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NO.886             Ryo Onishi              5/5/2013  

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雑貨屋のひとり言

ゴールデンウィーク、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。連休初めは全国的に寒い日が続き驚きました。そんな連休谷間の4月30日に午後からGrand Front大阪に行ってみました。平日だから少しは空いているかと思ったのですが、結構な人出でした。南館はショッピングとレストランがいっぱい入っていて、見ているだけでも楽しくなります。大阪駅周辺はこれまでにも増して激戦区になったようです。北館にはナレッジキャピタルというコミュニケーション空間があります。面白かったのはイノラボ開発のスマイルミラーに笑顔を映すことでチャリティー活動に参加できるというものでした。エミ(笑顔)を貯めることができ、集まったみんなの"エミ"(笑顔)はコンセプトに賛同しているスポンサー(デジタルプロ)のサポートで外で思い切り遊べない福島の子供たちを大阪に呼ぶための募金(スマイル募金)となるそうです。私たち夫婦もミラーの前で笑顔を募金してきました。なぜか私は53エミ、ワイフは49エミで結構大きな数字でした。なんだか嬉しくなりました。わずか3時間ほどでしたが結構歩き疲れました。近いのでまた行ってみようと思います。≪R.O≫

 

ドクターの名刺集

外出時、私のシャツの胸ポケットに必ず収めているものがあります。それは一見手帳風になっているカード入れで、これを開けばメモやカードが一覧で見られ、また必要に応じて取り出せるようになっています。

カードといってもクレジット・カードの類ではなく、主として名刺類であり、特にドクター関係のものなのです。具体的には以下のとおりです。

(1) Dr.A(内科医、ホームドクター)
(2) Dr.B(腎臓、透析担当医)
(3) Dr.C(心臓担当医)
(4) Dr.D(外科医、手術担当)
(5) Dr.E(心臓担当医)
(6) Dr.F(糖尿病担当医)
(7) Dr.G(内科、リウマチ担当医)
(8) Dr.H(癌検診専門医)
(9) Dr.I(肺臓専門医)
(10)Dr.J(消化器専門医)
(12)Dr.K(眼科医)
(13)Dr.L(歯科医)
(14)透析センター
(15)上記担当医処方の薬手配の薬局

これらの専門担当医や透析センター、薬局の明細は万一、私が緊急事態に陥り、救急治療などを施さねばならない場合に備えて常に身につけているものです。これらは名刺のままでなくとも、一覧表にまとめて身につけていればよいのでしょうが、どうせならと思い私は名刺のまま、ひとまとめにして持参しているのです。また、これとは別に、各担当医が私に処方してくれ日常服用している薬も一覧表にしてポケットに入れています。

以前にも書きましたが、アメリカの医療は専門的に細分化が進み、臓器や病気の種類ごとに専門医がいるのです。各専門医はホームードクター(かかりつけ医)が紹介してくれるのが普通です。各専門医が深く専門分野で責任を負う体制であるのは大いに評価できるのですが、その反面、人間を個々の部品の集合体として扱っているとしか思えず、人体全体をバランスよく有機的に把握しようという発想からは欠けるような気がします。アメリカ医療の専門化の弊害の側面ではないでしょうか。

自分の担当分野で責任を負うということは、言いかたをかえれば、それ以外では責任を負わないということにも通じ、ドクターの責任回避にもつながりかねません。自分の担当する分野さえよければ、ほかの部位や臓器に関係なく治療や薬の処方をしているのではないかとさえ疑いたくなることさえあります。

各担当医は個別に薬の処方箋を出してくれるので、私の場合、処方される薬の種類も時とともに増え続け、いまでは十種類にも達しています。薬には必ず副作用があるはずで、どんな薬でも購入時に添付されている説明書や薬局でくれる書類には詳細な注意書きが書き込まれています。通常の場合、そんな注意書きは読まず、せいぜい何時(食前 or 食後)どれだけ(一回何錠?)服用するか程度しか確認しません。でも、改めてこれら注意書き詳しく読んでみると、恐ろしいような副作用が羅列されていることが多く、結局、これらの薬により命を落とすことになるのでは、とさえとさえ思えたりします。

