2015年春 青山ファーマーズマーケット
駅の近くに大きな桜の木がある。それが散ると同時に今度は、その隣にある八重桜が咲き始め、その八重桜が散る頃になると、その隣のハナミズキがピンク色の花を咲かせる。まるで自分の出番を待っているかのように今年も順番通り花が咲いて行き交う人々の気持ちを和ませてくれている。町の公園のあちこちにも赤いツツジが目につくようになった。この頃になるとようやく上着も必要無くなり街を闊歩して歩きたくなる気分になる。今頃はどんなお野菜や果物が出ているのか気になって渋谷から青山通りを歩いてファーマーズマーケットに出かける事にした。久しぶりに行ってみると、前回来た時よりまた人やランチトラックも増えたようでたくさんの人で賑わっていた。少しでも産地直産の新鮮なお野菜やフルーツを食べたいという人や健康に感心を持った人が増えてきているのだろうか…
ここ青山のファーマーズマーケットではスタッフの人も生産者も買いに来る人も若い人が多い。関東はもとより福島や沖縄の方の生産者の人も出店している。生産者と消費者が直接話せるこの距離がお互いにいい刺激になるし勉強にもなるのでいい機会だと思う。先週は干し野菜を作ろうと思っていたので今回は自然に干し野菜に目がいった。切干大根も3か所ぐらいのお店で売られていた。其々生産地が違うので微妙に味も触感も違う。干しイモや甘い干しトマトも人気があってよく売れていた。私は菜の花とワサビ菜やフリルレタスなどの葉ものと苺を買った。苺は小粒ながら甘く香りがいい。米国の大きな大味の苺と比べるとやっぱり日本の果物は高いけれどそれだけの事はあるのだな~と改めて感心してしまう。昨年の秋にここのファーマーズマーケットで食べた山梨のマスカットは今でも忘れられない。米国ではけしてお目にかかれない味だ。高くても美味しいものを少し食べた方が満足感がある。混雑しているファーマーズマーケットを一通り回ってその日のランチはそこに出店しているランチトラックで売られている燻製のお肉とお野菜を食べてみる事にした。ランチトラックを覗くと一人でてんやわんやで忙しそうに調理している。本当は焼きおにぎりも食べたいところだったが待っている人が多くて気の毒だったので今回は諦めた。
ところで東京のファーマーズマーケットを調べてみたら他にも10か所ぐらいで開かれているらしいのがわかった。また次回、お天気のいい日に他のファーマーズマーケットも探索してみようと思う。
茶子 スパイス研究家 |