植物園 (フラトン)
先週末、友人と久しぶりにオレンジカウンティーにある植物園に出かけてみた。今週末日本は大雪だというのに、そこの植物園の中はもう春爛漫で様々な蝶が花の蜜を求めてヒラヒラと舞っていた。どこ
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植物園 |
植物園ミュージアム |
植物園資料 |
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花ブーケ |
植物園(フラトン)鳥 |
オレンジ |
からともなく甘い花の香りが匂ってきてふと見るとかわいいピンク色のブーケのような花が目に付いた。近寄ってその花の香りを嗅ぐとまさにその花から静かに漂ってきた匂いだった。どんな高価なパフュームにも負けないくらい清楚で上品な甘い香りだった。思わずこんな香水だったら付けてもいいかなと思わせるくらい、いい匂いだった。その花の香りに浸っていると突然、目の前を超特急で飛んで行った鳥は今年初めておお目にかかったハミングバードだった。あまりの速さにとてもカメラには捉えきれ
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蝶 |
赤い実 |
なかったけれど私のラッキーバードのハミングバードに出迎えられたような気がして嬉しくなってしまった。鳥のさえずりもこのところ春の陽光を感じているのか伸び伸びと気持ち良さそうにさえずっている。
サクサク木の葉を踏みながら歩いていくと赤く熟したトマトのような実や鳥がついばんだグレープフルーツも落ちている。その少し先に何の実だかわからないけれど黄色い実が落ちていた。鳥が食べるくらいだから毒の実ではなさそうだとその実を眺めていたら後ろから “ その実は食べられるんだよ。クリーミーで美味しいよ ”と話しかけてきた、やや年配の人がいた。その人は自宅にいろいろな食べられる植物を植えているそうで詳しそうだった。そしてその実をパカッと開けて黒い種を見せてくれた。何だか琵琶の種のようなコロンとした種だった。“これを植えれば、また芽が出てくるんだよ” そう言ってその人はポケットにその実を入れた。 また少し歩いていくと今度はザクロの木があった。殆どのザクロ
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ザクロ |
さぼてん |
V字型木 |
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バナナ |
鳥がついばんだグレープフルーツ |
鳥がついばんだ実 |
はすでに鳥のエサになっていて実は殆ど無かったが丸く上手にくり抜かれたザクロの実はまるでクリスマスのオーナメントのようでその向こうの青い空がくっきり映っていて芸術的なその形に感心してしまった。それにしても地球上には人間の命を繋いでくれる食べられる植物の何と多いことか、、、本当に有難いな〜と思う。特にこの南カリフォルニアでは植物が気候のせいか、ほっておいても良く育つ。今まで地球の資源は石炭やオイルも含め枯渇してしまうという定説があったがそれを覆す情報も出てきている。無限の可能性を秘めたこの地球は今もいろいろなものを生み出して再生、蘇生、創造しているのかもしれない。
茶子 スパイス研究家 |