雑貨屋ウィークリー1555号

雑貨屋のひとり言「変化に富んだ一週間」

先週は、日曜日に9歳の孫Y君がはじめて卓球を体験することから始まりました。私たちを指導してくださっているコーチに少し教えてもらったところ、初めての卓球とは思えないくらい筋が良いと言われて驚きました。本人もとてもやる気になっているので、小学生のクラスでレッスンを受けることになりました。楽しみがまたひとつ増えました。

月曜日は天気が良く、いつも私が隣のホームから見送っていた特急「こうのとり」に乗って、城崎温泉に行きました。特急「こうのとり」は新大阪と城崎温泉を結ぶ列車で、北近畿へのアクセスに便利です。

城崎温泉は外国人客が多いと聞いていましたが、思ったほど多くなく、落ち着いた温泉旅行を楽しむことができました。夜は寒い中、浴衣に羽織という姿でレトロな街の風景を眺めながら外湯めぐりをしました。城崎温泉は外湯めぐりが名物で、温泉街には複数の外湯が点在しており、浴衣姿で街をそぞろ歩きながら湯めぐりを楽しめるのが魅力です。
温泉街では、孫たちはまだ街のあちこちに残っていた雪が珍しいようで、楽しそうに遊んでいました。大人はカニ料理をいただいて大満足。子どもたちは食事はそこそこに、ゲームセンターで遊んでいたようです。家族9名で2日間を過ごしましたが、とても賑やかで楽しい旅になりました。

少し疲れ(食べ疲れ?)が残ったまま、水曜日と木曜日には卓球レッスンがあり、合計4時間の卓球を楽しみました。孫のY君に追い越されないように、私もレベルアップを図っています。もうすぐ春ですが、花粉の症状が出始めているのはちょっと鬱陶しいところです。それでも、それを上回る楽しいことがたくさんある季節になるだろうと期待しています。《R.O.》

川柳(東京・成近)

( 川 柳 )

迷い道です一本の道ながら

付き合ってみれば鬼にもある弱み

ケセラセラ渡る世間に甘え切る

老残を晒したくない投了図

ユーモアで包む貧乏物語

(ニュースひとりよがり)

「首相がギフト券配布」

それいただき ― 追及の野党

「AIで5000人削減」

チャッと待って ― みずほ事務職員

「〝お~いお茶〟値上げ」

お~い水 ― 亭主

河合成近

龍翁余話(923)「3月の雑談」

ある調査機関によると「高齢者の楽しみはテレビ視聴・映画鑑賞・園芸(庭いじり)・軽い運動(ゲートボールや散歩)・カラオケ・交遊(家族や友人との雑談)などあるが、中でも、あまりお金もかけず、体力も消耗しない“人との雑談”が比較的高い割合を占めている」とのこと。『雑談』とは、特にテーマを決めないで気楽に会話すること。要するに「世間話」のことで、あまり重要でない事柄をやりとりする(話し合う)ことを意味する。翁たちの「シニア会」も以前は毎月の昼食会で『雑談』を楽しむ「雑談集団」であったが、コロナ禍以降、メンバーの高齢化や体調不調などでその回数も減り『雑談』の楽しみも激減した。幸いにも翁は約20年前から『龍翁余話』を配信している。『余話』とは、ある出来事や本筋とは少しかけ離れた小話(こぼれ話)のことであるから、これぞ、まさに『紙上雑談』。そこで今号は『3月の雑談』をお楽しみいただくことにする。