薬は治療を狙う特定の症状には効果があるでしょうが、副作用として別のところに悪影響を及ぼすことになりはしないでしょうか。薬には毒という側面があり、薬を服用することによって新たな病気を作っているといえるのではないでしょうか。

専門化するアメリカの医療体制および、退院後の高いアフター・ケア、フォロー・アップなど、私は基本的には高く評価する立場ですが、以上のようなマイナスの側面も確かにあるはずで、改善の余地がまだまだありそうです。
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


泣きたい日だってあろうになあピエロ

七坂を越え さてその先の男坂

仕事でのドジが未だに夢に出る

羨望も勘三郎の艶話

嬉し涙 男の沽券などいらぬ


( ニュースやぶにらみ )


「知恵の輪」

繋がりかけた五つの輪を壊した −猪瀬発言

「オリンピック招致」

富士山になるか、鎌倉になるか −東京

「倍賞千恵子さんに叙勲」

さくら よかったなあ −寅さん


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(277)「豊かで平和で美しい国――こども憲法」

仕事部屋に飾りっぱなしの5月人形(9号鏡獅子)と兜を何年振りかでガラスケースから取り出し、日の丸の小旗と一緒に並べて“端午の節句”を迎えた。特別に意味のあることではないが“老いて童心に還る”の心境かもしれない。だが『こどもの日』にしては、まだ足りないものがある。やはり、鯉のぼりが欲しい。だからと言って、わざわざ買い求めるほどでもない。近所に鯉のぼりを立てているお宅があれば写真でも、と思って戸越(品川区)の住宅街を歩いて見たが(少子化のせいか)鯉のぼりが見当たらない。諦めて戸越銀座商店街をぶらついていたら、3歳児の手を引いて歩いている知り合いの若い夫婦に出会った。「お散歩ですか?」「鯉のぼりを探しに・・・」すると奥さんが「私たち、昨日“こどもの国”へ行って、沢山の鯉のぼりを見て来ました」“こどもの国”?さっそく場所とアクセスを教えて貰った。“犬も歩けば棒(幸運)にあたる”――

「老人が1人で“こどもの国”へ行くなんざ、場所違いか?」と多少の抵抗を感じながら、鯉のぼり見たさ(写真欲しさ)に翌日の昼前に家を出る。池上線・戸越銀座駅から旗の台駅で大井線に乗り換え、溝の口駅でまた田園都市線に乗り換え長津田駅へ。そこで今度は“こどもの国線”に乗る。やはり子ども連れが多いが、中には翁と同世代の夫婦連れもいる。少しほっとして7分間の車窓の田園風景を楽しむ。点在するメルヘンチックな家々の雰囲気が“こどもの国”への期待感を高めてくれる。

“こどもの国”入り口で貰ったガイド・チラシには「横浜市青葉区と東京都町田市にまたがる多摩丘陵の自然を生かした約100万平方メートル(東京ドーム約22個分)の児童厚生施設。サッカー場、テニスコート、プール、アイススケート場、バーベキュー場、牧場、キャンプ場、自転車乗り場、白鳥湖、動物園などのほか、いくつかの広場があって、簡単なゲームや読書、昼寝、ランチなどが楽しめる」と書かれている。

ゲートを抜けて正面の中央広場へ。おっ、泳いでいる!約20尾の真鯉や緋鯉が、勢いよく泳いでいる・・・♪・・・雲の波 重なる波の中空を・・・高く泳ぐや 鯉のぼり・・・
中央広場と隣の自由広場の間に鮮やかな芝桜の絨毯。自由広場では(数人の先生方に引率された)大勢の小学生が元気よくゲームに興じている。天真爛漫な子どもたちの笑い声、はしゃぎ声は、いつ聞いてもいいものだ。天高く泳ぐ鯉のぼりといい“華麗・忍耐・一筋”の花言葉を持つ芝桜といい、子どもたちの明るい未来を讃歌しているようで“端午の節句”にふさわしい。

