青山のファーマーズマーケット
先週の土曜日、久しぶりに東京の青山国連大学前で週末行われているファーマーズマーケットに出かけた。昼間は、穏やかなお天気に恵まれて気持ちのいい日だったので待ち合わせた友人と渋谷から青山までブラブラ歩いて行った。
少し前までは農家の後継者がいないとか年寄りばかりが農業に従事していて日本の農業の未来は暗いと言われてきたが最近は農業に関心を持って都会から地方に暮らし始める若者が増えてきているようだ。
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草食系男子とも揶揄されたりしているが骨太の野菜愛好家や生産者も多い。自分で食材を選んで料理もその辺のプロに負けないほど上手な男性もたくさんいる。
この青山のファーマーズマーケットの主催者も生産者も圧倒的に若い人が多い。毎週土曜日か日曜日に自分が作った収穫物や加工食品を地方から持参してきて直接ここで売っている。都会に住む消費者にとっては作り手の顔が見えるというのがいい。その場でそのお野菜をどうやって食べたらいいのかを教えてくれるし作り手のこだわりや生産過程も詳しく説明してくれる。それにこのファーマーズマーケットを中心に食に関する様々なイベントや勉強会も活発に行われているようだ。また野菜や食だけにとどまらず地球の環境問題にも関心を寄せる人達が多そうでこのファーマーズマーケットのコンセプトもなかなかいいと思う。
店先には摘みたての元気なお野菜や果物がいっぱい並べられている。そんな旬のお野菜を見ているだけでも元気が出てくる。中には見たことも食べたこともない珍しいお野菜や食材が発見出来るので楽しい。その出店の周りにはランチトラックが数台並んでいて焼きたてのパンやコーヒーなどの軽食を販売していて美味しそうな匂いが食欲をそそる。ランチトラックの前に用意されたテーブルで食事をしながらライブミュージックも楽しめる。以前来た時よりも青山のファーマーズマーケットは店の数もランチトラックの数もお客さんも増えていて活気があって賑やかだった。
その中でも今回購入した旬のリンゴは絶品だった。リンゴはやっぱり日本が最高に美味しいと思う。富士アップルの名前が世界に広まったのも当然だと思う。アメリカ人の間でも富士アップルは人気があるが殆どのリンゴは日持ちがいいようにワックスをかけてピカピカにしているものが多い。最近はオーガニックのワックスがかかっていないリンゴもあるが味が今一つだ。日本の蜜が染み出したような甘く美味しいリンゴなどアメリカではあまりお目にかかれない。
こんな美味しいリンゴを口にしたらアップルパイやリンゴ飴などには、もったいなくて使えない。何も手をかけずにそのまま食べて美味しいのだからこんなリンゴが世界中に出回ったらどんな反応を示すだろう。
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日本の農産物は充分世界の農産物と競争出来る品質のものがたくさんあると思う。
TPPをめぐって日本は今、賛成、反対意見がわかれているが世界で勝負出来るものを作っている生産者の人は逆にチャンスだし今まで努力も工夫もせずに生産ルートに乗って温存されてきた生産者の人にとっては危機だろう。
国が作った古い日本の農業のシステムも過渡期を迎えて変わる時期が来ているのかもしれない…
茶子 スパイス研究家 |