電車に乗って行くのでいい刺激になります。卓球が生活の中にすっかり溶け込んでいます。卓球は汗を掻くくらいの運動量なので体の活性化につながっていると思います。卓球がない日は少しでも筋肉をほぐすためにヨガやストレッチをやるようにしています。このお陰なのか風邪を引かなくなりました。卓球のレベルはともかく続けられていることが楽しく、しかも生活のいいリズムになっているように思います。《R.O.》

問題です
Aさんは自宅の塀の横に無断で自転車を駐める人がたくさんいて困っていたので、「ここに自転車を駐めないでください」という張り紙をしました。でも全く効果がないので、Aさんは考えました。そして張り紙の忠告文を書き換えて貼り直しました。次の日、自転車は全てなくなっていました。さて何て書いたと思いますか?考えてみてください。《R.O.》

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