ところで『こどもの日』にそぐわない話で恐縮だが、翁が“こどもの国”を訪れたのは5月3日の『憲法記念日』。第2次安倍内閣発足以来、憲法改正論が活発になってきた。日本の憲法は“世界最古の法典”と言われる。資料によるとアメリカでは(1787年に制定された合衆国憲法は)1992年までに18回改正、ベルギーも(1996年から2008年までに)24回、ドイツもこれまでに57回、フランスは24回も改正を行なっている。このように世界各国は、時勢に応じて柔軟かつ頻繁に憲法改正を図っているのに、日本で改正を困難にしている理由は何か?それは現行憲法第96条「衆参両院で総議員3分の2以上の賛成がなければ改正の発議すら出来ない」からだ。言うまでもなく翁は、安易な憲法改正は反対であり、
現行憲法の“平和思想”は不変の理念でありたい。だが、近年の諸外国からの武力脅威(北朝鮮)や領土・領海侵犯(ロシア・中国・韓国)から領土・領海、国民の生命・財産を守るための法改正、自然災害、テロ攻撃に備える国家非常事態対処条項の追加などについては大賛成、と言うより、急がねばならない。先般、日本青年会議所が(全国の若手経営者に対して)行なったアンケート調査でも、約86%が「現行憲法に問題を感じる」と答え、更に「自衛隊を国防軍とする」是非についても、賛成が約60%を占めている。

再び“こどもの国”の平和な風景に戻ろう。実は、この施設は1959年(昭和34年)4月の皇太子殿下(今の天皇陛下)のご結婚を記念して造成が開始され、6年後の1965年(昭和40年)に開園した、いわば今上天皇ゆかりの施設である。しかも、この“こどもの国”には、何と『こども憲法』が制定されている。(概要)【@自分の行ないに責任をもつ、きまり正しい国にします Aお互いの力で清潔な美しい国にします Bみんな仲良く手を取り合って世界につながる国にします C動物や植物を可愛がり平和な国にします D工夫と努力で楽しい国にします Eみんなで鍛え活気ある国にします F歴史や自然に学び知性溢れる豊かな国にします】――この『こども憲法』は(翁は)天皇陛下のおおみ心でもあると思いたい。憲法改正推進派も反対派も、天皇の御心を踏まえて議論してもらいたいと切望する“こどもの国”散策であった・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

病院の食事

アメリカで友人が入院した時、あまりにも食事がまずくて思わず涙したという話を聞いた事がある。
手術直後、微熱が続き食欲が無くただでさえ、食べられないのにフライドポテトやチキンなどの油ものが出てきたという。トーストの上にはジャムやピーナッツバターがコテコテに塗られ、デザートのケーキも甘くて食べられなかったという。野菜は冷凍で茹でたものか、ただ生野菜を切っただけで味気なくどれもこれも食べられなくて参ったという。
それでも、体力をつけなくてはと、ようやく食べられたものは緑や赤の着色されたゼリーぐらいしか喉を通らなかったらしい。日本人だったら、やっぱり病みあがりの後は消化のいいお粥や梅干しをリクエストしたいところだが、海外では、そんな贅沢は言えない。

今回、母が入院した東京のN医療センターで感心したのは病院の食事。ここは栄養サポートチームといって入院患者の方を対象とした栄養管理に関する専門的知識を持った医師や看護師、薬剤師、管理栄養士、検査技師から構成されるサポートチームがあって栄養管理について質問などがあれば個人的にも2階の総合相談所で聞く事が出来る。もちろん、医療について、家族の心のケアなども相談にのってくれる。患者さんだけでなく、その患者さんを見る家族の人も第2の患者として支える体制が出来ているのだ。

入院患者さんのいる各フロアーにあるラウンジも広々としていて窓が大きく明るい。お天気のいい日は遠くの山々の間に富士山も見える。最初にこのラウンジの掲示板に貼られている病院の献立表を見てずいぶん手の込んだものを考え作られているのだなーと驚いた。
その基本のメニューに従って減塩食が必要な人、糖分や油ものの制限が必要な人と少しずつメニューが違うのだ。また、ご飯が飽きた人はソーメンやパン、またお粥のリクエストが出来る。

流石、日本だから、こんな細かい管理が出来るだな〜と思う。

4人部屋の患者さんがため息交じりに ″あ〜やんなっちゃうわ。食べて寝るだけ ″と呟いていたがその、食べる楽しみがないというのは、もっと暗い入院生活になってしまうと思う。