先日、故郷(大分県)の親友から「今夕、仲間たちとの別れ際“いぬ茶”を飲み交わした」と言うメールを頂戴した。一瞬“いぬ茶”と言う銘柄(種類)のお茶かと思ったが、訊き直すと「親しいお仲間とミーティングがあり、その会が終わって皆が立ち去る(家に帰る)前に「もういっぱいお茶を飲んで雑談してからお別れしよう」という“名残惜しい時に飲むお茶”と言う意味、だと知らされた。そう言えば大分県など西日本方面には「家に帰る」「立ち去る」「行ってしまう」などを意味する古語の「往(い)ぬる」と言う言葉が今も残っている。そしてこの言葉の語源は「1月は往ぬる、2月は逃げる、3月は去る」から発祥したもの、と言われている。つまり「1月「往(い)ぬる」は、年始の行事(初詣・七草がゆ・鏡開き・成人式などがあって時間の流れの速さを感じる。2月「逃げる」は、他の月に比べ日数が短いうえに節分や祝日があるため忙しく過ごすうちに月日が速く去る(逃げる)感がある。3月「去る」は、「ひな祭り」「彼岸」「卒業式」「年度末決算」「納税」「人事異動」「引っ越し」など(この月もまた)“時の流れ”の速さを感じる。なお、古語の「往(い)ぬる」は、「死ぬ」と言う意味もあったそうだが、現代では(「死ぬ」は死語)、多くの場合「(自分の家に)帰る」が主流だとか――

さて、3月の別名は「弥生(やよい)」。草木がいよいよ生い茂る月、と言う意味だそうだ。

「弥生」と言えば、翁、神戸の高校時代、級友(4人組)とよく歌った北海道大学の学生寮歌『都ぞ弥生』を思い出す。♪都ぞ弥生の雲紫に 花の香漂ふ宴遊(うたげ)の筵(むしろ) 尽きせぬ奢(おごり)に濃き紅(くれない)や その春暮ては移らふ色の 夢こそ一時(ひととき)青き繁みに 燃えなん我胸(わがむね)想ひを載せて 星影冴かに光れる北を人の世の 清き国ぞとあこがれぬ(意味は省略させていただく)――3月の別名は、他にも「桜月」「花見月」「夢見月」「春惜月(はるおしみつき)」などあり、それぞれが詩歌の季語に用いられている。例えば与謝野晶子の「桜月」を詠った和歌「清水(きよみず)へ 祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢ふ人 みなうつくしき」(清水に行こうと祇園を通り過ぎると、桜が咲き誇る朧月夜、今夜すれ違う人々は、みな美しく思えた)がある。ちなみに今年(2026年)の東京でのソメイヨシノの開花は(ウエザーニュース社の発表によると)3月20日頃、満開は3月26日頃だそうだ。その頃『龍翁余話』で改めて“桜の花見散歩”をお届けしようと予定している。

3月初旬「桃の節句」(3月3日)は有名だが、暦の上では「啓蟄(けいちつ)」(3月5日)と言うのもある。「啓」は開く、「蟄」は土の中で冬ごもりをしていた虫のこと。その虫たちが穴を開けて地上に顔を出す、と言う意味。その「啓蟄」の時、「菰(こも)外し」も行なわれる。冬の間、公園の松などの幹に巻かれた菰(ワラで編んだむしろ)を外し(菰の中で)越冬したマツクイムシなどの害虫を駆除するという昔ながらの風物詩。東京の有名公園(芝公園・浜離宮・新宿御苑・日比谷公園・上野公園・飛鳥山公園・昭和記念公園・井之頭公園など)は勿論だが、翁の近くの戸越公園でも昨年11月に約35本のクロマツの幹に巻き付けていた「菰」(写真)を「啓蟄の日」(前後)に外すそうだ。

土の中から顔を出すのは虫ばかりではない。ツクシ・ゼンマイ・フキノトウ・タラの芽、ウド・菜の花・春菊・三つ葉などの山菜も採れ始める。春の山菜には独特の苦味やえぐみがある。昔から「春は苦い物を食べよ」と言われている。苦味のある山菜はミネラルやポリフェノールなど細胞を活性化させる成分が多く含まれているので本格的に活動を開始するこの時期にふさわしい食材であるからだろう。しかし翁(ゼンマイを除いて)この苦味やえぐみがある食材は大の苦手。友人たちから「この時季だけの旬の味覚を味わえないとは気の毒な人だ」と言われているが・・・

