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NO.689                Ryo Onishi              7/26/2009  

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雑貨屋のひとり言

もう梅雨はとっくに終わったと思っていたら、まだまだでしたね。
北九州や山口県防府市が大雨に見舞われ大きな被害を受けているニュースが報道されています。雨を吸収するはずの山が崩れてしまっては山のふもとに住んでいる人たちは不安ですね。自然に起こったことならしようがないですが、人がいろんなことをやったために引き起こしたことだったら問題ですね。どうなんでしょうか?
≪R.O≫

ルート66覚え書き(2)

――― 前号からの続き ―――

第2章:ハイウエイ時代の幕開け
(1)、1916年、第28代ウッドロウ・ウイルソン大統領は、全国ハイウエイ・システムと財源の基礎を確保する連邦道路整備法(Federal Aid Road Act)の制定を承認。この整備法には次の重大な条項を含んでいた。
*すべての地方道路(Rural Road)は、郵便を配達することが出来ること。
*州政府は連邦政府からの道路建設資金を、公平に割り当てねばならない。
*割り当て予算はその地方の人口、ハイウエイの建設距離に応じる。
*州政府は連邦法に適合するハイウエイ局を創設せねばならない。
*州政府は主要ルートを設定する権利を持つ。
*連邦政府は計画履行の状況を調査する。

(2)、1921年、連邦資金による「主要な地方道の連絡システム建設を定めた連邦法」が制定され、これら2つの法令により、連邦ハイウエイ・システムに対する最初の行政的基本方針が確定した。

(3)、1921年、アメリカでの車の保有台数は900万台になる。

(4)、1924年、アメリカでの車の保有台数は1,600万台になる.

(5)、1925年、「ハイウエイ・ナンバリング・システム」設定。
*偶数番号は大陸を東西に走る道路、奇数番号は南北に走る道路に付ける。
*州境を越えて走る道路を「USハイウエイ」と呼び、楯の型をした標識板にその番号を書く。
*州内道路のステート・ロードは円形の標識番号板とする。
*主要道路には2桁の番号がふられ、より重要な道路には、きりの良い番号(40, 50, 60といった番号)をつける。
――― 次号へ続く ―――

  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言「」

今週はおやすみです。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

ホタル消ゆどっちの水も苦くなり

朝帰り金魚もそっぽ向いている

水槽でなおピラニヤの面構え

だんご虫さえそれなりに生きる知恵

縁日のひよこ ひよこで生を終え

( ニュースやぶにらみ )

「4年で総裁4人、代表3人」
人材豊富です −自民党、民主党

「マニフエスト」
ばらまきのこと −政界英和辞典

「お金かえらず」
無精卵です −年金たまご

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

 

森田さんから

今週はお休みです。

龍翁余話

龍翁余話(91)「反射神経」

70歳未満のドライバーが、運転免許証を更新する際、事故・違反がなければ近くの警察署(または警視庁及び各道府県警察本部指定の運転免許試験場)で、ほとんど視力検査だけで更新出来るが、満70歳を過ぎての更新は、事前に住所近くの自動車学校で“シニア運転者講習”を受けなければならない。講習内容は@安全運転の知識(座学)、Aシミュレーション(運転模擬装置)による反射・反応検査、B教習場内の運転実技。問題はAの反射・反応検査だ。画面を見ながらハンドルを握り、アクセルでスタートさせる。途中、子どもや自転車の飛び出しがある。その瞬間にブレーキを踏み(急停車)、安全確認後、再び(速やかに)アクセルを踏む(滑らかな走行)、これらのテストが数回繰り返される。けっこう神経を使う。翁が受講した日は30人ほどのシニアがいた。全ての講習が終了して一同が会した時、試験官が言った。「もう免許証をお返しになったほうがよろしいのでは、とは、私たちは申し上げられませんが、お手元のテスト結果票(運転適正診断票)をご覧になって、ご自分で正しいご決断をされることをお願いします」。早い話が「運転能力の低下を自覚して、免許証をさっさと返上しなさい」ということだ。翁、いささかムカついたが、次ぎの話が翁を喜ばせた。「皆さんの中に、この制度が始まって以来、当試験場で最高点を記録した人がいます。反射・反応検査0.32秒、これは30歳台の反応神経です」それは何と、翁の成績(反応検査結果)だった。勿論、運転実技共に最高点“5”の評価であった、と、早速、我が社の役員たちに自慢したら「それは予め、飛び出しが予告されており、待ち構えているから早い反応が出来たのです。実際はそうはいきませんよ」と戒められたものだ。

その通りだ。いつも走り慣れている道路でも、たまにヒヤッとする時がある。狭い道や人通りの多い商店街などはなおさらのこと、閑静な住宅街や知らない道を走る時も、子どもや自転車の飛び出しには、かなりの注意を払う。運転の心得には“だろう運転”と“かもしれない運転”がある。“多分、大丈夫だろう”には、どこかに油断が生じる。“もしかしてこの先に危険物や飛び出しがあるかも知れない”には、瞬時への対応準備が出来ている。翁、近年、つとめて、この“かもしれない運転”を心がけるようにしている。白状すると、翁、運転ばかりでなく、たまに乗る電車駅の階段、歩道、ゴルフ場、そして家の中でも、反射(反応)行動の鈍化に気づくことがある。若い時からスポーツで鍛えた体躯であるはずなのに、だ。思いたくはないが、やはり“年齢(とし)”なのかもしれない。

