ナチュラルプロダクトエキスポA
さて金曜日に続いて翌日土曜日は本番!丸一日会場のブースを見てやろうと意気込んで出かけた。行くと開場時間前から野外のブースではすでに試食やサンプル商品を配っているブースで人が賑わいはじめていた。ふと見るとアイスクリームのブースが目についた。朝からアイスクリーム?と思ったけれど今日は天気予報によると暑くなるらしく今日は昨日以上に混雑しそうで会場も暑くなるだろうから、ま
〜いいかと言い訳を考えながら結局あちこちのブースで合計5つもアイスクリームを食べてしまった。カロリーや甘さ控えめでもこれだけ食べたらヘルスフードも肥るな〜と思いつつ一年に一度いろんな会社の食品を試食出来るチャンスだから今日だけは食べられるだけ試食して見ようと開き直った。アイスクリームと言えば何年か前に日本から出展していた商品でお米で作った発酵アイスクリームというのがあって、とても美味しかった。その後どうしたのだろうか…せっかく高いお金を払ってブースを借りて出展してもいい代理店が見つからなかったりその良さを売り込む力が足りなかったりして埋もれてしまっている、いい食品会社が日本には、たくさんあると思う。日本人は自分たちを過小評価しアメリカ人はたいしたことが無くても過大評価する事がうまい。ああ言えばこう言うという口論(ディベート)する授業が学校で子供の頃から教育されているから口が立つのだ。不言実行の日本とは違うのだ。何だかアメリカ人の悪口になってしまったがもっと日本人も自信を持っていいと思う。
今回も散々試食して回ってみても、なかなかこれはと思う食品には出会えないし印象に残らなかった。似たような食品があまりに多くあるせいだろうか…中には、とんでもなくまずいものもあって(私にとって)昔、青汁のコマーシャルで飲んだ後“まずい!”と言うのがあったが、そういう食品もあるのでやたら何でも手を出すのは気をつけるようになった。さて今年も私は混雑する駐車場を避けて近くの住宅地に車を停めてさっさと歩いて会場を何度か往復した。縦も横も大きなアメリカ人の間を小走りに走り抜けるように会場を見て食べて飲んで大きな袋に一杯サンプル食品を集めた。いつも、思うのだがアメリカ人のいい所は愛想がいいところだ。たいてい知らない人同士でも目が合えばニコッと笑う。会場でカメラを向けるとちゃんとポーズをとってくれる。そういう所が堂々としていていい。ムスッとしているより笑顔を振りまいている人の方が運気も良くなるし人が集まってくるような気がする。今年も一日歩いて肩にずっしりとたくさんサンプルを集めた。その袋を担いで車に向かって歩いていると前から裸足で男の人が歩いてきた。今日は夏日だからよほど暑かったのかな〜と思ったら突然ニッコリ笑ってVサインをした。変な奴と思ったけれど瞬間、私もその変な奴の写真を撮ってみた。私もニッと笑ってそしてそのままお互い通り過ぎた。こういう瞬間がこちらでは普通にあるのだ。ここも不思議な国だな〜と
つくづく思う。そして、そういう国に住んで日本と米国を渡り鳥のような生活をしている私も不思議な人だと思われているのだろうと思う。
茶子 スパイス研究家 |