2014年 春 ファーマーズマーケット
LAに戻ってきた途端、大きな摘みたての苺をたくさん農家の方に頂いた。その甘い香りにもう、こちらは1足も2足も先に春が来ているのだな〜と感じた。その頂いた苺で苺ジャムと苺とポメグラント(ザクロ)のシロップを作ってみた。
今頃はどんな野菜がファーマーズマーケットに出回っているのだろうと早速、週末のファーマーズマーケットに出かけてみることにした。既に家には畑から届いた新鮮なお野菜や果物で一杯だったので特別何も必要なものは無かったのだけれど、春の香りに触れてみたかったのと何か珍しいものがあればと思ってブラブラ歩いた。歩きながら芽キャベツと赤ピーマンとポテベロ(マシュルームの大きなもの)が冷蔵庫の中にあったのを思い出した。今日はグリルした
お野菜でも食べようかなと、それに付け足すお野菜を少しだけ買うことにした。歩いているとズッキーニ(キュウリの形に似ているもの)がばら売りであったので小さめの緑と黄色のものを3本買った。これは50セント、そしてサラダに添える紫玉ネギ、30セント、柿も安かったのでひと山1ドル、ブロッコリーが50セント、人参1本30セント、アルグラ一の葉束が2ドル合計4ドル60セントで野菜を購入した。こんな風にチビチビ一回分の食材を買えるのがファーマーズマーケットのいいところだ。
おまけにたくさんのフルーツのサンプルが店先の前に切って並べられている。あっちのお店、こっちのお店と食べ比
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イチゴ |
イチゴとザクロ |
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イチゴサラダ |
イチゴジャム |
パプリカ、ポテベロ |
べているうちに果物だけでお腹がいっぱいになってくる。そして其々の店のフルーツの味が産地によって同じ果物でも野菜でも少しずつ微妙に違うのが面白い。いろいろな店で買って試しているうちにどこの店の味が美味しいかだんだんわかってくる。ファーマーズマーケットに出かけた日のランチはいつも食材が新鮮で豊かなランチになる。野菜そのものの味を楽しむためになるべく味付けは良質のオリーブオイルや塩とブレンドしたスパイスやレモンを使っただけのシンプルなものにすると、よりその素材のおいしさが引き立って美味しい。
久しぶりに訪れたファーマーズマーケットは前よりブースが増えて食べるお店も人も増え活気があった。人々の意識が変わってきたのだろうか最近は自然食品のお店、オーガニック専門のお店も普通のマーケットより繁盛しているようだ。以前は食品のラベルの後ろ側に書いてある内容など気にもしなかった消費者がじっくり見ている姿を目にするようになった。消費者の意識が変わればそれだけ生産者や製造業者も店も変わざるを得ないのは自然の成り行きなのだろう。
茶子 スパイス研究家 |