調べてみたら医学的には「反射神経」という神経は存在しない。通常「反射神経」と呼んでいるのは“瞬時の逃避反射”、“瞬時の防御反射”を言うらしい。その区別を明確にすることは難しいが、逃避反射というのは、例えば、物が飛んで来た時に咄嗟によける(身をかわす)瞬時反射行動、防御反射というのは、例えば、物が飛んで来た時、咄嗟にその物を掴んだり叩き落したり、また、歩いている時、歩行を妨げる障害物(例えば凹凸箇所)や、ぶつかりそうな人や物(自転車など)から咄嗟に身をかわす、また、転びそうになった時、直ぐに身を立て直す、あるいは、転んだ時、咄嗟に手足で頭や体をかばう、などの瞬時反射行動、つまり、反射神経というのは“我が身を守る瞬時の防衛行動”のこと、と翁は解釈している。

もう少し医学的な知識を求めると、視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚の感覚器官(五感)がとらえた情報は、感覚神経から脊髄を経由して脳に伝わり、脳は直ちに運動神経経由で体の各部に指令を出す。ところが、一部の情報には、脊髄から脳に行かず、そのまま運動神経に繋がって筋肉を動かす場合があり、この動きが「反射」である、とされている。例えば、熱い物を触った(触りかかった)時、咄嗟に手を引っ込める、それを「反射」と言うそうだ。それが、加齢と共に瞬発力が低下したり、平衡感覚が衰え始め、反応時間が長くなって、飛んで来る物を避けることが出来なかったり、ちょっとしたことで転倒して怪我をする。高齢者の自動車の運転も、咄嗟の反応が遅くて事故に繋がるケースが多い。

この反射神経(瞬時の反応動作)の鈍化は、加齢と共に防ぎようがないのだろうか?いや、
努力次第では、鈍化速度を落とす(遅らせる)ことは可能だと思う。どんなトレーニングをするのが効果的か調べてみた。資料には「人間が身体を動かすまでのプロセスとして、
@眼球が物体(映像)をキャッチA脳が情報処理を行なうB脳が運動神経へ指令伝達C筋肉が動く。したがって、動体視力をトレーニングすることによって反応動作を早めることが出来る」とある。が、よく分からない。そこで翁、我が家で出来る自己流のトレーニング方法を考えた。(右利きの人は)ピンポン玉(卓球ボール)を左手に持つ。右手の手の平をいっぱいに広げて胸の真正面に突き出す(手の甲は手前を向いている)。左手のボールを1mほど垂直に放り上げる。そのボールが胸の真正面に落ちて来た瞬間、(構えていた)右手でそのボールを掴む。最初の頃は10回のうち2回しか掴めなかったが、今はどうにか半々。読者各位もお試しあれ。もし、あなたが、いきなり40%以上の確率でボールを捉まえることが出来たら、あなたの反射神経(反射動作)は何ら心配ご無用、という嬉しい評価になる。しかし、手の平を上にして、下からボールを受け止めるのは何の効果もないのでご注意を。それと、左手でボールを垂直に放り上げることも、実は平衡感覚を養う意味で効果的、と翁は勝手に思い込んでいる。

動体視力の訓練もいいが、はやり何と言っても足腰を鍛えることが一番だろう。そこで翁、
最近、我が家からJR五反田駅までの15分、なるべく歩くように心がけている。やや早足で往復30分程度だが、それでも結構な運動量だ。それに時々「反射神経」(反射動作)を試される場面にも出くわす。無事に“逃避反射”、“防御反射“が出来た時の快感は格別。
ついでに政治家たちに、もっと国家的・国民的反射神経と平衡感覚を身につけて貰いたい、と願うは無理かな?・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

 

久しぶりにジャズのアルバムをご紹介します。ピアノジャズでゆったりと聴ける"Eddie Higgins Trio""Amor"をお奨めしたいと思います。

01. Begin The Beguine  05:03  (Cole Porter)
02. Moon Was Yellow  03:50  (Fred E. Ahlert, Edgar Leslie)
03. Tristeza De Amor  04:46  (Zafra Luis Roberto, Geraldo Vandfre)
04. Pensativa  06:26  (Clare Fischer)
05. Histria De Un Amor  04:08  (Carlos Eleta Almaran)
06. Galousie  05:06  (Winifred May, Vera Bloom, Jacob Gade)
07. Carinhoso  03:52  (Joao De Barro, Pixinguinha)
08. Amor  05:20  (Sunny Skylar, Gabriel Ruiz)
09. Perfidia  04:44  (Alberto Dominguez, Xavier Cugat, William H. Heagney)
10. Morning  05:36  (Clare Fischer)
11. Copacabana Night  04:40  (Eddie Higgins)

2006年8月27日発行の雑貨屋ウィークリー537号から紹介させていただいているジャズのアルバムをリストにしました。 もう三年近く経つんですね。
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

46年ぶりの皆既日食がありました。読者の中にも観られた方がおられたことでしょう。あいにくの天気でしたが神戸でも欠けた太陽が雲の間に見え隠れしたのを観ることができました。正直いうとあまり大きな感動はなかったです。
雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.689

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com