“3月の食材”は山菜ばかりではない。海の物もある。魚では(稚魚から成魚までの成長段階で異なる名前を持つ魚、ブリ・スズキ・ボラと同様の“出世魚”の)サワラ。サワラの漢字は“春を呼ぶ魚”であることから「鰆」と書く。同じく“春告魚(はるつげうお)”のニシンも旬の魚だ。ほかにアマダイ・ヒラメ・アンコウ・シラウオなどあるが、貝類では国産ハマグリが旬。国内産地で有名なのが桑名(三重県)、有明海(熊本)、宇佐(大分県)。翁、5月の連休に大分県へ帰省するので、今年は宇佐市平松漁港までハマグリを食べに行こうと計画している――ともあれ「3月は去る月」。現役を退いて久しい翁ではあるが、未だに(3月は年度の終わりを意識して)身の回りを片付けておかなければと“焦りの月”でもある・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

茶子のスパイス研究「神業」

今回、ミラノオリンピックのフィギュアペア部門で日本人が金メダルを取ったのを見て驚いた。君が代の国歌と共に日本の日の丸が上がったのを見るまでフィギュアの世界の事も世間で騒がれるほど関心が無かったし“りくりゅうペア”の存在も知らなかった。
一体、ミラノオリンピックで、彼らがどんな競技をしたのか見てみたら神業だった。

木原選手が三浦選手を氷上で滑りながら自分の頭上3メートルも高く放り投げ三浦選手は虚空でクルクル舞っている。回っているのでなく舞っていたのだ。
その高い位置から舞い降りてくる様子は短時間なのにスローモーションにも見えた。
アクロバット的な技であっても華麗でどの瞬間を切り取っても芸術的でひたすら美しかった。息がピッタリ合っていて、2人だけど一つになっていた。

一歩、間違えたら選手生命に関わる大事故に繋がる危険な技なのにそれを感じさせない絶対の信頼関係とリスペクトと7年間積み上げてきた地道なトレーニング。

2人のメンタルの強さにも感服した。彼らがペアを組む前、初めてトライアウトで2人が滑った時、木原選手が三浦選手を虚空に放り投げた瞬間、雷が落ちたほどの衝撃を感じたとある番組で言っていた。やはり相性やウマが合うというのは説明がつかないほど繊細な感覚なのだと思う。

そういう2人が出会えたのも全て奇跡だったと言っていた。そして彼らに関与しサポートしてきた人たちへの感謝の気持ちも言っていた。どの人、どの状況も全てが揃わなければ今の自分たちは存在していなかったと。インタビューに答える真摯な態度や言葉にも2人の人柄が出ていた。

数日前このペアが組まれるまでの経緯やお互いの怪我やミスからどのように努力しサポートしながら成長して来たかの番組を見て、また感動した。三浦選手は今後、木原選手がリタイアする時は自分も一緒にリタイアする、絶対他の人とペアを組んでやる事は無いときっぱり言い切った。

木原選手も今後も滑れる限り少しでも長く三浦選手と滑りたい、生まれ変わってもまた一緒にペアを組んで滑りたいと、、、、
そして今後の2人の目標は、日本のフィギュアペアの育成や環境作りに貢献したいのだと話していた。同じ価値観や目標を持って歩んでいけるという事は1➕1 以上の奇跡を生む。