ようやく流動食から、まだ一口ほどしか食べられない母に代わって私も勉強の為にちょっぴりつまみ食いしてみた。今朝の朝食メニューは厚焼き卵、味噌汁、すり粥と南瓜の和え物、大根とエビ団子の煮もの。健康な人が食べても美味しい。
 
ランチ(病院) ある日の朝食メニュー

今回、病院のメニューを見ていて気がついた事は飲み込む力が弱くなっている人にとって嚥下障害通過障害を改善するレシピまである事。そういう障害を持っている人は誤嚥(食べ物が気道に入って)肺炎を起こす可能性があるので水分を多く含むものやとろみのあるレシピを提供するのだそうだ。水分を多く含んだがんもどきの煮ものやとろろ芋を使った料理、具だくさんのスープなどがいいそうだ。
誤嚥を防ぐためにも食べる前に食欲をそそる香りで事前に口の中の唾液を促すような香辛料、たとえばカレーなどの匂いをかがせると、その香りが脳に伝わり以前、食べた事のあるカレーを脳が覚えていて唾液が出やすくなるそうなのだ。これはスパイスドクターの本にも書いてあった。
今後は高齢者や生活習慣病のメニューや食品が続々出てくる気配がある。その中でスパイスや調味料の応用も益々必要になってくるのだと思う。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

久しぶりに新しいアルバムを見つけました。日本の新しい歌謡曲の構築を目指していた由紀さおりが、ジャズ・クインテット"Cats In The Dark"と共に"夜明けのスキャット"のアルバムを創りました。由紀さおりはアメリカのジャズオーケストラ、"ピンク・マルティーニ"とのコラボレーションで彼女がデビューした1969年の大ヒット曲"夜明けのスキャット"などを収録したアルバム"1969"を発表し欧米で大ヒットさせました。日本でのバックバンドが必要と考え結成されたのがこのCats In The Darkです。メンバーは下記のとおりです。
佐山雅弘(ピアノ)
宮崎明生(サックス等マルチリード)
藤原清登(ウッドベース)
牧山純子(バイオリン)
はたけやま裕(パーカッション)

Cats in the dark Feat: Saori Yuki
01.夜明けのスキャット
02.素敵なあなた〜恋のバカンス
03.生きがい
04.挽歌
05.マイ・ファニー・バレンタイン feat.由紀さおり
06.ベンチャーズ・メドレー
07.モーニン〜伊勢佐木町ブルース feat.由紀さおり
08.酒場にて
09.異邦人
10.星の海 feat.由紀さおり

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

連休中もスポーツジムのヨガクラスにせっせと通っています。それにしてもヨガは人気があります。自分のペースでできるからだと思います。どのクラスも女性がほとんどで、年齢は20歳代から60歳代くらいまで幅広く参加されています。どのクラスに行っても見かける人がいるので私たちよりたくさん参加されているのだと思います。元気にヨガができているので嬉しく思っています。

関西加洲会に参加されていた酒井多英子さんからチャリティイベントのお知らせを掲載してほしいと依頼がありました。このお知らせはイベント開催日まで掲載します。

「がん患者さんとご家族のために」「旅立った仲間のために」「今元気な人のために」
リレー・フォー・ライフ・ジャパン奈良は、がん啓発・がん患者支援のチャリティイベントです。グラウンドを24時間リレーしながら歩く事で絆を深め、地域全体でがんと向き合い、がんを理解し、がんになっても困らない社会を目指します。
2013/10/19(土)12:00〜2013/10/20(日)12:00
於:県立橿原公苑陸上競技場
http://relayforlife.jp/    http://rflnara.jimdo.com/

関西加洲会で雑貨屋のことを紹介しましたが、雑貨屋に皆様のアドレスを送って下されば、配信リストに乗せ、毎週配信させていただきますので、どうぞ送ってください。それ以外の目的で使用することはありませんのでご心配なく。関西加洲会の方に限らず、雑貨屋の読者で配信をご希望される方は遠慮なく雑貨屋にアドレスを送ってくだされば対応させていただきます。

《R.O.》

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.886

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com