今後、日本のフィギュア世界に新しい風を送り未来の人材が続々と誕生していくのを楽しみにしている。

スパイス研究家 茶子

小春の気ままな生活 第60話「アンティークショップ巡り」

今年に入って、天気の良い土曜日はアンティークショップに行くことが多くなりました。多くのアンティークショップは、一見一つのお店に見えるのですが、セクションに別れていて色んな人がリースして出店している様です。ロサンゼルスにもアンティークショップやローズボール(フットボール場)などでアンティークが売られていましたが、テネシー州に比べると値段は高かったです。テネシー州でのアンティークは沢山あり、基本古い物を捨てない人が多いという印象があります。物によってはガラクタなようなものも売られています。金額は高いものもありますが、比較的安いと思います。先日、訪れたところでは、日本製のティーカップや陶器があり、それも戦後アメリカ軍駐留時と書かれているものもいくつか見かけました。日本製と言えば、先週は百人一首もありました。とにかく、古い物が沢山あります。最近、また人気なレコードも状態はピンからキリまでですが色んなところで見つかります。

考えてみたら、私はこれまで結構な数を買ってきました。傘立て(1ドル)、北欧の丸いパンケーキのフライパン(私はたこ焼き機として使用、10ドル)、ビール用グラス4個セット(ただ)、パーティー用の和食器(おせち用に購入10ドル)、ボーンチャイナのデザート皿4枚セット(16ドル)、Pyrexのローフ型(12ドル)など。全てキッチン用品ですが、状態の良いものも多く、アンティークショップでは20%〜50%オフなども沢山あります。最近は、新品のフォークやナイフは中国製が多いので、アンティークショップで日本製の物を見つけて、良い状態のものを購入することもあります。とにかく、品数が多いので、沢山のお店を1日で回る事は難しいです。また、アンティークショップだけでなく、Thrift Store(ドーネーションを受け取り、品物を売るお店で、教会が運営している所も多い)も沢山あります。Thrift Storeはガラクタっぽい物や傷物なども多いですが、手を加える事で立派に使える物も多いので欲しい物があれば、破格の値段で手に入れる事が出来ます。先週、Thrift Storeで幅の狭いキャビネットを購入しました。幅は30センチ程でしょうか、状態もまあまあで引き出しもある物で、25ドルでした。最近は、木材も高いので私にとってこれは正に掘り出し物でした。

新しい物も良いですが、古いものもデザインに飽きが来なく暖かみがあってとても気に入っています。アンティークショップ巡りはまだまだ続きそうです。

それではまた来週。

小春

ジャズライフ The Jeff Steinberg Orchestra “Jazz Blends”

The Jeff Steinberg Orchestraの『Jazz Blends』は、ビッグバンドの華やかさとカフェ・ジャズの心地よさが絶妙に溶け合った一枚です。サックスやトランペットの軽やかなフレーズ、ピアノの温かみあるタッチ、リズム隊の安定したグルーヴ、曲ごとに表情を変える洗練されたアレンジは派手なアドリブで圧倒するタイプではなく、「何度でも繰り返し聴きたくなる安心感」が最大の魅力です。テンポは軽快でも刺激的すぎず、バラードでも重くなりすぎない。まるで深煎りでも苦すぎないコーヒーのように、程よいコクがあります。《R.O.》

The Jeff Steinberg Orchestra “Jazz Blends:A Robust Blend Of Instrumental Jazz With Your Coffee”

1-How About You?
2-That Old Black Magic
3-Black Coffee
4-Old Devil Moon
5-But Not For Me
6-A Taste Of Honey
7-You’re The Cream In My Coffee
8-I’ll Never Fall In Love Again
9-The Coffee Song
10-You Stepped Out Of A Dream
11-Stars Fell On Alabama
12-Teach Me Tonight

編集後記「だいこん」

ワイフに、おでんを作るので大根を買ってきてほしいと頼まれました。今年は全国的に雨が少なく、その影響で野菜が高いのかと思っていましたが、店頭の大根は予想に反してかなり安い値段で並んでいて、思わず驚いてしまいました。
聞くところによると、最近の雨と気温上昇で葉物野菜の生育が急回復して卸売り価格が急落したようです。
さて、夕食のおでんが出来上がり、さあ大根からいただこうとしたところ──鍋の中に大根が見当たりません。どうやら、ワイフは肝心の大根を鍋に入れ忘れていたようでした。《R.O.》

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